全日空商事 ANA公式モデル B747-400 JA8958 (ランディングギア、スタンドつき)

 
  ANAのダッシュ400です。 わが家がパリに行った際にいちばん多く利用した機材です。今回コレクションに加えるにあたり、ロゴをどうしようか迷いました。ANAは以前漢字の「全日空」と英字「ALL NIPPON AIRWAYS」を併記したロゴを採用していましたが、いつからだったかはっきり覚えていませんが、現在の「ANA」に変更していたからです。

 今回もヤフクオで落札することにしたため、どちらか先に出品されたほうにしようと決め、結局この「ANA」ロゴのJA8958を落札しました。今回の落札額は開始価格と同額の9000円、送料込みで9750円で入手することができました。もちろん新品未開封品です。



これが私が購入したANA公式モデルの第2号機。
ANAのB747-400、レジ番号「JA8958」の国際線ラストフライト機です。

 ANAの公式モデルはデカールの細かさが際立っています。また、位置ズレなども皆無ですので、実に精密に再現されています。

  欲を言うならば、コクピットの窓がプリントでないとよりいいでしょう。それでも細かい窓サッシも再現されているので、文句を付けるようなレベルではありません。 

  前輪はそれほど精密ではありません。全日空商事はヘルパに製造を委託しているようですが、ヘルパも機体のパーツの多くはホーガン製ではないかと思います。
  

  その証拠にこのダッシュ400の特徴のひとつ主翼付け根のフェアリングが、ホーガン製と同じつくりになっています。しかし、主翼がはめ込まれた形状で製品化されているため、ホーガンほどの粗雑さは感じません。

 エンジンです。ファンブレードもちゃんと塗装されていますので、かなりのリアルさがあります。

 エンジンナセルのマーキング類も正確に再現されています。

 ダッシュ400の特徴「ウイングレット」です。この小さな翼にあるアクセントがいいですよね。

 私はANAの垂直尾翼の色が好きです。トリトンカラーは目立ちますし、白文字のANAが引き立ちます。

 ピトー管やそのまわりのマーキング類。ダッシュ400はトリプルセブンほど実機にもマーキングがないのですね。

 前方から広角で撮影してみました。トーイングカーのドライバーは、こんなアングルで見ているのでしょう。

スターボードサイド斜め前方から見たアングルです。

 真上からのアングル。主翼上の細かいマーキング類もすべて忠実に再現されています。

 高級感を醸し出している木製スタンド。欠点は傷が目立つことでしょうか。   

ANA公式モデルだけあって、実にすばらしい出来栄えです。
木製スタンドでディスプレイしたくなります。

 全日空商事のスケールモデルの箱は、箱だけでも商品価値がありそうな出来栄えです。
 

 箱の天板部分は開くとそのシップの解説が掲載されています。これを読んでいると、シリーズすべてを揃えたくなってきます。

  全日空商事のモデルはANAが全面協力していることもあって、 実に精巧にできています。そのため、エバーライズ製のような、箱を開けてみないと製品の出来が心配ということはありません。

 トリプルセブンと同様にアンテナ類がプリントでなく、パーツで再現されていたら10点満点というところでしょうね。主翼付け根のフェアリングも、スナップキットのホーガンよりは繋ぎ目が目立ちません。あとで塗装するプラモデルなら、ここはパテで埋めて処理してしまうのですけど、完成モデルではそうはいきませんので、これで満足するしかありません。

ボディ成形の正確さ:9、細部の再現性:9、デカールの精密さ:10・・・総合:9

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