My Love
CATHAY PACIFIC

★さよならトライスター、はじめましてA340

 キャセイ・パシフィック航空、このエアラインは大韓航空と並び日本でメジャーな海外オペレーター。名古屋にも香港直行便と台北経由便を毎日各1便ずつ運航しています。以前はB747が使用機材の中心でしたが、現在は2便ともA330が中心の運航になっています。

 私は今から6年ほど前の1996年に香港を経由してパリまで利用したことがあります。このとき名古屋−香港間のCX533便が機材変更でL1011(トライスター)になりました。 当時キャセイもトライスターからA330への更新を発表していて、もともとアジア地区でトライスターを運航するオペレーターが少なくなっていたたこともあり、トライスターに乗るのはこれが最初で最後になりました。

 名古屋空港に駐機するキャセイの「トライスター」。

CIをした直後のキャセイのボーディング・パス。

CX533便の機内。座席の小ささには驚きました。

 トライスターは「ロールス・ロイス」製エンジンのみ。ヴィーンという独特のサウンドに感動しました。

香港啓徳空港の空港使用料券

 香港啓徳空港に着いたCX533便。ここはほとんどオープン・スポットです。

 パリへ出発するCX261便。シップは旧塗装のB747−400。こちらもオープン・スポットからの搭乗です。

CX261便のボーディング・パス。

 CX261便の機内。アジア系の人よりも、欧米人のほうがはるかに多かったですね。

 CX261便の機内食。かなりおいしかった。名古屋を出てからパリに着くまでに合計4回の機内食を食べました。

 同じくCX261便の朝食。オムレツもあってかなりのボリュームでした。

 CX533便ではじめての「香港カーブ」を体験しました。離陸後すぐに急旋回する機体で急激なバンクを経験したことはありましたが、着陸直前にあれほどのターンをするのはこれがはじめての経験でした。

 蒸し暑い香港敬徳空港で、パリ行きのCX261便に乗り換え、南まわりで約14時間かけてパリへ飛行しました。CX261便はB747−400で、ヘッドレストの大きな座席が特徴的でした。

 パリ・シャルル・ドゴール空港に到着したCX261便。機材はB747−400でしたが、旧塗装のままでした。

 こちらはCX260便の機内食。キャセイのトレイはいつも正方形でした。

 パリのシャルル・ドゴール空港ターミナル2Aにトーイングカーで牽引されるCX260便。

CX260便のボーディング・パス。

 帰りのCX532便。こちらは最新のエアバスA340−200。この機材ですが、実はエアバス社からのリース機で現在はすでに返却されており、キャセイが保有するA340はすべて胴長タイプのA340−300になっています。

 CX532便の機内。エコノミー席の最前列をGET。このあと実は旅の疲れが出て爆睡してしまいました。

CX532便のボーディング・パス。

 CX532便の機内食。日本路線ということでうなぎ丼とそばでした。

 A340のエンジン。CFMのスマートな形状が特徴的です。4発のエンジンがA340の象徴です。

 

 名古屋空港に到着したCX532便。第2ドアの後ろも窓が4個しかないのがA340−200の証明。地上支援車までが機体と同一カラーでとてもおしゃれです。

 

★CXのナイト・フライト用アメニティ

これがキャセイのナイトフライト用アメニティ。
 

 中身はアイマスクと歯みがきセット、それに靴下です。
 

★香港までがもう少し近かったら・・・

 キャセイ・パシフィックによる名古屋−香港−パリというフライトには、名古屋−香港間が4時間。香港−パリ間が14時間。香港でのトランスファーに4時間。合計22時間かかりました。これはパリまでがノンストップ便に乗って12時間強で到着できる距離なだけに、少々乗り応えのあるフライトでした。

 しかしキャセイの座席は疲れににくくできており、パリに着いた朝もそれほどの疲労は感じませんでした。香港が日本からもう少し近ければ、もっとこの路線を利用する人が増えると思います。そう位置的に北京やソウルのあたりにあれば・・・。

 残念ながらシベリアンルートのヨーロッパ線に慣れてしまうと、いったん南下してから南回りをするのは時間のムダと考える方が多いことでしょう。でも私はこの路線を胸を張ってお勧めできます。それに南回りでぐっすり寝た後早朝のヨーロッパに着いて1日を過ごす方が、夕方到着する北回りのシベリアンルートよりも時差ぼけが少ないと感じました。

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