B-Model ANA BOEING747-200(ランディングギア、スタンドつき)

 
 今回入手したのは、B-modelsの「ANA BOEING747-200」です。自分が搭乗したエアラインの機種をすべて集めるという目標は達成していますし、ディスプレイしているメタルシェルフラックもすでにいっぱいなので、以前より1機購入すると1機を片付けるという状況。そのため、もう新規収集はしないつもりでしたが、たまたまネットオークションで、自分が実際に搭乗したことのあるANAの「B747-281B JA8175」のモデルプレーンが存在していることを知りました。

 調べてみるとこれは全日空商事が販売するホーガン・ウイングス製モデルではなく、B-models製のダイキャストモデルであることが判明。私はB-modelsというメーカーにあまり詳しくないものの、以前にBAの744を購入したことがありますし、どうやらインフライトと関係があるようで、同じ工場で生産されているようです。

 ネットオークションでは軽く2万円を超えていまして、どうしようかなと悩んでいたところ、メルカリで新品・未展示品が予算内で出品されたので、思い切って購入することに決めました。何せ自分が実際に搭乗したレジのモデルプレーンですから、これをコレクションしないわけにはいきませんからね。

 

 B-Models 「ANA BOEING747-200 JA8175」。ギア装備&スタンド付属。

久しぶりに全日空商事以外のANA航空機のモデルプレーンを購入しました。

 

ポートサイド真横から。B747クラシックのANA航空機は初の入手です。

 

真上から。ダイキャスト製なのでともかく重いです。

 

真下から。実に精密に再現されています。インフライト製品と同じですね。

 

機首前方から。

 

テールから。APU排気口も精巧です。
 

L2ドアから前方部分。

コクピットシールドは印刷です。

前輪。よく見るとかなり精巧です。

ここがダイキャスト製B747の特徴。

B747クラシックの特徴HFアンテナ。

L5ドア付近のレジ。

 

垂直尾翼。デカールのずれ等はありません。
 

B747クラシック時代のGEエンジン。

シルバー塗装なので実機と若干違います。

メインギアと格納庫部分。

後方排気口も精巧。

 

スタンドもB-modelsとインフライトは共用部品のようです。
 

ダイキャスト製はともかく重いです。

重い機体を乗せるスタンドも堅牢です。

いつもスタンドに乗せて飾っていますが・・・
 

棚に置いて飾った場合、ゴム製タイヤは変形しないのでしょうか。

普段はあまり撮らない前方下面からのアングル。

 

そして飛行姿勢での正面アングル。

 

全日空商事のB747-400と並べてみます。

全日空商事の精巧なデカールのモデルプレーンにも見劣りしません。

両方とも実際に搭乗したことのあるシップなので、非常に愛着のあるモデルプレーンなんです。

 私のモデルプレーンコレクションは、予備機を含め7機セットのブルーインパルスを7機にカウントすると、すでに80機以上の機体を保有していることになります。このうち最多保有機種はB747シリーズなのですが、これは自分が搭乗した便の使用機材がB747が多かったことが理由。ひと昔前の国際線はB747を使用した路線が多かったですからね。

 モデルプレーンにはホーガン・ウイングスやエバーライズが製造し、自社ブランドやヘルパ、全日空商事、JALUXなどが販売しているプラスチック製と、インフライト、JCウイングス、ジェミニなどが販売しているダイキャスト製に別れますが、B747に限って言うと双方に長所短所があるうえ、価格帯も異なります。今回入手したB-modelsというメーカーについて私はあまり詳しくありませんが、パッケージやモデルの特徴から推測すると、B-modelsとインフライトの製品は同一工場で生産されたものと思われます。

 B747という機種はモデルプレーンにする際、意外とディテールが難しい機体で、特に主翼付け根部分が最も苦労していると思われます。今回のB-modelsの「ANA BOEING747-200」はB747クラシックなので、主翼付け根部分のフェアリング形状がダッシュ400と異なります。しかし、ダイキャスト製モデルでは、おそらく重い主翼をボディに固定しなくてはならないためでしょうけど、結構ごつく接合されています。ネイビーブルーだったBAのB744やホワイトボディだったアリタリアのB742ではあまり気になりませんでしたが、エアクラフトグレーの今回のANAのB742ではこの接合部分がやや目立ちます。

 ホーガン・ウイングス製のB742は主翼接合部のボディ側がフラットになっていて実機と異なりますので、プラ製とダイキャスト製どちらのB742のモデルプレーンにも、一長一短あると思えるわけです。これがB744ではホーガン・ウイングスもボディ成形を変更して実機に近づけていますが、スナップフィットモデルである自社製品では接合部の主翼側塗り分けが実機と異なるため、いまいち感が拭えません。

 その点、全日空商事はこの違和感を払しょくする工夫をしていて、ことB744モデルの主翼付け根のフェアリング部分においては、全日空商事のモデルプレーンがいちばん出来がいいと思っています。

ボディ成形の正確さ:10、細部の再現性:9、デカールの精密さ:10・・・総合:9.5

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