パリの街中にはりめぐらされたメトロをはじめ、首都圏高速鉄道RERなど、鉄道に関しては非常に便利に整備されています。しかしその路線の多さゆえに目的地までに何度も乗り換えが必要な場合が多く、私は可能なかぎり「バス」を利用することにしています。

 

シャルル・ド・ゴール空港到着

 

 日本からのパリ便で約12時間。ほとんどの便は現地時間の夕方到着します。写真は円形が目印のCDG1(ターミナル1)です。


  ANAの便はCDG2行きのシャトルバスのりばを併設している「サテライト3」を使っています。るマウスポインタを乗せてね♪

 日本からパリ便で約12時間。ほとんどの便は現地時間の夕方到着します。写真は円形が目印のCDG1(ターミナル1)です。
 ターミナル2はAFと協力関係にある会社が利用していて、日本からはJAL、アジアですとKEやCXが使用しています。日本からの直行便でこのCDG1を使うのはANAのみ。
 ANAの便はCDG2行きのシャトルバスのりばを併設している「サテライト3」を使っているので、他社便を使ってヨーロッパ各都市へ乗り継ぐことへも配慮されているようです


 CDG1ではこのように各サテライトと空港ビルとが地下通路で接続していて、ここには非常に長い「動く歩道」が設置されています。


  近未来的なデザインと言われて久しい、CDG1のガラスチューブ式の通路です。ここを通って到着階に移動します。
 

  スーツケースを受取ります。日本のような税関システムはないので、このあとは出口に向かうだけ。

CDG1に到着      サテライト3に向かいます      長い動く歩道に乗って
  

 CDGで共通の案内板。色は黄色で上段がフランス語、下段が英語で案内されています。

シャルル・ド・ゴール空港到着



パリ市内へ向かいます


  CDG1とRERの駅の間には、無人走行列車「CDGBAL」があります。運賃は無料です。


 CDGBAL駅とRER駅はほぼ平行にあるため、水平移動はほとんどありませんでした。


 ここからパリ市内まではRERのB線で約40分。
 

 

 RERの乗車券。CDGからパリ市内までは8.5ユーロ(2009年8月時点)。

CDGVAL    暑いRER車内
 

 いっぽう、もっとも楽に行く方法がタクシーです。タクシーのりばは各ターミナルビルの到着フロアにあります。パリ市内へは高速道路を使うのですが、日本からの便が到着するのが夕方のため、多くの場合は高速道路の渋滞にかかってしまいます。
 時間もスムーズならば1時間かかりませんし、ひどい渋滞にはまると1時間30分以上かかることもあります。料金は40〜50ユーロほどでしょうか。これに荷物に応じたチップを払うことになります。


ナヴィゴ

 

 これが非接触型ICカード「ナヴィゴ」。発行料5ユーロ、ZONE1-2の1週間分が17.2ユーロ(2009年8月時点)。


 ナヴィゴを改札機にかざすと、「リーン」というような独特な音がします。
 

 

 メトロの改札機です。この紫色の部分にかざします。


こちらはバスの車内の改札機 



メトロ
(RATP)


 メトロの切符売り場。メトロの駅は基本的に駅長室のような施設はなく、改札横に有人切符売り場があるだけです。


 1日乗車券「モビリス」。ZONE1-2で5.7ユーロ(約770円)です(2009年8月時点)マウスポインタを乗せてね♪
  


 パリのメトロは号線名と終点駅名が目印。


 そして駅構内の広告の数もセンスもさすが芸術の都です。


なかなかきもい広告です(笑)。
 


 アンヴァリッド駅での、RERからメトロ13号線に乗り換え通路。この連絡通路の長さが尋常じゃないんです。


 タイルで描かれたおしゃれな駅構内の案内。
  

メトロで移動します


  シャトレ・レアール駅構内にあるRATP直営の「メトロ・ブティック」。マウスポインタを乗せてね♪


  サン・ラザール駅構内には、足跡型の路線案内がありました。 

メトロ・ブティック

 メトロ駅構内の路線案内図。号線番号を色で分け、行き先には終点の駅名を記載するのがパリの方式です。
 この表示方式によって、初めて乗る路線でも終点の駅名をたよりに号線とホームを探せばいいので乗り間違えが少ないです。メトロの駅には演奏家たちもたくさんいますよ。

メトロの演奏家      エトワール駅の演奏家



メトロ
の車両たち

 

 パリのメトロは車輪とゴムタイヤの併用方式の路線が多く、車両は小型で1号線と14号線を除き車内からは他の車両へ移動することはできません。写真はメトロ1号線の車両。


 こちらはメトロ4号線の車両です。メトロの扉は半自動(乗り降りする人がレバー又はボタンで扉を開けて、閉める動作だけが自動というもの)です。
 

 14号線に始まった、RATPの新型車両デザイン。このデザイン、私は好きです。
 

メトロ1号線で出発      リヨン駅からメトロ1号線で
 

 パリのメトロの駅は半円形の断面構造になっているところが多く、連絡橋でホームを渡る構造になっています。

 メトロ2号線の終点「ポルト・ドゥフィーヌ駅」にはアールヌーボー様式のとてもかわいい出入口が残っています。

地上を走るメトロ5号線。ここ以外にもあちこちで地上を走行する区間があります。

メトロに乗ります



6号線のビル・アケム橋


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 メトロ6号線の「ビル・アケム橋」。アールヌーボー様式の橋です。写真をクリックしてね♪


 ビル・アケム駅の到着予告ボード。日本と違って、あと何分で到着するかを表示します。
 


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  これが「ビル・アケム駅」から見た「ビル・アケム橋」の上の風景。6号線は地上区間があって楽しいです。写真をクリックしてね♪

ビルアケム橋    ビルアケム駅    ビルアケム橋通過



無人運転のメトロ14号線


 大好きなメトロ14号線に乗ります。

 


  これが先頭車の風景。先頭部分に運転席がないので、まるで遊園地ののりものみたいです。


 メトロ14号線は、無人走行の地下鉄。ホームドアで安全性を確保しています。

メトロ14号線@    メトロ14号線A

 メトロ14号線は、パリで最も新しいメトロの路線で、無人運転を行っています。新しい駅のために、ホームが深いんです。他の路線からエスカレーターで下りて行きます。メトロ14号線の最大の特徴は何と言っても「無人運転」。それも最初から無人で計画されているため、車両には「運転席」自体がありません。ですから先頭車の先頭部分はガラス張りになっていて、ここに座るとまるで遊園地の遊具に乗っているような気分です。


アールヌーボー様式の出入口たち


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 アベス駅のギマール作のアールヌーボー様式のメトロ出入口。写真をクリックしてね♪


 パリで現存する3つのガラス屋根のうちの1つです。
 


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 階段踊り場には、ギマールのアールヌーボーと、この出入口の説明プレートがあります。写真をクリックしてね♪

アベス駅


 ポルト・ドゥフィーヌ駅のアールヌーボー様式の出入口。アールヌーボーの巨匠「ギマール」作で、貝殻とも傘の骨とも見える形をしたとてもかわいい出入口です。


 アールヌーボー建築の特徴は、このように見方によっていろいろな形を連想させることです。

 これは出入口の腰壁に貼られたデザイン。見方によって、動物にも昆虫にも植物にも見えますね。

ポルト・ドゥフィーヌ駅のアール・ヌーボー出入口


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  シャトレ駅のアールヌーボー様式の出入口。写真をクリックしてね♪
 


  アベス駅、ポルト・ドゥフィーヌ駅に続く、ガラス屋根のある出入口です。マウスポインタを乗せてね♪


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 この出入口は、実は他の駅からの移築品。そのあたりの経緯が書かれたプレート。写真をクリックしてね♪

シャトレ駅のアールヌーボー出入口
 

 サンジェルマン・デ・プレ駅の行燈も古き良き時代の名残。
 

クリックしてね!

 ここにも説明パネルがありました。写真をクリックしてね♪
 

 もう1つのギマール作のアールヌーボー様式出入口。まだあちこちの駅で見かけます。



RER(首都圏高速鉄道)


 RERの列車案内モニター。行き先が分かれている路線が多いので、乗り間違えに注意。


 C線の2階建て車両。小型のメトロ車両と比べると、かなり大型の車両です。


 これが2階部分。窓の面積が広く、非常に明るい室内です。

RERに乗ります    セーヌ川左岸を通って

  

 ヴェルサイユ宮殿までのきっぷ。3ユーロほどですから、比較的お値打ちではないかと思います(2009年8月時点)

  約20分で、終点「ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅」に到着。

ヴェルサイユ駅に到着
 

 ヴェルサイユ宮殿には「ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ」行きに乗ります。RERはパリ市内を出ると、いくつかの方面に分かれていく路線が多く、このC線も西方面には、C1、C5、C7の3路線があります。その中で「ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ」はC5の終点。

 駅にあるモニターには、次に来る列車がどこ行きなのか表示されていますが、肝心の列車には行き先は書いてないんです。代わりに列車にはニックネームが付いていて、それを見るとわかることはわかるんですけどね。ですから、列車が遅れて到着すると、到着した列車が自分の乗る列車かどうか、ちょっと不安になります。

 8時15分、2階建ての車両が到着。次の列車まで時間があるので、これに間違いないだろうと乗り込みました。約20分の列車の旅スタート。パリを出ると丘陵地帯を走ります。途中SNCFの路線と併走する区間も・・・。約20分で終点
「ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅」に到着しました。




 こちらはA線でディズニーランドまでのきっぷ。 こちらも4ユーロほどです(2009年8月時点)


  RERのA線「エトワール駅」はめちゃくちゃでかいんです。
 


 ディズニーランド・パリはA4線の終点にあります。マウスポインタを乗せてね♪

RER A線に乗ります

 

 RER「A線」の2階建て車両。A線の列車はどれも長い編成です。


 RERの車両には2階建て車両が多いことともうひとつ特徴があります。

2階建てのRER・A線      2階建てRERで帰ります
 

 こちらはCDGと市内を結ぶRER「B線」の車両。B線には2階建て車両は走っていません。

 こちらはC線用の2階建て車両です。かなりごつい顔をしていますね。
 

 カルチェラタンからパッシーに行くのにとても便利なRER C線です。ヴェルサイユに行く線とは途中で分岐します。

RER・B線で空港へ      オーステルリッツ駅からRERに     RER C線でパッシーへ
 

 RERの路線名は、アルファベットと数字で表示されています。そのうちA、B、C、Dは号線名にあたり、数字は東行き及び北行きが奇数、西行き及び南行きが偶数になっています。
 RERの車両には2階建て車両が多いことともうひとつ特徴があります。それは写真のように扉が車体の外側へ開く、いわゆるアウタースライド・ドアになっていることです。
 日本ではドアが開くときの挟み込み防止の観点からこのような構造の車両はモノレールなどを除けば見当たりませんね。


バス(BUS)

 

 エトワール広場からオペラには「52番」バスが便利です。
 


 サンラザール駅からオペラ・マレ地区を通り、バスティーユへ抜けてゆく「29番」バス。

 

 「95番」バスです。この路線をはじめいくつかの路線に連接バスが使われています。

29番バスでオペラに      バスでアルマ橋へ      95番バスでサンジェルマンへ



 バスティーユからサンジェルマン・デ・プレを通り、シャンド・マルス公園へ行くことができる「87番」バス。


 パリのバス停の多くにある「バス・ロケ」。次のバスが何分後に来るかわかって便利です。マウスポインタを乗せてね♪



 わが家のイチオシ87番バス。このバスのおかげで、サンジェルマン・デ・プレから エコール・ミリテールが近く感じます。

87番バス      87番バス


 NHKハイビジョンで放送した「オムニバス」で紹介していた38番バスに乗りに来ました。
 


 車内の路線図。地図の上に路線が書いてあるので、だいたいどこを走っているのか、推測することができます。
  

 NHKハイビジョン放送で放映した38番バスに乗ってみることにしました。38番バスはサンミッシェルからシャトレ、ポンピドー、サンドニ横を通って東駅に。東駅で再び南方面へ向かう38番バスに乗り換えです。バスの車内からでしたが、久しぶりに「サンドニ門」を見ました。目的なくバスに乗るのって、実に楽しいものですよ。


 小型の「モンマルトルバス」。このバスも含めすべての車体がノンステップバスに更新されました。


 モンマルトル観光には、ピガールからかわいい「モンマルトルバス」が便利です。
  

モンマルトルバス


 車内のナヴィゴ改札機。入口すぐの柱に付いているので、各自かざして乗車します。
 


 車内の券売機。セルフサービスで、お金を入れると、右下の部分からきっぷが出てきます。
 


 停車ボタンです。日本のバスと比べると、かなり大型です。
 
 

バラ・バス@    バラ・バスA    バラ・バスB

 主要なバス停には、広告付きのシェルターがあります。

 パリのバスはみごとに全車ノンステップバス。お年寄りには好評なことでしょう。

82番バス

 バスはその街に住んでいないと利用しづらいとしたものですが、ここパリのバスはちょっと違います。主要道路を中心に路線があり、メトロでは乗換えをしなければ行けない区間を1本の路線で結んでいることが多いのです。目的の場所を通ることを確認したらまずは乗ってみましょう。乗り過ごしたら同じ路線で戻ればいいじゃないですか。


 ルーブル美術館前のバス停。 うしろに見えるのは「カルーゼル凱旋門」。

  ルーブル美術館横のセーヌ右岸を走る「69番」バス。シャンド・マルスからルーブル美術館に行くのに最適。


 リヴォリ通りからオペラ方面には、「21番」バスです。

27番バスに乗ります      69番バス



フランス国鉄(SNCF)

 

 この遺跡のようなたたずまいがSNCFの「北駅」です。
 


 北駅は特急列車の発着が多く、とてもはなやかな雰囲気です。
 

 

 ドーバー海峡トンネルを通るロンドン往き「ユーロスター」。北駅のユーロスター専用ホームから発車します。

北駅

 

 こちらは北駅のすぐ東にある「東駅」です。日本で言う在来線列車の駅ですね。
 
 


 駅に入ると、まず目の前に「マルシェ」が飛び込んできます。駅構内に市場なんてね。そして、ホームに行ってみると、これぞヨーロッパの鉄道!という列車たちがいっぱいです。

東駅



 「パリ・リヨン駅」です。リヨンやジュネーブ方面に出発するTGVがホームを埋め尽くしています。

 



 オール2階建てのTGV。TGVをはじめフランスの特急車両は、先頭と最後尾の運転席のある車両が電気機関車になっていて、中間車はすべて客車列車なんですよ。


 パリ・リヨン駅構内にある有名なレストラン「トラン・ブルー」です。

リヨン駅



市内〜空港へ


 帰国時はスーツケースも重いですので、やはりタクシーが便利。



 タクシーはタクシーのりばで乗ります。ドライバーさんが「空港まで○○ユーロでどう?」って交渉してくることもありますよ。

出発のとき    タクシーで空港へ@    タクシーで空港へA

 

 それではパリ市内からRERに乗ってCDGまで行く方法をご案内しましょう。料金はパリ市内のメトロ駅からならどこでも均一料金です。最寄り駅からメトロ又はRERに乗り、シャトレ・レアール駅や北駅などでB線に乗換えます。
 あとはB線に乗ってしまえばCDGまでは30〜40分ほどで到着します。ANAに乗るときは終点の1つ手前にある「CDG1駅」で下車、JALやAFなどは終点の「CDG2駅」まで乗ります。

シャルル・ド・ゴール空港へ

 

 こちらはCGD1のANAのチェックイン・カウンターです。ターミナル1は円形ビルのため、自分が行きたいカウンターのあるゾーン番号をたよりに、ビル内をぐるっと回ることになります。

 チェックイン終了後、出発フロアへ移動します。出国手続きはそちらで行うことになります。
 
 

CDG1でチェックイン


 これが有名なCDG1のチューブ状の通路です。チューブの中には「動く歩道」があり、ちょうど乗った位置と反対側の位置へ到着します。
 


 そして到着した時と同じようにサテライトに続く「動く歩道」に乗るとサテライト3へ到着します。

 


 ここまでがANA便を使って帰国する際のルート紹介です。
 ターミナル2を使うJALとAFはターミナルが2Aから2Fまでありますから、どこのターミナルから出発するのかを間違えないようにしてくださいね。

出発フロアへ移動      チェックインしてサテライト3へ



おまけ



 これがパリのあちこちにある「貸し自転車」。パリの道を自転車で走るなんて、私には怖くてできません。


 モンマルトルの丘にある「フニクレール。

フニクレールで登ります    フニクレールで下ります

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