パッシーはアンバリッドからセーヌ川を渡った地区をいいますが、ここではあえてセーヌ川の東にある「シャンド・マルス公園」もエリアに入れることにしました。なぜならこのコーナーには「エッフェル塔」が切っても切れないからです。

 

シャンドマルス公園から
 


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 シャンド・マルス公園にやってきました。私はここから見るエッフェル塔が大好き。写真をクリックしてね♪


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 ここから見上げると、エッフェル塔の高さがより際立ちます。写真をクリックしてね♪



 そして真下から見上げると、何とも美しい幾何学模様に見えるんです。

シャンド・マルス公園



エッフェル塔登頂


 久しぶりにエッフェル塔に登ることにしました。


 北口よりも、この東口のほうが空いているんですよ。
  

エッフェル塔に登ります
 

 第3展望台まで、おとな13ユーロ(約1,760円)。マウスポインタを乗せてね♪

 こどもは7.5ユーロ(約1,010円)。マウスポインタを乗せてね♪



 地上からは、まず第2展望台までの低層エレベーターに乗ります。このエレベーター、2階建てなんですよ。

まずは第1展望台へ
 


 第2展望台で、第3展望台まで上がるエレベーターに乗り換えます。

 それほど高速ではないものの、見る見るうちに地面が遠くなっていきます。


 エレベーターを降りると、第3展望台の中に出ます。そしてここから階段を上がると・・・。

第2展望台で乗り換え    第3展望台到着
 

 サン・ドミニク通りから69番バスに乗って、「シャンド・マルス公園」に到着。パリの「久屋大通公園(こっちが本家だってば(笑))」を歩いて、エッフェル塔に到着しました。エッフェル塔のチケットうりばが開くのは午前9時。15分ほど前に到着したのですが、すでに100人ほどの観光客が並んでいました。それでも、私たちが並んだ「東口」は少ないほうで、セーヌ川やRER駅に近い「北口」には、こちらの2倍ほどの長さの列ができていました。

 午前9時にチケットうりばがオープン。わが家の番になったのは、それから10分後くらいだったでしょうか。購入したのはもちろん「第3展望台」までで、おとな13ユーロ(約1,760円)、
こども7.5ユーロ(約1,010円)でした。1つの観光地の入場料としてはちょっと高めですよね。これでも1年中、入場制限するほどの観光客が訪れるのですから、収入面ではまさにホクホクでしょうね(笑)。

 まずは第2展望台までの低層階エレベーターに乗ります。このエレベーターのかごは2階建てになっていて、一度に大勢の観光客を第2展望台まで運送する能力を持っています。北口にも同様のエレベーターがあり、第2展望台で合流して、第3展望台まで上がる「高層階用エレベーター」に乗り換えします。第3展望台に到着すると、ガラス張りの展望室の中に出ます。ここから階段を上がると展望室の上に出られ、地上280mの空の上の世界を味わうことができます。


雲が切れて、パリの街が輝き出しました


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 展望室の上に出られます。ここは地上280mの世界。こちらは北向きの写真です。写真をクリックしてね♪


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 金網はあるものの、強風の日だとちょっと怖いかもしれません。こちらは東向きの写真です。写真をクリックしてね♪

第3展望台からの絶景
 

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 こちらはの南向きの写真です。セーヌ川の中洲にある「白鳥の小径」や「ビル・アケム橋」が見えます。写真をクリックしてね♪

パリの西を望む


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 「シャイヨ宮」を見下ろしています。エッフェル君の影も写っていますよ。写真をクリックしてね♪



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 「凱旋門」をアップで見てみましょう。エトワール広場を中心とした、放射状の道路と緑地帯がきれいです。写真をクリックしてね♪


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 私の大好きな「シャンド・マルス公園」とその彼方にあるのが「モンパルナス・タワー」。写真をクリックしてね♪

パリの中心を望む

 久しぶりに見たエッフェル塔第3展望台からのパリの景色は、実にすばらしかったです。到着した直後は、市街地部分に雲がかかっていたのですが、しばらくすると雲が切れて、パリ中がパッと明るくなったようでした。

 現在のパリは、ナポレオン3世の「パリ大改造」でできたもので、上から見ると広い通りによって、街がブロック状に区分されていることがよくわかります。道路沿いに緑地帯が多くあるのも、パリの特徴ではないでしょうかね。

 第3展望台の高さは、地上約280メートル。これほど高いのに、風による横揺れを感じないんです。どのような制振構造なのかわかりませんが、280メートルといえばビルに換算すると70階に相当します。これが100年以上前に建設されたことに、あらためて感動してしまいました。



  「ビル・アケム橋」です。ちょうどメトロの車両が来ましたが、ジオラマを通り過ぎて、ミニチュアの世界ですね。


 ガラス張りの室内には、エッフェルさんとエジソンさんが会談するシーンが再現?されています(同世代でしたっけ?)。



  これは何と日本の大正天皇署名の賞状なんです。どうも日本からエッフェルさんに勲章を送ったようですね。マウスポインタを乗せてね♪

エッフェルさんとエジソンさん



第2展望台でおみやげを買って

 

 第2展望台に降りてきました。ここにはおみやげ屋さんがあります。あーちゃん&マダムはおみやげ探し中。

 この第3展望台の上階にはちょっとした小部屋が作ってあって、その中にエッフェルさんとエジソンさんが会談するシーンが再現されています。そして、ここになぜか日本語の賞状が飾られていたのです。それも大正天皇の直筆サイン入り。どうも日本国政府がエッフェルさんに対して「勲章」を授与したもののようでした。

 いつまでも居たいところですが、これからのスケジュールを考えて第2展望台に降りてきました。第2展望台にはおみやげ屋さんがあります。あーちゃん&マダムは、パリ到着翌日に買うことができなかった「エッフェル塔グッズ」のおみやげ探しに夢中(笑)。

 マダムはここで、1枚1ユーロのポストカードとエッフェル塔の置物を購入、あーちゃんもメモ帳やブレスレット、指輪などを購入。世界でここでしか買えないというおみやげを探すのも、旅の楽しみのひとつですよね。



 第2展望台からですと、ようやく地上が尋常な距離で見えます(笑)。

第2展望台へ下ります    第2展望台からの風景


 ここから見上げても、第3展望台の高さがわかりますね。


 シャイヨ宮とイエナ橋です。第3展望台からの写真と見比べてみてください。。


 写真中央の建物が、わが家が借りているアパルトマン。5個の窓のいちばん左がわが家ですよ。

第1展望台へ    地上に降りてきました

 私はと言いますと、第2展望台からの風景を見ていました。ここからですと、まさにパノラマという言葉が当てはまるんです。第3展望台は高すぎて、ちょっと距離感がつかめないんです。それに比べると地上が尋常な距離で見えるんですよ(笑)。

 私は滞在中のアパルトマンを探してみました。同じようなカタチの建物が並ぶパリですので、目印を元にたどってみることにしたのです。目印は「アルマ橋」と「アンバリッド」。すると、ボスケ通りと思われるビルの切れ間に、これではないかと思われるアパルトマンを発見。ビデオの10倍ズームで確認して間違いなし。いつも見ているエッフェル塔から、いつも見ているアパルトマンを見ることができました(笑)。


シャイヨ宮から見るエッフェル塔



 22番バスをトロカデロ広場で下車し、エッフェル塔を見に来ました 。


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 トロカデロ広場(シャイヨ宮)から見た「エッフェル塔」。ほぼ東向きの撮影ポイントなので、午後に行くと順光で撮影できます。マウスポインタを乗せたりクリックしたりしてね♪

シャイヨ宮



パッシーを散策

 私の大好きな「ビル・アケム橋」。上がメトロ6号線で、下が道路になっています。向こう側が「パッシー駅」。

 そしてここが「白鳥の小径」です。自由の女神があるグルネル橋まで続いています。
 

ビル・アケム橋


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 「ビル・アケム橋」にやってきました。写真をクリックしてね♪


 パリのメトロの到着予告。日本と違って、あと何分で到着するかを表示します。
 


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  これが「ビル・アケム駅」から見た「ビル・アケム橋」の上の風景。6号線は地上区間があって楽しいです。写真をクリックしてね♪

ビルアケム橋    ビルアケム駅    ビルアケム橋通過
 

 これはミラボー橋からみた「エッフェル塔」と「自由の女神」。 写真撮影にはちょっと遠いですね。

 パッシー駅のすぐ近くにある「ワイン博物館」。

 パッシーを西に行くとカフェ「ラ・ガール」があります。ここは元駅舎で1階がカフェ、地階がレストランにになっています。

 カフェ「ラ・ガール(駅)」のカード。

カフェ「ラ・ガール」



ギマールのアールヌーボー散策


 ギマール初期の代表作「カステル・ベランジェ」の鉄の門。(掃除機が邪魔でした(笑)。)


  鉄の門を覗くと、中には見事なアールヌーボー建築が施されていました。


 「カステル・ベランジェ」の中庭側。風変わりなバルコニーの装飾。

カステル・ベランジェ@    カステル・ベランジェA



  「ラ・フォンテーヌ・アガー集合住宅」です。ギマール作のアールヌーボー建築は、このラ・フォンテーヌ通り沿いにあります。マウスポインタを乗せてね♪


 「ラ・フォンテーヌ・アガー集合住宅」のバルコニーは、ギマールらしい植物紋様。マウスポインタを乗せてね♪



 建物に取り付けられた「アガー通り」の看板。


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 「メザラ邸」です。現在は絵画の展示会場になっています。マウスポインタを乗せたりクリックしたりしてね♪


 「メザラ邸」の柵の装飾。番地の数字もアールヌーボー様式で書かれています。
  

ラ・フォンテーヌ通り


  「ギマール夫妻邸」です。1909年に結婚し、ここに自宅を建築しました。


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  この建物の2階が、ギマールのアトリエでした。マウスポインタを乗せたりクリックしたりしてね♪



 同じく建物に取り付けられた「通り」の看板。

 

 私はこの数ページのコピーを見ながら、アールヌーボー建築を探しました。

 どこで22番バスを降りようか、どうやって「ラ・フォンテーヌ通りに行こうか」とバスの中で悩んでいました。シャイヨ宮のあるトロカデロ広場を過ぎてしばらく行くと、メトロの「ラ・ミュエッテ駅」が見えました。まずはここでバスを降りることにしました。このとき幸運にも青空が戻ってきてくれたのです。

 バスを降りて歩きながら、今歩いている通り名と持っている地図を照合しました。そうしたところ、目的の「
ラ・フォンテーヌ通り」はそれほど遠くないことがわかったのです。あとは地図を見ながら歩くだけ。バスを降りてから歩くこと約10分、目的の「ラ・フォンテーヌ通り」を見つけることができました。

 ここからは、持ってきた「パリの手帖 とっておきの散歩道」の中の、「アールヌーボー 建築の華、ギマールの幻を求めて」のページのコピーを見ながら建物を探すのです。すぐに
「カステル・ベランジェ」の鉄の門を発見、続いて「ラ・フォンテーヌ・アガー集合住宅」も見つかりました。私はマダムと歩いた12年前の記憶を 辿りながら、今回はひとりでギマールさんの残した「アールヌーボー建築」を見て歩きました。


大好きなアールヌーボー出入口

 メトロ2号線の終点「ポルト・ドゥフィーヌ駅」にはアールヌーボー様式のとてもかわいい出入口が残っています。
 

 これがアールヌーボー様式の出入口上屋。 アールヌーボーの巨匠「ギマール」作で、貝殻とも傘の骨とも見える形をしたとてもかわいい出入口ですよ。


 出入口の通路にはこの出入口のヒストリーがおしゃれなプレートになっています。ぜひ日本語の解説もお願いしたいところです。


 アールヌーボー建築の特徴は、このように見方によっていろいろな形を連想させることです。

 これは出入口の腰壁に貼られたデザイン。見方によって、動物にも昆虫にも植物にも見えますね。

ポルト・ドゥフィーヌ駅のアール・ヌーボー出入口



夜のエッフェル塔

 夜の「エッフェル塔」も紹介しておきましょう。

 夜のエッフェル塔 の第3展望台から見たトロカデロ広場の「シャイヨ宮」です。建物が光り輝いてとてもきれいです。

 シャンド・マルス公園です。街路灯がきれいですね。

 

 そして「ビル・アケム橋」です。白鳥の小径も見えますね。

 

 真ん中がバトームーシュ乗り場で、遊覧船の明かりが見えます。昼間に昇るのもいいですが、このように夜景をみるのもまた格別です。

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