My Love
BRITISH AIRWAYS

★スピードバード=それは名古屋空港の奇跡でした

  BAそれはブリティッシュ・エアウエイズの2レター。古くは英国航空といい、航空マニアの間では「スピードバード」で称されるイギリスのフラッグシップ。スピードバードとはブリティッシュ・エアウエイズのコールサインで、私の知りうる限り、なくなってしまったアメリカのPANAMの「クリッパー」と並び、世界に2つしかない航空会社をイメージさせない素敵なコールサインをもっているエアライン。

 このスピードバードがかつて名古屋空港にも定期便として飛来していました。名古屋−ロンドン間約10,000キロを、名古屋空港の2,740mの滑走路から離陸することは 当時不可能といわれていました。しかしスピードバードはその常識を覆し奇跡を起こしてくれました。おそらくカーゴルームは空に近かったのでしょうが、 ボーイング747−400を使用して2,740mの滑走路をめいっぱい使って離陸する姿にいつも感動を覚えたものです。

 私は1995年にこのスピードバードに1度だけ乗ったことがありました。スピードバードは私のあこがれのエアラインであった「エールフランス」よりも先に 私を乗る気にさせたのです。なぜなら当時エールフランスは「成田・モスクワ経由」、ルフトハンザは「香港経由」といった具合に、他の路線を延長して名古屋線を運航していたに過ぎなかったのに対し、このスピードバードは当時ヨーロッパ方面へ唯一名古屋からのノンストップ線であり、かつB747−400(ダッシュ400)を使用していたことへの敬意の表しでもありました。

 名古屋空港にランディングするBA21便。シックなカラーリングとその飛行距離、そしてダッシュ400(B747−400)の機材と相まって、注目度はかなりのものでした。

 BA22便のボーディングパス。日本ではANAのハンドリングを受けているため、ANA系のシートを使っていました。

このカラーリングに人気が集まっていました。

 名古屋空港に駐機中のスピードバードBA22便。写真は私が乗った95年1月12日のもの。B747−400「City of St. Davids」号。

 名古屋空港のわずか2,740mの滑走路で、
ロンドンまでの約10,000キロを飛行するスピードバードのB747−400。
そのシックなカラーリングとめいっぱい滑走する姿は、
名古屋空港で飛行機を見つめるすべての飛行機ファンを魅了していました。

 BA22便のコックピット。B747−400のハイテクなメーター類は、B747クラシックのぎっしり並んだ計器類とは全く対象的な印象を与えます。

機内で見つけた「City of St. Davids」号のプレート。

 ロンドン・ヒースロー空港。日本ではほとんど見ることができないBAのB747クラシック。

  ヒースロー空港で出発を待つBA21便。
 

BA21便のボーディング・パス。機体のカラーリング同様濃紺に赤色のライン。
今はカラーリングが変わりましたので、ボーディング・パスはどうなっているのでしょう。

こちらはスーツケース用タグ

 日本海を渡って新潟を過ぎると、アルプスのすばらしい景色を見ることができます。

 セントレア(中部新国際空港)でこの勇姿を再び見ることができるでしょうか。

さよならBA・・・。

BA21便をバックに記念写真を。



LHR-CDGにも乗りました

 ロンドンからパリまでBA308便に乗りました。

 BA308便のボーディング・パス。

おっと、BAのコンコルド発見!

 すかさずコンコルド専用ラウンジに突入してシャッターを押しました。(入口の係員には何とか許可がもらえました(笑)。)

 私たちが乗るBA308便はB767−300を使っていました。BAって現在までのおいたちも使用している機材の種類もJALとよく似てますね。

 ヒースロー空港を見れば、BAがいかにたくさんのB747を保有しているかがよくわかります。

 

 ロンドン−パリ間の機内食はサンドイッチ1個・・・。まあ、距離的には日本の国内線を飛んでいるみたいなもんだもんね。
 

★奇跡はもう起こらないのか

 ブリティッシュ・エアウエイズ、通称BA、コールサイン=スピードバード。このエアラインが名古屋にB747−400によるノンストップ便を就航したこと自体が、もはや奇跡だったのかもしれません。なぜなら名古屋とイギリス・ロンドンを直接結びつけるものが見 あたらないからです。

 そこへJALが名古屋−ロンドン便を就航したものですから、いくらヨーロッパのゲートウエイといってもJALと争ってまで運航を続ける必要もなかったのでしょうね。エールフランスを例にとると、そこにはトヨタ自動車の存在があります。というのはフランスにはトヨタのヨーロッパ法人があるからです。同様な理由でノースウエスト航空のデトロイト便やJAL及びCA(中国国際航空)の天津便など企業活動を見込んだビジネス路線が、名古屋空港の国際線のもうひとつの素顔といえるのではないでしょうか。

 ただブリティッシュ・エアウエイズの名古屋線運休がエールフランスのそれと比べて地元に与えたショックが少なかったのは、同時にほぼデイリー運航だった「関空線」も運休したこと、JALのロンドン線が存続していたことの2点が挙げられます。残念なことにそのJALのロンドン線も、アメリカの同時航空テロ事件の後遺症でいまだに運休しています。

 正直言って、ブリティッシュ・エアウエイズが名古屋空港又はセントレア(中部国際空港)に戻ってくる可能性は低いと思えます。しかし一度は奇跡を起こしてくれたのです。もう一度ブリティッシュ・エアウエイズに奇跡を願っているのは私だけではないはずです。

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