走る貴賓室「グランクラス」で行く
湯の川温泉にゆっくり2連泊 函館贅沢旅 3日間
コース番号73506

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★「HAKODATE 海峡(うみ)の風」をウォッチ
 

私たちのお部屋からの眺め。中庭は庭園になっているようです。あとで散策してみます。

そしてこちらが本館「啄木亭」。大きなホテルですね。

この日の朝食は午前8時からなので、朝の散歩に出かけることにしました。

「海峡の風」は通路を歩くのも楽しいです。

本館「啄木亭」にやって来ました。自動ドアでつながっていますが、啄木亭側からはルームキーがないと戻れません。

インバウンド用でしょうか。映えスポットが作ってありました。
 

ここが中庭、立派な庭園です。

「庭園の由来」という立派な立て看板がありました。

道路から見えない場所にこれだけの庭園があるとは、地元の人でも知らないのではないでしょうか。

庭園から私たちのお部屋方向を見ています。写真中央の窓2つが453号室。

昨夜は暗くて撮れなかった車寄せとホテルモニュメント。

啄木亭の正面にはバス停がありました。

そして駐車場案内。

ホテル全景。手前側が「啄木亭」で奥側が「海峡の風」。

1時間ほどの散策から戻ってきました。エレベーターホールを見ると気持ちが和みます。

4階案内図。「海峡の風」のお部屋はシングル4室とツイン3室のようです。贅沢な部屋割りです。

そしてこちらが「啄木亭」の案内図。11階に露天風呂付きの大浴場があるそうです。

ここが「啄木亭」との連絡口。1階はガラスの自動ドアですが、3階以上の客室階は見えないようになっているようです。

お部屋に戻ってきました。中央に大型テレビがあるのですが、180度回転できてソファーからでもベッドからでも見えるようになっています。

片手で軽く回転できます。よくできてますね。

回転させるとリビングボードと一体感があるように作られています。

ようやく午前8時になったので、朝食をいただきに行きます。場所は2階の「朝亭夜亭バイキング 青函市場」。

朝食の時間はごはんやみそ汁、各種海鮮小鉢、それに自由に作れる「函館なまらめえ丼」がありました。また、洋食としてクロワッサンやトーストなどもあり、クロワッサンは自家製とのこと。家内が絶賛していました。

ラーメンや焼き料理はここで注文すると持ってきてくれます。

少しずつ取ってきていただきましたが、どのおかずを食べてもおいしかったです。和食をいただくのが精一杯で、クロワッサンを試食することはできませんでした。

また、炉ばたもあり、焼き魚やお茶漬けなどを作ってくれます。私は「銀鮭」を焼いてもらいました。

「函館えびしお岩海苔ラーメン」。3口くらいの量なので別腹で入りました。すごくおいしかったです。

大満足の朝食をいただき、これまたあちこちに置かれたすてきなオブジェを見ながらお部屋に戻ります。

 私はもともと早起きで、毎朝午前4時台には起きているため、外泊する際には家内を起こさないように気を付けています。この日も早起きしましたが、ホテルの無料Wi-Fiを使ってスマホでYouTubeを見て時間を潰しました。お部屋が広いってほんとうにいいです。

 この日の朝食はほかのツアーが朝いちばんに出発するとのことで、私たちのツアー客は午前8時からとなっていました。そのため食事までにかなりの時間があったので、本館「啄木亭」や「庭園」、それにホテルの外回りを散策してきました。「海峡の風」が豪華なことはわかっていましたが、「啄木亭」も負けず劣らず立派なホテルで、主に修学旅行やインバウンド用とのことだったので、おそらく客室が狭いのでしょうね。

 ようやく午前8時になったので、朝食会場の2階「朝亭夜亭バイキング 青函市場」へ。和洋食バイキングになっていて、どれを食べるか目移りしてしまいます。まずはごはんとみそ汁、それに定番のおかずを少しずつ取り分けてきたのですが、どれを食べてもおいしいのです。私はほかに「銀鮭」を焼いてもらい、「ラーメン」もいただきました。海峡の風の朝食は今まで食べたホテル朝食の中でも最高でした。



★午前9時過ぎ2日目の観光に出発、まずは五稜郭と五稜郭タワーへ
 

午前9時半、2日目の観光に出発。まず向かうのは五稜郭。

ホテルから15分ほどで五稜郭のバス駐車場に到着。頭上には五稜郭タワーがそびえています。

五稜郭は北海道唯一の国の特別史跡になっているそうです。

五稜郭の立体案内板。左上に小さく「特別史跡」と刻まれています。

五稜郭は桜の名所。そして五角形なのは死角をなくすためだそうですね。

今年の花は終わっていましたが藤棚もあります。

「武田斐三郎碑」。五稜郭の考案、設計した人だそうです。

ブラッケリー砲(奥)とクルップ砲(手前)。函館港で発見され、五稜郭に展示されているそうです。

復元された「函館奉行所」。それまで函館港近くにあった奉行所を7年かけてこの地に建設して移したのに、わずか7年でその使命を終えてしまったとか。五稜郭は敵の艦隊からの砲撃を避けるため、函館港から3.5キロ離れたこの場所に建設されたそうです。

土塁に登って五稜郭タワーをパチリ。

続いて「五稜郭タワー」に昇ります。

平日の午前9時台ということで、それほど混雑していないようです。

エレベーターの待ち時間もなし。
  

地上90メートルの展望2階。まだ混雑していませんでした。

眼下に五稜郭のきれいな五角形を見ることができました。満開の桜の時期に来たらすごいでしょうね。

函館奉行所がよく見えました。

きれいに整備されてますね。

函館の観光名所のひとつですもんね。

ミニチュア「五稜郭」。

湯の川温泉方面。遠くに海岸線も見えます。

市内中心部方面。函館山や函館港がよく見えます。

コナン映画でおっちゃんが腰を抜かしたガラス床部分。そんなに怖くはありません。

タワー1階に降りてきました。ここに「日本のタワー」というパネルがありました。

 函館観光2日目。午前9時半にホテルを出発。まず向かったのは「五稜郭」のバス駐車場。観光バスツアーの場合、バスの駐車場所は大きなファクターです。ホテルから約15分で到着し、まずは五稜郭を散策。五稜郭ですが確か子供の頃、学校の授業で城郭跡と習った記憶でしたが、実はお城ではなく奉行所跡。なぜ教科書では城郭跡になっていたのか疑問です。

 バスガイドさんから五稜郭のヒストリーを伺いましたが、函館奉行所はそれまで函館港近くにあったものの、敵国の艦隊に攻められた際、砲弾が届かない港から3.5キロ離れたこの地が選ばれたとのこと。そして徳川幕府の直轄となった函館奉行所は7年かけて五稜郭に建設・移設されたのに、わずか7年でその使命を終え、建物は解体されてしまったそうです。歴史とは実に奇怪な物語を作るものです。

 続いて「五稜郭タワー」へ。五稜郭タワーは高さ107メートルあり、エレベーターで展望2階へ。ここは地上90メートルの地点にあり、眼下に五稜郭を望むことができます。この日は天気がよく、滞在している湯の川温泉や函館山、函館港など、市内全域を見ることができました。



★大沼国定公園へ
 

午前11時30分過ぎ、大沼国定公園にある「函館大沼プリンスホテル」へ到着。ここでランチをいただきます。

レストランからは池と駒ヶ岳が見えました。

今回のツアーで唯一付いている昼食です。

ホテルの公式サイトにこのメニューはありませんでしたので、グループランチメニューでしょう。到着時に「サラダ」「パン」「スープ」が用意されていました。

ウエイトレスに尋ねたところ豚肉らしいのですが、外国人でそれ以上はわからないようでした。

食後のデザートとコーヒー。コーヒーはセルフでした。

出発時刻まで少し時間があったので、ホテルの中庭を散歩してきました。

「森の散歩道」。

ってこの先ゴルフコースじゃないの?

午後1時前に大沼国定公園駐車場に到着。遊覧船まで時間があるので自由時間をもらえました。

踏切の音が聞こえて来たので歩いて来てみたら、近くにJR函館本線の「大沼公園駅」がありました。

何とラッキー!13時10分発の函館行きの特急「北斗8号」がやって来ました。

戻ろうとしたところ、今度は下りの13時14分発「長万部行き」普通列車がやって来ました。この駅ですれ違ったわけではないのに、2本も列車が見えるなんてほんとついてました。

大沼国定公園の大沼と小沼を遊覧船でクルーズします。

遊覧船の出発時刻は13時40分。

この船に乗船します。天気がよくてほんとうによかったです。

遊覧船は貸切ではないので、ほかの乗船客がたくさんいました。

まずは駒ヶ岳方面に向かい進みました。小島がいくつもありました。大小合わせると120以上あるそうです。

駒ヶ岳の尖がったところ通称「剣ヶ峰」は崩れる危険があるため登山禁止とのこと。写真右側の通称「馬の背」に続く登山道が見えました。登山道のふもとまでは車で行けるそうで、一直線の登山道って珍しいそうです。

道路と鉄橋の下を潜ります。

函館本線のレールが見えます。

小沼にやって来ました。そうそう大沼・小沼という名前ですが、水深が深く底に植物が育たないのが湖で、水深が浅く植物が生息するのが沼だそうです。ですので厳密はこの2つは沼ではなく湖ですね。

再び大沼に戻ってきました。30分のクルーズ時間はあっという間でした。

今回の旅行は天気に恵まれほんとうによかったです。

ボートハウスの売店に「エゾシカ」の革で作ったラグがあり座ってみましたが、結構ごわごわした手触りでした。

 ツアーバスはE5道央自動車道と国道5号を走って大沼国定公園へ。この道央自動車道は無料のようで、インターチェンジには料金所がありませんでした。そのせいか舗装があまりよくなく、高速道路を走っているというほどスムーズではありませんでした。

 40分ほどでこの日の昼食をいただく「函館大沼プリンスホテル」に到着。このツアーに付いている唯一のランチでもあります。提供されたメニューをホテル公式サイトでチェックしたところ、それらしきメニューはありませんでした。そしてグループランチは10日前まで受付と書いてあったので、この日のメニューはクラブツーリズムがリクエストしたものでしょう。

 前菜のサラダとスープ、それにパンが2個。メインは豚肉がやわらかく仕上げてあり、見た目と味は上品でよかったです。ただ、これでお腹が膨れるかというと別問題で、私は遅い朝食をお腹いっぱい食べてあったのでよかったですが、ツアー参加者の中にはボリュームがないと感じた方がいたようです。最もだと思います。クラツーさん、今後の改善に期待しています。これが今回のツアーで唯一、参加者アンケートで不満が出たところではないでしょうかね。あくまで想像ですが・・・。

 昼食後、大沼国定公園のバス駐車場に到着というか移動。これから遊覧船でクルーズするのですが、乗船時間まで少し時間に余裕があったので、添乗員さんがフリータイムをくれました。ここでは「だんご」が名物とのことで、ツアー参加者の中にはだんごを購入して食べている人もいました。おみやげに買って帰れればよかったのですが、消費期限が短くできないのでわが家は購入しませんでした。

 そんなとき、踏切の音が鳴り始めました。近くに函館本線が走っていて「大沼公園駅」があるので、まだ時間があったので小走りで向かいました。すると何とラッキーなことに、13時10分発の函館行きの特急「北斗8号」がやって来ました。まさかここでJR北海道の特急列車と遭遇できるなんて、ほんとうにラッキーでした。感動しながら駅を離れようとしたとき、また踏切が鳴り出すじゃないですか。今度は下り13時14分発の「長万部行き」普通列車がやって来ました。ここですれ違うダイヤではないのに、上下線の列車が見られるなんて、何てラッキーなタイミングに居合わせられたのでしょう。

 13時40分、遊覧船が出航。船はツアーの貸切ではないので、ほかの乗客も乗船していました。それでも相席になるほどの乗船率ではなく、わが家も家内と2人で別々に座ることができました。出航後、船は120以上あるという島と島の間を抜け、駒ヶ岳方面に進みました。この日は天気がよく、駒ヶ岳がくっきり見えました。駒ヶ岳はもともと富士山のような形状だったそうですが、相次ぐ噴火で今のようなカタチになり、見る方角によって全く異なる山に見えるそうです。地元の人でも見せられた写真が駒ヶ岳かどうか迷うことはあるとのこと。

 船はその後、小沼に向かって進みました。大沼と小沼はつながっていて、そこに道路と鉄道の橋がかかっていました。船はこの低い橋の下をくぐるために天井が低く作られているとの説明で、中にはあまりの低さに通過する際、つい頭を下げてしまう乗船客がいるとか。30分のクルーズはあっという間に終わってしまいました。



★今日最後は「元町観光」
 

バスは来た道を引き返し、午後3時前に函館山ロープウェイ山麓駅近くの駐車場に到着。これから専門のガイドさんによる「元町観光」です。約1キロの散策コースとの説明でした。

「二十間坂」。函館は過去の大火で町を焼失した経験から、道路を広くして延焼を防ぐ町づくりをしたそうです。1間は約1.8メートルなので、二十間は36メートルになります。片側1車線で道幅が30メートルを超える道路はそうそうないです。電線も地中化されていて、とても見晴らしがよかったです。

函館元町といえば教会群。ここは「カトリック元町教会」。手前は幼稚園。

続いて「函館聖ヨハネ教会」。十字架がたくさんあることで有名だそうで、建物自体も上から見ると十字架のカタチになっているそうです。

そしてここが最も有名でしょうか、「函館ハリストス正教会」。

ロシア正教の教会で、令和2年から3年かけて大規模な保存修理工事を行ったそうです。

修理に際して建設当時の色合いに戻したとの説明で、とてもきれいでした。

続いては「八幡坂」。
 
 

ガイドさんが日本でいちばん有名な坂道と説明していましたが、コナン映画でも登場したせいでしょうか、ここで記念撮影する外国人観光客がたくさんいました。

青函連絡船「摩周丸」が見えました。

クイズ番組にも出題された2階のみを洋館風にした家。数少なくなった実際に住んでいる民家だそうです。

「旧函館区公会堂」。日本人による設計・施工とのことですが、すごい色使いです。そしてまだ令和3年に大規模修復工事を行ったばかりで、すごくきれいな外観でした。

ここもコナン映画で描かれた場所ということもあり、大勢の外国人観光客が訪れていました。コナン映画って海外でも大人気なんですね。

入館料は大人300円。

内部もきれいに修復されたようですね。

見事な保存状態だと思います。

2階「大広間」。コナン映画で剣道大会やってましたね。国の重文なのに剣道大会の会場として描いたことが物議を醸したそうです。

「演壇」です。ここで演奏していたのでしょう。

バルコニーです。ちょうど観光客がいなくなって人のいない写真を撮ることができました。

バルコニーの先端からの眺め。

五稜郭タワーと摩周丸のツーショット。

バルコニーから2階部分の外観を間近で見ることができました。

大広間の記念撮影スポット。ここでは貸衣装があり、コスプレ状態の外国人観光客が記念撮影していました。  

 大沼国定公園から約40分かけて函館市内に戻りました。バスは函館山ロープウェイ山麓駅近くの駐車場に到着。これからこの日最後となる「元町観光」です。元町観光にはバスガイドさんではなく、専門の地元ガイドさんが案内してくれました。旧イギリス領事館近くまでの約1キロの散策コースです。このあたりは「函館市元町末広町伝統的建造物群保存地区」となっていて、函館観光において重要な場所でもあります。ここに専門のガイドさんを用意してくれたクラツーさんに感謝です。

 ガイドさんは要所要所で止まりながら解説してくれました。わが家は今回が2度目の国内ツアー旅行で、海外でもほとんど個人旅行をしてきたので、こういう経験をするとツアー旅行はいいなあと思いますね。「三十間坂」から「カトリック元町教会」、「函館聖ヨハネ教会」、「函館ハリストス正教会」、有名な「八幡坂」や2階のみ洋館風に作られた民家を巡り、最後に「旧函館区公会堂」までやって来ました。ここで地元ガイドさんの案内は終了しました。

 「旧函館区公会堂」は国の重要文化財で、コナン映画でも描かれた有名な洋館です。入館料大人300円とお値打ちですので、全く興味がなければ別ですが入館することをおすすめします。ここもさきほどのハリストス正教会と同じく、修復工事を終えて間もないことから、建設往時の荘厳さを十分に体感することができました。

 「旧函館区公会堂」は自由参加で、入館しない人たちはバスの集合場所である「旧イギリス領事館」方面に向かって移動して行きました。わが家はこのあとツアー一行と別行動で、市電に乗ってホテルに戻ることにしました。



★函館市電でホテルへ
 

「元町公園」。とても眺望のいいきれいな公園でした。

これが函館市の消火栓。日本国内で黄色の消火栓って珍しいと思います。

おまけに放水口が上と左右の3か所あります。これも過去の大火の教訓なんでしょう。

再びさきほど歩いた道を引き返してきました。「チャチャ登り」っておもしろい名前ですね。

実はカトリック元町教会を拝観したかったのですが、公開時間は午後4時までで、すでに閉まっていました。

大三坂を下って市電が走る大通りまでやって来ました。

途中で見つけたかわいい下水のマンホール蓋。やはり函館はイカなんですね。

最寄りの電停「十字街」まで歩いて来ました。ここで市電の2路線は合流します。

函館市企業局前の「操車塔」を見に来ました。

昔はここに係員が入って市電を捌いていたんですね。

「十字街」電停。もっと古めかしい電停をイメージしていたのですが、デジタルサイネージがあってビックリ。

すでに反対方面には数本の電車がやって来ましたが、どれもみんなカラーリングがまちまち。

17時ちょっと過ぎ、3分遅れで湯の川行き到着。

十字街では空いていましたが、その後、立ち乗り客が出るくらい乗車してきました。

遠くに見えるのが「函館市役所」。

市電が走る街に来ているのに、市電に乗らずに帰るわけにはいきません。

およそ45分乗車して、ホテル最寄りの「湯の川温泉」電停で下車。運賃は260円でした。

午後6時前にホテルに戻ってきました。一度お部屋に入って荷物を置き、すかさず夕食会場へ。

今日の夕食は午後6時から7時までだったのです。場所は朝食と同じ「朝亭夜亭バイキング 青函市場」。

同じ場所ですが料理は全く別物。おいしそうな「お寿司」が次々に握られて出てきました。

お寿司好きの私には堪らない夕食メニューです。

お刺身もたくさんあり、お寿司だけでなくごはんも食べたくなってしまいました。

海鮮小鉢が氷の上でスタンバイ。

できれば全品食べたいくらいです。

私の夕食です。やはりごはんは無理でした。その代わり「いくら炙りめし」を2つ作ってもらいました。

 旧函館区公会堂前でツアー一行と別れたのち、わが家は再び来た道を歩いてロープウェイ山麓駅方面に向かいました。実はさきほどは入れなかった「カトリック元町教会」の拝観がしたかったのです。しかし到着してみるとすで教会の扉は閉まっていて、願いは叶いませんでした。教会をはじめ「函館市元町末広町伝統的建造物群保存地区」は午後4時までが公開時間となっているようでした。歩行者専用になっていた道路の規制も解除されていました。

 カトリック元町教会拝観をあきらめ、すぐ目の前にある「チャチャ登り」を撮影。チャチャとはアイヌのことばでおじいさんという意味だそうで、おじいさんのように腰を曲げるようにしないと登れない坂という意味が名前の由来だそうです。確かに結構な坂道でした。

 午後6時までにホテルに戻らなくてはいけないので、市電乗車を含め移動時間を1時間と想定していて、大三坂を下って市電が走る大通りまでやって来ました。今度は「二十間坂」を坂の下から眺めながら「十字街」電停を目指します。十字街まで行けば、2本の市電路線が合流したあとなので、逆方向の電停に行くより本数が多いだろうと思ったのです。

 途中で函館市企業局前の「操車塔」をウォッチ。昔はこの中に係員が入って、分岐・合流する電車を捌いていたことを想像し、昔は大変だったんだと思いました。十字街電停到着後、10分ほど待って電車が到着。2本続けて到着するようでしたが、1本目に空席があったので乗車。こういうときはうしろの電車に乗ったほうが、行く先々でも混雑しないのですけどね。

 函館市電の運賃は均一制ではなく、距離に応じて分かれていました。わが家は湯の川温泉まで乗車するので、最も高い7キロ超の260円ですが、それでも45分も市内を巡って乗車して260円ですから、決して高くはありません。午後5時45分、ホテル最寄りの「湯の川温泉」到着。ほぼ計算どおりに戻ってきました。

 実は今日の夕食は午後6時から7時までと決まっていたのです。それにあまり遅くなると添乗員さんが心配するだろうと思い、午後6時には夕食会場に行こうと決めていました。

 夕食会場は朝食と同じ「朝亭夜亭バイキング 青函市場」。会場は同じですが、提供されている料理はディナーバージョンになっていて、握り寿司やお刺身などが次々に出てきました。どれを食べようか迷ってしまいますが、ここは食べたいものを食べたい分だけ持ってくるというビュッフェの掟に従い、まずは食べられると思う量だけ持ってきました。あとは炉ばたで「いくら炙りごはん」を2個作ってもらいました。

 「朝亭夜亭バイキング 青函市場」の料理はどれを食べてもおいしく、朝食・夕食とも文句なし。今までで宿泊したすべてのホテルの中でも最高レベルの料理をいただくことができました。こんなおいしい食事が食べられてお部屋は広くて豪華。このホテルを使ってくれた今回のツアーを選んで本当によかったと思いました。

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