My Love MRJ

 
 
 2017年はMRJにとって波乱の1年でした。最初のつまづきは3号機のフェリーフライトが越年したこと。その直後に5度目の納期延期発表。国内での量産機製造を待ち望んでいた航空ファンの落胆は計り知れないものでした。唯一の朗報は7月のパリエアショーに3号機の地上展示が行われたことでしょう。

 2018年はアメリカで型式証明取得のためのテストフライトが始まります。そして昨年追加製造が始まったJA26MJ(6号機)とJA27MJ(7号機)のうち、どちらか1機がアメリカに飛び立つ日はいつか。短胴型のMRJ70が私たちの前に姿を見せるのはいつか。2018年も期待と不安が入り乱れる1年になりそうです。


★現地時間15日、3号機が11日ぶりに飛行試験

  

現地時間15日午前11時16分から午後0時38分までの1時間22分、3号機が11日ぶりの飛行試験実施。

エンブラエルのE190-E2は羽田に


名古屋・小牧か静岡に行くと思っていたのですが外れでした。

 3号機が11日ぶりに飛びました。4機として見ても10日ぶりの飛行試験なので、やはり次のフェーズに向けて、機体の改修もしくはデータのアップデートを行っているのではと推測します。現在における次のフェーズとは「型式証明飛行試験」しかないと思うので、あとは国交省航空局の体制整備待ちといったところでしょうか。

 ワールドツアーの一環で日本を訪れているエンブラエルのE190-E2の飛行試験機(登録番号PR-ZGQ)が10月15日夕方、羽田空港へ初飛来。機首にはサメが描かれた特徴的な外観で、MRJにとって最大のライバルが姿を現した。Aviation Wireの記事の一部ですが、なぜ100人乗りのE190-E2をMRJのライバルと書くのか、私にはいつも疑問なのです。

 それは置いておくとして、伊丹のあとはFDAの本拠である名古屋・小牧か静岡に向かうのかと思っていましたが、次は羽田でしたね。




★E190-E2、伊丹初飛来へ MRJのライバル、空の日イベント参加

  

E190-E2、伊丹初飛来へ MRJのライバル、空の日イベント参加


12日午後8時21分に関空に飛来。13日午前11時頃伊丹にフェリーの見込み。

 モーゼスレイクでの飛行試験が止まっています。もともと三菱航空機は2018年10月から、国交省による型式証明取得飛行を行う計画だったので、すでに現行飛行試験機4機でできる社内試験のほとんどは完了しているのかもしれません。

 そんな状況で最近、MRJ大好きの更新ネタがなかったのですが、MRJのライバル機と報道されることのあるエンブラエルのE190-E2が日本にやって来ました。このE190-E2はファンボロー航空ショーにも展示された機体で、ワールドツアーの途中で立ち寄ったもの。

 12日午後8時21分に台北から関空に到着。13日に伊丹の空の日イベント「エアポートフェスティバル」に参加となっているが、13日午前11時ごろに、伊丹へフェリーされる見込みだが、駐機場所は日本航空の格納庫近くになるとみられ、機側には近づけず、機内の一般公開も行わないとのこと。

 つまり、伊丹への飛来は、実はJAL便としてエンブラエル機を運航しているジェイエアに披露するためと思われるので、次はFDAの拠点である名古屋・小牧か静岡に飛ぶ可能性が高いと推測しています。




★ダイヤモンドオンライン 「国産初のジェット旅客機」MRJの国産比率が実際は約3割の理由

  

ダイヤモンドオンライン 「国産初のジェット旅客機」MRJの国産比率が実際は約3割の理由


現地時間5日は2号機が飛行試験。ただ、飛行ログは1分間しか残っていませんでした。

 ダイヤモンドオンラインが「国産初のジェット旅客機」MRJの国産比率が実際は約3割の理由という記事を公開。以下はその一部。

 週刊ダイヤモンド2018年10月6日号の「新幹線と航空機十番勝負」という特集記事の中の「メイドインジャパン」対決を特別公開。新幹線は日本の技術の粋を集めて作られる。一方、飛行機は「国産」とうたわれる「三菱リージョナルジェット(MRJ)」だが、主要パートナーは大部分が海外勢だ。背景には、民間機ならではの事情と三菱重工業のある決意が隠されている。

 「もはや、国産とはいえないのではないか」必ずといっていいほど「国産初のジェット旅客機」という枕ことばが付く三菱重工業の「三菱リージョナルジェット(MRJ)」。だが、産業界では時に冒頭のような否定的な声が聞かれる。これは、ある面では事実だ。というのも図の通り、MRJの主要パートナーの約7割は海外勢が占めているからだ。ただし、同比率の低さをもってMRJを批判するのは早計だ。

 MRJの開発が、自動車に次ぐ日本の一大産業をつくり上げようと着手されたのは事実だ。とはいえ、完成機メーカーの二大巨頭が米ボーイングと欧州エアバスであることからも分かるように、民間旅客機を完成機としてまとめ上げるノウハウは米欧で培われてきた。だからこそ、主要サプライヤーも多くが海外メーカーだ。こうしたサプライヤーの納入実績を無視して、日本で一から部品等を開発するのは非効率だ。開発できたとしても部品の安全性の証明に時間がかかり過ぎる。国際標準の型式証明の取得は事実上、不可能になるとみていいだろう。

 主要パートナーの座の多くを海外勢に奪われたとしても、日本の産業への一定以上の寄与はある。航空機産業を所管する経済産業省も、ピュアジャパンの機体を造れるなどとは、はなから思っていないはずだ。無料会員登録すると全ページが購読できます。




★毎日新聞 MRJ:「70席級」開発加速 三菱航空機・水谷社長「より商品性高めたい」

  

毎日新聞 MRJ:「70席級」開発加速 三菱航空機・水谷社長「より商品性高めたい」


現地時間4日も3号機が飛行試験。今日も連続ストール試験でしょうか。

 三菱航空機の水谷社長が毎日新聞のインタビューに応じ、2020年半ばの航空会社への納入を目指す90席級(MRJ90)に続く70席級(MRJ70)について、「MRJ90の開発知見を反映し、より商品性を高めたい」と述べ、21年後半〜22年前半の投入に向けて開発を加速する考えを強調。

 また、初納入後の量産計画について、現実的に1年目に納める機体はもう1機あるかどうかぐらい。生産ペースを上げることはクリアすべき大きな課題だが、初号機を納入するANAの運航計画に合わせた納入間隔になる。2〜3年後に月産1〜2機に持って行きたいと述べたとのこと。

 現地時間4日も飛行試験は3号機が実施。離陸午前11時02分、着陸午後2時15分、飛行時間は3時間12分。後半はずっと5,000ftからの連続ストール試験を行っていたようです。テストパイロットさん、おつかれさまです。




★現地時間10月3日、3号機が飛行試験

  

現地時間3日は3号機が午前10時54分に離陸。

着陸は午後1時11分で飛行時間は2時間17分。

  現地時間3日は3号機の飛行ログを確認。1号機と2号機は飛んでいるのかいないのか、それすらわからないのが実情。日本時間では4日早朝の3号機は、最近見かけない旋回飛行を行っていました。

 離陸は午前10時54分で着陸が午後1時11分。飛行時間は2時間17分。スピードと飛行高度からは、特別なことは見受けられませんが、相変わらずアップダウンの繰り返しは顕著ですね。




★現地時間10月2日、2号機と3号機がランデブーフライト

  

現地時間の10月2日午前、2号機と3号機が同時に飛行試験実施。


2号機の飛行記録は午前10時45分から午後0時38分まで残っていました。


3号機は午前11時03分に離陸し、午後2時12分着陸。飛行時間は3時間09分。

 久しぶりにFlightradar24に2機のMRJが同時に表示されました。今朝確認できたのは2号機と3号機で、2号機の飛行記録は午前10時45分から午後0時38分まで2時間近く残っていました。3号機は午前11時03分に離陸し、午後2時12分着陸。飛行時間は3時間09分。

 2号機の正確な離着陸時間はわかりませんが、3号機が離陸した午前11時過ぎから2号機の表示が消えてしまった午後0時半過ぎまで、ずっと2機のランデブーフライトが続いたことになります。3号機は今日も連続的ストール試験を行ったようですね。




★朝日新聞デジタル:MRJ、20年の初納入「絶対守る」 社長が強調

  

朝日新聞デジタル:MRJ、20年の初納入「絶対守る」 社長が強調

中日新聞:「MRJ最大限支援」 高橋・中部経産局長就任会見


現地時間10月1日、3号機の飛行試験ですが、5,000ftからの降下上昇試験、もしくはストールの連続試験だったのでしょうか。テストパイロットの方、ほんとご苦労さまでした。

  三菱航空機の水谷社長が朝日新聞のインタビューに応じ、「2020年半ばの初納入を絶対に守る」と納期を厳守する考えを改めて強調。今年末にも機体の配線などの設計変更を終える方針であることををあらためて表明。

 また、MRJ90より一回り小さい、MRJ70に新技術を導入する考えを示唆。詳細は検討中で「MRJ70の開発で得られる知見が、90席級の商品性をよくする可能性もある」と述べた。

 水谷社長が「絶対守る」と断言しているので、機体開発についてはすでにメドが付いているものと思われます。あとは、国交省の検査体制構築でしょうかね。




★カレンダーは今日から10月、モーゼスレイクでは3号機がサンデーフライト

  

早いものでカレンダーは今日から10月です。


現地時間30日、3号機がサンデーフライト。

  日本の9月は台風で始まり台風で終わった1か月でしたね。関空が水没するなど、大きな被害を受けました。10月はもう台風の心配をしたくないところですが、また週末に次の25号が近づきそうな気配。ホントにもう勘弁してほしいです。

 日本のカレンダーは今日から10月になりました。MRJカレンダーの10月は1号機のフライト写真が使われています。地表に雪が積もっているようなので、北米での飛行試験のものであることは間違いありません。

 モーゼスレイクはまだ9月30日の日曜日ですが、3号機がサンデーフライトを行いました。離陸時間は午前11時23分、着陸時間が午後2時24分で、3時間19分のロングフライトを実施。三菱重工ってお役所みたいな組織だという記事を読んだことがあるので、今朝3号機がフライトしたのは、9月分の飛行試験予算(燃料費)が余ったからかもしれませんね(^O^)。

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