ブルーリボン賞受賞・JR東海ハイブリッド気動車「HC85系」

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★名古屋駅午前7時43分発、高山行き「特急ひだ1号」でHC85系初乗車

  

**手持ちでスマホ撮影した動画ですので手ぶれご容赦ください**

ひだ1号 名古屋駅11番線入線(01:45)

名古屋駅を出発(01:18)

岐阜駅を出発(02:00)

HC85系の車内風景(01:43)

美濃太田駅を出発(00:49)

美しい高山本線の車窓(00:41)

下呂駅に到着(01:53)

下呂駅を出発(00:53)

渚駅で上りひだとすれ違い(00:31)

終点高山駅到着(01:48)

・・・・・・・・・・

**全動画連続再生**(13:21)

  

今回はいちばん早い「ひだ1号」高山行きに乗車します。特急「ひだ」は各列車で行き先も停車駅も異なるのです。

そして7時43分発というのは東京駅初発の「のぞみ」と接続するダイヤなのだとと思います。

名古屋駅11番ホームにHC85系が入線してきました。

ハイブリッドのロゴがカッコイイですね。ちなみに岐阜寄りの先頭車はグリーン車。

車両形式は何と「クモロ85」。HC85系はキハを名乗らないのです。

わが家が乗るのは3号車。

車両形式は「モハ84」。

「ひだ1号」は通常4両編成のようですが、この日は団体予約が入っているそうで、2両増結して6両編成でした。

HC85系の連結部分を真横から見ると、何だかとてもかわいく見えます。

3号車に乗り込みました。

この車両には車いすスペースと多機能トイレが配置されていて、定員数は少なめです。

車両の後方から見るとこんなカンジ。全体に明るい印象です。

わが家の座席は4Aと4Bですが・・・

団体予約が入っていて増結したんじゃなかったでしたっけ?

車内はガラガラなので、家内と別の座席を1人ずつで使用しました。

連結部分にあるマルチディスプレイには行き先や停車駅案内のほか、ハイブリッドの状況を可視化して表示します。

少し列車内を探検。ここが多機能トイレや洗面コーナー。同じJR東海の新幹線車両N700Sにイメージが近いと感じました。

多機能トイレ内はかなりゆったりしています。車いすでも十分なスペースと言えますね。

そしてこれもN700Sなどでおなじみの男性用小便器。男性にとっては小便器があるのはうれしいですね。

増結編成との連結部分。運転室は片側に寄せて作られていて、通行するのに支障ないようになっていました。

こちらが主編成側の運転室。

そしてこちらが増結編成側。

詳しい意味はわかりませんが主編成側が「D4」。

増結編成側が「D102」となっていました。

高山本線は何度も飛騨川を渡るため、左右の車窓どちらからも飛騨川を見ることができます。進行方向右手に「飛水渓」が見えてきました。

この列車は時刻表上は「飛騨金山駅」には停車しませんが・・・

実際にはすれ違いのために停車します。

すれ違ったのは上り「ひだ2号」で同じくHC85系でした。

高山本線は単線なのでこのような運転停車が必要です。

ここは高山本線の名撮影地のひとつ「下原ダム」。この日は風がなく水面が穏やかで鏡に写っているようにきれいでした。

下呂手前の最後の秘境「中山七里」付近を通過。HC85系は山岳区間も全く苦にしません。

ようやく平坦な景色になりました。

有名な下呂温泉のある下呂駅に到着。

下呂駅を出発すると次は終点高山。

分水嶺の「宮トンネル」を過ぎて連続下り勾配区間に入ると、モーターが発電してバッテリーにチャージし続けていました。

午前10時16分、高山駅2番ホームに到着。

実に快適な2時間半の列車旅でした。HC85系はすばらしいですね。

高山駅構内に予備車と思われるHC85系車両が留置されていました。

3番ホームには美濃太田行きの普通列車がいました。普通列車で美濃太田まで行くのにどのくらいかかるのでしょう?

近代的な駅ビルになった高山駅。吹き抜けがあり、全体に明るい作りです。

 JR東海がハイブリッド気動車「HC85系」をデビューさせて以来、久しぶりに列車で高山に行こうと決めました。しかしデビューしてまだ日が浅いことから、HC85系を使用した列車本数が多くなく、往路は名古屋をいちばん早く出発するひだ1号がHC85系だったものの、帰りの午後高山発のひだはいずれも旧型のキハ85系。いずれは消えゆくキハ85系ですが、私は特に愛着も思い入れもないので、正直言って片道しかHC85系に乗れないのが残念でした。

 午前7時30分過ぎに名古屋駅11番ホームに入線。この日のひだ1号は団体予約が入っているため2両増結して6両編成ですとのアナウンスがありました。しかし名古屋駅を出発したのち、途中の岐阜駅、美濃太田駅ともそれほど大勢の乗客が乗ったようには見えなかったので、もしかしたらこの列車の折り返しとなる列車に団体予約が入っていたのかもしれません。

 名古屋駅を出発したひだ1号は進行方向逆向きに座席が向けられていて、岐阜から高山本線に入ると逆向きになるので座席はうしろ向きで利用してくださいとのアナウンスが流れました。そして岐阜から単線の高山本線に入りました。高山本線は木曽川・飛騨川と川沿いを走る風光明媚な路線で、新型のHC85系では自動アナウンスで車窓案内も流れていました。

 HC85系は床下にディーゼルエンジンがあるものの、基本的にはモーターの動力で走行する電車と言えます。そのため車両形式も「キハ」ではなく「モハ」。グリーン車だった先頭車の1号車に至っては「クモロ」なんていう見慣れない形式もユニークですね。

 HC85系の車内はオレンジ色のシートや白い天井・壁などの視覚効果で、非常に明るいイメージの車両でした。車いすスペースや多機能トイレ、男性用小便器なども配置されていて、N700Sの在来線版車両といった印象でした。車内Wi-Fiを完備しているうえ各座席には100Vコンセントがあるので、スマホだけでなく出張などでパソコンを使うビジネス需要も想定してあるようでした。総合的に素晴らしい車両と思いました。のちに鉄道友の会の「ブルーリボン賞」を受賞したのも納得です。

 今回乗車したのは2022年11月2日で、JR東海ツアーズの「ずらし旅」という割安な日帰り商品を使ったのですが、高山市内で使える「ずらし旅選べる体験クーポン」付き。高山駅に着いてクーポンを引き換えに行ってわかったのですが、このクーポンは濃飛バスが2500円で発売している「飛騨高山七物語すぺしゃる食ぅぽんセット券」という商品で、往復の運賃+特急料金よりも安いうえに、2500円もするクーポンを無料でくれる超お値打ち商品でした。
  

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