330日前の特典航空券予約に始まった今回の旅行準備
  2008年夏の旅行計画は、11ヶ月前に飛行機の座席をとることから始まりました。わが家程度の旅行回数ですと、ひとり分のマイルではなかなか特典航空券をゲットできるところまで貯まりません。しかし、JALが始めた「家族マイル」のおかげで、家族のマイルをまとめることができるようになったのです。

 わが家も3人分のマイルを合算し1人分の特典航空券をゲットすることにしました。そしてあと二人分は、コンチネンタル航空のワンパスを、手数料を払って家族内でマイルを移行。3人分のマイルで、2人分の航空券をゲットすることにしました。そして、JO便にひとりで乗るのは私かマダムかということになりまして、結局、機内でアルコールが無料で飲めることから、私がひとりでJO便に乗り、マダムがあーちゃんとCO便に乗ることになったのです。

 特典航空券を使って旅行することも初めてなのですが、家族が別々の便に乗って現地で合流するのも初めて。日本出発の時間もホノルル到着の時間も少しずれている2便ですが、まあそこは「特典航空券」ということで割り切ることができました。 特典航空券で驚いたことがひとつ。コンチネンタル航空からの請求書を見ると、マダムとあーちゃんのエアポートTAXなどがすべて同額。さっそく電話で問い合わせてみると、特典航空券の場合は、子供も大人と同額を請求するシステムとか。

 それにしても、初めて特典航空券の申し込みをしましたが、出発日の11ヶ月(330日)前から受付を開始するわけですが、そんな先の自分のスケジュールを予想できるはずもなく、みんなよくこんなに前の段階で航空券の申し込みをするなあって感心しました。それでも、特典航空券を確実にGETするためにはこのくらいのリスクが必要なんですね。

私がひとりで乗ることになったJO084/083便

 特典航空券とはいえ、ちゃんと燃油サーチャージは掛かりました。でも、支払ったのが去年の秋なので、私の場合往復で18,000円。最近購入した場合と比べるとかなり安かったです。
 

マダムとあーちゃんが乗るCO904/905便

コンチネンタル航空は、燃油サーチャージが不要でした。
 

 

                今回の航空券代

 ムッシュ分(JAL特典航空券39,500マイル使用)
  燃油サーチャージ                         ・・・ 18,000円
  航空保険料+アメリカ出入国税      ・・・  5,730円
  中部空港使用料                          ・・・  2,500円    
       計                                      26,230円

 マダム&あーちゃん分(CO特典航空券40,000×2マイル使用)
  マイル移行手数料等                             ・・・ 225ドル
  燃油サーチャージ                                 ・・・   0ドル
  航空保険料+アメリカ出入国税              ・・・  20ドル×2
  中部空港使用料                                  ・・・  22ドル×2    
       計                                   309ドル(約 36,500円)
※特典航空券だと、空港税等は子供でも大人分が請求されるんです。

 



JALから届いた明細メール
 

JO84/83便のコンフィギュレーション「S23」
 


 

私は事前予約できる座席の範囲でアッパーの窓側をGETしました
 




晴天の霹靂・・・CO便運休(涙)
  初めての特典航空券を出発330日前にゲットして、喜んでいたのも束の間。確か2007年の冬スケが始まった直後だったと思いますが、インターネットの航空ニュースを見て、わが目を疑ってしまいました。そこには「コンチネンタル航空・中部−ホノルル線運休」の文字があったからです。すぐにコンチのワンパスに電話しました。しかし、まだ何も決まっていないという冷たい返事。そのときは「こちらからあらためて電話します」との回答を引き出したので、おとなしく引き下がりました。

 それからしばらくして、約束どおりコンチから電話がかかってきました。それは代替便の相談電話でした。コンチはまずグアム経由を薦めてきましたが、グアムでの乗り継ぎが非常に悪いことがわかったため、これを固辞。すると次はNWの成田−ホノルル便を用意すると言うのです。しかし、名古屋から成田までは航空便は確保できないときっぱり言われてしまいました。

 このとき、私がCO便に乗ることにすればよかったと、すごく後悔しました。私がNWの成田便になっても、私なら成田まで新幹線でもいいし、何とでもなるからです。しかし、それはあとの祭り。NWのナゴナリは取ってもらえないのか聞いてみましたが、すでに残席がないとの回答。どのフライトも特典座席はわずかしかないんですね。ほかに選択肢があるわけもなく、あーちゃんとマダムのフライトを成田発着に変更することにしました。

コンチネンタル航空が代替で用意したNW10/9便

  成田までの足を確保できないまま、やむを得ずNWの成田−ホノルル線へチェンジをしました。あとは国内線で成田に行くか、新幹線と成田EXPで行くかの選択しか残っていません。
 




頼みの綱のNH便もダメ・・・最後の手段JLの株主優待割引券
  重い気持ちのまま、歳月が過ぎました。ホテルは今回も常宿「ワイキキ・サンドヴィラ」に泊まる予定でしたが、マダムから「ホテルをハシゴしようか」という提案があり、到着後3泊を別のホテルに滞在することにしました。どこにしようか迷いましたが、一度「アラモアナ・ホテル」に泊まってみたかったので、「ハワイの歩き方」サイトの特別料金プランで、1泊209ドルの「ワイキキタワー・オーシャンビュー」を予約しました。そして残りはいつもの「サンドヴィラ」に。今回も図々しく、ハイフロア&コーナールームをリクエストしてしまいました。

 さて、成田までの足ですが、実は会社の後輩が「UAのマイレージがたくさん残っているので、NH便の特典をとってあげましょうか」と言ってくれたのです。まさに救いの神現るという気持ちでした。しかし、喜びもまたまた束の間。出発2ヶ月前の朝一番にNHに予約を入れたにも拘らず、ナゴナリはすでに残席なし! 多分、国内線は2ヶ月前からしか予約できないと言っても、成田便は国際線利用者が国際線予約の際にリクエストしているのでしょうね。そして、出発2ヶ月前になった瞬間に、その人たちに取られてしまったのでしょう。

 意気消沈した私に、後輩が再び神の声を掛けてくれました。「JALの株主優待割引券が3枚あるので譲ってあげましょう」と言ってくれたのです。株主優待割引券は国内線が半額で乗れるため、ディスカウントチケットでは8,000円くらいで売られているもの。それを3枚も無償で譲ってくれると言うのです。ほんとうにうれしかった。すぐにJALのWebサイトでナゴナリをゲット・・・しかしすでに普通席の残席なし。大した差額ではないので、迷うことなく2人分の「クラスJ」席をゲット! これでようやく往路の足を確保することが出来ました。後輩君ありがとう
!!!

ようやく確保した往きのナゴナリJAL3084便

 株主優待割引のおかげで、新幹線+成田EXPよりもかなり安く成田までの足をゲットできました。ただ、ナゴナリがJALになったため、マダムとあーちゃんは成田で2タミから1タミへ移動しなくてはいけなくなってしまいました。
 

往路のナゴナリ代

  株主優待割引(大人・クラスJ)+セントレア使用料・・・ 11,350円
  株主優待割引(子供・クラスJ)+セントレア使用料・・・  6,200円 
           計                                      17,550円

 


復路のナゴナリもゲットしてようやく安心
  往路のJAL便をゲットしてから数日後、今度は復路の便も予約する日がきました。しかし、手に入った株主優待割引券は3枚。すでに2枚を使ってしまっているため、復路で使えるのは1人分だけ。そうはいってもひとり分だけでも半額になればよしとすべきでしょう。復路便の予約可能な出発2ヶ月前の午前9時30分ちょうどにWebにアクセスしたのに、すでに普通席の残席ゼロ。どういうことなんでしょうね。まあ、大した差額ではないですから、復路も「クラスJ」を予約しましたけどね。

 思えば、今回がわが家の初めての特典航空券での旅行だったわけです。マイルを移行して家族3人分の席を取って喜んでいられたのは、わずか1ヶ月足らずでした。コンチの運休で落ち込んでしまった気分はいまだに晴れません。結局今回の旅行にかかった航空券代は全部で10万強。そのうちコンチ運休で余分にかかった費用が約4万円。それでもハワイまで有償のPEX運賃を買ったと思えば安く済んだわけですが、3人で12万マイルも使っただけに、何だか面白くないですよね。

マダム分は株主優待割引を使って半額でゲット

あーちゃん分はこども料金の定価で購入しました

 まずはなにより、「これでマダムとあーちゃんも、飛行機で名古屋まで帰れる」という気持ちが強かったです。追加費用は想定外でしたが、後輩のおかげで最低限の持ち出しで済みました。しかし、NW29便到着からJAL3085便出発までの時間は90分。ターミナル移動を考えるとちょっと気ぜわしい時間です。
 

復路のナゴナリ代

  株主優待割引(大人・クラスJ)+セントレア使用料・・・ 11,350円
  普通運賃(子供・クラスJ)+セントレア使用料   ・・・ 11,250円 
           計                                      22,600円

 

ワンパスからNWの便名とフライトスケジュール変更のメールが届きました

  そういえば、成田発になったことで日本の空港使用料がセントレアの2,500円から、成田の2,040円に安くなったはずなのに、返金してくれたっけ?
 

 その後、コンチのワンパスからNW便の便名とフライトスケジュール変更の案内メールが届きました。そして、ひとつだけ朗報がありました。それはセントレア発のJO便の出発時間がかなり早くなったのです。あーちゃんとマダムの乗るNW30便がホノルルに到着するのが午前8時45分。私の乗るJO084便がホノルルに到着するのが午前9時35分。国際線の到着時間は30分は誤差の範囲ですから、この時間差ならホノルル空港で待ち合わせをしようと決めました。

 今回の旅行に合わせて、携帯電話も機種変更しました。やはりいつも使い慣れた機種がいいと思ったからです。ところが私、チョンボしちゃいました。それは私が選んだ機種がハワイではホノルル市内でしか使えない「3G」だったのです。それでも、マダムと別行動するのはアラモアナかワイキキ、それに到着時のホノルル空港くらいのもの。多分私の3Gでも何とかなるでしょう(笑)。


ホテルが値下がりして少し得しました
  ハワイに限ったことではないのかもしれませんが、ホテルをWebサイトで予約した場合、予約後に宿泊料金が値下がりしているのを見つけたら、まずはサイトに問い合わせしてみます。すると、ちゃんと値下がり後の価格に変更してくれることがあるんですよ。

 最近になって、アラモアナ・ホテル、サンドヴィラ双方とも値下がりしているのを見つけました。どちらのホテルにも値下がり後の金額に変更依頼してみたところ、サンドヴィラは何と、わが家がリクエストしたコーナールームが押さえてあるが、それがなくなってもよければ値下げしますとの回答。コーナールームは本来カテゴリーランクの違う部屋なので、謹んで現在の価格のままにさせてもらいました。

 いっぽう、アラモアナ・ホテルのほうは、値下がり後の価格へのリクエスト受け付けましたというメールが届き、1泊209ドルが189ドルへ20ドルの値下げ。3泊で60ドルも儲かっちゃいましたよ。やはり、何でも必ず問い合わせはすべきですね。

マダムとあーちゃんの乗るNW30便
座席を指定した90日前はガラガラでしたが、今ではほぼ満席状態です。

帰国時のNW29便
 こちらは30便と比べると、まだ比較的空席があります。この先埋まるのかな〜?
 

  出発まであと数日という状態で、マダムとあーちゃんの乗るNW30便とNW29便の座席表を見てみました。さすが成田便というべきか、夏休みだからなのかわかりませんが、往路の30便はすでにほぼ満席。帰国便の29便には少し空席がありますが、こちらはまだ少し日数がありますからね。帰国便もこれから席がなくなっていくのかもしれません。

 NWの座席には、コーチチョイスという手数料を払うと使える場所があります。ここは出発24時間前から指定可能になるのですが、ここもすでに残席わずか。これでは24時間前を楽しみに待つこともできませんね。


出発前日になってもCO便が表示されている
 

NWのWeb予約ページ
ついに出発日まで、CO904便やCO972便表示が消えることはありませんでした。
 

  これが出発前日の予約ページです。不思議だったのは、すでに運休してしまったCO904/905便や、グアム経由のCO972便、CO2便などがずっと表示されていたことです。どうしてこのような状態を維持したのかはわかりませんが、見る側からすると、すごく見づらかったです。とても不思議な表示だったので、みなさんにご披露しようと思いました。

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