走る貴賓室「グランクラス」で行く
湯の川温泉にゆっくり2連泊 函館贅沢旅 3日間
コース番号73506

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★東海道新幹線は名古屋09時59分発、のぞみ318号「グリーン車」
 

このツアーの集合場所はJR名古屋駅コンコースにある「名古屋市観光案内所」前。
集合時間は09時30分。添乗員さんの説明を聞いたあと、東海道新幹線ホームへ。
まずは東海道新幹線09時59分発、のぞみ318号「グリーン車」で東京へ向かいます。

この日は最新型の「N700S」がやって来ました。 幸先のいいスタート。

乗車するのは9号車「グリーン車」です。

おなじみの「グリーン車」マーク。

N700Sのグリーン車座席。

高級感はさほどありませんが広さは十分。

私は乗車中、しばしばスマホアプリの「速度計」をウォッチしていました。この列車は遅れることなく、順調に走行していたようです。

 名古屋駅発着のクラブツーリズムの集合場所は、JR名古屋駅コンコースにある「名古屋市観光案内所」前。ツアーの出発が重なる午前7時台は何組ものツアー客が集合しますが、このツアーは09時59分発の「のぞみ」に乗車するため、集合時間も午前9時30分と遅め。そのためほかのツアーと被ることもなく、カンタンに添乗員さんを見つけることができました。
 
 このツアーは「プレミアムステージ」だからなのか、前日に添乗員さんから電話がかかってきていて、どんな方なのかおおよそ予測がついていましたが、お会いしてみてイメージどおりの気さくな方で、今回のツアーが楽しくなると確信しました。今回のツアー参加者は13名で、最少催行人員を下回っていました。おそらく催行決定後にキャンセルが出たのでしょう。添乗員さんを含め、14名というこじんまりとした団体で出発です。
 
 東京駅までは東海道新幹線名古屋駅09時59分発の「のぞみ318号」に乗車。それも今回はグリーン車です。列車が到着すると、ラッキーなことに使用されていたのが最新型の「N700S」でした。9号車のグリーン車座席に座り、東京までの1時間37分、まずはN700Sのグリーン車シートを堪能しました。



★自由時間にランチを食べに崎陽軒へ
 

わが家はどうしても「崎陽軒」のシウマイが食べたくて、「ビューゴールドラウンジ」をキャンセルして東京駅一番街地下1階にある崎陽軒直営の「シウマイBAR」へ向かいました。

イートインのメニューには「シウマイ弁当」はなかったので、「スープチャーハン(昔ながらのシウマイ2個付き)」と「昔ながらのシウマイ6個」を注文。家内と2人でシェアしました。おいしかったです。

食後は大丸デパートで20分並んで「N.Y.キャラメルサンド」を購入。集合時間までまだ時間があったので、丸の内口まで東京駅の赤レンガ駅舎を見に行きました。

私は修復後の東京駅ドーム天井を見るのはこれが初なんです。

普段、東京駅でトランジットするのに、なかなか改札出て駅舎を見る機会ってないんです。

 東京駅ではのりつぎ時間が1時間45分あり、ツアー一行は東京駅の「ビューゴールドラウンジ」へ向かいましたが、わが家はどうしても「崎陽軒」のシウマイが食べたくて、ラウンジをキャンセルして東京駅一番街地下1階にある崎陽軒直営の「シウマイBAR」へ向かいました。

 知り合いから東京駅のイートインはどこもお昼時は満員になるので、東京駅に着いたら直行することを勧められていました。イートインのメニューには「シウマイ弁当」はなかったので、「スープチャーハン(昔ながらのシウマイ2個付き)」と「昔ながらのシウマイ6個」を注文。家内と2人でシェアしました。おいしかったです。

 食後は家内が突然大丸デパートに行きたいと言い出して、さっそく大丸デパートへ。そこで20分並んで「N.Y.キャラメルサンド」を購入し、まだ時間があったので丸の内口まで東京駅の赤レンガ駅舎を見に行きました。普段、東京駅でトランジットするのに、なかなか改札出て駅舎を見る機会ってないんですよね。今回はちょうどよかったです。



★初の東北・北海道新幹線&はやぶさ「グランクラス」乗車
 

はやぶさ23号の出発20分前の午後1時にビューラウンジ前で集合し、いよいよ東北新幹線のりばへ移動します。私はJR東日本の新幹線に乗るのはこれが初めてなんです。

行先、種別、編成の長さともまちまちなのがすごいです。

東北新幹線「はやぶさ23号」は秋田新幹線「こまち23号」との併結運転で、17両という長い編成で出発。

22番ホームにやってきました。「はやぶさ+こまち23号」はすでに到着していて清掃中。

今日は10号車「グランクラス」に乗車します。

**はやぶさ23号「グランクラス」東京−新函館北斗4時間27分の旅動画(24:47)**

(スマホやPC、TVのブラウザで再生する場合、動画右下の「拡大ボタン」を押すと全画面にすることができます)

このE5系は「U19編成」、川重製。

乗車する車両を見るとワクワク感が増大しますね。

はやぶさ23号の10号車とこまち23号の11号車連結部分。

「7ミニッツ・ミラクル(7分間の奇跡)」と海外で絶賛されている車内清掃が終わり、乗車できるようになりました。



★期待いっぱいの「グランクラス」、さてその実力は?
 

今回は最前列の「6B」と「6C」をもらいました。

グランクラスは2席+1席の3席×6列の計18席しかないのです。シートは革張りでバックシェルタイプ。

こちらが1人席。この列車のグランクラスは私たちのツアーで貸し切りなので、私は空いているとなりの「6A」に移動することにしました。

最初に配られた「ウエルカムセット」。ミネラルウォーターとおつまみ、それにサービスメニューが入っています。

サービスメニューには車内で提供されるドリンク類のほか、リフレッシュメントの内容やおつまみなどが紹介されています。

リフレッシュメントです。ツアー客は和食と決まっているそうで、洋食を楽しみにしていた家内は少しがっかりしていました。和食のメニューは左から、「豆の胡麻和え 菜種真丈(しんじょ)」、「桜海老ごぼう炒り煮 小松菜お浸し」、「ひじき煮 いちご酪寄せ」、「軟骨つくね 花人参 印元 筍」。上は 「栃木県産とちあいかのパウンドケーキ」です。

3席×わずか6列しかない特別な空間。昔乗ったボーイング747-400のUpperのCクラスを思い出しました。

グランクラスのシートですが、リクライニングさせる際に革同士が擦れ合うギシギシ音が気になりました。また、電動マッサージ機能はなく、窓のブラインドも手動。こうして乗り比べると近鉄「ひのとり」プレミアムシートのすばらしさを実感しますね。向こうは特急料金プラス900円で利用できるのでなおさらです。

足元は広々。スリッパも付いていたので使ってみたのですが、「〇〇の大足」の私には小さかったです。

コーヒーを注文し、さきほどの「パウンドケーキ」をいただきました。

これが乗車しないと手に入らないグランクラスのオリジナルグラス注文はがき。

東北新幹線といえば国内最高時速320キロで走るのも楽しみのひとつ。GPS利用のスマホアプリでですが、最高時速321キロをウォッチしました。



★盛岡でこまちを切り離し
 

15時32分、盛岡到着。ここで「こまち」と「はやぶさ」を切り離します。

私は切り離し作業を動画ででも見たことがなく、どうやって行われるのか知らなかったのです。

発車ベルが鳴り終わり自動連結器がリリースされて、こまち23号はそのまま走り去って行きました。

残った「はやぶさ23号」も自動で連結器カバーが閉まりました。

ノンアルコールスパークリングワイン。おいしかったです。



★いよいよ青函トンネル
 

本州の北の端、津軽半島を走ります。

17時04分、青函トンネルに入りました。全長53.85km、海底部分は23.3km。最も深い部分では海面から240mの地点を走るとのこと。所要時間は22分。

青函トンネルを出て「比古内」を過ぎ、遠くに「函館山」が見えてきました。



★4時間27分のグランクラス旅も終わり
 

17時47分、終点「新函館北斗」到着。

E5系はノーズがべらぼうに長いので、先頭車の写真を撮るのが大変。

ちょっと先頭車の写真を撮っているうちに、ツアー客どころか誰もいなくなっていました。

はやぶさ23号に何名乗ってきたのかわかりませんが、改札付近にも人影はまばら。それと6月中旬というのに、コンコースには暖房が入っていました。

今回の旅のメインイベントのひとつ、4時間27分の「グランクラスの旅」も終わり。

駅周辺には何もなく、近代的な駅ビルがちょっと浮いていました。郵便ポストの上に見慣れないキャラクターがあったので何かと思って調べたところ、地元北斗市の公式キャラクター「ずーしーほっきー」。特産品のホッキ貝をとブランド米を組み合わせたデザインということです。

 はやぶさ23号はこまち23号と併結運転して盛岡まで行き、盛岡で分割して北海道へ向かう新幹線。乗車するにあたり、グランクラスの車内サービス、東北新幹線の最高時速320キロ、盛岡での分割、青函トンネル通過を楽しみにしていました。初めて乗車した東北新幹線の感想ですが、まず思ったのが大きな駅にもかかわらずホーム柵がないこと、途中駅でほとんどホームに乗客がいなかったことです。

 また、軌道が高規格で作られているので、カーブが多く盛り土の多い東海道新幹線と比べると、ほぼ一直線に走っているという印象でした。その分、トンネルも多いと感じました。そして、スマホアプリの速度計ではありますが、最高時速320キロも目撃できました。

 グランクラスの車内サービスについてですが、まずシートは想像以上でも以下でもなく、逆に近鉄「ひのとり」のプレミアムシートのすばらしさを実感することになりました。きっと近鉄は「ひのとり」を製造するにあたり、グランクラスのシートを研究したのでしょうね。ひのとり「プレミアム」にあって、グランクラスにないものは、電動マッサージ機能と電動ブラインドでしょうか。

 車内サービスについてはアルコールを含めフリードリンクですので、飲みたいときにアテンダント呼び出しボタンを押すだけ。アテンダントの対応もとてもよかったです。物足りなかったのは映像サービスがないことでしょう。シートに個人用モニターを設置するか、車両端部にデジタルサイネージを設置し、適宜映像でお知らせするようにしたほうがいいと思いました。東北・北海道新幹線のライバルは航空機ですので、所要時間で不利な分、サービスの充実でリカバリーしないと競争に勝てないからです。

 今回は「グランクラス」に乗車するというプレミアムステージのツアーですので、ちょっと詳細な乗車ルポを書きました。



★ツアー専用バスで函館市内へ
 

駅前駐車場には今日から3日間お世話になるツアー専用バスが待っていました。大沼交通バスにお世話になります。

私は観光バスのツアータグを撮影するのが好き。だって記念になるじゃないですか。

現在の北海道新幹線の終点「新函館北斗駅」周辺。ほんと何もないです。

国道227号線を函館湾沿いに走行。遠くに函館山が見えてきました。

函館本線が進行方向左手に見えてきました。

元青函連絡船「摩周丸」。

新函館北斗駅から30分ほどで、今夜の夕食レストラン「沙羅の月」に到着。場所は函館山ロープウェイ山麓駅のすぐ近く。

今夜の「海鮮御膳」。 「本ズワイガニ足」のほか、「イカとホタテの刺身」「鮭鍋」「山芋の鉄板焼」「いくらごはん」など。なかなかのボリュームでどれもおいしかったです。

「本ズワイガニ足」

「イカとホタテの刺身」

「鮭鍋」

「いくらごはん」

 はやぶさ23号を下車し改札を出て歩いていくと、駅前駐車場には今日から3日間お世話になるツアー専用バスが待っていました。お世話になるのは大沼観光バス。こんな大型バスに乗客は添乗員さんを含めわずか14名。催行人員からして中型バスかと思っていたのですが、フルサイズの大型バスでした。

 出発してすぐに現在の北海道新幹線の終点「新函館北斗駅」の駅ビルが見えましたが、周辺にはほんと何もないです。ここにしか駅が作れなかったのかと思うほど。バスは国道227号線を函館湾沿いに走行し、しばらくすると遠くに函館山が見えてきました。

 新函館北斗駅から約30分で今夜の夕食をいただくレストラン「沙羅の月」に到着。場所は函館山ロープウェイ山麓駅のすぐ近くですので、函館山への登頂道路のふもと。なかなかのボリュームでどれもおいしかったです。ただ、このレストランは団体ツアー客用で客席が多く、ほかのツアー客が酔った勢いで大声でしゃべっていて、かなりやかましかったのが残念でした。



★函館山夜景を楽しみSランクホテルの湯の川温泉「HAKODATE 海峡の風」へ
 

午後8時20分頃、函館山展望台に到着。風が強く肌寒かったです。

ロープウェイ山頂駅の屋上が展望台になっていて、ここからの夜景はすばらしかったです。展望台駐車場が30分しか駐車できないということで、そそくさと夜景を楽しむことになるのではと心配していましたが、寒いし観光客だらけなので、自由時間は20分あれば十分でした。写真をクリックすると函館山展望台の動画が再生します。よろしければご覧ください。

午後8時50分頃、ホテル到着。このツアーで使用するのは湯の川温泉ホテル「HAKODATE 海峡(うみ)の風」。 

何と自動チェックイン機がありました。
  

エレベーターホールへ続く通路。すごいゴージャス。

エレベーターホール。何ともゴージャスな空間。

今回使うのは「453号室」。 この棟には3室しかないようです。

さて、どんなお部屋でしょう♪

部屋のドアを開けて驚いたのは、お部屋の広さが尋常でないこと。わが家のリビングルームよりはるかに広かったです。高級なフローリングに高級な家具。これぞSランクのホテルのお部屋。

寝室とリビングは分かれていませんが、その分ともかくお部屋が広いのです。

素敵な円卓とチェア。ほんとすばらしかったです。

洗面化粧台には2人が同時に使用できるように、洗面器や鏡が2つ並んで設置してありました。

この洗面器の水栓もとてもオシャレで気に入りました。お金掛けてますね。

トイレ。広さも十分で使いやすそうです。

手洗い器もちょっとおしゃれな角型の機器。

温泉なのでお部屋に風呂はなく、シャワールームがありました。

さっそく温泉に向かいました。浴場は2つあり、1日おきに男女が入れ替わります。

2泊するのでどちらにも入浴できます。 

しかし「啄木亭」という本館には露天風呂つきの大浴場があるそうなので、どちらに入るかちょっと悩ましいです。

 夕食後、函館観光の目玉でもある函館山展望台からの夜景に出発。函館山の山頂にある展望台駐車場は、夜景を見るための慢性的な渋滞が発生しているそうで、この時期はタクシーとバスしか登頂できなくなっていました。それでも駐車場に入るまでに20分くらい待ったでしょうか。

 午後8時20分頃、ようやく駐車場が空いて函館山展望台駐車場に到着。バスを降りると風が強く肌寒かったです。ロープウェイ山頂駅の屋上が展望台になっていて、ここからの夜景はほんとうにすばらしかったです。展望台駐車場が30分しか駐車できないということで、そそくさと夜景を楽しむことになるのではと心配していましたが、寒いし観光客だらけなので、自由時間は20分あれば十分でした。

 約20分走って午後8時50分頃、ホテルに到着。このツアーで使用するのは湯の川温泉ホテル「
HAKODATE 海峡の風」。すでに遅いので建物の外観写真は明日撮ることにし、チェックイン完了後、すぐにお部屋に向かいました。部屋のドアを開けて驚いたのは、お部屋の広さが尋常でないこと。わが家のリビングルームよりはるかに広かったです。高級なフローリングに高級な家具。これぞSランクのホテルのお部屋。こんなすてきなお部屋に泊まれるなんて、ほんとうにいいツアーを選んだと思いました。

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