ホーガン・ウィングス ノースウエスト B747-400 (ランディングギア、スタンドつき)

 
  今回ご紹介するのはホーガン・ウィングス製のノースウエスト航空B747-400です。ご存じのとおり、ノースウエスト航空はすでにデルタ航空と経営統合し、実質的になくなってしまいました。

 私は成田からLAまでとホノルルから成田までの計2便で搭乗したことがありますが、以前の私はNWがきらいでした。理由はNWという会社が「経済第一主義」だったからです。エアバンドを聞いていても、管制官の指示を無視して平気で近道したり、あまり程度のいい航空会社ではなかったからです。

 しかし、自分も搭乗したことがあることですし、何よりヤフオクで終了価格が2000円までしか上がらず、格安で入手することができたため、コレクションに加えることになりました。


ホーガン・ウィングス製ノースウエスト航空B747-400です。

CIIされる前は「赤エビ」などと嘲笑されたNWの747ですが、
このカラーリングになって、ぐっと洗練された飛行機に見えるようになりました。
しかし、それからわずか数年でDLに吸収合併されてしまうとはね・・・。

  モデル入手して最初に思ったのは、「こんな色だっけ?」でした。私は実際に搭乗したことがあるのですが、実機はもっと白っぽかったのです。

  最初モデル化されるときに、色を間違えたのではないかと思ったくらいでしたが、おそらく私たちが見ていたのは「色褪せた」カラーリングだったのでしょう。

 NWの744のエンジンは「P&W」です。ホーガンはGEとP&Wは共通パーツとせず、ちゃんと別々に用意してありました。このあたりもエバーライズとは格が違いますね。

 GEとP&Wの形状は酷似していますが、P&Wのほうがエンジンナセルが短く、排気部分がやや丸っこくなっています。しかしスケールモデルだと違いがわかりづらいです。

ポートサイド斜め前方からのアングル。同じデザイン会社が手がけただけあって、
JALの旧カラーリングであるアークカラーに通じるものがあります。

ポートサイド後方からのアングル。
こんなにシルバーが鮮やかなNW機に出逢ってみたかったです(笑)。

 B747-400のシンボル「ウイング・レット」。ボーイング社の航空機で、このあと出た新型機でウイング・レットを装着した航空機はありません。

  垂直尾翼です。やはり垂直尾翼のアクセントは全体に与えるインパクトが大きいですね。
 

ポートサイドの真横アングルです。
全体からすると、まずまずの完成度だといえるでしょう。
カラーリングのおかげで、主翼付け根のフェアリング部分も目立ちません。

真上からのアングルです。NWの主翼は単色なのですね。

真後ろからのアングル。
ウイングスパンの広い、美しいフォルムが再現されています。

パッケージも機体に合わせてシルバーになっています。

 ホーガン・ウィングスのB747-400はすでにJALのアークカラー機を所有していて、主翼付け根フェアリング形状部分の接合部がウイークポイントであることはレポートしました。

 それ以外はホーガン・ウィングスのB747-400には、これといってマイナスイメージは感じません。エンジンもちゃんとP&WをGEとは別に用意してありました。ただ、これはホーガン・ウィングスのせいではないのでしょうけど、空港で見ていたNWの744のボディはもっと白かったのです。メタリックシルバーという耐光性の悪いカラーだったため、あのように色褪せた機体ばかりだったのかもしれませんけどね。

 すでにDLに合併吸収されてしまい、空港では見ることができないNWですので、せめて部屋の中でくらいは残してあげようではありませんか。

ボディ成形の正確さ:8、細部の再現性:7、デカールの精密さ:7・・・総合:7

horizontal rule