産業遺産「愛岐トンネル群」

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★秋の公開期間に紅葉狩りを兼ねて初めて訪れました

  

私の記憶では「定光寺駅」で下車したのは初めてではないかと思います。

ここは名古屋市から遠く離れていないのに、何と無人駅なんですよ。

ホームを降りると地下に階段があります。珍しい駅です。

うわ、ここから並んでる!

入場するまで約1時間かかるとのアナウンス。

まだ350mもあるんだ・・・。

入口手前に「国の登録有形文化財・愛岐トンネル群」の立派なプレートがありました。

結構急な階段を昇るようです。

旧線路はかなり高いところにあったのですね。

到着しました、このSLの巨大な暖簾が有名です。

トンネル内からSLの警笛が聞こえ風が吹いてきました。

いくつかの駅が設定されていて、ここは「3号始発駅」。

通称「3号トンネル」と呼ばれているそうです。

トンネル内は薄暗くてひんやりしていました。

ところどころに照明があり、意外と明るかったです。

トンネル出口にはまあまあの太さの木が生えていました。

レールで作られた防護柵。まずまずの状態です。

愛岐トンネル群は全部でトンネルが8つあり、そのうち愛知県側の3号から6号までが公開されているようです。

このあたりは竹林が群生していました。

だから「竹林駅」なんですね。

あちこちに休憩場所も設営されていました。

紅葉もちょうど見頃で美しかったです。

ところどころに丸く小さくなった「バラスト」が残っていました。

続いて「4号トンネル」に入ります。ここにも中央付近にまあまあの太さの木が生えていました。

4号トンネルの長さは75m。

4号トンネルは短いので、トンネル中央部でも明るかったです。

何年経つとここまで木が成長するのでしょう。

4号トンネルを出てきました。

続いて「大モミジ前駅」。

大きなもみじの木がありました。

そして「水車前駅」。

わが家は水車をスルーしました。

そして「マルシェ」に到着。ここで食べ物と飲み物を売っているのですが、ほとんど売り切れていました。

この日はもっと食べ物を用意しても、売り切れたのではないでしょうかね。

巨大な車輪がありました。

ここは「レンガ広場前駅」。

中央線を走っていたC57のものだそうです。

そしてマルシェの向こうにあるのが「5号トンネル」。

結構な距離を歩きました。

いよいよ最後の「6号トンネル」。

ここが散策コースの終点。

「県境駅」となっていて谷の向こうは岐阜県。

愛岐トンネル群は岐阜県側にもあるのですが、残念ながら公開されていません。

この先50mに全長650mの7号トンネルがあるそうです。

愛知県側を公開するのにも、多くの地元の方々の努力があったそうです。

それではそろそろ戻ります。

それにしても大勢の人が訪れていました。

途中に横穴がありました。

これは何かというと・・・。

通気口でしょうか。

上から覗くとこんなカンジです。

入口まで戻ってきました。

これだけの鉄道遺構が山の中に眠っているのですね。

次の臨時停車の「快速」で帰ります。

ラッキーなことに、今は他線区に移転してしまった「313系8000番台」を名古屋寄りに連結した編成がやって来ました。

 産業遺産「愛岐トンネル群」は国の登録有形文化財に指定されていて、旧国鉄中央西線の廃止となった区間に残っている計8つのトンネルをこ のように呼びます。うち愛知県側にある6つのトンネルの中の3号トンネルから6号トンネルまでの区間が、毎年春と秋の2回公開されています。

 わが家が訪れたのは秋の公開期間中最後の休日の日曜日ということもあり、中央線定光寺駅を出たところからすでに入場する大行列が出来ていました。あまりに長い列を見た瞬間、あきらめて帰ろうかと思ったほどでしたが、何とかがんばって1時間ほど並んで入場しました。

 この「愛岐トンネル群」を整備し公開するにあたり、地元の方々の多大なる努力があったことは有名で、公開中もボランティアで活動されていました。本当にありがとうございます。岐阜県側は愛知県側ほど地元の方の熱意がないのか、森の中に今もひっそりと眠ったままなのが残念ですね。
  

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