My Love MRJ |
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この日は三菱重工は休みと思っていたのですが、異変に気付いたのは午前11時過ぎのことでした。 |
MRJのハンガー扉が開いて、すき間からではありますが、中の様子が見えるようになったのです。 |
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MRJハンガーに搬入されたのち、 |
すぐに扉は閉まってしまいました。 |
2015年12月26日(土)、いつものように名古屋空港展望デッキにやって来ました。すでに三菱航空機と三菱重工から、飛行試験の再開は来年1月下旬と発表されたので、展望デッキに来てもMRJの飛行試験が見られるとは思っていませんでした。しかし、10月以降消息不明の2号機のエンジンテストでも行われないかとの淡い期待を抱いていました。 午前11時を少し回ったころ、ふとMRJのハンガーを見てみると、何とハンガーの中が見えるじゃないですか。あれ?っと思って注目していると、小牧南工場方面から真っ白い機体が押されて来たのです。残念ながら機体レジを確認することはできませんでしたが、機首部分が真っ白だったので、私はとっさに「3号機?」と思いました。 主翼前にMITSUBISHIのロゴがあるので、ANAカラーの5号機ではありません。4号機は確か1号機と全く同じカラーリングのはずなので、4号機なら機首上部がグレーのはず。そう考えると、残るは3号機ということになるのです。今年8月に三菱航空機がプレリリースした際にはすでに3号機は組立終わっていたはず。あれから4か月もの間、いったいどこで眠っていたのでしょうね。 |
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三菱重工と三菱航空機の発表によると、初飛行後の2回の試験飛行において、胴体と主翼に強度不足が見つかったことから、地上試験の追加実施や試験結果のフィードバックに時間を費やすこととし、開発スケジュールを1年延ばしてANAへの納入時期を2017年4〜6月から、2018年4〜6月または5〜7月に延期するというものです。 発表によると、強度不足は飛行試験に影響を及ぼさないが、完成度の高い機体にするため改修を終えて再開することにしたそうです。これが事実なら、何もこの時期に延期を発表しなくてもいいような気がしますよね。このまま飛行試験を続け、アメリカでの飛行試験が本格化する頃になって延期すればよかったのではないでしょうか。やはりこの時期に延期を発表しなくてはいけない何かがあるように思えてなりません。 今後の予定ですが、1号機による飛行試験の再開は2016年1月末、2号機以下の初飛行は2016年の第2四半期となっています。これからの1か月近くは、4回目の飛行試験は行われないわけです。こんなことなら、2回目か3回目の飛行試験のときに行っておくべきでした。どちらの時も「今日は飛びそう」と容易に想像できたのですから(>_<)。 |
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残念なニュースが駆け巡っています。MRJの納期延期です。まだ、三菱航空機からの正式発表はありませんが、現時点での報道では1年以上遅れて2018年後半とのことですので、何と1年以上の遅れを検討していることになります。 MRJに何が起きているのか、正確なところはわかりませんが、11月11日の初飛行以降行われた2度の試験飛行で、すぐには改修できないような大きな問題が発見されたことは確かでしょう。それが何なのか?三菱航空機からの正式発表を待つことにします。 |
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ついにMRJの初飛行の日を迎えました。今週1週間は空港ターミナルビルの展望デッキが閉鎖されているため、離陸の撮影場所に決めたのは「神明公園」。 |
ただ、ここからはJAXAの建物がじゃまして滑走路を見渡すことができません。そのため、少しでも滑走路の先が見えるように、丘の下で撮影することにしたのです。 |
航空館boonの駐車場は放送局の車もいて、大混雑。航空館boonの展望デッキは解放されていました。 |
こちらは航空館boon南側の丘。いい撮影スポットなのですが、さらに滑走路が見渡せないのが残念。 |
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2015年11月11日(水)、予想した通り初飛行は11日水曜日でした。前日の発表では初飛行は「午前」としか公表されなかったので、早朝という可能性も考え、念のため私は午前7時30分過ぎには到着するよう自宅を出発しました。 向かったのは空港北側の「神明公園」。展望デッキが閉鎖されて入れないため、離陸シーンを狙える場所はここかエアポートウォークの駐車場のどちらか。エアポートウォークの駐車場からだと離陸して上昇していくのが遠くなるためにこちらを選びました。到着した時はそれほどでもありませんでしたが、初飛行が近づいた午前9時には神明公園の丘はMRJの初飛行を見に来た人で鈴なり状態。この状態を見てしまうと、展望デッキを閉鎖したのは十分納得できます。 午前9時30分過ぎ、ナゴヤタワーが「ジュリエット・アルファ・ツーワン・マイク・ジュリエット、クリアド・フォー・テイクオフ」と離陸を許可。それから2分ほど時間が経ったでしょうか。MRJのパイロットが随伴する三菱社有機とT-4に対して「いくぞ」というような意味の掛け声を掛けてローリング。思った通り私たちのいる神明公園付近ではすでに少し上昇していましたが、それでもMRJの美しい飛行姿勢を十分に堪能することができました。 |
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よく見ると歩道橋の上に警察官がいて、立ち止まらないよう指示していました。そのため、撮影場所を求めて丘の上はすごいことになっていました。 |
ただし、丘以外の公園内もこのとおりで、飛行機マニアから近所のおばちゃん、それにマスコミでごった返していました。 |
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なぜ「フォーメーション」かというと、離陸時と違い随伴機とともに3機編隊でファイナルアプローチしてきたからです。 |
3機編隊はそのままファイナルアプローチ。待ち兼ねた飛行機マニアたちのシャッター音が一斉に響き渡りました。私はMRJ1機のみを狙うことに決めました。 |
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そして随伴機はオーバーヘッドで通過し、MRJ1機のみがファイナル。 |
うーん、タッチダウンの瞬間に雲で太陽が陰ってしまったのが残念! |
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事前のリリースでは初飛行の時間はおよそ1時間と発表されていましたが、直前の報道では2時間を予定していると書いてありました。離陸が午前9時35分だったので、本当に2時間もフライトすると、ランディングは午前11時30分頃ということになります。私はその間に空港北の神明公園から、南のエアフロントオアシスに移動しました。 エアフロントオアシスに到着してみると、こちらも神明公園に負けず劣らずすごい数の人人人。よく見ると歩道橋の上は人影がまばらで、警察官が立ち止まらないよう誘導していました。エアフロントオアシスがすごいことになっていたのはそのせいもあったのです。私は人で埋まった丘の上に入って行きました。何とか遠くから滑走路までを見渡せるポジションを確保できたので、ここで撮影することにしました。 私は無線機をスキャンモードにしてウォッチしていたのですが、MRJはセントレア・アプローチと交信することなく、いきなりナゴヤタワーに交信してきたのではと思います。それも「ジュリエット・アルファ・ツーワン・マイク・ジュリエット・フォーメーション、リクエスト・ランディング」と言ったのです。自衛隊機以外で「フォーメーション」をリクエストするのは珍しく、随伴機たちと編隊飛行の状態で戻ってくるということになります。 少し経ってMRJ編隊が見えてきました。そしてMRJ1機のみがランディングし、随伴機たちはオーバーヘッドアプローチで通過。MRJはファイナルではややフラフラしていたのですが、のちの記者会見でこれはオートモードで飛行したためとコメントしていたので、特段問題なかったようでした。こうして約90分の初フライトは見事に成功裡に終了。 残念だったのは、今回私は静止画と動画を同時に撮影したのですが、静止画撮影にやや気を取られ過ぎてしまって、動画の中に私の周囲にいたマニアたちがたくさん映ってしまったのです。ちょっとHPで公開するのが恥ずかしいので、今回は着陸動画はなしとさせていただきます。その代りに三菱航空機が公開した初飛行映像をリンクしておきます。 |
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ちょうどFDAの午前のターンアラウンドにかかってしまったので、W-1で5分以上待機しました。 |
そして午前10時30分、ナゴヤタワーから「クリアド・フォー・ミッション」の許可をもらってローリング開始。 |
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今回も1回の試験を行っただけで「ミッション・コンプリート」と交信し、17番スポットに戻って行きました。 |
あいにく天気は曇り空でしたが、気分はすがすがしい晴天の1日になりました。 |
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2015年11月7日(土)、すでに前日に離陸時と同じ速度まで加速し、機首上げを行ったとニュース報道されたので、翌日の今日、同じように試験をしてくれるのか不安でしたが、ともかく行かなくちゃという気持ちで名古屋空港展望デッキに向かいました。きっとすごい人だろうと想像していましたが、走行試験が行われる直前の午前10時には、今まで見たこともないくらいの人が展望デッキに集まりました。 午前10時過ぎに17番スポットからタクシーアウト。W-1に到達した頃にはFDAの午前のターンアラウンドにかかってしまい5分以上ホールドさせられました。そして午前10時30分、ナゴヤタワーから「ジュリエット・アルファ・ツーワン・マイク・ジュリエット、クリアド・フォー・ミッション」の許可が出て滑走路に進入しました。 いつもながら少しの間、滑走路で待機したのちローリング開始。先日のハイスピード・タクシー以上の加速でグングンとスピードアップ。およそ800〜900メートル走ったところで機首を持ち上げました。展望デッキからはどよめきと歓声が上がっていました。私も思わず感動してしまって、ビデオカメラのモニターから機体が少しはみ出てしまいました。 |
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パイロットが降機してから30分後、トーバーレストラクターに牽引されて動き出しました。 |
MRJのハンガー扉は開いていないので、行先は三菱エプロンのブラストフェンス前でしょう。 |
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いつもなら、もたもたとしている走行試験後の撤収が、今日に限ってやたらテキパキと片づけたことを見ても、やはり今日の試験は三菱航空機から私たちへのプレゼントではないかと思います。初飛行前最後の休日ですし、おまけに明日からは天気が悪くなるということもあって、この日大勢のファンがやって来ることも容易に想像できたでたでしょうから。 今日も丸1日展望デッキでがんばるつもりでやって来ましたが、今までよりも早めにトーイングしてくれたおかげで、心置きなく帰宅することができました。もちろん午後からも試験をやってくれたほうがいいに決まっていますが、やるかやらないかわからず、ずっと待たされるのがいちばんつまんないですからね。 いよいよ来週は初飛行です。いつ実施するのかは前日にならないと発表されませんが、月曜と火曜は天気がよくない予報ですし木曜日は「仏滅」。金曜日は「大安」ですが、万が一天気が悪いとあとにずらせないので、私は11日の水曜日ではないかと推測しています。「友引」ですし「11月11日」と記憶に残りやすいぞろ目でもありますしね。 問題は撮影場所です。空港の展望デッキ、駐車場屋上は閉鎖、エアポートウォークのビューデッキも閉鎖されてしまうので、滑走路を見渡せる高い位置は全滅です。残るは離陸がエアポートウォークの駐車場か神明公園の丘の上くらい。着陸はエアフロントオアシスしかありません。しかし、どこもすごい人が押し寄せるでしょうから、撮影に気を取られていて事故が起きないことを祈ります。 |
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コンプリートしてしまったからなのか、1回走行しただけでW-5から戻ってしまいました。 |
結局この日はこの1回のみで高速走行試験終了。うーん、もっと何度も走ってほしかったです。 |
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2015年11月3日(火・祝)、日曜日から始まった高速走行試験を見にやってきました。今までいちばん早く試験が行われたのは午前8時15分でしたので、私は毎回必ず午前8時前には到着するようにしています。 到着した時すでに1号機は17番スポットにいました。そしてこの日の試験が始まったのは午前9時過ぎのこと。いつもなら17番スポットから左転回でこちらに機首を向けて出発するのですが、この日はなぜか右転回で出発しました。そしてゆっくりとW-1誘導路を目指してタクシング。あと1時間遅ければこちら面にも光が当たったのですが、残念ながらまだ逆光の時間帯でした。 滑走路に進入したのは午前9時10分過ぎでした。今までよりも勢いよく転がしだして一気に加速。およそ900メートル走った地点でフルブレーキング。このあとパイロットがナゴヤタワーに「コンプリート」と告げてW-5誘導路に向かったので、高速走行試験での目標としていた「時速200キロ」に達したのでしょう。本当によかったと思います。 |
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午後3時ちょっと前、三菱のエンジニアが空港エプロンを歩いて展望デッキ側の15Aスポットにやって来ました。 |
ここで打ち合わせを始めました。私はもしやここにMRJをトーイングするのではと密かに期待していました。 |
午後3時15分頃、トーバーレストラクターに引かれて1号機が動き出しました。 |
いつもなら三菱エプロンに入ってしまうのに、この日はゲート前を通過。内心「やったー、こっちに来る」と思いました。 |
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この日は朝いちばんに高速走行試験が行われたとはいえ、それはたった1回走ったのみ。その後も走行試験を再開しそうな雰囲気があったので、展望デッキでは大勢の観衆がMRJの走行試験を心待ちにしていました。 しかし、午後2時を過ぎた頃から撤収が始まってしまいました。エンジンをかけるのに必須アイテムである「消火器」を片付けた段階で、この日の走行試験は行われないことが確定。もう帰ってしまおうかと思ったくらいです。でも、せっかくここまで待ったのだから、ハンガーまでトーイングされるのをビデオに収めようと、引き続き待つことにしました。 それから30分ほど経って、トーバーレストラクターに牽引されて1号機が動き出しました。いつもなら入って行く三菱エプロンへのゲート扉前を通り過ぎ、こちらに向かってやって来るではありませんか。私は内心「やっぱりこっちに来るんだ」と思ったのです。 なぜ「やっぱり」かというと、実は撤収を始めた頃ほぼ同時刻に、三菱のエンジニア数名がエプロンを歩いて展望デッキの前にある15Aスポットを下見にやって来たのです。そのとき「もしやこのあと、MRJを引っ張ってくるのかな」と思って見ていたのです。 15Aスポットに牽引してきたのが「ファンサービス」ならすごいことですが、多分本当の理由は、今後の走行試験のベース基地を三菱エプロン北側の17番スポットから15Aスポットに移動するのか、もしくは初飛行当日は15Aスポットから発着することになっていて、そのリハーサルを行ったのかのどちらかだと思います。 |
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今度は三菱エプロン内に入って行きました。 |
行き先はハンガーではなくブラストフェンス前。 |
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この日は高速走行試験が朝の1回しか行われずちょっと物足りなかったですが、15Aスポットに牽引されて来たのが見られたのは大収穫でした。地上走行試験だけでなく飛行試験が行われるようになってからも、17番スポットではなく15Aスポットをベース基地にしてほしいと思っているファンは大勢いると思います。15Aスポットはたまにエアロ朝日が使用するくらいで、ほぼ1日中空いてますからね。 15Aスポットにやってきて20分ほど経ったでしょうか。再びトーバーレストラクターで牽引し始めました。FDAのERJやJAXAの飛翔など、ほかの航空機がトーイングする際には必ず「ナゴヤグランド」にトーイング許可をもらうのですが、なぜかMRJは一切無線交信なしでトーイングするのです。まさかグランドコントロールとだけUHFで交信しているとも思えないので、MRJは許可なしでトーイングできるのでしょう。 今度は三菱エプロンの中に入って行きました。そしてハンガーには向かわずブラストフェンス前に向かって転回しました。今まではハンガーからの出入りを見てきたので、この日は今までとは全く逆向きのトーイングを見ることができました。ハンガーの扉は閉まったままなので、今日はここでナイトステイするようです。 |
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ターミナルビル北側にあるMRJハンガー方面。この日は土曜日でしたが、工事現場は稼働していました。 |
少しの隙間からハンガーが見えていたのですが、それを隠すように何か大きなものが建設され始めました。 |
午後2時、ハンガーの扉が開いて、1号機が三菱エプロンに出てきました。 |
今までここに牽引されてきて、地上走行試験を行ったことはありません。 |
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トーバーレストラクターが外され、タラップと電源車が用意されました。 |
何とエンジンカウルを開いて、エンジン内部をチェックし始めました。 |
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寒い展望デッキに丸1日いました。午前中はMRJが出てくる気配は全くなし。今日は大外れと思っていた午後2時、奇跡が起きたのかハンガーの扉が開いて、1号機が牽引されてきました。 ほぼ同時に閉ざされていた三菱エプロンのゲート扉が開かれたので、エンジンテストのあとに地上走行が行われるものと思って、寒さこらえて待ち続けました。しかし、残念ながらこの日はエンジンテストのみ。 いったん開いた三菱エプロンのゲート扉も午後4時前に再び閉門。テスト自体も午後4時過ぎに終了。この日は寒さに耐えたにも関わらず、全く地上走行を見ることができませんでした。 |
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私は午前8時前に展望デッキに到着したのですが、すでに17番スポットで走行試験の準備を行っていました。 |
そして午前8時10分、ついにタクシーアウトの瞬間に遭遇できました。 |
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2度の走行試験を行ったのち、W-5から17番スポットに戻って行きました。 |
機体点検を行うのでしょうか、試験はいったん中断となりました。 |
2015年10月23日(金)、今週末は予定があるため、この日仕事を休んで走行試験を見に来ました。確証があったわけではありませんが、今週の動向と初飛行までの日数を考えれば、かなりの確率で行われるだろうと思っていました。 午前8時前に展望デッキに到着しましたが、1号機はすでに三菱エプロン北側の17番スポットにいました。そして午前8時10分、グランドコントロールにタクシングをリクエスト。コールサインは「ジュリエット・アルファ・ツーワン・マイク・ジュリエット(JA21MJ)」。トーバーレストラクターでの牽引の際は「MRJ1号機」な〜んて日本語でリクエストしていましたが、この日はちゃんと機体レジ番号を使っていました。 三菱エプロン前を通ってターミナルビル前を通過しW-1へ。フルレングスで滑走路に入って、ちょっとゆっくりめで1回目の走行試験を行いました。そしてW-5から離脱すると再びW-1へ戻り、2回目の走行試験を実施しました。2回目は途中でフルブレーキングをかけ、タイヤからスモークを上げていました。今度もW-5から離脱しましたが、そのまま17番スポットに戻って行きました。 |
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午前10時30分、まだFDAの午前のターンアラウンドの最中ですが、走行試験を再開するようです。 |
17番スポットから左回りでタクシングスタート。W-1へ向かいます。 |
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展望デッキではTV放送局各局の取材が続きます。私も何度か頼まれましたがすべて断りました。 |
こちらは中京テレビの取材陣。いちばん右の太っちょのおじさんと顔見知りになりました。 |
17番スポットでの機体点検を終え、午前10時30分再び走行試験開始。グランドコントロールに「ジュリエット・アルファ・ツーワン・マイク・ジュリエット(JA21MJ)・リクエスト・タクシー」と告げ出発しました。まだ、FDAの午前のターンアラウンドの最中でしたが、走行試験を始めました。 3回目と4回目となる今回の走行試験では、今までよりもややスピードを上げたように見えました。おそらくですが時速100キロメートルは超えていたと思います。この時間から展望デッキからでも順光で撮影できるようになったので、展望デッキではシャッター音が鳴り止みませんでした。 |
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午後1時過ぎ、テストパイロットが機内に向かいました。 |
タラップを移動させ、再び走行試験開始です。 |
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午後1時過ぎ、この日3度目の試験開始。今までですとFDAの定期便のターンアラウンドの時間帯を避けていたようでしたが、この日は全くお構いなし。もしかしたら信頼性が向上し、もう迷惑をかける心配がなくなったと判断したのかもしれません。 5回目となる走行試験で、今までよりもずっと速いスピードでローリングしました。そしてこの日最後となった6回目のローリングでは管制官から、「クリアド・フォー・シミューレーテッド・テイクオフ」と伝達されました、今までは「ハイスピード・タクシーアップ」でしたので、走行する速度によって指示の仕方も違うのでしょうか。そして滑走路途中でフルブレーキングを行い、停止性能を確認していました。 この日の走行試験はこれで終了。午後3時過ぎ、機体を17番スポットから16番スポットに移動させました、もう、いちいちハンガーまで戻さなくなったのでしょうかね。このあとです、展望デッキに来週の初飛行が延期になったという衝撃的なニュースが広がったのは・・・。 TV局の撮影スタッフたちが急きょ飛行機マニアに感想をインタビューし始めました。以前から展望デッキでは「この調子じゃ来週は飛ばないんじゃない」とささやかれてきたのですが、まさに図星になってしまいました。 |
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午後1時半頃MRJのスタッフ数名がやって来て、トーバーレストラクターに乗ったのです。てっきり機体から外すのだと思って見ていました。 |
もう1台のトラクターがタラップに近づき、車体につないでいるようでした。その後、このトラクターは機体方向ではなく、三菱エプロンに向かって動き出したのです。 |
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2015年10月21日(水)、初めて中速走行試験を行ってから1週間経ちました。今までことごとく走行試験に遭遇できずにいましたが、この日は何となく見られそうな気がしていました。仕事もちょうど午前中できりがついたので、午後から早引きしてMRJウォッチングに出かけたのです。 展望デッキに到着したのは午後1時ちょっと過ぎでした。展望デッキには大勢の人だかりとTV局の撮影スタッフの姿がありました。見ると三菱エプロンの北側のスポットに1号機が出されていました。顔見知りのおじさんに午前中の様子を尋ねてみると、全く動く気配がなく、みんなイライラしていると言っていました。 私が到着してまもなく、MRJの三菱スタッフが機体に近づき、1人がトーバーレストラクターに乗り、数名が荷物運送用トラクターでタラップを動かす準備を始めました。いよいよ始まるかと思った刹那、タラップをつないだトラクターが機体とは反対方向である三菱エプロンに向かって走り出したのです。そしてトーバーレストラクターもフラッシュ灯を点滅させながら、機体を押し始めてしまいました。そうです、この日試験は行われなかったのです。 この日、どうして走行試験を行わなかったのかわかりませんが、走行試験をする準備をしたのに実施しなかったというのが事実のようですので、やはり順調ではない何かがあるのでしょうね。今度の週末は両日とも予定があって名古屋空港に行けないので、あさって金曜日に仕事を休んで朝から来ようと思っています。 |
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午前8時に展望デッキに到着した時、すでに地元TV局のスタッフがスタンバイしていました。 |
午前8時30分ちょっと前、ハンガーの扉が開いて、トーバレストラクターに牽引されて1号機が出てきました。 |
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この頃からTV局のレポーターがカメラを回して、何やらしゃべり出したのです。 |
ナレーションに聞き耳立てて聞いてみると、「これから航空局の立ち合いで試験が行われます」って。 |
エンジンから赤いカバーが外されました。 |
これが最後の地上でのエンジンテストなのでしょうか。 |
2015年10月17日(土)、初めて滑走路を走った日から2週間後の土曜日、今週こそは地上走行テストが行われるのではとの期待から、午前8時に展望デッキに到着しました。すると展望デッキ北端にTV局のスタッフがいるじゃないですか。きっと地上走行テストを取材に来たのだと、私の気持ちのボルテージは一段と高くなりました。 午前8時30分、ハンガーの扉が開いて1号機がトーバーレストラクターに牽引されて出てきました。しかし三菱エプロンのゲート扉は閉まったままで、牽引先は残念ながらブラストフェンス前。ここに来てしまうと、地上走行テストはありません。その後三菱スタッフが忙しそうにテストの準備を開始。そして給油車がやって来て燃料を給油しました。 この頃、スタンバイしていたTV局が収録を始めたのですが、ナレーターの話に聞き耳を立ててみると、「今日これから航空局の立ち合いで最後の地上試験が行われます」って。そうだったのです。今まで何度も何度も私が見てきた三菱エプロンでのエンジンテストは、この航空局のテストのために行われていたのです。言わば、初飛行前の仮免試験といったところでしょうか。 |
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その直後、トーバーレストラクターが付けられトーイング開始。もしや地上走行との淡い期待が消えました。 |
出てきた時と反対に、プッシュバックしてハンガーに入って行きました。 |
午前9時30分、大勢の三菱スタッフとともに、国交省航空局の職員がやって来ました。そして準備が完了した機内へ。しばらくは静かでしたが、その後飛行灯が点灯。それから1時間ほど経ったのち、エンジンを回しての本格的なテストが始まりました。この日は今までにも増してハイパワーでエンジンを回していたように思えました。 テストは延々と続き、エンジンが停止したのは4時間後の午後1時30分。ドアが開いてみなさんが降機。何ごともなかったかのように引き揚げて行きましたので、テストの結果は良好だったのでしょう。その後機体は再びトーバーレストラクターに牽引されてハンガーに戻ってしまいました。 この日も残念ながら地上走行テストに遭遇することはできませんでしたが、TV局のスタッフのひとりが、「これで地上でのエンジンテストは見納めなんだから」と言ったことばが、妙に私の心に響きました。 |
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三菱スタッフが機体のところにやってきて、本日のテストが始まりました。 |
展望デッキからよく見える「第1エンジン」は、カウルが開けられ、内部をチェックしているようでした。 |
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2015年10月14日(水)、10月7日に中速走行テストを開始してから、1週間経ちました。そのため私は1週間後のこの日、再び走行テストを行うのではないかと、お昼までではありますが仕事を休んで、名古屋空港の展望デッキに向かったのです。 午前7時30分に到着したのですが、この日はすでに2号機が三菱エプロンのブラストフェンス前に鎮座していました。ネット記事から昨日も2号機を使ったテストが行われていたようなので、2号機は昨夜三菱エプロンに出しっ放しだったのだと思います。 この日は初飛行を行う1号機はテストせず、2号機のチェックしたということになります。展望デッキのマニアのおじさんたちからは、走らないのではなく、走れないのではという声まで出る始末。もう初飛行まで2週間なのに、こんな調子で本当に大丈夫なのか、展望デッキで見ていたみんなが心配しています。 |
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すでに今週水曜日から中速走行テストを開始した直後の土曜日、私は朝から待っていたのですが、午後3時を過ぎてようやく1号機がハンガーから出てきました。 |
1週間前にはこの時間から低速走行テストを行ったので、今日もこのあと滑走路に出るだろうと、展望デッキで待っていたみんなが期待していました。 |
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どうして中速走行しないの?と、みんな不思議に思いながら動き出すことを信じて待ちました。 |
しかし、午後4時30分、エンジンが停止されて、タラップが用意されてしまいました。すごいショックでした。 |
2015年10月10日(土)、1週間前の土曜日、予想外の地上走行テストをされてしまったので、初滑走路走行を見ることができませんでした。そして10月7日(水)にはついに中速走行テストも始まり、この日もきっと走行テストが行われるだろうと、朝8時前から展望デッキでひたすら待っていたのです。 地上走行テストはFDAのターンアラウンド時間帯を避けて行うはずなので、午前なら9時から10時、午後なら3時から5時くらいまでとみんなが想像していました。朝からMRJ狙いの飛行機マニアが何人もいましたが、結局午前中は全く気配なし。午後もターンアラウンドの終了間際までは何の音沙汰もなかったのです。 そして午後3時過ぎにハンガーの扉が開き、1号機が出てきました。時間からしてこのあと地上走行テストを行うと、展望デッキで待っていた誰もが思いました。しかし、エプロンのゲート扉が開くことはなく、結局エンジンを吹かしただけでこの日のテスト終了。すでに中速走行テストが始まっているというのに、なぜこの日はエンジンテストに留めたのでしょう。毎日来ているという人の話では、木曜金曜もこんな状態だったそうです。 もしかして先回の中速走行テストで問題が出て、テストが続けられなくなっているのでしょうか。初飛行まで2週間と迫ったこの時期に、走行テストができないなんて、もしそれが事実なら、2週間後の初飛行も危ういものになってしまいます。どうしたMRJ! |
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午前9時45分頃、三菱のMRJスタッフたちがテストの準備のために出てきました。 |
午前10時過ぎには、10数名の作業員たちもやって来ました。次々に機内に入って行ったのです。 |
エンジンのインテーク部分に掛けられていた保護カバーが取り外されました。 |
保護カバーは小さく折りたたまれて、MRJスタッフが片づけていました。 |
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ちょっと遅めのお昼休みを取り、午後2時近くからテストが再開されました。集まっている場所に何か重要が機器が置いてあるようでした。 |
今度はドアも閉めてタラップも片づけられました。アンチコリジョンライトが点滅し、いよいよ本格的にテストが行われるようです。 |
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2015年9月23日(祝)、シルバーウイーク最終日のこの日、いつものように午前8時ちょっと前に名古屋空港展望デッキに到着したのですが、この日はすでに2号機がエプロンに出されていました。私は昨日も午後3時過ぎまで見ていたのに、そんな気配は全くなかったのですが、今朝早くハンガーから出したのでしょうかね。 午前10時近くになって、ようやく三菱スタッフが出てきて準備を開始しました。この日のテスト内容はわかりませんでしたが、ともかく大勢のスタッフが機内に入って行ったのです。機内には座席がないはずなのに、いったい何をしているのか知りたいです。 午前中は何をしていたのか全くわかりませんでしたが、お昼休みを挟んで再開されたののちは、エンジンの音が聞こえてくるようになりまました。エンジン音は一定ではなく、小さな音から大きくなっていったり、大きな音から小さくなっていったりを繰り返していました。きっとエンジン出力をコントロールするテストだったのでしょう。 |
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1週間前の再現を期待して朝からやって来た甲斐がありました。午前9時過ぎにハンガーの扉が開き、2号機が姿を現したのです。 |
トーバーレストラクターに引っ張られ、2号機が三菱エリアに出てきました。今週は機首をこちらに向けてトーイングしてくれました。ラッキーでした♪ |
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先週と違い「トーバーレストラクター」が外されました。もしやタクシングするのでしょうか。 |
しばらくしていつものように、テストのスタッフがやってきました。今週は何のテストをするのでしょう? |
空調車と冷房用ダクトが準備されました。ということは、今週もタクシングはなさそうです。 |
午前11時30分過ぎには、テストは終了してしまいました。テストというよりは確認をしただけのようです。 |
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2015年9月19日(土)、シルバーウイークの初日、いつものように名古屋空港にやってきました。1週間前にMRJがハンガーから出されるシーンに遭遇できたので、今週も出てくるのではないかと期待してやってきました。 期待は現実になりました。午前9時過ぎにハンガーの巨大な扉が開いて、2号機が姿を現しました。今まで2号機はいつも機首から突っ込むカタチで格納されていましたが、今週は機首がこちらを向いていました。そのままの姿勢で三菱エプロンに引っ張られてきたので、今週は機首から全景を見ることができました。 肝心のテストですが、機体が引っ張り出されてからしばらくは何もせず、わずかの時間だけ三菱スタッフが機内に入って何かやっていました。しかし、それもわずかの時間でしたし、この日はエンジンにカバーがかかったままだったので、エンジンテストは行われず、お昼前には終了してしまいました。 |
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この日は土曜日だったのであまり期待していなかったのですが、午前8時半過ぎにハンガーの扉が開いて2号機が姿を見せました。 |
2号機は機首からハンガーに格納されているので、プッシュバックの態勢のままで三菱エプロンのブラストフェンス前まで押されてきました。 |
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午前9時過ぎに三菱のスタッフが機体周辺に集まり、この日のテストの準備を開始。 |
そしてマイナミ空港サービスの燃料給油車もやってきました。「もしや地上走行?」との期待が高まります。 |
しかし、プッシュバックしてきた「トーバーレストラクター」はつながれたまま。うーん、今日のテストは何? |
午前中に給油したはずなのに、お昼過ぎに再び燃料給油車がやってきました。もしや給油のテスト?? |
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2015年9月12日(土)、定例の週末航空機ウォッチングにやってきました。この日もダメ元で朝8時前には到着したのですが、私の期待に応えるカタチで午前8時半過ぎにMRJのハンガーの巨大な扉が開き、2号機のテールが見えました。 MRJのハンガーは横に長く、いちばん三菱エプロンに近い位置に、こちらに機首を向けて1号機が格納、その横に機首から突っ込むカタチで2号機が格納されています。2号機はそのままの姿勢でテールからプッシュバックされて、三菱エプロンに姿を現しました。 三菱エプロンのブラストフェンス前まで押されたところで、通常ならすぐに押してきた「トーバーレストラクター」を外すのですが、この日はつながったまま。その後、マイナミ空港サービスの燃料給油車がやってきたりして慌ただしかったのですが、テスト自体が始まる雰囲気はなし。いったいこの日は何をやっていたのかよくわかりませんでした。 |
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この日は空振りかと思いかけていた午後4時半過ぎ、MRJのハンガーが開いて1号機が出てきました。 |
こんな時間からまさかという気持ちでした。私がハンガーから出てくるのを見たのは実に8か月ぶり。 |
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トーイングカーが外され、タイミングよく燃料給油用タンクローリー車がやってきました。 |
すぐに給油が始まり、テストの準備が着々と行われました。それでもこれからやるのかまだ半信半疑でした。 |
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だんだんあたりが暗くなり、フラッシュ灯がきれいに見えるようになりました。 |
写真で点灯している瞬間を捉えることは不可能に近いですが、ビデオキャプチャだと可能なんです。 |
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2015年9月4日(金)、先週に引き続き1日休暇を取って、航空機ウォッチングしていました。この日も朝8時前には到着したのですが、先週とは異なり三菱エプロンにMRJの姿はなし。それでもきっとこのあとハンガーから出してくるだろうと、気長に待つこととにしたのです。しかし、期待とは裏腹にお昼を過ぎても出てきたのは整備中の自衛隊機ばかり。 今日は空振りだったのかとあきらめかけた午後4時半過ぎ、MRJハンガーの大きな扉が開いて、1号機がトーイングされたのです。私がハンガーから引き出されるのを見たのは今年1月以来、実に8か月ぶりのこと。これだけ空港に通っていても、なかなか遭遇できないものなのです。ただ、この日引き出された1号機は、残念ながらこちらに機首を向けることなく、バックで定位置に収まってしまいましたけどね。 その後給油用タンクローリー車が到着して給油実施。まかさこれからテストをするのかと半信半疑で見ていたのですが、何とエンジンをかけてテストを始めたのです。日の長かった頃と違い、午後6時を過ぎた頃から暗くなってきたので、フラッシュ灯が点滅するシーンを、初めてビデオに収めることができました。今週もひたすら待った甲斐がありました。 補足ですけど、動画は1秒間に何フレーム(コマ数)かの静止画からできています。家庭用ビデオカメラは通常毎秒30フレームあるのですが、それでもフラッシュ灯の点滅すべてを撮影することはできませんでした。もっとビデオ撮影のシャッター速度を遅くしないと、フラッシュ灯が飛び飛びになってしまうようです。ちなみに最後の1枚は合成です(^_^;)。 |
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1号機は三菱エプロン内にどっしりと構えていました。今はずっとここに駐機されているのかもしれません。 |
そして2号機は北側の16番スポットに駐機していました。そのため機首部分が見えないんです。残念! |
午前9時頃、三菱スタッフがやってきました。そろそろ本格的に地上走行が始まってもいいのですけどね。 |
しかし、この日もエンジンを回すだけのようです。ちょっと残念ですが、2号機もエンジンテストを開始しました。 |
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2015年8月27日(木)、この日を空港ウォッチングに選んだのは、週末の天気があまりよくない予報だったことと、月曜日の航空関連ネットページで、MRJ飛行試験1号機と2号機がツーショットになっている写真の投稿を見たからでした。 私はいつもよりも早く、午前7時30分に自宅を出発し、午前時前には展望デッキに到着したのですが、このときすでに2機のMRJの姿がありました。1号機はいつもの三菱重工エプロン内に、そして2号機がエプロン北側の16番スポットにありました。 2号機は機体後方しか見えませんでしたが、どちらも地上走行しそうな雰囲気はありません。そして午前9時頃、いつものように三菱重工スタッフがやってきて、1号機と2号機それぞれエンジンテストを開始しました。 2機のエンジンテストはお昼休みを挟んで、ずっと行われました。すでに1号機と2号機を同時に見ることができたので、最低限の目的は達してはいましたが、自力走行でなくてもいいので、できれば2号機がハンガーに戻って来ないかと期待して待ち続けました。 |
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午後5時を過ぎた頃にこの日のテストが終了。スタッフたちの撤収が始まりました。しかし、2l機のMRJは動く気配なし。 |
2機ともこのままかとあきらめかけていたのですが、午後6時過ぎ、ついに2号機をトーイングカーで押し始めたのです。 |
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16番スポットから押し出された機体は、そのまままっすぐ誘導路へ向かいました。 |
ここでようやく夕焼けの美しい太陽の光が、2号機を包み込みました。 |
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トーイングされた2号機は、前進のままでMRJハンガーに入って行きました。 |
1号機は後部から格納するので、1号機と2号機は互い違いに格納されているのでしょう。 |
この日の1号機と2号機のエンジンテストは夕方まで続きました。そのため、いつもなら午後4時までには展望デッキを撤収しているのですが、この日はもう少し粘ってみることにしました。 テストは午後5時過ぎに終了、スタッフたちが片づけ始めました。1号機は全く動く気配がないのですが、16番スポットに駐機中の2号機はどうするのだろうと思っていました。2号機周辺にあったタラップなどが戻されてきたので、私は2号機のトーイングに賭けることにしました。 するとMRJのハンガーの巨大な扉が開いたのです。きっと2号機を格納するためなのだろうと思い、ひたすら待ち続けました。そして日も落ち始めた午後6時過ぎ、ついに2号機がトーイングされ始めたのです。朝8時から延々10時間粘り続けた努力が報われた瞬間でした。 |
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午前9時、今日も三菱スタッフがやってきました。この時点ではエンジンに赤いカバーがかかっていました。 |
エンジンのカバーを外し、空調機を搭載した車から冷気を機内に送ってテストの準備を行います。 |
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お昼を過ぎた頃、午前中のテストを終えて、スタッフの方々が出てきました。 |
8月も中旬というこの時期に、何の目的で土日にエンジンを回し続ける試験を行っているのか知りたいです。 |
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2015年8月9日(土)、
前日に引き続き名古屋空港ウォッチングに出かけました。前日はちょっと遅めに到着したことが仇になってしまったので、この日はいつものように午前8時過ぎに到着しました。 その時点ですでに1号機はエプロンに出ていました。様子からして前日から出しっぱなしなのでしょう。ネットの情報ですでに8月2日に1号機が目撃されていましたので、この1週間はずっとこの場所に置きっぱなしなのかもしれません。 この日のテストも前日と全く同様でした。エンジンを何時間も回し続けるテストを行っていたようでしたが、9月にも初飛行が行われるかもしれないこの時期に、丸2日間に渡って駐機状態でエンジンを回すテストの意味が知りたいですね。 |
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私が到着したのは午前10時ちょっと過ぎでした。何時から始めたのでしょうね。 |
お昼を過ぎた頃、午前中のテストが終了し、スタッフたちが機内から出てきました。 |
午後1時過ぎ、再びテストの準備が始まりました。まずは空調車から冷気を機内に送る準備を始めました。 |
機内に冷気を送るということは、午後からはエンジンを回さないということなのかと考えていると・・・。 |
アンチコリジョンライトが点灯し、再びエンジンテストが開始されました。 |
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2015年8月8日(土)、恒例の名古屋空港ウォッチングに出かけました。いつもなら午前8時30分までには到着するように行くのですが、土曜日はいつ行ってもMRJに遭遇できないし、今はKC-767も2機がアラスカ遠征で留守なので、早く行ってもいいことないだろうと思っていたのです。 そのためいつもよりも2時間近く遅い午前10時過ぎに到着したのですが、何と何と三菱エプロンに1号機がいて、このときすでにエンジンをかけてテストを行っていました。いつから始めたのかは定かではありませんが、もしかしたら今週はずっと1号機がエプロンに出続けていたのかもしれません。 午前のテストはお昼過ぎに終了しました。午後からも行われるのかどうかわかりませんでしたが、午後1時30分頃再び三菱スタッフが出てきて準備を始めました。最初は空調車からダクトを引っ張って機内に冷気を送る準備を始めたので、もしや午後からはエンジンを回さないのかと思いましたが、すぐにアンチコリジョンライトが点滅し、午後からもエンジンテストが行われました。 |
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こちらは立体駐車場A棟(南側)から見た風景。すでに屋根の下地部分もでき始めていました。 |
よく見てみると、すでに西面部分は壁が出来つつありました。まもなく外から内部が見えなくなりそうです。 |
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2015年8月1日(土)、恒例の名古屋空港ウォッチングに出かけました。この日は最高気温が38度まで上がり、展望デッキにいるだけでも倒れそうなくらいの暑さでした。 この日も残念ながらMRJを見ることはありませんでした。私はもう1か月以上MRJ飛行試験機を見ていないのですが、いったいどうしちゃったのでしょうね。ネットにも新たな写真投稿がされないところを見ると、7月以降はほとんど私たちの前に姿を見せていないのだと思います。 そんなこともあって、普段は「名古屋空港大好き3」で紹介している「MRJ最終組立工場」の建設現場ルポをこちらのページで紹介することにしました。これからも定点観測は続けていこうと思っています。 |
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2015年6月28日、午前8時前ぎに名古屋空港展望デッキに到着。この日はエプロンには出されていませんでしたが、しばらくするとハンガーから出てきました。 |
最初は手前の障害物に隠れて1号機か2号機かわかりませんでしたが、おでこが白かったのですぐに2号機であることがわかりました。 |
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展望デッキから見えるのはこれだけ。でも、しっかりと「JA22MJ」のレジは撮っておきました。 |
1時間ほどの試験ののち、再びハンガーに押し戻されてしまいました。 |
2015年6月28日(日)、梅雨の最中の晴天の1日に恵まれました。この日は日曜日だったので、まさかMRJの試験は行われないだろうと思いながらも、「もしかしたら」という期待感を抱いて、午前8時に名古屋空港に行きました。 先週まで2周続けて到着した際、すでにMRJが三菱エプロンに出されていたので、この日はちょっと早めに空港に向かったのです。到着したときはまだ外に出ていませんでしたが、しばらくするとハンガーの扉が開いて1機のMRJがハンガー前に出てきました。最初は1号機なのか2号機なのか、手前の障害物でよくわかりませんでしたが、おでこが白いことと帯が赤色だけだったので、2号機であることがわかりました。 その後三菱エプロンに引っ張り出されることを期待して待ち続けましたが、結局この日はハンガー前で試験を行ったのち、再びハンガー内に押し戻されてしまいました。まあ、日曜日に試験は行われないだろうと思って向かったこの日だったので、わずかでも機体が見られてよかったということにしておきます(^_^;)。 |
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今までにない、斬新なアングルからの撮影ができましたが、エアロ朝日の関係者が人影を見つけて見に来ましたよ(^_^;)。 ここ入っちゃダメなのかな〜!? |
飛行試験2号機は1号機と違って胴体が赤のみのラインになっていますが、垂直尾翼の塗装は1号機と全く同じのようです。 |
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午後3時になったところで、外されていたタラップが再びL2ドアに移動。何かの試験が終わったようです。 |
2時間機内で何をしていたのかわかりませんが、わかったことは機内の空調は使えないということ。何とスポットクーラーも運び出していましたよ。 |
そして運び出した試験機材を持って、作業員のみなさん撤収していきました。 |
スポットクーラーなどかさばる物は、トーイングカーに乗せて運んで行きました。 |
2015年6月20日(土)、先週に引き続き、名古屋空港にMRJの撮影に行ってきました。午前8時過ぎに展望デッキに到着しましたが、今日もすでに三菱エプロンにMRJが出ていました。しかし、今日はちょっと様子が違うのです。そう、今日の機体は飛行試験2号機だったのです。私は2号機を見るのは初めてでした。 しかし、午前中は機体の外でスタッフがミーティングしただけで、何か試験をする気配もなし。三菱エプロンの門扉も閉まったままだったので、「今日はエプロンから出ることはないな」と思い、展望デッキから離れターミナルビル周辺を散策してみました。以前も撮影したエアロ朝日との間にも行きましたが、やはりネットフェンスが邪魔。そこでエアロ朝日の北側に回ってみたら制限エリアではないですが、ちょっと入りづらい空き地があり、そこに入ってみたらかなり近くまで行くことができました。 何だかいけないことをしているような気もしたので、写真を撮ってそそくさと撤収。再び展望デッキに戻ってきました。結局午後からも機内で何かの試験が行われただけで、機体が移動されることもありませんでした。私は夕方の予定があったこともあり、午後3時半に撤収してきました。 |
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午前9時過ぎ、マイナミ空港サービスのタンクローリーがやってきて給油を始めました。これはもしや、このあと自力走行を行うのかとワクワクしたのですが…。 |
燃料ノズルは間違いなく主翼の裏側に接続されていましたが、主翼先端部分では作業員がコードのようなものを内部に入れているのです。 |
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給油が終わってタンクローリーがいなくなったのですが、黒っぽいコードのようなものは取り付けられたまま。これが何なのかはよくわかりませんでした。 |
作業員が機体後部窓部分にコードのようなものを差し込みました。これが主翼先端からのものだとしたら、主翼タンク内の何かを測定しているのでしょうね。 |
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2015年6月13日(土)、MRJの地上走行を期待して、午前8時過ぎに名古屋空港展望デッキに行きました。MRJの試験は午前9時から始まることが多いのですが、もしかしたら、ハンガーからのトーイングが見られるのではとの期待から、どうしても早く行きたくなるのです。しかし残念なことに、今日もすでに1号機が三菱エプロンに駐機していました。それでもこれから動くのだと信じているので、残念さよりも期待感のほうが強かったのです。 午前9時過ぎ、マイナミ空港サービスのタンクローリーがやってきました。作業員が給油ノズルを主翼裏側の給油口に接続し、給油しているように見えました。ずっと給油していたにしては長すぎるくらいの時間が経過したのち給油ホースが外され、タンクローリーが去って行きました。給油口に接続していた時間は1時間くらいだったでしょうか。 燃料をたくさん入れたので、今日はこれからバンバン地上走行をするのかと楽しみにしていたのですが、作業員が主翼先端に何やらコードのようなものを入れ始めました。何を入れたのか、どこにつながっているのかわからなかったのですが、しばらくすると、機体後部の窓の1枚が赤い板に替えられている部分に、作業員がコードのようなものを入れ始めました。きっとこれは主翼の燃料タンク内部を検査しているのだと思い、今日は動かないと悟りました。 とはいえ、この何かの試験が突然終わって走行試験が行われでもしたら、あとで後悔することになるので、動かないことがわかってはいましたが、午後3時までひたすら待ちました。結果は予想通りでしたけどね・・・(>_<)。 |
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午前8時40分頃、みんなが見守る中、トーイングカーがプッシュバックを開始。 |
ナゴヤグランドにトーイングの許可をもらい、そのままテールを滑走路方向に向けて三菱エプロンを出て行きました。 |
進行方向を変えることもせず、そのままの姿勢で誘導路の北端、W-9の手前まで押して行きました。 |
展望デッキからでは途中の建物が邪魔して、静止位置を確認することはできませんでした。 |
2015年6月8日(月)、
以前からネットニュースで、この日から地上走行試験が開始されれると報じられていたので、私は会社を休んで午前8時前に名古屋空港展望デッキにやってきました。このときすでに展望デッキにはたくさんのマスコミと飛行機マニアが集まっていて、今日が「Xデー」であることを確信しました。 私は近くにいた地元TV局のスタッフに、「今日はプレスリリースしていないはずですが、どうしてここにいるのですか」と尋ねてみたところ、「うわさがあったので、念のため来た」と言っていました。逆に私にどうして今日ここに来たのか尋ねられたので、「勘です」と答えておきました(^O^)。 1号機は午前8時40分過ぎに、大勢の観衆が見守る中、静かにトーイングカーに押されて動き出しました。そしてナゴヤグランドにトーイング許可をもらって三菱エプロンを出発。誘導路北端に向かってゆっくりと進んでいきました。 |
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今日の走行試験は実にゆっくり。歩いているようなスピードで、ゆっくりゆっくりとこちらに向かってきました。 |
しかし残念なことに、タクシングはスポット17までとのこと。スポット17は三菱エプロンの北側なのです。 |
スポット17に到着したところで、「これで午前中の試験は終了」との無線交信がありました。 |
すぐにトーイングカーやタラップが接続され、わずか1時間で、午前中の地上走行試験は終了しました。 |
午前8時45分に試験開始ポイントに着いたようで、ナゴヤグランドに「午前9時までここで待機します」と告げました。そして午前9時になったところで、第1エンジンのみでちょっぴり走行して停止、続いて第2エンジンのみで再び走行。ただし、この時点までは展望デッキからは見えない場所で行われていました。 展望デッキから見える位置まで走行してきたのは、それからしばらくしたあとでした。上空には地元TV局のヘリが何機もホバーリングしているので、今、MRJがどのあたりにいるのかは察しがつきました。そしてようやく私たちの見える場所まで自力で走行してやってきました。 MRJが自力で走行していること自体、歴史的瞬間ではありましたが、残念なことに私たちのいる展望デッキまではやって来ず、三菱エプロンの北側にある「スポット17」に入ってしまいました。MRJからナゴヤクランドに「これで午前中の試験は終了しました」との交信があったので、続きは午後からに期待することにしました。 |
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そして何と何と午後1時過ぎには雨が降り出し、エンジンにカバーをかけたのち、トーイングカーで押し戻し始めてしまいました。 |
今日の地上走行はプレスリリースしたわけでもありませんし、雨が降る中、無理して実施する必要もないのでしょうね。 |
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午前10時には「午前中の試験」が終わってしまったので、どこで時間を潰そうかと考えていたのですが、結局どこにも行かず展望デッキで時間を潰すことにしました。この時点では展望デッキにはまだ多くのマニアやマスコミがいましたが、時間を追うごとにマスコミは姿を消していきました。 お昼を過ぎた頃、MRJのまわりに大勢の三菱スタッフが集まり、何らかミーティングを行っていました。私はてっきり午後からの試験の段取りでも確認しているのだと思ったのですが、そのあと三菱スタッフの姿が見えなくなってしまいました。また、パラパラでしたが雨も降り出しました。それでも私は午後の試験が行われることを疑わず、ひたすら待ち続けたのです。 それから1時間ほど経ち、FDAの午後のターンアラウンドが始まりました。滑走路の使用方向もRW18に替わり、いつどうやって走行試験を開始するのか気になりだしました。FDAの午後便が離着陸し始めたので、MRJとのツーショット、スリーショットをゲットできましたが、その直後、スタッフがエンジンに赤いカバーを取り付けて、ハンガーに戻す準備を始めたのです。 しばらくして黄色いトーイングカーに押されながら、MRJはゆっくりと三菱エプロンに戻ってきました。今回はエプロン内に駐機されることなく、そのままハンガーに入って行ってしまいました。まあ、まだ開発中の試験なんだからもんですね(^_^;)。 |
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しばらくすると三菱の作業員たちが、第1エンジンの横に集まり始めました。 |
そして午前11時30分、全員が集合してミーティングが始まりました。これは何かが始まると思って待っていたところ・・・。 |
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2015年5月30日(土)、
午前中の用事を済ませてから、名古屋空港展望デッキに向かいました。到着したのは午前11時前後だったと思いますが、すでに三菱エプロンに1号機が出されていました。ただ、このときは作業員が1人もおらず、もしかしたら、木曜日に目撃したまま置きっぱなしだったのかと思ったくらいです。 それからしばらくして、工場方面からMRJ関係の作業員が集まりだし、第1エンジンの横に全員集合、ミーティングが始まりました。これはきっと何かの試験が行われるのだと思って待っていると、タラップや消火器を移動し始めたのです。そして、スターボードサイドの第2エンジンを始動、約1時間動作試験が行われました。ただ、FDAなどが時折行っているような「プルパワー試験」ではなく、アインドリングに近いような静かな動作音でした。 |
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作業員のみなさんはお昼休みを取ることもなく、引き続きいてポートサイドの第1エンジンに集まりました。ちょっと早めのお昼を済ませてあったのでしょうかね。 |
ここで重要なことに気づきました。何とエンジンカウルにP&Wのステッカーを貼ったのです。ということは、エンジンを載せ替えたということでしょうか。 |
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ここで今日の試験は終わりなのかと思って注意して見ていたら、カウルの開いていた第1エンジンに給油を行ったのです。そして、開いていたカウルを閉めたのち、カウルに何かを貼り付けたのです。あとでチェックしたところ、これはP&Wのロゴステッカーでした。おととい見たときはちゃんと貼ってあったので、おそらく昨日のうちに、エンジンを載せ替えたのでしょう。今日のエンジン動作試験は、そのチェックだったのではないかと思います。 引き続き、第1エンジンを始動し、今後は第1エンジンの動作試験が行われました。この頃空港エプロンはFDAの午後便のターンアラウンドの時間を迎え、ERJのエンジン音が響き渡っていました。ようやく全機が出発し、静かになったところでビデオ撮影してしたのですが、あいにく午後から北風が強くなってしまって、今度は風切音でビデオの録音レベルが下がってしまいました(>_<)。 |
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動作試験は午後3時ごろには終了していましたが、それから約1時間後、ようやく撤収準備が始まりました。 |
そして午後4時過ぎ、トーイングカーに引かれて、ゆっくりゆっくりと動き出しました。 |
動き出したMRJはまっすぐに進んだのち、ハンガーのある左に進んでしまったので、残念ですが全景が見られたのはわずかの間だけでした。 |
手前の遮音壁のようなものが邪魔して、ハンガー内を見ることはほとんどできません。それでもあえて、ビデオで撮ってみましたよ。 |
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この日のエンジン動作試験は、午後3時ごろには終了しました。その後、作業員のみなさんは全員いなくなってしまったので、みなさんお昼を取らずにここまで頑張っておられたのかもしれません。それから約1時間後の午後4時過ぎ、5名ほどの作業員が戻ってきて、1号機の撤収準備を始めました。 1号機はトーイングカーに引かれ、ゆっくり、本当にゆっくりと進み出しました。今年の1月にハンガーから出てきたときは建物の陰からノーズが見え始め、その後機体全景をじっくり見ることができましたが、ハンガーに引き戻されるときは、三菱エリア内を前方に進んだのち、左に曲がって建物の向こう側に隠れてしまったので、正直言うと、2回は見る価値はないと思いましたね(^_^;)。 ハンガーにはトーイングカーに押されてバックで入って行きました。展望デッキとハンガーの間には遮音壁のようなものがあるので、ハンガー内が見えづらくなっています。それでも1度くらいは格納されるのを見ておきたくて、格納作業が終了し、ハンガーの巨大な扉がチャイムを鳴らしながら閉まっていくのを見届けました。 |
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展望デッキ以外どこかから、MRJを見ることができる場所はないかと探してみました。わざとなのか偶然なのかはわかりませんが、三菱エプロンを外から見られる場所は実に限られるのです。それでもどこかから見えないかと歩いてみたところ、空港ターミナルビル北側のエアロ朝日ハンガーとの間の駐車場から見ることができる場所を見つけました。 駐車場側の有刺鉄線と三菱エプロンのフェンスがかぶって、すっきりと見えたわけではありませんでしたが、手前の駐車場側有刺鉄線は、90センチ程度の脚立を持ってくればクリアできるので、この場所は今後、展望デッキからの撮影に飽きてしまったら、意外に使える場所になるかもしれません。 |
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この時間に来れば、工場からのトーイングに遭遇できると思っていたので、1号機に逢えたのはうれしかったのですが、ちょっとがっかりしてしまいました。 |
試験は午前9時過ぎに始まりました。まずは試験機材を機体周辺に移動し、タラップを使って作業員が機内に入りました。 |
エンジンのカウルも開いて、内部をチェックしていました。スラストリバーサも動かしているのを確認。 |
この日の試験は主に機体下部の装置類の動作確認だったようです。主翼裏側もチェックしていました。 |
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2015年5月28日、本当に久しぶりに1号機に再開できました。ネットの情報で最近は土日にも出てくる日があったようなので、そろそろ再開できると期待して、会社を半日休んで空港展望デッキに向かったのです。 私が到着したのは午前8時ちょっと過ぎだったのですが、残念ながらこのときすでに1号機は三菱エリアに出されたあとでした。この時間に来れば工場からのトーイングも見られると思っていただけに、再会できたのはうれしかったのですけど、ちょっとがっかりしてしまいました。 試験は午前9時ごろから始まり、途中休憩をはさみながら、粛々と進んでいるように見えました。私は午前中しか休んでいなかったので、お昼を過ぎた時点で展望デッキをあとにしました。この日の試験は何時まで行われたのでしょうね。 |
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2015年1月12日(月・祝)、成人の日のこの日、私はようやくMRJの雄姿を見ることができました。この日は祝日でしたがMRJの試験は行われたのです。 |
実はいつものように「KC-767」の追いかけで、展望デッキに向かったのですが、偶然にもMRJがトーイングされて工場から出てきたのでした。 |
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垂直尾翼にペイントされた「MRJ」のロゴマーク。3色に塗り分けられたイメージカラーとよくマッチしています。 |
トーバーレストラクターはMRJをけん引して、駐機場内をゆっくり左に転回しました。 |
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平成27年1月12日(月・祝)、ついにMRJの雄姿を見ることができました。昨年10月18日のロールアウト後、どこかのすき間からMRJが見えないかと、三菱重工の工場周辺を自転車で走りながらずっと気にしていました。この日もMRJが駐機場に出て来ることを事前に知っていたわけではなく、昨年同様に空中給油機「KC-767」を撮影できたらいいなあと思って空港に向かったのです。 展望デッキに到着すると、三菱重工工場側の北端に飛行機マニアらしい人影がありました。私もその中に入って三菱重工の敷地内を眺めていたその時、建物や遮へい板のすき間から、MRJの垂直尾翼がゆっくり動いているのがわかりました。三菱重工の駐機場に引っ張り出されたMRJは、大勢の三菱社員によって、いろいろな試験が行われているようでした。駐機場内には消防車も配備されていたので、万が一の場合に備えていたのでしょう。 そしてお昼を過ぎた頃、MRJ方向からエンジン音が聞こえてきましたが、エンジンにはまだ赤いカバーがかかっていたので、多分工場内で行われた別の航空機のエンジン試験の音が反射して聞こえただけだったのでしょう。実際に初めてエンジンを回したのは翌日の1月13日だったようです。 |
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400oクラスの望遠レンズで撮影して、こんなカンジです。 |
かなりピンポイントな角度でしか見えませんが、立ち位置をずらすとエンジンくらいまでは見えました。 |
しばらくして、この日の試験が終了し、工場内にトーイングされて行きました。 |
名古屋空港の展望デッキ以外、どこかから見えないかとチャレンジしてみました。いちばん近くから見えるのはRW34で着陸した航空機が、W-5誘導路からタクシングしてくる機内であることは間違いありません。しかし、そんな無駄にお金をかけるわけにはいかないので、空港敷地の北側にある「航空館boon」に移動してみました。 正確に言うと、FDAの離陸機を撮影するため、ここに移動してきたのですが、私たちが現状MRJを見ることができそうなのは、空港展望デッキ以外ですと、ここしかないでしょう。ただし、写真でおわかりのように、宇宙航空研究所と三菱重工の工場の間のわずかのすき間からしか見えないので、ここは定点スポットにはなりえないですね。 |
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2014年10月18日に行われた「ロールアウト」式典の1コマ。写真は三菱重工がネット配信したユーストリームの映像をキャプチャしたものです。 |
三菱航空機のHPくらいしでしか見られなかったMRJ飛行試験用1号機が、ついにロールアウトを迎えて私たちの前にその雄姿を現しました。鋭く尖った機首や細く伸びた胴体、それに機体に比べ太いエンジン。ライバル機とは一線を画した、新しい時代の航空機を見た気がしました。 |
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展望デッキのある3階に到着すると、目に飛び込んでくるのが「MRJ」の大きなポスター。 |
そして開発から製造、機体性能に関する解説ボードがあります。 |
「MRJ」の完成予想モデル。すでに試作機が完成しているので、もう「予想モデル」ではありません。 |
これが三菱航空機が寄贈した「MRJ実物大モックアップ」。イベントのとき以外は立ち入り禁止です。 |
新聞記事によると、すでに受注も受けて不要になったため、空港ビル会社に寄贈したそうです。 |
通常は中には入れませんが、身を乗り出せば中を見ることができます。 |
あくまでもモックアップであって実物のカットモデルではありません。 |
名古屋空港3階の展望デッキ前室には、三菱航空機が寄贈した「MRJ」の実物大モックアップがあります。これは同社が海外のエアショーで実際にプレゼンに使用したものです。通常はモックアップ内に入ることはできませんが、イベント開催時には入るチャンスがあるそうです。 空港ビル3階へ向かう階段は、旧国内線ターミナル時代の2階出発フロア東側にしかないため、現在は非常階段を登って行かなくては辿り着けません。しかし、エレベーターを利用すると、直接3階展望デッキの前室に到着しますので、初めての方はエレベーターがオススメです。 |
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