2017年7月29日から31日まで、あーちゃんが出場するインターハイを観戦するため、山形に行って来ました。往路は29日の県営名古屋空港定刻午前11時20分発のFDA383便を利用、復路は31日のおいしい山形空港定刻午前11時15分発のFDA382便を利用しました。

 実はあーちゃんがインターハイ出場を決めたのちも、しばらくは行くかやめるか決めかねていました。しかし、今回のインターハイがあーちゃんにとって最後になることから、やはり行くことに決めました。山形に行くならFDAに乗らなくちゃというわけで、これが私にとって初のFDA便利用であると同時に、県営名古屋空港からも初フライトになりました。


★2017年7月29日の山形行きFDA383便搭乗、使用機材が福岡から10分遅れで到着             

 

  

いつも見慣れたFDAのチェックインカウンター。

今日のFDA383便はパープルの6号機。

私は今回自動チェックイン機を利用。

2次元バーコードをかざし搭乗券を発券。

さっそく展望デッキに出て福岡からのFDA302便を待ちました。
この便の機材が山形行きのFDA383便になるのです。

あいにく定刻から10分遅れでランディング。

そのせいかすごいスピードでした。

W5誘導路から滑走路を離れ・・・

12Aスポットに向かいます。

いちばん遠いスポットに入ったので、フィンガーコンコースを延々と歩くことになります。

福岡から10分遅れで到着
  

 2017年7月29日(土)、いつもと同じように自転車で名古屋空港にやって来ました。マダムにクルマで送ってもらってもよかったのですが、帰りのことを考えると自転車のほうがいいと思ったからです。

 出発の1時間半ほど前の午前10時には到着。今日はチェックインカウンターではなく、自動チェックイン機を使ってみることに。操作方法はカンタン。印刷してきた予約ページについている「2次元バーコード」を機械にかざすだけ。すると登録情報が表示され、確認後搭乗券が出てくるというシステム。その後、チェックインカウンターに向かい、荷物を預けて搭乗手続き完了。

 身軽になったところで展望デッキへ。今日利用する定刻午前11時20分発のFDA383便山形行きは、朝いちばんで福岡を1往復してきた機材が使用されるので、福岡からのFDA302便を待ちました。しかし、定刻を過ぎても戻って来ません。ちょっと心配になっていたところで10分遅れで到着。私は6号機のランディングをビデオに収めたのちに、1階搭乗待合室へ向かいました。



★初めてのフィンガーコンコース

  

手荷物検査場は混雑していました。

出発案内はまだ定刻表示のまま。

これが現在の搭乗待合室。思っていたよりも広かったです。

フィンガーコンコースへの出入口。

OA用カウンターもありました。

搭乗待合室から見たエプロン。目の前は14Bスポット。

これから通る「フィンガーコンコース」。

ようやく10分遅れで搭乗開始アナウンス。

出発案内は定刻のままでした。

優先搭乗ののち後方座席から機内へ案内されました。

さあ、いよいよフィンガーコンコースへ。

ここが横断歩道部分。

横断歩道部分からは北側に14Bスポットが見え・・・

南側に12Bや12Cスポットが見えます。記念撮影ポイントでもありますね。

出発客と到着客がクロスすることになります。

12Aスポットは先端のゲートAから。

ここで搭乗券の改札が行われました。

もし雨が降ってたら、ここから先は傘がないと大変!

そしてタラップカーの階段を昇ります。

この階段がなかったらお年寄りは楽なのにね。

初めてのフィンガーコンコース
  

 6号機のランディングを撮影したのち、1階に降りて手荷物検査場へ。この時間帯は午前のターンアラウンドの真っ最中ということもあって、手荷物検査場には列ができていました。数分並んで手荷物チェックを受けて搭乗待合室へ。県営になって初めての搭乗なので、現在の制限エリア内を見るのは今回が初。搭乗待合室は思っいたよりも広かったです。

 FDAは通常、出発15分前に搭乗を開始するのですが、今日の山形行きFDA383便は10分前になっても搭乗開始アナウンスはありません。優先搭乗のアナウンスが流れたのは定刻時間を過ぎたのちで、出発時間は到着遅れと同じ10分遅れの午前11時30分になるようでした。

 優先搭乗ののち後方座席の人から搭乗を開始。私たち機体前方座席の人は最後でした。ようやくフィンガーコンコースを歩くことになったのですが、今日は雨が降ってないからいいものの、ちょっと強い雨だと濡れちゃうなあと思いましたね。オープンスポットの宿命とも言えますけどね。



★フジドリーム・スリーエイトスリー・クリアド・フォー・テイクオフ

  

私は今回、往路の383便の座席をポートサイドの4Aにしました。
理由はRWY34から離陸する際にエプロン側の風景を撮影するためです。

タラップカーが動き出しました。

結局10分遅れは回復できないまま。

午前11時30分、車止めが外され出発準備完了。

グラハンさんのお見送りを受けながらタクシーアウト。

駐機スポットが先端の12Aだったので、くるりんぱ中も視界良好でした。

ただ、12Bや14Bで見られるようなその場での180度転回じゃなかったのが残念。

W1からフルレングスDEPしますようにって祈りながら無線を聞いていました。

やった〜、インターセクションDEPする際のW2通過。

ここが名古屋空港名物「GP HOLD」ライン。

W1でホールドショート。着陸機を待ちました。

フジドリーム・スリーエイトスリー・タクシー・トゥ・ランウエイ34
  

「フジドリーム・スリーエイトスリー、クリアド・フォー・テイクオフ・ランウエイ34」。

力強くローリング開始。エアポートウォークと建設中のあいち航空ミュージアムが見えます。

ターミナルビルの正面付近でローテーション。

W5とW6、それに三菱ランプの前付近でエアボーン。

ここがMRJが飛行試験の「フライトライン」に使っていた16・17・18番スポット。

眼下に航空館boonと増設された新駐機場が見えます。

久しぶりに見た名古屋空港からの離陸風景でした。

それにとても静かな離陸でした。

HOUBA THREE DEPARTURE(ホウバ・スリー・ディパーチュア)で上昇開始。

夜だったらきれいでしょうね。

あっという間に木曽川。

フジドリーム・スリーエイトスリー・クリアド・フォー・テイクオフ
  

 機内に入り自分の座席に向かうと、いないはずの隣の座席に人がいて驚きました。いつのまにチェックインしたのでしょう。機内には空席は1〜2席くらいしか見当たらなかったので、ほぼ満席近い搭乗率なのだと思います。私の座席は前方から4列目のポートサイド側「4A」。理由はRWY34から離陸する際の風景がこちら側のほうがいいと思ったからです。

 80名前後の搭乗が完了しドアクローズ。タラップカーが外されました。そしてコクピットがナゴヤGNDにタクシングをリクエストし、10分遅れで出発しました。結局到着機の10分遅れを回復することはできませんでした。もう1つ、今回の使用スポットが滑走路寄りの12Aだったため、12Bや14Bからのような「180度くるりんぱ」でなかったことが残念。

 それでも転回中に視界を遮るものはないので、非常にクリアなエプロン風景をビデオに収めることができました。そしてWP誘導路をゆっくりとタクシング開始。私はこのとき心の中で「フルレングスDEPしますように」と祈っていました。理由は単純、久しぶりにW1からの離陸風景を見たいから。

 私の祈りが通じたのか、単に離陸重量が重かったからなのか、W2を通過しGP HOLDラインも通過。本当に久しぶりに見るW1へのタクシング風景でした。滑走路手前で「ホールドショート」。到着機が1機あるようでした。そしてラインナップアンドウェイトしたのちナゴヤTWRから「フジドリーム・スリーエイトスリー・クリアド・フォー・テイクオフ」を受けてローリング。JA06FJは力強く大空へ舞い上がって行きました。



★わずか1時間の短いフライト

  

 シートベルト着用サイン消灯。機内アナウンスが流れました。

 FDAのシートピッチは私の想像よりずっと広かったです。快適な足元スペースでした。

ドリンクサービス開始。

欲を言うならホットコーヒーがよかったなぁ。

短いエンルート飛行時間
  

 山形行きFDA383便の出発から到着までの時間はわずか65分。ここから地上での移動時間を引くと、実際飛んでいる時間は1時間を切る短いフライト。ベルト着用サインが消えたのは離陸後10分ほど経ってからだっと思いますので、巡航高度で飛行する時間は30分あるかないかでしょう。

 その短い上空での時間で、ドリンクサービスが始まりました。ドリンクの種類はアップルジュースのみ。欲を言うなら温かいコーヒーがあるとうれしいですね。シャトレーゼのチョコレート付きとのアナウンスだったのでどんなチョコレートが配られるかと期待していましたが、いただいたのは500円玉大のもの。シャトレーゼの提供品ですから、まあこんなもんかな。



★山形レディオとの交信を楽しみながらランディング

  

 山形空港へのアプローチでは、山形レディオから「ハイステーション」と「カジョー」通過のボジションレポートを指示されました。どこのステーション(多分VOR)なのかはわかりませんが、ハイステーション通過後、大きくレフトターンしました。

 ハイステーションに続いて「カジョー」でボジションレポート。山形市内上空を通過の際、眼下に「霞城(かじょう)公園」が見えたので、カジョーはこのあたりでしょうか。

カジョー通過後、山形レディオが「ランウエイ・イズ・クリア」を通知。

航空管制官のいない山形空港ではパイロットの判断で着陸するのです。

午後0時35分、定刻より10分遅れで山形空港RWY01にランディング。

雪国の空港ということでラインがすべて黄色です。

ランウエイエンドのターニングパッドで右転回。

並行誘導路がないので滑走路を走行して駐機場へ。

地方空港ってこんなカンジなんですね。

山形レディオからスポット3と通知されて向かって右側のスポットへ向かいました。

山形レディオからの「ランウエイ・イズ・クリア」でランディング
  

 機内での電子機器使用が大幅に緩和されたため、離着陸時にもビデオ撮影できるようになったし、エアバンドレシーバーを使い続けることもできるようになりました。今回私は名古屋空港を離陸後、無線周波数を山形レディオにセットしておきました。

 短いエンルート飛行ののち、レシーバーから「山形レディオ、フジドリーム・スリーエイトスリー」とこのシップから山形レディオへの交信が聞こえてきました。山形レディオからは現在の山形空港の気象情報が告げられたのち、「リポート・ハイステーション」が指示されました。ハイステーションはレディオがポジションレポートによく使うそうです。

 そしてシップがハイステーション通過を報告すると、今度はリポート・カジョーを指示されました。カジョーが山形空港RWY01への最終チェックポイントのようです。カジョー通過後、レディオが「ランウエイ・イズ・クリア」を通知。ご存知と思いますが、航空管制官のいない空港では、レディオと交信しながらパイロットの判断で離着陸を行うのです。初めて聞いた「ランウエイ・イズ・クリア」は私には新鮮でした。

 着陸後、並行誘導路のない山形空港ではランウエイエンドのターニングパッドで向きを替え、滑走路を走行してエプロンへ向かいました。ここで山形レディオが使用スポットは3であることを通知して、無線交信は終わりました。ブロックインは午後0時35分、やはり定刻からの10分遅れは回復できていませんでした。



★到着後、展望デッキに次便の離陸を撮影に

  

山形空港には2基のPBBがありました。

機体静止後すぐに動き出し接続。

やはりPBBでの移動のほうが空港らしいですね。

ターミナルビル2階に入ります。

山形空港ではJAL系のグラハンさんが地上業務を行っていました。

 到着口でキャンペーンのお米をいただきました。産地の金山町長直々に配っておられたそうです。

 到着案内は10分遅れを表示していました。結局、福岡からの10分遅れは回復できず。

私は3階の展望デッキを目指します。

今乗って来た6号機の離陸を撮るためです。

山形空港到着、さっそく展望デッキに
  

 3番スポットに到着後、すぐにPBBが動き出しました。フィンガーコンコースを作って平面移動になった名古屋空港とは違い、山形空港ではオーソドックスなPBBで接続し、ターミナルビル2階を出発フロア、1階が到着になっていました。どちらの場合でも航空機と地上の間には建物1階分の段差があるので、どこかで必ず階段を昇降しないといけないわけで、PBBのほうが航空機への移動はスムーズに行える気がします。

 ターンテーブルから預けた荷物を受け取り到着から出ると、山形空港利用促進のキャンペーンが行われていて、パンフレット類とともに何とお米をいただきました。やはり山形というとお米の生産地でもあるのですね。山形空港には現在、JAL便が東京と大阪から5便、FDAが名古屋から2便と札幌へ1便の計8便。確かに利用者を増やして就航便数を増やしたい気持ちはよくわかります。
 
 そんなことを考えながら、私は予約してあったレンタカーの手続きをすることなく2階へのエスカレーターに乗りました。そして、出発フロアを通り抜けて3階の展望デッキへ向かいました。



★離陸する際も「ランウエイ・イズ・クリア」

  

3階展望デッキに到着。うーん、おいしい山形空港ってどうなんでしょう?

30分のターンアラウンドで新千歳へ向かう6号機。

トーイングカーで押し出してもらいます。

トーバーを外し出発準備完了。

10分遅れでタクシーアウト。

並行誘導路がないのでここから滑走路へ進入。

RW01へ向けてタクシングして行きました。

そしてターニングパッドで向きを替え・・・

短い静止時間でローリング開始。

滑走路を1000メートルほど走ってエアボーン。

乗って来たシップの離陸を見送るのって、意外に新鮮なものですね。

FDA602便テイクオフ
  

 展望デッキに到着すると、数名の人がFDA便を見ていました。1日8便の山形空港では、わざわざ飛行機を見に来る人も少ないのでしょうね。山形は東京から陸路で400キロ弱。名古屋と東京の位置関係に近いので、東京への移動手段は山形新幹線なのでしょう。羽田便が増えないと空港利用者数もなかなか増えないでしょうね。

 パープルの6号機は次便新千歳行きFDA602便の出発準備中でした。短い30分のターンアラウンドで、グランドハンドリングするのは大変だと思います。おまけに山形空港はPBBがあるため自走でのタクシーアウトをしませんので、トーイングカーで押す時間やトーバーを外す時間なども余分にかかります。

 結局、名古屋空港に10分遅れで到着した6号機は、山形空港でのターンアラウンドも10分遅れのままでした。定刻より10分遅れの午後1時05分、トーイングカーが押し始めました。そしてトーバーを外してタクシング開始。滑走路を走行してRWY01のターニングパッドで向きを替え、短い静止ののち大空へ舞い上がって行きました。




★2017年7月31日の名古屋・小牧行きFDA382便搭乗、出発時間まで展望デッキで飛行機ウォッチング   




  

早朝から山形空港にやって来ました。

これもレンタカーの恩恵です。

まだ人影のない空港を歩いてみました。

出発口にはインターハイの横断幕。

到着口には「おいしい山形空港」の横断幕。

午前7時30分を回ったので、展望デッキに向かいます。

まだ人影のないビル内を歩きます。

それもそのはず1番機が到着するのは午前8時20分。

誰もいない・・・

こちらが北側の3番スポット。

そして南側の2番スポット。

奥羽山系のパノラマ写真。天気がよければこんなふうに見えるのですね。

朝の山形空港展望デッキ
  

 早朝から山形空港にやって来ました。インターハイの観戦以外、山形天童での予定は何もないので、搭乗時間まで展望デッキで飛行機ウォッチをしようと思ったのです。ただ、山形空港にはナイトステイ機はいないので、一番機が飛んで来るまで何もすることがないのです。

 午前7時30分に展望デッキがオープン。ほかに居場所もないので荷物を持って展望デッキへ向かいました。チェックインは搭乗時間の1時間前からしか行ってくれないのです。展望デッキに出てみると、今朝は意外にいい天気。それでも奥羽山系のパノラマ看板のような風景は見ることができませんでした。



★午前8時20分、伊丹からこの日の一番機が飛んできました

  

午前8時20分、JAL2233便ランディング。

機体が白いと小さく見えますね。

FDAの1・2・4号機と同じERJ170なのに。

3番スポットに到着しました。

JAL2233便ランディング
  

ターンアラウンドの時間はわずか30分。

この便のキャプテンが機体の点検。

 そして午前8時50分、羽田行きのJAL174便としてプッシュバック。

 思えばこのJ-AIRは以前名古屋空港をベースにしていたんでした。

そのJ-AIR撤退後、FDAが就航したわけですから・・・

運命の歯車ってどう回転するかわからないものです。

山形レディオが羽田からのJAL175便がアプローチしていることを伝えるなか、
羽田行きJAL174便は飛び立って行きました。

並行誘導路がないので、滑走路進入後はモタモタできません。

JAL174便エアボーン
  

 展望デッキに出てしばらくして、山形レディオに伊丹からのJAL2233便がコンタクトしてきました。おとといの搭乗便と同じようにまずは「ハイステーション」、続いて「カジョー」を通過したところで「ランウエイ・イズ・クリア」。

 カジョー通過後、5〜6分くらいでトラフィック・インサイト。ほかには離着陸機はいないので、滑走路さえ問題なければ着陸に支障なしです。JAL2233便は定刻通りに3番スポットに到着。30分のターンアラウンドののち、今度は羽田行きのJAL174便としてプッシュバック。山形レディオから次便が近づいていることを告げられるなか、RW01から飛び立って行きました。



★入れ替わるように羽田からの175便ランディング

  

午前9時05分JAL175便がやって来ました。

さきほどの174便と入れ替わるようにランディング。

ほぼオンタイムで3番スポットに到着しました。

JAL175便ランディング
  

午前9時40分、伊丹行きJAL2234便プッシュバック。

コクピットから手を振ってくれました。

これで朝のJALの2便のターンアラウンド完了。

ちょっと寂しい空港ですね。

JAL2234便エアボーン
  

搭乗1時間前になったところでチェックイン。

何と今日の機材は往路と同じ6号機!

荷物検査が始まるのを待って荷物を預けます。

今日乗るFDA382便のボーディングパス。

 羽田行きの174便が離陸した5分後に、羽田からの175便が飛んできました。定刻だとこの2便の離着陸時間には20分の差がありますが、174便の出発が遅れると平行誘導路のない山形空港ではちょっとあわただしくなるかもしれません。

 そして30分のターンアラウンドののち、今度は伊丹行きのJAL2234便としてプッシュバック。この2便がどうして山形空港で羽田と伊丹に行き先を入れ替えているのかわかりませんが、2機のJ-AIR機は並ぶことなく東京と大阪へ入れ替わって飛んで行きました。

 このあとは名古屋からのFDA381便がやって来るまで1時間離着陸はないので、チェックインと荷物を預けるために1階に向かいました。往路と同じように自動チェックイン機でボーディンスパスを発券。荷物を預けるためにカウンターに行ったところ、今日の382便が往路の383便と同じパープルの6号機との案内。ちょっとがっかりしてしまいました。



★午前10時40分、名古屋からFDA381便到着

  

午前10時40分、名古屋からのFDA381便がやって来ました。

しかしせっかくのマルチカラーなのに・・・

往路と同じパープルの6号機だったのです。

わかっていたこととはいえ、ちょっと残念でしたね。

FDA381便ランディング
  

私もこれで3階展望デッキから2階待合室へ移動。

今日は定刻通り出発しそうですね。

待合室内には使用機材案内ボードがありました。

ガラス越しにPBBが見えます。

優先搭乗に続き後方座席が案内されました。

それでは機内へ向かいます。

通路幅が狭いので長く感じます。

PBBは搭乗機を見渡せないのが欠点。

FDA382便に搭乗します
  

 午前10時40分、折り返し便としてFDA382便になる名古屋からのFDA381便がやって来ました。FDAは11機に10色のカラーリングを施しているので、往路と復路で別のカラーリングになる可能性が高いと思うのですが、残念ながら今回は往復ともパープルの6号機になってしまいました。

 乗ってしまえばカラーリングはあまり関係なのですけど、せっかく乗るのなら違う色の機体に乗りたいと思うのが人間心理。今回の山形便利用で唯一残念なことでした。着陸したパープルの6号機はおよそ5分かけてランウエイエンドのターニングパッドから3番スポットにタクシングしてきました。私もこれで待合室に移動です。

 2階にある手荷物検査場を通って待合室に入りました。この時間ここにいるのは全員FDA382便に乗る人。実はインターハイに出場したあーちゃんも同じ便で帰るので、すでに仲間たちと待合室にいました。しばらくして優先搭乗から順に機内に案内され、続いて機体後方座席の人が案内されました。今回私の座席はうしろから5列目の17Kなので、このタイミングで機内に向かいました。



★オンタイムでプッシュバック

  

復路の座席はスターボードサイド(機体右側)の17K。
窓側座席で指定できたのがここしかなかったのです。

でもたまにはスターボードサイドに座るのもいいかもしれません。

さあ、オンタイムでプッシュバック開始。

 トーバーを外している間に展望デッキのみなさんをチェック。 

 5〜6人がこの便の出発を見送ってくれていました。みなさん、さようなら〜。

FDA382便プッシュバック
  

 機内に入って座席に着きました。今回の座席は17列のK。今回実はこの便の航空券を15,000円で購入できたのですが、その際予約可能座席の中で窓側座席が空いていたのはここだけだったのです。

 名古屋空港でのアプローチ風景を見るのに、自宅がある左側のほうがよかったのですが、こればっかりはどうしようもありません。それに季節がら使用滑走路がRW16かもしれないですしね。往きと帰りで機体左右からの違った風景を見られるもの悪くないと思いました。

 定刻通り午前11時15分にプッシュバック。自力タクシングする名古屋空港とは違い、プッシュバックされながらエンジンスタートします。そしてエプロン沖合でトーバーを外して出発準備完了。



★山形レディオの「ランウエイ・イズ・クリア」もこれで聞き納め・・・さようなら山形空港

  

JALのグラハンさんに見送られながらタクシーアウト。

誘導路から滑走路進入。

ターニングパッドで方向転換。

RWY01から力強くローリング開始。

さよなら山形、さよなら山形空港。

次回私が山形に来るのはいつのことでしょうか。

FDA382便テイクオフ
  

 シップから山形レディオにタクシングをリクエスト。レディオから支障なしの連絡を受け、JALのグラハンさんの見送りを受けながら、FDA382便はゆっくり動き出しました。レディオによる「ランウエイ・イズ・クリア」を聞くのも、これが最後になります。

 滑走路進入後、いったんRWY01のターニングパッドまでタクシングして方向転換。静止することなくローリング開始し、エンジン音が大きくなってグングンと加速。今回はあーちゃんのインターハイ出場のおかげでやって来ましたが、これが私が見る最後の山形の風景になるのかもしれません。



★FDA382便のキャプテンアナウンス

  

 382便でもシートピッチをチェック。後方座席も前方と同じで実にゆったりしています。

 チェックイン時は空席じゃなかったのに、誰も座りませんでした。ベルトに年季が入っていますね。

 それとシートポケットがビニル製なのが原因と思いますが、このようにはちけていました。

 復路便でも全く同じドリンクサービス。せめてジュースの種類を替えてもいいのでは・・・。

突然、キャプテンアナウンスが始まりました。
往路の383便では行われなかったので、キャプテンのキャラの違いでしょうか。

FDA382便のキャプテンアナウンス
  

新潟を通過後、眼下には千曲川沿いの谷が見えました。

そして北アルプスの山々が見えてきました。

ちょっと雲が多かったですが、美しい景色を見ることができました。

北アルプスを眼下に眺めながら
  

 ベルト着用サイン消灯後、しばらくして突然、キャプテンアナウンスが始まりました。キャプテンアナウンスはいつも突然なので、なかなかすべてを記録することができないんですよね。離陸時の合図の「ポーン」って鳴らしてから話し始めてくれるとうれしいのですけどね(笑)。

 キャプテンが現在の飛行高度が28000ftであること、時速760キロメートルで飛行していること、名古屋空港到着予定時刻や天候などを説明したのち、降下中左手には富士山、右手には富山湾・北アルプスが見えるとのことでした。

 富士山が見えたかどうかはわかりませんが、少なくとも右側から富山湾は見えませんでした。しかし、眼下には北アルプスの山々が見えたので、右側座席も悪くないと思いましたね。



★超久しぶりにILS RWY34アプローチで名古屋空港へ

  

 セントレアAPRとコンタクトして、名古屋空港へのアプローチに入りました。FDAのキャプテンは比較的よくVFRをリクエストしますが、この便は到着が予定時刻より早いこともあってか、管制官の指示通りILSでファイナルするようでした。私にとって名古屋空港へのILS RWY34アプローチなんて、いつ以来のことでしょうか。

 眼下に高速道路とトンネルが見えました。中央自動車道だと思うのですが、ここがどこなのか帰宅後調べてもよくわかりませんでした。

 そしてローカライザーキャプチャに入るライトターン時に、名古屋市営地下鉄鶴舞線の日進工場が見えました。大きいですね。

 昔だとこのあたりで管制官が「ターンライトヘディング310、クリアド・フォー・ILSランウェイ34アプローチ、コンタクトタワー118.7」って言ってたのですけど。今は「クリアド・フォー・ILSズールー・・・」。アウターマーカーも今はないし、新たに「ドアラ」もできましたしね。

(FDA382)「フジドリーム382・ディパート・ドアラ」。

(TWR)「フジドリーム382・クリアド・トゥ・ランド」。

そして眼下には城北線と名二環。

エアフロントオアシス通過。

午後0時12分、RWY34にタッチダウン。

(TWR)ターンレフト・ウイスキー5。

(GND)タクシー・トゥ・スポット14ブラボー。

やった、今度はジャバラ通路を通れる!

楽しいフライトでした。

あれ、展望デッキのおじさんたちが三菱重工方面を見てる!
これは何か出るぞ、すぐに展望デッキに行かなくちゃ!

ILSアプローチでランディング
  

 松本を通過してしばらくしたところで、セントレアAPRと交信。現在の使用滑走路はRW34でILS Z RWY34 APRを指示されました。FDAのパイロットの多くは、東北地方からのアプローチにはビジュアルをリクエストするのですが、このシップはリクエストしなかったのです。私にとって名古屋空港へのILSアプローチなんて何年振りでしょうか。

 エキスポを目指しながら降下を続け、日進市に入ったところでセントレアAPRから「クリアド・フォー・ILSズールー RWY34 アプローチ」が告げられ一気にライトターン。昔だったら「ターンライトヘディング310、クリアド・フォー・ILSランウェイ34アプローチ、コンタクトタワー118.7」って言ってたのですけどね。これはローカライザーへの進入角は30度以内というルールによるものでした。

 大きなライトターンでローカライザーをキャプチャしたのち、名古屋市内を北北西に進みました。そしてドアラを過ぎたところで「クリアド・トゥ・ランド」。久しぶりに名古屋空港RWへのファイナルアプローチを満喫しながらランディング。今回、スターボードサイドの座席でしたが、十分過ぎるくらい満喫しました。

 タッチダウン後、かなり急激なブレーキングでW5から滑走路を離脱。無線機から「タクシー・トゥ・ワンフォーブラボー」が聞こえてきました。このシップは14Bスポットに入るのです。往路では体験できなかったジャバラ通路を通ることができる、私はそんなことを考えながら降機する準備をしていました。



★荷物を受け取り展望デッキに直行

  

タラップカーの階段を降り・・・

通りたかったジャバラ通路を歩きました。

そしてフィンガーコンコースを歩きます。

歩く距離の短い14Bからでも意外に距離があります。

そして横断歩道から6号機を撮影しておきました。

ターミナルビルに入ります。

何のチェック機なのでしょうね。

国際線と違い撮影OK。

山形からは短いフライトでした。

荷物を預けた人は搭乗者の半分以下ですね。

荷物を受け取り到着出口から出ます。

その足で展望デッキに向かいました。このあとF-35Aのテストフライトをゲットできたのです。

15分早く名古屋空港到着
  

 14Bスポットに入り、ベルト着用サインが消灯したのちも、しばらく座席に留まっていました。早く降りてしまうのがもったいないと思ったのです。それに後方座席だったので、早くから通路に並んでも前方座席の人が降りないと列が進みませんしね。

 私と同じように、列がなくなるのを待っている人が数名いました。私は最後尾ではありませんでしたが、通路が空いたところで席を立ち降機することにしました。L1ドアから出てタラップカーの階段を降りると、そこには12Bと14Bにしかないジャバラ通路が待っていました。いつも展望デッキから見ているだけだったので、間近で見るのはこれが初。意外にボロボロなのに驚きました。

 フィンガーコンコースを通って横断歩道へ向かい、多くの搭乗客が撮っているのと同じように、今乗って来たパープルの6号機を撮影しました。やっぱ、できることなら往路と復路は別の機体がよかったです。まあ、こればかりはどうしようもありませんけど。

 横断歩道を渡りターミナルビルへ。ここに目的のわからない改札機のようなものがあり、そこを通過して入るのです。いったい何をチェックしているのでしょう。もしかして、ここからの逆流防止でしょうかね。そしてターンテーブルから預けた荷物が出てくるのを待ちました。近くにいたFDAのグラホさんに、ここを撮影していいのか尋ねたら「OK」とのこと。

 ほとんど国際線にしか乗らないと、ペットボトル持ち込み制限なしや制限エリア内での撮影OKなど、国内線の知らないことがたくさんわかった今回のフライトでした。荷物を受け取ったあとは帰宅することなく、その足で展望デッキへ。382便が15分早く到着してくれたおかげで、F-35Aのテストフライトをゲットできたのでした。




★今回購入した航空券




  

私のアカウントページの予約一覧。

 往路の29日はずっと満席だったのですが、出発10日ほど前に空席が出たのです。5席ほどキャンセルした人がいたのですけど、もっと早くキャンセルしてくれてれば、私はもう少し安い航空券を購入できたのですけどね。

 残席数のわりに座席指定は空席だらけ。航空券を購入しても、座席指定しなかった人が多かったのでしょうか。
 

 こちらは31日の復路便。月曜日ということもあったのでしょうが、私が382便を予約した時点でも15,000円の「ひょいとe割タイプC」が残っていました。15,000円だと新幹線と夜行バスを乗り継ぐよりも安いんですよ。

 往路の383便とは逆に私が決済した時点でこんなに埋まっていたのです。この時点では私の座席の横も埋まっていたのですが、実際には誰も利用していませんでした。

 今年の山形での陸上インターハイは28日金曜日が開会式で、29日の土曜日から競技が始まりました。あーちゃんが出場したのは大会2日目の30日の日曜日。30日の朝便で山形に行くと、競技開始ギリギリになってしまうために、前日29日の便で山形に行くことにしたのです。

 そして戻りですが、あーちゃんが予選落ちしてしまえば30日の午後便に乗ることもできるのですが、そんなことを想定して席を取るわけにはいきません。結局前日の29日に山形入りし、翌日の31日に戻ることにしたのですが、今年のインターハイ開催地が名古屋から遠く離れた山形だったことから、わざわざ行くかどうか決めあぐねているうちに、29日の381便と383便は満席になってしまいました。

 復路の31日は382便に15,000円の早割運賃座席があったので、まずはこちらをゲット。29日の座席はコードシェアのJALにもキャンセル待ちリクエストを入れておきました。そして出発の10日前頃、Webサイトをチェックすると383便に5席ほど空席があるじゃないですか。24,000円のドリーム割航空券しかありませんでしたが、「時は金なり」とばかりに、ちょっと奮発して383便の座席を確保したのでした。




★名古屋空港と山形空港の空港チャートとIFRチャート




  

まずは見慣れた県営名古屋空港のチャート。
県営になって大きく変わったのは旧国際線エプロン部分が空港でなくなったことでしょう。

駐機エリアと誘導路部分。今回は29日の383便が12A、31日の382便が14Bを使いました。

名古屋空港から東北地方へ出発するSID(計器出発方式)の「ホウバ3 DEP」。
ホウバは下呂にあるのですが、名物の朴葉味噌から名付けられたのでしょう。

そして名古屋空港の「ILS Z RWY34アプローチ(アイエルエス・ズールー)」。
今回の382便は松本通過後エキスポを目指してディセンドし、
ローカライザーキャプチャ後ドアラを通ってファイナルアプローチしています。

こちらは「山形空港」のチャート。
エプロンには駐機場が4つ載っています。PBBのある2番と3番の外側もスポットなんですね。

山形空港のターニングパッド。これにも細かな基準があるんですね。

山形空港のSIDはこの「ヤマガタ4 DEP」1つしかありません。
今回は左側のRWY01を使って上昇しましたが、
YAMAGATA VORには戻らずに新潟へ向かいました。

 そして山形空港への「ILS RWY01アプローチ」。ボジションレポートした「カジョー」は空港から14マイル(約25km)ほど南にあります。

 このカジョーですが、山形城の別名が「霞城(かじょう)」で、山形市内には霞城公園があるそうですから、ここからから名付けられたのでしょう。ただし位置は必ずしも真上とは限りません。

Flightradar24のFDA383便の飛行ログ。

名古屋空港離陸後、ホウバ3DEPで下呂へ、その後新潟トランジションを経由して山形へ飛んでいます。

Flightradar24のFDA382便の飛行ログ。

 

  山形空港離陸後新潟方向に飛行、長野県を縦断するように飛行し、ILS Zでファイナルしています。
 


 

 FDA大好き・フライト編の最後は、名古屋空港と山形空港関連のチャートを載せておきます。インターネットって便利ですね。昔、エアバンドにはまった頃、SIDのコースやATCがレーダーベクターするの際のボジションレポート位置が知りたくて、イカロス出版の「出発・到着進入コースマップ」を買ったものですが、今は世界中どこの空港のチャートでも無料で入手できてしまうのですから。

 今回の飛行ルートは、往路の383便が名古屋空港離陸後「ホウバ3 DEP」で上昇。新潟を通って山形へ向かい、「ハイステーション」、「カジョー」を通って山形空港へファイナルアプローチ。復路の382便は山形空港離陸後「ヤマガタ4 DEP」で上昇。新潟、長野、松本と飛行し、昔の「テンパ」、今の「エキスポ」付近でライトターンしてローカライザーキャプチャ。「ドアラ」を通ってファイナルアプローチしました。

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