FDA(フジドリームエアラインズ)は本来、静岡空港を拠点として設立された地域航空会社でした。そのFDAが名古屋空港の救世主になるとは、以前の私は正直思ってもいませんでした。しかし2010年1月、それまで名古屋空港を拠点にしていたJ-AIRの親会社であるJALが経営破綻。ここから運命の歯車が回り始めたのです。
 
 当時FDAが名古屋空港を拠点化しようとしたのは、会社の安定経営と愛知県の航空行政との方向性が一致したからでしょう。しかし、これこそが「運命のめぐり合わせ」と言っても過言ではないと思うのです。私は運命論者なので、FDAは名古屋空港に来る「運命」だったのだと思っています。

 
 カラフルなFDA機が並ぶ早朝の名古屋空港。午前7時の展望デッキオープンから、1番機タクシーアウトまでのわずかの間のみ見ることが許されるシーン。うーん、ナイトステイ機の揃い踏みは壮観ですね。これから約1時間の間に日本各地へ出発して行きます。

FDA保有全11機ご紹介

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)



★展望デッキウォッチング  
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ビデオ三脚を購入したのですが、これがめちゃ難しい


早くビデオ三脚に慣れるために、FDA便を撮影して修行することにしました。


これは青森からの362便で戻って来たティーグリーンの8号機。


サッカー的に言うと、枠の中に入れ続けるのがめちゃ難しいのです。

ティーグリーンの8号機ランディング
  

 先日、ビデオ三脚を購入しました。離着陸シーンを撮影していて、何度となく手ぶれに悩んだことがあったからなのですが、いざビデオ三脚を使ってみると従来の手持ち撮影との違いに戸惑いを感じ、最初のうちはまともにファインダーの中に機体を入れ続けることすらできませんでした。これは慣れるしかないと思い、FDA便を使って練習することにしたのです。

 これは青森からの362便で戻って来たティーグリーンの8号機です。ビデオ三脚を使うメリットは手ぶれ防止のほか、水平を保ち続けることができること。手持ちだとどうしてもカメラが傾いてしまうことがあるのです。デメリットは三脚でアシストしている分、ターンが遅れることがあること、それに名古屋空港の展望デッキは揺れやすいので、誰かが近くを走ると、もう見れたものではなくなることでしょうね。


少しビデオ三脚に慣れてきました

 ビデオ三脚に慣れてきたところで、今度は離陸機を撮影してみることにしました。

 新潟行きFDA373便で離陸する11号機。W2からのインターセクションDEP。


ビデオ三脚のコツは雲台といっしょに自分が動くこと。


まあ、こんなもんかな・・・。

2代目グリーンの11号機エアボーン
  

 何本か着陸機を撮影していて、ビデオ三脚に少し慣れてきました。手持ち撮影との大きな違いは、機体を追いかける際の軸の位置が違うこと。手持ち撮影では自分がターンすればいいですが、ビデオ三脚の場合は雲台を中心にしなくてはいけないことです。これは慣れるしかないようです。

 今度は一度、離陸機を撮影してみることにしました。幸か不幸か次便はW2からのインターセクションDEPなので、いちばん難しい正面位置でまだ速度が上がっていません。まずはインターセクションDEP機を撮影し、次はフルレングスに挑戦することにします。


続いて北九州からの402便で戻って来たゴールドの9号機


続いて北九州からの402便で戻って来たゴールドの9号機。


ビデオ三脚のおかげでタッチダウンの瞬間は真ん中に捉えやすいです。


あとは航空機の動く速さに合わせて雲台をターンさせることに集中。


まだ少しぎこちないですが、こればっかりは慣れるしかありません。

ゴールドの9号機ランディング
  

 続いて北九州からの402便で戻って来たゴールドの9号機を撮影しました。最初のうちは手持ちのほうが絶対枠に収めやすいとと思っていましたが、何度か撮影するうちに、少しずつ慣れて来て、ビデオ三脚のよさが掴めかけてきました。

 やはり水平がずれないのはいいですね。手持ちでターンしていると、気づかないうちにカメラが傾いていることがありましたが、ビデオ三脚の場合、それは全くありません。あとはいかにスムーズに雲台を飛行機の移動に合わせられるかにかかっています。


今度は福岡からの302便で戻って来たグリーンの4号機


今度は福岡からの302便で戻って来たグリーンの4号機。


ビデオ三脚のおかげで上下のブレや傾きは起きません。


12Bへのタクシングも撮影してみました。

グリーンの4号機ランディング
  

 今度は福岡からの302便で戻って来たグリーンの4号機を撮影しました。ビデオ三脚のおかげで遠くからズームしても、ブレずに撮影できることがわかりました。タッチダウンは枠に収めやすいので、あとはブレーキング時にうまく流し撮りすれはOK。

 ビデオ三脚の雲台はカメラ用と違って上下左右に自由に動かせるようになっているので、初めてW5から戻って来るシーンも撮ってみました。タクシング速度は遅いので、このくらいのシーンを撮影するには、ビデオ三脚は非常にいいですね。


次は離陸機を撮影、花巻行き353便でのティーグリーンの8号機

 午前のターンアラウンドも離陸機が続く時間帯になりました。

 花巻行きFDA353便でティーグリーンの8号機がW1からフルレングスDEP。


展望デッキのほぼ正面でエアボーンするので、ここが踏ん張りどころです。

まずまずの追っかけ撮りができました。

ズームを拡大するほど威力があります。

ティーグリーンの8号機エアボーン
  

 FDAの午前のターンアラウンドも、後半になって出発機が続きます。今度はティーグリーンの8号機が花巻行きのFDA353便で出発。W1からのフルレングスDEPなので、展望デッキの正面付近でリフトオフです。

 ここでリスクを避けるために、機体を小さめに撮影すれば失敗はありませんが、私としてはなるべく迫力あるシーンを撮りたいので思いきりアップで撮影。ちょっと画面からはみ出してしまいましたがこれも愛嬌でしょう。


修行最後の撮影は出雲行き413便でのライトブルーの2号機

 修行最後はこのライトブルーの2号機。出雲行きのFDA413便。

 W2からのインターセクションDEPなので、比較的撮影しやすいです。


展望デッキ前を過ぎてKCハンガー前付近でエアボーン。


だいぶ慣れてきましたが、MRJの撮影時に使用するかどうか微妙です。

ライトブルーの2号機エアボーン
  

 ビデオ三脚修行最後は出雲行きFDA413便。ライトブルーの2号機のエアボーン。幸いなことに最も接近する展望デッキ前では離陸しないW2インターセクションDEPでした。とはいえ、滑走中にどんどん加速しているので、ランディングを撮影するのに比べると、断然こちらのほうが難しいです。

 雲台の回し方にも慣れてきたので、あとは本番(MRJ撮影)に使用するかどうかです。FDAなら次がありますが、MRJの場合、もし失敗すると次いつ撮影チャンスに巡り合えるかわかりませんからね(^_^;)。



金(9号機)銀(10号機)が並ぶと思ったのに・・・

 2016年12月23日、この日9号機と10号機がラインに入っているのでツーショットをゲットすることに・・・。

 先に戻って来たのは北九州への朝便で1往復したシルバーの10号機。


午前11時ちょうど、かなりの強風に煽られながらも見事にタッチダウン。


予想通り、14Aへスポットイン。これでとなりにゴールドが並べば万々歳。


 うわー、ゴールドの9号機が入ることを期待していた14Bに、福岡からの302便でライトブルーの2号機が入っちゃった。万事休す。


そしてゴールドの9号機が熊本への朝便で1往復して戻って来ました。


9号機も強風に煽られながらのタッチダウン。


ランウエイを減速しながら走ってW5へ。


となりに入らないのならせめてもと・・・。


スポットのアサインばかりはどうしようもありません。まさか402便が12Aに入るとは・・・。


 この日は花巻行き2便が強風で欠航になったため、いつもならいないはずのシップもいて、かなり賑やかな名古屋空港を見ることができました。


 1号機と2号機が出発し、残った9号機と10号機を撮りました。中央の13番スポットにいるのは、欠航で次便までステイしているイエローの7号機。
 2016年12月23日(金・祝)、天皇誕生日のこの日、あまり収穫がないことは覚悟の上でしたので、久しぶりにゴールド(9号機)とシルバー(10号機)の揃い踏みをゲットしようと思っていました。午前11時ちょうど、まずは北九州からシルバーの10号機が戻って来ました。この日から北九州便が朝便に復活していたので、10号機が14Aスポットに入ることは予想の範囲でした。

 これでゴールドの9号機がとなりの14Bに入れば万々歳。ところがここに伏兵が現れました。福岡からの302便として戻って来たライトブルーの2号機が、あらぬことかとなりの14Bへスポットインしてしまったのです。これは想定外でした。理由はこの日、東日本が悪天候に襲われ、いわて花巻行きの朝便、午前便の2便が欠航したため、いつもとアサインされるスポットが替わってしまったのです。

 金銀の揃い踏みがないことがわかってしまい落胆していたところへ、午前11時13分、ほぼオンタイムで熊本からの322便として、ゴールドの9号機が戻って来ました。9号機が入るのは12Aか12Cのどちらかでしたが、マーシャラーが12Aへ集まって行ったので12Aで確定。W5からタクシーアウトした9号機が10号機の横を通り過ぎて12Aへ。なかなかうまくいかないものですね〜。



午前のターンアラウンドで5機が同時に・・・


 2016冬スケ午前のターンアラウンドをウォッチング。7便戻ってくるうち、定刻通りだと4機しか並ばないのですが、1便でも出発に遅れが生じると、5機が揃う光景に遭遇できます。最初に戻ってくるのは青森からのFDA362便で、この日はイエローの7号機でした。


続いてはいわて花巻からのFDA352便。この日はグリーンの4号機でした。


そして3便目は北九州からのFDA402便。パープルの6号機でした。


続いて福岡からのFDA302便。ゴールドの9号機でした。


そして最後が熊本からのFDA322便。ティーグリーンの8号機が使われていました。


そしてフィンガーコンコースの周りは、12Cスポットを除きカラフルな機体で埋まりました。

 FDAの2016冬スケ期初ダイヤでは、午前のターンアラウンドで7便が戻って来て、6便が出発します。1便は期間限定の北九州便で、戻ってきた機体はチャーター便として使用されるか、明日の朝までステイとなります。そのほかの5機は次のディスティネーションへ出発していくのですが、少しでも出発が遅れると、わずかの時間ではありますが、5機が揃うことがあるのです。

 この日、いわて花巻空港上空が強風となり、出発が少し遅れました。そのため定刻通りだと10分後に到着するはずの熊本からのFDA322便が先に戻ってきたのです。ダイヤの乱れを喜んではいけませんが、怪我の功名で5便のそろい踏みを見ることが出来ました。



北九州1往復後整備されてステイする6号機


 2016冬スケ期初では北九州への朝便1往復のみでその日のフライトが終わるシップがあります。この日はチャーター便の運航もなく、戻ってきた6号機を整備さんたちが機体整備を行いました。

前輪ではグリスアップでしょうか。

エンジンカバーを開けて内部清掃。

メインギアでもグリスアップを行っていました。

リアハッチを開けてAPUの整備。


 私は飛行機の整備を見るのが大好きなので、しばしFDAの整備さんたちをウォッチしていました。


 これだけの数の整備さんが一度に出て来て整備するシーンを見る機会はなかなかありません。

6号機の整備をウォッチ
  


およそ2時間続いた整備作業はお昼ちょっと過ぎに終了しました。

午後1時前にトーイング開始。

行先はハンガーではなくとなりの14Cスポット。


ここで明日の朝までずっとステイするようです。もったいない運用ですね。

グラハンさんがL1ドアを開けて・・・

コクピットにいる整備さんをお出迎え。

このキャスター付きステップは便利ものですね。

トーイングカーを切り離します。


これでこの日の6号機は明日の朝までお休みです。

 FDAの2016-2017冬スケでは、朝の北九州便として1往復してその日の定期便運用を終了するシップがあります。夏スケではそれが高知便だったのですが、冬スケになって変更になりました。この朝の北九州便があるのはとりあえず11月中だけで、次は年末年始繁忙期まではなくなってしまいます。

 この日はチャーター便が運航されない日だったので、戻ってきたパープルの6号機を整備さんたちが整備しているシーンを目撃しました。この日の整備は前輪からエンジン内部に至る各所で行われました。ハンガーに戻して行うこともできるのでしょうけど、こうして晴天下でギャラリーの目前で実施するのもいいものです。安全運航をPRする目的にもなると思います。

 機体整備はおよそ2時間続きました。そして午後1時前、トーイングカーがつながれ、6号機は14Aスポットから、フィンガーコンコースからは離れた14Cスポットに移動されました。ここで明日の朝便になるまでステイするわけで、ちょっともったいない運用ですね。その気になれば、あと3往復便を就航することができるのですから。



6号機から8号機へシップチェンジ!


この日、午後1時30分頃、FDAハンガーから8号機がトーイングされてきました。

この日はチャーター便はないのでシップチェンジ?

行き先はフィンガーコンコース先端の13番スポット。


これから戻ってくるどれかの便の機体と入れ替えるようです。

 チェンジするのは青森から戻ってきたパープルの6号機と思われました。

 理由はそれまでに戻ってきた2機が定番スポットである12Bと14Bに入ったのに対して・・・。


  この青森からの364便は普段あまり使わない「14Aスポット」に向かったからです。


 364便が戻ったときはもうとなりの12Bは空いていたので、あえて12Aを使う理由がありませんから。

 そして午後3時20分過ぎ、私の予想通り6号機のドナドナが始まりました。

 トーイング先はもちろんFDAハンガーです。SASのグラハンさんたちも手慣れたものです。


 6号機に何か問題があってシップチェンジしたのか、単なる機材の入れ替えなのかはわかりません。

 そして8号機は午後3時43分、出雲行きのFDA415便としてタクシーアウト。

 この便に搭乗したみなさんの中で、このことに気づいた人がいたでしょうかね。


午後3時47分、W-1からのフルレングスでエアボーン。


ティーグリーンの8号機は、雲一つない青空に舞い上がって行きました。

 FDAの名古屋空港でのターンアラウンドは、実に毎日正確に行われています。同じ便ならほぼ毎日同じスポットを使用していますし、機体トラブルでもないとシップチェンジすることもありません。それだけ機体の整備が行き届いているということでしょう。

 この日、お昼過ぎにナゴヤGNDに対して、「JA08FJです、FDAハンガーから13番スポットまでのトーイング許可をお願いします」との交信が送られました。この日はチャーター便の運航予定もないので、残るはシップチェンジだけ。

 チェンジする機体は青森から戻ってきたパープルの6号機でした。普段あまり使わない12Aスポットに入ったことからピンと来ていました。シップチェンジの理由までは知る由もありませんが、入れ替えられた8号機は元気に大空に舞い上がって行きました。



しばしば起きる4号機と11号機のツーショットですが・・・

 FDA362便で青森から戻ってきた4号機。最近4号機の遭遇率が高いです。

 こんな日は同じグリーンの11号機とのツーショットに期待します。


4号機は展望デッキにいちばん近い14Bスポットに入りました。

続いて福岡からのFDA302便で11号機が到着。

14Aスポットに入ってくれるといいのですが・・・。


残念ながら14Aでは到着準備しておらず、この日は13スポットへ。


  夏スケまでは午前のターンアラウンドでも14Aを使うことが多かったのですが、冬スケからは使わなくなったのかもしれません。


2機がステイしていたのはおよそ15分。先に出発するのは手前の4号機。

 いつもながらFDAのパイロットの方は手を振り返してくれます。

 この日のディスティネーションはチャーターの「隠岐」でした。


  11号機のうしろを通って滑走路へ向かいます。これが2機の至近距離での撮影になります。


4号機は軽かったのか、W-2からインターセクションDEPして行きました。


青森へ向かった11号機はW-1からフルレングスDEP。

 FDAのマルチカラーコンセプトにあって、唯一同一カラーになったグリーンの4号機と11号機。この2機が名古屋空港で並ぶ姿はしばしば見受けられます。扱上は11号機は4号機の後継とされていますが、それは長い目で見た場合の話のようで、今すぐに4号機が売却されて姿を消すことはないと思われます。

 どうせ同じカラーリングの機体があるのなら、2機の並びを撮っておこうと思うのがマニア心理。しかし、2機の「並び」というのがなかなか起きないんですよね。理由は並ぶためには通常使用している12Bの左右つまり、12Aか12Cを使うか、14Bのとなりの14Aを使わないといけないのですが、これが意外に難しくて、どちらかがフィンガーコンコース先端の13に入っちゃうんですよね〜。



ナイスランディング!ターンレフト・ウイスキーフォー♪


 2016年10月21日、定刻午前10時45分着の北九州発FDA402便が着陸。この日はライトブルーの2号機が使用されていました。


  別に何でもない普通のランディングと思ったのですが、通常RW34使用時はW-5又はW-6から滑走路を離れるものなのに、このシップはそのはるか手前で減速を完了。管制塔からW-4からの離脱指示をもらいました。


  こうしてFDAをウォッチしていて、W-4からの離脱を見るのは年に数回。よほど機体が軽かったのか、それとも上手にタッチダウンしたのかでしょうね。

 FDA402便の使用スポットはフィンガーコンコースの南側12Bなので・・・。

 W-5を使用した場合に比べ、およそ3分は時間を短縮できたと思います。


  ターンアラウンドの時間が30分と短いFDAなので、わずか3分といえども402便のパイロットの隠れたファインプレーだと思います。
 2016年10月21日午前10時45分、北九州から戻ってきたライトブルーの2号機が、展望デッキ前を通過せずに、手前のW-4から滑走路を離脱したのです。RW34使用時にはほとんどすべての便がW-5から滑走路を離脱するのですが、このシップはそのはるか手前にあるW-4から戻ってきたのです。

 どうしてこんな短い距離で減速できたのでしょうね。航空機の離着陸滑走距離は機体の重量や風速で変わりますが、この日は風は強くありませんでした。残るは機体が軽かった可能性と、よほど滑走路をうまく使ってタッチダウンした可能性。

 W-4から離脱するのとW-5まで行くのでは、今回のようにフィンガーコンコース南側のスポット使用便では3分は時間短縮できたと思います。FDAはわずか30分で次便として出発するダイヤですので、わずか3分といえどパイロットの功績大だと思います。



鹿児島チャーター運航・・・次の定期路線にほしいですね


2016年10月21日、名古屋空港から鹿児島行きチャーター便がありました。

 チャーター便には朝いちばんで高知までを往復した機材が使用されます。

 この日はイエローの7号機が使用されました。チャーター便といえど長胴型のERJ175も使用されます。


 残念ながらW-2からのインターセクションDEPになりました。W-2からだとこうなっちゃうんですよね〜。できればW-1からフルレングスDEPしてほしいです。


 それはさておき、機材も増えたことですので、そろそろ次の新規定期路線就航しませんか。鹿児島なんていいですよね〜。
 FDAは機材に余裕ができたことから、日本各地の地方空港発着のチャーター便運航に力を入れています。2016年10月21日は名古屋空港から鹿児島空港へのチャーター便が運航されました。

 現在FDAが運航しているチャーター便は、旅行代理店が全席を買い取って運航している「団体」チャーターですので、搭乗率の良し悪しは営業的には関係ないでしょう。しかし、航空会社の場合、まずはチャーター便を運航し、それが定期便に育っていることはよくあることなので、FDAもそれを狙っていることは間違いないでしょう。

 保有機材も11機となり、定期就航路線を増やすこともきっと検討されていることでしょう。新千歳と丘珠はセントレアとの競合を理由に愛知県が難色を示しているようですので、名古屋から北海道への定期便就航はちょっとムリかも。

 そうなると次に検討するのが九州か四国でしょう。九州なら福岡、北九州、熊本の次はどこがいいでしょうね。上記以外でセントレアとの競合を避けるとどこも難しいのですが、鹿児島はANAしか飛んでいないため、JALがコードシェアしてくれれば鹿児島はいいと思うのですけどね・・・。



チャーター専用になるなんて大うそ・・・定期便でがんばる4号機


4号機が定刻午後2時10分着の花巻発FDA354便で戻って来ました。


  名古屋発着便に76人乗りのERJ170をよく使用するのが、北九州便、高知便、それに出雲便です。そしてアサインされる機体は赤の1号機とグリーンの4号機が多いのです。


 11号機受領後、4号機は11号機に松本観光大使の役を引き継ぎ、チャーター専用になるとの情報がありましたが、そんなこと全くなくて、今でもガンガン定期便で飛んでいます。

 おかげで新旧のアルプちゃんを見ることができますけどね。

 この便は14Bスポットに入へ。グラハンさんが待ち構えていました。


ほぼオンタイムでスポットインしました。


 ちょっと長めの45分のターンアラウンドののち、今度は定刻午後2時55分発の山形行きFDA385便になります。


今度もほぼオンタイムの午後3時ちょうどに出発。


2人のパイロットがこちらに手を振って応えてくれました。

ちょっと色あせた4号機のアルプちゃん。

剥がす気配はありませんね。


午後から雲が広がってきて、ところどころ太陽が出ていました.

 工事中なのでRW16使用時はほぼ全便がW-7からのインターセクションDEPです。

 そのため、展望デッキを過ぎたあたりまでローリングして行きます。


ここまでローリングしてローテーション。


私が飛び去る機体の写真を撮るのは珍しいのですが、それにはちょっとわけが・・・。

 2016年10月16日(日)、お昼過ぎまで市内のパロマスポーツパークであーちゃんが出場した陸上競技大会を観戦していたので、展望デッキに到着したのは午後2時ちょっと前になりました。私の予想では浜松基地の航空祭に行っていたKC-767が、午後2時から3時の間に戻ってくると思っていたのです。しかし残念ながら私が到着する15分前に戻ってしまっていて、ちょっとガッカリしてしまいました。

 FDAの定期便のほかに撮影する飛来機もなさそうなので、午後のターンアラウンドの中から、グリーンの4号機を撮影することにしたのです。FDA便の場合、何か目的をもって撮影しないとつまらないので、この日は「元気にがんばる4号機」をテーマにすることにしたのです。

 私の展望デッキウォッチングのやり方は、ビデオで追いかけるか、写真でストーリーを作るかの2通りありますが、この日はビデオではなく写真に決めました。理由は展望デッキで子供たちが走り回っていて、ビデオ撮影するにはちょっと床が振動しすぎだったのです。そのため、今回はファイナルアプローチからスポットイン、タクシーアウト、エアボーンを撮影したのです。

 だいたいイメージどおりの写真を撮っていたのですが、次便の山形行き385便として搭乗が終わった頃から、近くで泣き声が聞こえるようになりました。泣いていたのは幼稚園くらいのおじょうちゃんで、いもうとを抱っこしたおかあさんが、すぐ横に立っていました。そうです、彼女たちのおとうさんが385便で山形に行ってしまうのです。

 おじょうちゃんの泣き声は、エアボーンして飛行機が飛び去って行くまで続きました。私にはおじょうちゃんの気持ちが痛いくらい伝わってきて、エアボーン後遠く離れて行く機体を撮影しながら、彼女たちといっしょに見送ることにしました。



松本市観光大使とアルプちゃんを引き継いだ11号機をウォッチング


 11号機が4号機から松本市観光大使を引き継ぎ、松本市のキャラクター「アルプちゃん」が貼られたので、名古屋空港へ11号機をウォッチングしに行ってきました。

こちらがポートサイド(機体左側)のアルプちゃん。

そしてこちらがスターボードサイド(機体右側)。


 この日、最初のディスティネーションは熊本。定刻午前8時05分発のFDA321便です。午前8時16分にエアボーンしました。


そして午前11時02分、熊本からのFDA322便でタッチダウン。


この時間になると順光になって撮影向きです。

朝いちばんは12Cスポットから出発しましたが・・・。

今度は14Bスポットに戻って来ました。


太陽光線もバッチリで、非常にきれいな写真を撮ることができました。

 ということで再びアルプちゃんを撮影。こちらがスターボードサイドです。ちょっとしわが寄っていますね。

 こちらがポートサイド。こちらのステッカーにはしわはないようです。

 14Bスポットから出発する11号機のパイロット。コパイさんは両手を振り返してくれました。

 今度は定刻11時40分発の青森行きFDA363便。出発したのはオンタイムでした。


午前11時45分フルレングスでエアボーン。おかげで展望デッキの正面で上がってくれました。


次に戻って来たのは午後2時53分でした。今度もほぼ定刻に到着。


太陽が少し西に傾き始めたので、機体にほとんど影ができなくなりました。


そして今度は12Bスポットへ入りました。


新旧のアルプちゃんを比較してみましょう。こちらが11号機のもの。


そしてこちらが4号機。違いは松本(信州)文字の有無ですね。

 2016年10月6日(木)、松本空港で4号機から11号機へ、松本市観光大使の引継ぎが行われました。今まで4号機に貼られていた松本市のキャラクター「アルプちゃん」が11号機に貼られたので、私も名古屋空港へ11号機をウォッチングしに行ってきました。

 私がウォッチングしたのは10月10日(月・祝)で、この日の11号機は定刻午前8時05分発の321便で熊本へ飛び、定刻午前11時10分着の322便で戻って来て、次は定刻午前11時40分初の363便で青森へ飛び、今度は定刻午後2時55分着の364便で戻って来ました。

 4号機と11号機のアルプちゃんのイラストは全く同じデザインですが、11号機のステッカーは横長になって「松本・信州」と書かれていました。朝いちばんは薄曇りだったので気づきませんでしたが、スターボードサイドのステッカーは、左上に少ししわが寄っていました。大した話じゃありませんけどね。



雨上がりのランディング・・・滑走路は水はけがいいですね

 天気が崩れて「PARアプローチ」でファイナルアプローチする青森からのFDA364便。

 私は水しぶきを上げながらのタッチダウンを期待していました。


  しかし、何と何と水しぶきどころか、全く水煙なくきれいにランディングしてしまいました。滑走路に施されている6ミリの溝の威力ですね。

 W-4から滑走路を離れました。ちょっと思惑外れたかなってところです。

 今度は水に映る機体に期待しましたが、これまた空振りでした。


12Bスポットに入りました。グランドハンドリングスタッフも今日は雨合羽を着ています。

ピンクの3号機が雨上がりのランディング
  

 2016年9月24日(土)午前中に用事を済ませたので、午後から名古屋空港に行ってきました。残念ながらMRJもKC-767も動きはありませんでした。おまけに展望デッキに到着してしばらくしたのち、結構な量の雨が降り出したのです。

 展望デッキの前室で雨宿りしていたところ、30分ほど経って雨がいったん上がりました。私は展望デッキに出て、青森から戻って来るFDA364便を狙うことにしました。きっと激しい水しぶきを上げてタッチダウンしてくれるだろうと思ったのです。

 しかし結果はご覧のとおりで、水しぶきも水煙も全くなし。そういえば、滑走路には水はけをよくするための、6ミリの溝が彫ってあったんでしたね。搭乗しているときは乗り心地を悪くする溝ですが、こうして雨上がりの着陸をウォッチすると、その効果のほどがうかがえます。



大迷惑だった?MRJ4号機の初地上走行試験


 2016年9月19日(月・祝)、この日MRJ4号機の初地上走行試験が行われたのですが、その1回目がちょうどFDAの午前のターンアラウンドの真っ只中だったのです。


 福岡からのFDA302便で到着したパープルの6号機が、ゆっくりタクシングするMRJ4号機のうしろを追走し、イライラしながら?13番スポットに入りました。


 MRJ4号機のタクシーアウトの時間が、あと10分早いかあと10分遅ければよかったように思えました。ちょうどタイミングの悪いときにタクシングしたなぁってカンジでしたね。

 今度はシルバーの10号機が福岡行きFDA305便として12Aスポットからタクシーアウトしたのですが・・・。

 MRJ4号機がW-1で長時間ホールドショートしていたため、W-2から滑走路へ進入したのち・・・。


 管制塔にフルレングスDEPをリクエスト。いったん滑走路南端までタクシングして180度ターンののちローリング開始。RW34使用時に初めてW-2から進入してのフルレングスDEPを見ました。


 日頃、多くの便がW-2からインターセクションDEPしているのに、この305便が本当にフルレングスDEPが必要だったのか、MRJがW-1を長時間占拠していたことへの無言の抗議だったのかは知る由もありません。


 展望デッキの私たちから見ても、「MRJ邪魔!」というふうに見えました。三菱航空機ももうちょっとタクシーアウトする時間帯を考えたほうがよかったですね。

FDA305便がW-2からフルレングスDEP
  

 2016年9月19日(月・祝)、この日は朝からあまり天気がよくなく、自転車で空港に向かう私は出かけるか止めるか、朝から躊躇していました。しかし、もしかしたらMRJが飛ぶのではないかとか、航空祭からKC-767が帰投するのではとの期待から、雨が降ることも覚悟のうえで出かけました。

 おかげでMRJ4号機が初めて転がったのを見ることができましたし、KC-767の4号機が横田から帰投するのを見ることもできました。そんななかでちょっと気になったのが、MRJ4号機のファーストタクシーチェックが、ちょうどFDAの午前のターンアラウンドの真っ只中に行われたことでした。

 あと10分前後どちらかにずれていれば、ターンアラウンドの合間になったのですけど、4号機がフィンガーコンコース前を通過したのが午前11時頃だったため、到着1便と出発1便に影響を与えてしまったのです。シルバーの10号機はW-2からインターセクションDEPを行ったのですが、それが私には10号機のパイロットから三菱航空機への、無言の抗議ではないかと思えました。



スポット14Bをウォッチング@・・・朝の福岡行きFDA303便


  スポット14Bは展望デッキから近く、グランドハンドリングを間近で見られるうえに、タクシーアウト時にこちら向きにライトターンするため、ウォッチングするのはもってこい。

FDA303便エンジンスタート
  

 この日の朝いちばんは福岡行きFDA303便。機体は最新のグリーンの11号機でした。

 午前8時26分にエンジンスタート、3分後の午前8時29分にタクシーアウトしました。


2人のパイロットは展望デッキの私たちに手を振ってくれました。

FDA303便タクシーアウト
  


 この日、数少なかったフルレングスDEP。もしかしたら撮影している私たちのために、フルレングスしてくれたのかもしれません。

FDA303便エアボーン
  

 私は名古屋空港の展望デッキに行くと、持参している折りたたみ踏み台を14Bスポットが正面に見える位置に置いて、そこをウォッチング中のベースにしています。この場所、RWY34時のエアボーンを撮影するにはエプロンの照明塔がちょっとわずらわしい位置になるのですが、目の前の14Bスポットを出入りする機体をウォッチングするのにベストな位置なのです。

 この日の14Bスポットからの1番機は、ナイトステイしていたグリーンの11号機を使用した午前8時30分発の福岡行きFDA303便。303便にアサインされる機体は福岡に飛び立ったのち、この日のうちに名古屋空港に戻ることはないので、11号機はこの日、最初で最後の出発風景になります。


スポット14BをウォッチングA・・・福岡発FDA300便〜山形行きFDA381便

 定刻より少し遅れて午前9時15分に到着した福岡発のFDA300便。この日はイエローの7号機でした。

 以前はスポット12Bを使っていましたが、最近はいつ見ても14Bに入って来ます。


  朝のターンアラウンドが終わったあと、初めて到着する便なので、ウォッチャーとしては退屈せずに済むので貴重な便なんです。

  マーシャラーさんをウォッチングしてみました。
   

 定位置に静止後、車止めを付けるまでの間、こうしてパドルを上にあげます。

 そして車止めの設置が完了すると、パドルを降ろして完了です。
   


このシップは30分後に今度は山形行きのFDA381便になります。

FDA381便エンジンスタート
  

 午前9時40分にエンジンスタート。数分後にグラハンさんのOKサインで出発準備完了。

 さきほどの11号機と同じように、静かにゆっくりとタクシーアウト。

 このシップのパイロットさんも私たちに手を振ってくれました。

 コクピットを正面に見られるのも、スポット14Bのいいとろこです。


  朝は逆光になる名古屋空港の展望デッキ撮影ですが、このくらいの時間から徐々に順光になり始めます。

 自走して転回したのち、ちゃんと14スポットのライン上を通って、W誘導路に向かいます。

 これで朝から2機目の出発風景を見ることができました。

FDA381便タクシーアウト
  


今度はW-2からインターセクションDEPして行きました。

FDA381便エアボーン
  

 続いてスポット14Bにやって来たのは、定刻午前9時10分着の福岡発のFDA300便。この日は少し遅れていて、午前9時15分にランディングし、午前9時18分にスポットインしました。この福岡からのFDA便で到着した機体は、ほかの機体たちとはターンアラウンドの時間が異なり、こののちもいつもひとりぼっちで戻って来るのです。

 この日は福岡からの到着が5分ほど遅れましたが、次便山形行きFDA381便はほぼ定刻にタクシーアウト。今度はW-2からインターセクションDEPして行きました。このシップが次に戻って来るのはお昼過ぎ。ただし、今度使用するスポットは14Bではなく12Bになります。


スポット14BをウォッチングB・・・青森発FDA362便〜新潟行きFDA373便

 次に14Bスポットに入るのは、定刻午前10時20分着の青森発FDA362便。ちょっと早く到着しました。

 この日はライトブルーの2号機が使用されていました。14Bスポットはこの便ですでに3機目が使用。


定刻より5分早着の午前10時15分にスポットイン。

FDA362便タッチダウン〜スポットイン
  


このシップは35分後に今度は新潟行きのFDA372便になります。

午前10時57分にタクシーアウト。

この便もパイロットも手を振ってくれました。

 いつ見ても、何度見ても楽しい14Bからのスポットアウト。私は大好きなんです。

 毎回違うカラーリングの機体が出入りするのも、楽しさを増幅させているのかもしれませんね。


  このシップが今度戻って来るのは、夕方午後5時50分着のFDA374便になります。

FDA373便スポットアウト
  

 この日3番目にスポット14Bにやって来たのは、定刻午前10時20分着の青森発のFDA362便。この日は少し早めの、午前10時11分にランディングし、午前10時15分にスポットインしました。午前のターンアラウンドでは順次5機が戻って来るのですが、この362便は3番目に到着する便なのです。

 そして35分後の午前10時55分がこの便の次の出発時間。今度は新潟行きのFDA373便として出発します。名古屋−新潟便は1日1往復便のうえ、唯一ターンアラウンドではない便です。新潟に飛んだのち、一度福岡まで1往復したあとで夕方名古屋空港に戻って来るダイヤになっています。ですから、午後のターンアラウンドでは戻って来ないシップとなります。


スポット14BをウォッチングC・・・熊本発FDA322便〜青森行きFDA363便

 午前のターンアラウンドで最後に戻って来るのが、熊本からのFDA322便。

 この日はゴールドの9号機が使用されていました。ほぼオンタイムの午前11時11分ランディング。

 実はこの便がスポット14Bを使う午前便のラストなんです。これで4機めになります。

 大型のレイクド・ウイングチップのついた主翼が9号機以降の特徴です。


スポットインしたのは定刻から5分遅れの午前11時15分でした。

FDA322便タッチダウン
  


そして30分後に青森行きのFDA363便として再び出発します。

午前11時42分に車止めを外しました。

グラハンさんのOKサインで出発準備完了。

 到着時と同じ定刻から5分遅れで、午前11時45分にタクシーアウト。

 太陽光線もすっかり順光になりました。ゴールドの機体がまぶしいです。

FDA363便スポットアウト
  


  朝から4時間で4機が入れ替わったスポット14B。名古屋空港でFDAをウォッチするのはやはりスポット14Bがいちばんです。

 このシップが今度戻って来るのが午後2時55分ですが、今回のウォッチはこれで終わりにします。

 午前11時53分、この日は久しぶりにW-1からフルレングスDEPして行きました。

FDA363便エアボーン
  

 この日4番目にスポット14Bにやって来たのは、定刻午前11時10分着の熊本発のFDA322便。この日は少し遅れて午前11時11分にランディングし、午前11時15分にスポットインしました。午前のターンアラウンドでは順次5機が戻って来るのですが、この322便が最後の1便なのです。

 この日アサインされていたのはゴールドの9号機でした。このくらいの時間帯になると、名古屋空港展望デッキからの撮影はすっかり順光になっていて、メタリックに輝く9号機が非常にまぶしく感じました。およそ30分のステイののち、午前11時45分にタクシーアウト。この日の私の14Bスポットウォッチングは、この便で最後にすることにしました。



夕方のターンアラウンドで一瞬7機が・・・


 午後6時の名古屋空港に揃った6機のERJ。この日は6号機がテスト機として12Cにいたため、通常よりも1機多かったようです。

夕方のターンアラウンド@
  


 そして12Aから1号機が出発し、入れ替わりで4号機が戻って来ました。このわずかな時間だけですが、夕方の名古屋空港に7機が揃いました。


夕方のターンアラウンドを見るのもたまにはいいですね。

夕方のターンアラウンドA
  

 名古屋空港の展望デッキでFDA機が揃うのを見られるのは4回。朝7時、午前10時から11時、午後2時から3時、そして午後6時から7時です。このうち、全機を一度に見られるのは通常朝7時のみ。午前のターンアラウンドでは5機しか戻ってこないし、午後は到着時間がばらけて3機しか揃いません。

 夕方のターンアラウンドを見る機会は私にはほとんどないのですが、この日はKC-767の帰還を待っていたので、この時間まで展望デッキにいたのです。ちょうどチェックフライトを実施した6号機もいたので、6機がスポットを埋めるシーンを見ることができました。

 また、12Aから出発した1号機がローリング中に、着陸した4号機がタクシーウェイを走行しているシーンがあり、一瞬ですが7機を同時に見ることができました。



6号機が機体チェックフライト

 朝いちばんに展望デッキにやって来ると、14Cスポットにパープルの6号機がいました。

 午前8時45分、タラップカーが離れ、出発準備ができたようです。

 これだけの地上機材を用意しているところをみると、何か機体チェックを行うのでしょうか。

 午前9時、ナゴヤDELにフルレングスDEPをリクエストし、タクシーアウトしました。


 W-7から滑走路に進入する6号機。このとき、フルレングスDEPのリクエストをキャンセル。W-7からのインターセクションDEPに変更になりました。


 名古屋空港のKCCまでのフライトプランでエアボーン。その後、しばらくどこかに飛び去っていましたが、午後0時30分頃RWY34でのローアプローチ。


結構高度を下げて通過したので、きれいな真横写真が撮れました。


こののち、今度はRWY16でのランディングをリクエスト。

VFRでライトベースしたのちファイナルアプローチ。

午後0時45分ランディングしました。


12Cスポットに入ったのち、すぐに整備さんがあちこちのチェックを開始。

 こういう光景を見らえるのも、FDAが名古屋空港を拠点にしているおかげです。

 エンジンカウルを開けて、エンジン内部をチェックしていました。


機体チェックは1時間ほど続いて、その後12Cに駐機されることになりました。

 2016年8月31日(水)、朝便がすべて出発したあとにも、14Cスポットにパープルの6号機が残っていました。最初はチャーター便かと思ったのですが、その後、6号機がコールサイン「JA06FJ(ジュリエット・アルファ・ゼロ・シックス・フォックスロット・ジュリエット)」でナゴヤDELにフライトプランの承認をリクエスト。行き先は「KCC」、つまり名古屋空港までのIFRフライトを実行することがわかりました。

 当初何かの理由でフルレングスDEPをリクエストしていましたが、使用滑走路がRWY16だったために、W-7からのインターセクションDEPに変更。6号機はどこかに飛び去って行きました。3時間ほど経った午後0時30分頃ドアラからアプローチするとの交信が聞こえてきました。使用滑走路は逆向きのRWY16でしたが、上空をローアプローチして行きました。その後、空港北の空域でライトターンし、午後0時45分頃RWY16でランディング。

 着陸後は12Cスポットに入って、整備さんたちが機体のチェックを開始。この日のテストフライトの理由はわかりませんでしたが、かなり大掛かりな機体チェックであったことは確かなようです。



12Cスポットへの白線通路

 
 以前「名古屋空港大好き3」でご紹介した12Cスポットへの白線通路ですが、12Cスポットは日中ほとんど使われないので、朝便で使用しているシーンをウォッチしました。

 相変わらずFDAレディによる誘導は行われていましたが・・・。

 搭乗客は誘導されるまま、この通路内を直角に歩いてタラップカーに向かっていました。


このシーンを見ると、12Cスポットをあまり使わない理由がわかりますね。

 名古屋空港のフィンガーコンコースには6機駐機できるようになっていますが、12Cスポットだけは朝便の1機のみが入るだけで、日中使われることがほとんどありません。以前「名古屋空港大好き3」で駐機場整備の際に12Cスポットに白線を引く下調べをしていたことをリポートしたことがありましたが、ようやくこの通路内を歩く、いや歩かされているシーンを見ることができました。

 名古屋空港にフィンガーコンコースを設置することになった頃には、1度に6機もの航空機が駐機することはほとんどないと思っていたのではないかと推測します。もしそのような使い方をするのなら、コンコースから各スポットへ向かう開口をもっと多く開けたと思われるからです。現在はA・B・Cの3つのゲートから各航空機に向かって歩くため、12Cスポットに行くには余分に歩かされることになるわけです。それが白線を引かれたことで如実にわかるようになったとも言えますね。



朝便が7便になったあと

 
 FDAの朝便が7便体制になってから、6機分しかないフィンガーコンコースをどう使っているのか、実は一度も見たことがありませんでした。

 答えはとなりのスポットに駐機しておいた機材を、出発して空いたスポットに移動させていたのです。

 この日は14Cスポットから14Bスポットまで8号機をトーイングしました。

 いつも同じなのかどうかは、何度かウォッチしないと何とも言えません。

 この機材が午前8時30分発の福岡行きFDA303便になりました。


さっそく給油を行い、出発準備にかかっていました。

 FDA名古屋空港発着の朝便は、2016年7月1日から高知行きが加わり計7便になりました。しかし、フィンガーコンコースには6機しか駐機できないので、7便目はどうしているのだろうと思っていました。先日いつもよりもちょっと早く名古屋空港展望デッキに到着したところ、ちょうどその答えがわかるところでした。

 まだ目撃したのが1度だけなので、いつも同じなのかどうかはわかりませんが、バス移動のない名古屋空港にあっては、空いたスポットにトーイングして準備するのがベターなのでしょうね。この日は14Cスポットから14Bスポットに8号機を移動し、午前8時30分発の福岡行きFDA303便に使用していました。



意外に難しい小牧城とのツーショット

 
 私はRW16使用時の小牧城と着陸機のツーショットが好きなのですが、これが意外に難しいんです。着陸間際まで待つと小牧城全景が写らなくなるし・・・。


もっと小牧城に近いうちにシャッターを切ると、小さなFDA機があまり大きく写らないのです。


そして手前のMRJを加えると、FDA機がさらに小さくなっちゃうんです。

 名古屋空港は昔から北西の風が吹く日数が多くて、年間を通じてRW34を使用することが多いのですが、県営になってからさらにその比率が高くなった気がします。こうして毎週のように展望デッキに通っていても、朝からRW16という日は年に数えるほど。

 そんな数少ないRW16使用時には、着陸機と小牧山を写し込むことが好きなのですが、これ以外に難しくって、待ちすぎると小牧城が切れちゃうし、小牧城に近いうちにシャッターを切ると、今度はただでさえ小さなFDAのERJ170&175がさらに小さく写ってしまうのです。



W-7からのフルレングスDEP

 現在名古屋空港では駐機場拡張工事に伴い、W-8とW-9の2つの誘導路を閉鎖しています。
  

 そのため、RW16使用時のFDA機は全便がW-7から滑走路に進入し、ほぼ全便がインターセクションDEPして行きます。

 
しかし、先日、管制塔にフルレングスDEPをリクエストした便があったのです。

 W-7から滑走路に進入したのち、北端までタクシングして行きます。

 ここで180度向きを転換し、ラインナップ・アンド・ウエイト。

 滑走路との並行誘導路のない空港では当たり前かもしれませんが、名古屋空港では珍しいのです。

 この間、滑走路を使用することができなくなるので、発着便数の多い空港ではできないことです。


進入したW-7を通過時点で、すでにかなり加速していました。

そして展望デッキの前付近でリフトオフ。

フルレングスだと余裕がありますね。


そして大空に舞い上がって行きました。

 名古屋空港では空港北側エリアで現在、駐機場整備工事が行われています。工事車両との接触を防止するため、W誘導路は現在W-7までしか使用できず、W-8とW-9はクローズされています。そのため、RW16使用時の場合、FDA便の全便がW-7から滑走路に進入し、そのままインターセクションDEPして行きます。

 しかし先日、機体が重いとの理由から、フルレングスDEPをリクエストする便があったのです。滑走路をタクシングして端まで行くというのは、平行誘導路のない空港では日常茶飯事行われていることなのですが、私が名古屋空港で見たのはこれが初。まもなく駐機場整備工事も完成するので、この光景に遭遇できるのもあとわずか。



12B専門だったのに14Bにチェンジ


  大したことではありませんが、最近新たな変化に気づきました。それは福岡でナイトステイして1番機として戻って来るFDA300便のスポットが、12Bから14Bに替わったのです。

  この1機はほかのターンアラウンド便とずれて名古屋空港を離発着するため、どこのスポットもガラガラなのですが・・・。

 いつも決まって12Bスポットを使ってきたのです。このことに意味があったのかなかったのかは不明ですけどね。


この日はイエローの7号機が使用されていました。

 そして午前9時40分、次便の山形行き381便としてタクシーアウト。

 これからもずっと14Bなのか、しばらくウォッチを続けます。


あまり乗っていないのでしょうか、比較的軽々とエアボーンして行きました。

 2016年8月7日(日)、いつものように午前9時に展望デッキにやって来ました。この日は特別に追いかけるものもなかったので、FDAの午前のターンアラウンドをウォッチすることにしていました。

 最初に戻って来るのは、福岡でナイトステイした300便。この便で到着する機材を使用する便は、ほかのターンアラウンド便とずれて名古屋空港を離発着するので、どのスポットもガラガラなのですが、いつも決まって12Bを使っていたのです。

 ところがこの日、いつもと反対側の14Bに入って来るじゃないですか。別にいけないわけじゃないし、取立てて珍しいことでもないのかもしれませんが、使用するスポットを変更すると、何かあるんじゃないかと勘繰りたくなってしまいます。



4号機がヘリコプターとランデブー


 2016年7月30日(土)午前10時45分、福岡からの302便として戻って来た4号機が、ヘリコプターと仲良くランデブー飛行して着陸するシーンがありました。


2機の離隔は十分なのでしょうけど、見ているとちょっと心配になってしまいます。


4号機は滑走路へタッチダウン、ヘリはWヘリポートへ無事着陸しました。

 2016年7月30日(土)、朝起きたバードストライクの影響で、午前のスポットに慌ただしさのあった名古屋空港でしたが、それ以外大きな混乱はありませんでした。最近は毎日のようにチャーター便が運航されているのが目立ったところでしょうかね。

 そんなとき、福岡からの302便として戻って来た4号機が、Wヘリポートに戻って来るヘリと仲良くランデブーしながらファイナルアプローチするシーンが見られました。小型機とヘリの多い県営名古屋空港ですので、このようなシーンは珍しくないのかもしれませんが、望遠レンズで眺めているとちょっと心配になってしまいました。



バードストライク発生でスポット混乱


 2016年7月30日(土)、午前10時に展望デッキにやって来ましたが、いつもと使用スポットが異なっていました。原因は花巻行きの朝便が離陸時にバードストライクを起こしたため。

 1時間近く遅れて花巻から352便が戻って来たのですが、予定していたスポットにはほかの便が・・・。

 急きょ空いていた13番スポットに変更。マーシャラーさんたちが走って移動し事なきをえました。


  この日はなぜか14Aスポットを使用していませんでした。いつもならここに352便が到着して、30分後に福岡行きの305便として出発しているのですけど。

 こちらはいつもなら13番スポットに入る高知からの342便。この日はこのあと中標津チャーターとして使用されます。

  いつもなら76人乗りの4号機が使用されることの多いチャーター便ですが、この日は予約数が多いのか、84人乗りの8号機が使用されていました。    


午前11時前、中標津チャーターとして離陸して行きました。

 2016年7月30日(土)、午前のターンアラウンドに異変がありました。展望デッキにいた知り合いから、朝便でバードストライクがあったことを聞きました。バードストライクしたのは花巻行きの351便だったようです。

 この日の351・352便にはピンクの3号機が使用されていました。到着案内に1時間近い遅れが表示されていて、戻って来たのは午前10時55分。急きょスポット変更を行い13番スポットへ。12Bスポットで待機していたグランドハンドリングスタッフが走って移動していました。



4号機と11号機のすれ違い

 この日、名古屋空港から中標津行きチャーターが2便運航されました。

 そのうちの1便は中標津からの折り返しで、使用機材は4号機が充当されていました。

  まもなく青森から戻って来る364便に11号機が使われていることがわかっていたので、ちょうど入れ替わりになるとあきらめていました。

 4号機は午後2時40分にタクシーアウト。RW16を使用していたので、W-7を目指して出発して行きました。
    


  ギリギリでしたが11号機がやって来ました。同じカラーリングの4号機と11号機が離着陸する写真を撮ると、このカラーリングで1つのエアラインみたいにも見えます。


 着陸した11号機はW-4誘導路からエプロンへ・・・。


代わって4号機は中標津までの1往復に出発して行きました。

 2016年7月23日(土)、この日は中標津チャーターが2便も運航されることになっていました。2便のうちの1便は中標津から戻って来た4号機が再び中標津に折り返し、もう1便は高知までの朝便で1往復した5号機が充当されていました。

 4号機がやって来る日のお楽しみというと、11号機とのツーショット。この日は4号機が中標津に出発したあとで11号機が青森から戻って来ることになっていました。スポットに2機が並ぶことはなさそうでしたが、うまくいけば離着陸がかぶるのではと期待してカメラを構えて待ちました。

 エアバンドレシーバーを聞きながら、W-7誘導路で4号機がホールドショートすることがわかったので、11号機とのすれ違いをゲットすることにしました。私の大好きなグリーンの2機をツーショットで収めることができました。



RW16使用時はMRJとのツーショットが・・・


 年間を通じて北西の風が吹くことの多い名古屋空港でも、夏場を中心に南風が吹く日が多くなります。1日中RW16という日は少ないですが、RWチェンジするとこんな風景を見ることができるときもあります。


 今度はグリーン2機とのスリーショット。到着したのが11号機で、出発して行くのが4号機。


 現在は新駐機場建設に伴いW-8とW-9が閉鎖されているので、FDA全便がこのW-7からインターセクションDEPして行きます。
 名古屋空港は地理的な理由から年間を通じて北西の風が吹くことが多いので、使用する滑走路もRW34の運用が圧倒的に多いです。しかし、南風が全く吹かないわけではないので、夏場を中心にRW16を使用することになります。

 MRJが三菱エプロンに出ているときは、RW16でランディングするFDA機とツーショットになることがあります。また、現在は新駐機場建設に伴いW-9とW-8の2本の誘導路が閉鎖されているので、出発機はすべてW-7からのインターセクションDEPになります。

 ライバル同士であるERJ170&175とMRJとのツーショットは、2機のシルエットの違いをはっきり認識できるいい機会です。



山形空港の燃料は高い?


 福岡からの300便で到着し、次の山形空港行き381便として出発準備中の2号機。このときパイロットがカンパニーレディオで復路の燃料も搭載して出発することを提案。その理由が驚きの内容でした。何と山形空港の燃料が高いからというのものだったのです。


 出発前にランウエイチェンジしたため誘導路を北進。現在W-8とW-9は駐機場整備工事に合わせて閉鎖中なので、FDA機は全機W-7から滑走路へ進入します。


 前述した理由でRW16からの離陸は現在すべてインターセクションDEPなのですが、この便は往復の燃料を積んでいるためか、ほかの便よりも滑走距離が長かったです。
 2016年7月23日(土)、福岡からの300便で到着し、次の山形空港行き381便として出発準備中だった2号機のパイロットが、カンパニーレディオで珍しいことを言ったのです。「ディスパッチがアクセプトしてくれるのなら、山形空港の燃料は高いので、復路の燃料と合わせて12,000ポンドを搭載して飛行したい」というもの。

 ええ?復路の燃料を搭載して飛行するということは、それだけ往路の燃費が悪くなるはずなのに、それでもこちらで復路分の燃料を搭載して飛行することをディスパッチに提案するということは、山形空港の燃料は相当高いということになりますね。今までこんな交信を聞いたことがなかったのでかなりの驚きでした。



こちらの3機も勢ぞろい

 この日、もう1つ3機揃ったのです。まずはドリームレッドの1号機が福岡からの302便で到着。

 1号機は12Bスポットに入りました。これで戻って来た機体は4機になりました。


 続いてライトブルーの2号機が北九州からの402便で到着。これで5機目なのですが、2号機がスポットインする前に、14Aスポットから8号機が福岡行き305便で出発。


 2号機は12Aスポットに入りました。揃った3機とは短胴型のERJ170。FDAのフリート数が11機になった今、3機しかないERJ170が全機揃うのも珍しいことなのです。
 2016年7月18日(月・祝)、午前のターンアラウンドでグリーン系の3機が揃ったのですが、その直後今度はFDAのフリートの中で初期に投入された3機しかない短胴型のERJ170が勢ぞろいしました。

 13番スポットのグリーンの4号機は高知からの342便、ドリームレッドの1号機は福岡からの302便、ライトブルーの2号機は北九州からの402便で戻って来ました。4号機がチャーター便を中心に運用されているので、FDAの拠点空港の名古屋空港といえども、この3機が揃うのを見るのは、そうカンタンではないのです。



グリーン系の3機が勢ぞろい

 まずは午前10時、グリーンの4号機が高知からの342便で到着。13番スポットに入りました。

 続いて午前10時08分、ティーグリーンの8号機が花巻からの352便で到着。

8号機は14Aスポットに入りました。
 

 そして午前10時12分、青森からの362便でグリーンの11号機到着。14Bスポットへ。


こうしてFDAが保有するグリーン系の3機が勢ぞろいしました。

午前10時49分、14Aスポットから8号機出発。

3機が揃っていたのは40分ほどだったでしょうか。


そして唯一同じカラーを施された4号機と11号機がツーショットに!

午前11時04分、14Bスポットから11号機出発。

このツーショットもなかなか貴重なシーンです。


11号機はFDA383便として新潟へエアボーン。


最後に残っていた4号機も、チャーター便になるためKIXへ出発。

 2016年7月18日(月・祝)、何か目新しいシーンに遭遇できないかと思っていたところ、高知からの342便で普段はほとんど定期便に就航しないグリーンの4号機が戻って来ました。ここに最新の11号機が戻ってくればグリーンの2機のツーショットが実現するわけです。

 次に花巻からの352便でティーグリーンの8号機が戻って来ました。これに11号機が加わればグリーン系3機が勢ぞろいすることになります。そして次の青森からの362便で11号機が戻って来ました。駐機スポットは4号機が13番スポット、8号機が14Aスポット、そして11号機が14Bスポットでした。

 3機が揃っていた時間はわずか40分程度で、最初に14Aスポットから8号機が福岡行きFDA305便で出発。続いて14Bスポットから11号機が新潟行き383便で出発して行きました。13番スポットの4号機はハンガーに戻るのかと思っていたら、この日はKIXからのチャーター便に使用されるため、お昼前に離陸して行きました。



イエローの7号機が14Bスポットから出発


 7月18日 (月・祝)、午前8時30分発の福岡行きFDA303便。朝便最後の福岡行き303便が14Bから出発するのは珍しいのではないでしょうか。


この日の使用機材はイエローの7号機。きれいな色です。

ほぼオンタイムで車止めが外されてました。

整備さんがいなくなった出発風景にも慣れました。

「グッドラック!」、実にカッコいいです。

 この光景をみられるのも14Bスポットならでは。


パイロットは私たちにも手を振って出発してくれました。


W-2からインターセクションDEPして行きました。

 2016年7月18日(月・祝)、「海の日」のこの日、私は午前8時過ぎに名古屋空港にやって来ました。FDAの定期便は残すところ午前8時30分発の福岡行きFDA303便だけになっていました。

 以前は12Cスポットや14Aスポットなど、日中はほとんど使用しないスポットから出発することの多かった福岡行きFDA303便ですが、この日は展望デッキからもよくウォッチできる14Bスポットからの出発でした。

 最近はシルバーの10号機やグリーンの11号機を追いかけることが多くなっていたので、久しぶりにイエローの7号機をウォッチしてみました。7号機のイエローは本当にきれいな色だと思います。



高知行き朝便1往復でハンガー入り


7月1日から高知行きの午前便が朝便に変更になりました。

 ところがこの高知便で1往復した機体は、この日再び飛ぶことなくハンガー入りしてしまうのです。

 きっとこの機材は当初、別のディスティネーションに向かう計画だったのでしょう。


ちょっともったいない運用ですよね。さらなる増便に期待したいところです。

 おかげで?現在は毎日トーイングカーに引かれるシーンを見ることができます。

 この機体を使って次に増便もしくは新規就航する空港はどこでしょう?

 2016年7月1日(金)、FDAのフライトスケジュールに変更がありました。目玉商品は出雲便の増便ですが、そのほかにもう1つ、目立たないが大きな変化がありました。それは1日2往復飛んでいる高知便の午前便が朝便に変更になったことです。

 こちらは出雲便と違い、運航便数の変更はなかったので、あまり目立っていないのですが、変更後、高知への朝便に使用された機体はその日再び飛び立つことはなく、毎日ハンガーに戻されてしまうのです。

 わずか1日1往復しかしない機体運用ってもったいないですよね。きっと計画当初はこのあとどこかの空港に再度離陸するはずだったのでしょう。それはもしかして「丘珠」だったのでしょうか?



7月1日から出雲便が1日2便に

 2016年7月1日、今まで午後便しかなかった出雲便に午前便が加わりました。

 初日のこの日の機材は、北九州からの402便の折り返しとなるライトブルーの2号機。


12Bスポットから出発する出雲行き413便。

 今までの出雲便は午後3時台の1日1便しかなかったので、これでかなり利便性が向上しそうです。

 出雲便の利用率が上がったら、次は朝便が加わるといいですね。


初日のこの日はW-2からインターセクションDEPして行きました。

 2016年7月1日(金)、FDAのフライトスケジュールに変更があり、名古屋−出雲便に午前便が加わりました。今までの出雲便は名古屋発が午後3時45分ということで、1日1便しかない飛ばない路線としてはちょっと遅かったんです。その出雲便にこの日から午前11時25分発の午前便が加わりました。

 出雲便の午前便は朝いちばんで北九州を1往復した機体が使用されます。初日となったこの日はライトブルーの2号機でした。利用率の影響かもしれませんが、北九州便には76人乗りのERJ170が使用されることが多い気がするので、午前の出雲便もその流れを受けることになります。3機あるERJ170のうち、グリーンの4号機は定期便には入らないので、残った1号機か2号機が使用される機会が多いと思われます。



1号機がエンジン内部洗浄実施


 2016年6月25日(土)、午前のターンアラウンドが始まった頃、フィンガーコンコースから少し外れた14Cスポットで、1号機の整備作業が始まりました。


 よく見ると第2エンジンのカウルが開かれて、エンジン内部の洗浄を行っているようでした。

ただの水道水なのか・・・

薬品入りの洗浄水なのかはわかりませんが、


高圧洗浄を行っているようでした。

 トレイで受けているのは、エプロンに油分が飛散しないためかも。

 そしてトレイに溜まった洗浄水をポリバケツに移し替えていました。


洗浄の目的はわかりませんが、11号機投入前までは見たことのないシーンです。

 2016年6月25日(土)、いつものように休日の名古屋空港にやって来ました。ただ、あまり早く来ても何もないだろうと思って、今までよりはゆっくりめにやって来たのでした。到着したのは午前のターンアラウンドが始まった午前10時過ぎ。予想通りというか、MRJもいなければ、KC-767は4機ともエプロンで羽を休めていました。

 ひとつだけ目を引いたのが、フィンガーコンコースに面していない「14Cスポット」に駐機されていた1号機。第2エンジンのカウルを開けて整備作業を行っていたのです。何をしているのかと観察していると、エンジン内部を洗浄しているようでした。洗浄の目的が何なのかまではわかりませんが、従前は見たことのないシーン。これも11号機投入で機材のやり繰りに余裕ができたからなのでしょう。


エンジンフルパワーテストで水分吹き飛ばし

エンジン内部の洗浄が終わってからしばらくして・・・

1号機をトーイングする準備が始まりました。


どこに移動させるのでしょう?

 ナゴヤGNDに15Aスポットまでのトーイング許可を求めました。

 私はてっきりフィンガーコンコースのスポットに移動するものだとばかり思っていました。

 1号機はゆっくりとトーイングカーに引っ張られて行きました。

 いったいこれから何が行われるのでしょう。ただ移動させているとは思えませんので。


15Aスポットに到着しましたが、少しななめに駐機させました。

移動式の作業用タラップがやって来ました。

整備さんがドアを開けて機内へ入って行きました。


 ここでエンジンフルパワーテストが行われました。目的はさきほどの洗浄水を吹き飛ばすためのようです。ななめに止めたのはエンジンの排気がフィンガーコンコースに向かないようにしたのでしょう。


今度は13番スポットへ


エンジンフルパワーテストが終わってすぐ、再びトーイングカーがやって来ました。

移動先は13番スポット。

このあとの午後便に投入されるようです。


このような整備が行われることで、トラブルを未然に防ぐことにつながるのでしょう。


13番スポットに到着しました。

 エンジン内部の洗浄を終えた1号機は、トーイングカーに引かれて15Aスポットに移動して行きました。最初は何するんだろうと思って見ていましたが、すぐに理由がわかりました。ここでエンジンフルパワーテストを行ったのです。ただし、エンジンをフルに回したのは、さきほど実施した内部洗浄の水を吹き飛ばすためでしょうね。

 その後再びトーイングカーがやって来て、今度は13番スポットに引っ張って行きました。午前中の整備を終えた1号機は、これから午後の定期便に投入されるのです。内部洗浄を実施した理由まではわかりませんが、こうした整備の積み重ねが、トラブルの未然防止につながっていくのですね。



戻って来た6号機のレドームを開けて・・・


珍しく12Cスポットに入ったと思ったら、レドームを開けて作業を開始しました。

整備さんたちはレーダーを見ているようです。

これからレーダーの交換が行われるようです。


取り外したレーダーと新しいレーダーの交換が始まりました。


これはなかなか目にすることのないシーンですね。

6号機のレドームを開けてレーダー交換
  

 この日は9号機だけでなく、6号機もスポットで整備が行われました。どこからのターンアラウンドだったか覚えていませんが、珍しく日中の定期便が12Cに入ったなあと思っていたら、何と整備さんがレドームを開けたのです。最初はレーダーの点検なのかと思ってみていると、何と何とレーダーを取り外したんです。

 そして代わりの新品のレーダーを箱から取り出し、取り付け始めました。この作業はさすがに30分では終わらないので、午前中はパイロットトレーニングに使われていた9号機とチェンジしたようでした。11号機の投入で機体のやり繰りに余裕ができたようですね。まもなく7月1日からは出雲便も1日2便に増便されます。



パイロットトレーニングから戻った9号機を…


 午前中にタッチアンドゴーのパイロットトレーニングを行った9号機を、FDAの整備さんたちがチェックに入りました。

数名の整備さんが集まりました。

数名の整備さんが機内へ入って行きました。

エンジンのカウルを開けてチェックを開始。

何かの部品交換を行っているようです。


 この機体は午後のターンアラウンドで定期便に戻す予定。それまでに整備を終えるべく、迅速な対応が続きました。


これからはこうした風景を見る機会が増えるのでしょうかね。

 タクシーアウトに立ち会わなくなった整備さんたちはどこに行ってしまったか?いましたいました、さきほどパイロットトレーニングから戻って来た9号機にいました。この日の9号機は午前中はパイロットトレーニングに使用されていましたが、午後からは定期便に投入されることになっていましたが、その9号機の整備を開始したのです。

 どこか不具合があるのか、定期整備なのかわかりませんが、13番スポットに駐機されている9号機のもとに、数名の整備さんが集まっていました。タラップカーを昇り機内へ入って行った人と、エンジンのカウルを開けて部品交換を行う人に分かれました。これが整備さんの本業であって、タクシーアウトする機体をウォッチして、手を振るのは本意ではなかったのかもしれません。



整備さんの姿が消えた!


  以前は必ず1名以上の整備さんが立ち会っていたタクシーアウト。先日来、SASのグラハンさんが整備さんに代わりモニタリングしていると思っていましたが・・・。

 ついに整備さんの姿がなくなりました。これからはグラハンさんだけでハンドリングを行うのでしょうか。

 そもそも整備さんが居なくてはいけないとは思いませんけどね。

2名のグラハンさんのうち、1名が車止めを外し・・・。

もう1名が出発合図を出しました。


 これもコスト縮減のためなのでしょうか、それとも信頼性が確保できたということなのでしょうかね。
 私はもともと機体そのものよりもオペレーションが好きなので、FDA便のターンアラウンドにおけるグラハンさんの動きに注目し続けてきました。先日来、FDAの整備さんが行っていた機体のモニタリングをSASのグラハンさんがやっていたことをレポートしてきましたが、あれは出発時に整備さんを立ち会わせなくするための訓練だったようです。

 現在はSASのグラハンさんだけで機体を送り出すようになりました。考えてみれば整備さんが整備をせずに出発機のモニタリングを行っていたことのほうが不自然だったのかもしれません。これで整備さんは戻って来た機体のチェックや、不良個所の部品交換などの業務に専念できるのかもしれませんね。



グリーンの11号機とティーグリーンの8号機のツーショット


 12Bスポットに駐機中のグリーンの11号機。4号機よりも長い胴体+大きなウイングチップ+アルプちゃんが描かれていないのが11号機の特徴。ただし、アルプちゃんはまもなく4号機からバトンタッチされる予定です。

そこへティーグリーンの8号機が戻って来ました。

8号機はとなりの12Aスポットに入ります。


ツーショットになった8号機と11号機。色の違いがよくわかります。

 2016年6月16日から路線投入された最新の11号機。カラーリングは4号機と同じグリーンだったために、今までの新造機投入のときのような感動はありませんでした。確定発注最後の1機だったので、もしかしたら「レインボー」なんじゃないかと思っていたファンは少なくなかったと思います。

 4号機は主にチャーター便として運用されることになっているので、4号機と11号機のツーショットがいつ実現するのかわかりませんが、同じグリーン系のティーグリーンの8号機とはこれから頻繁にツーショットを見せてくれることでしょう。私はグリーンもティーグリーンもどちらも好きなので、この2機によるツーショットに期待することにします。



9号機を使用したタッチアンドゴートレーニング

 午前8時50分にエアボーンした9号機。この日9号機は午前発着の定期便から外されていました。

 コールサインは「ジュリエット・アルファ・ゼロナイン・フォックスロット・ジュリエット」。


 目的はパイロットトレーニングのようです。たまには写真のように機体がフラつきながらファイナルするシーンもありました。


  タッチアンドゴーののち毎回VFRでライトベースとレフトベースを繰り返し、パイロットトレーニングは延々と続きました。


 ほとんど離着陸機のない休日の午前9時台から10時台なので、上空で待機させられることもほとんどなく、まさに延々と続いたといったカンジでした。


天気もよかったですし、何度も行われるタッチダウンを私はずっと撮影し続けました。

9号機を使用したタッチアンドゴートレーニング
  

 何度もタッチアンドゴーを続けた9号機でしたが、1度だけミストアプローチを敢行しました。

 無線を聞き逃しましたが、もしかしたらゴーアラウンドの指示があったのかもしれません。


 展望デッキではなかなか見ることのできないERJ175の機体下からアングル。

 タッチアンドゴーだけでなくミストアプローチの訓練もどんどんやってほしいです。

 こののちレフトベースに移り、再びタッチアンドゴートレーニングに戻りました。


午前10時55分、約2時間続いたタッチアンドゴートレーニング終了。

トレーニングを終了しランディングする9号機
  

 2016年6月18日(土)、9号機を使用したタッチアンドゴートレーニングが行われました。午前9時前にコールサイン「ジュリエット・アルファ・ゼロナイン・フォックスロット・ジュリエット」で離陸した9号機は午前11時前まで、延々とタッチアンドゴーのパイロットトレーニングを続けました。

 平日ですとこの時間帯は自衛隊機や三菱重工のテスト飛行が行われ、結構慌ただしいのですが、休日はFDAの定期便以外は個人所有機とヘリの離着陸があるだけ。パイロットトレーニングを行うにはもってこいの環境なのです。展望デッキで見ている私たちも、目の前で続けられたタッチアンドゴーを満喫することができました。



11号機導入後の去就が気になる4号機


  平成28年6月13日午後、11号機が名古屋空港に到着します。FDAが確定発注発注していた最終号機でしたが、何と何とカラーリングは4号機と同じグリーンだったのです。

今回掲載している写真は11号機ではなく4号機です。

6月11日に稚内へのチャーター便で出発。


報道によると4号機はチャーター便として使用する以外は予備機となるそうですが・・・。


  本当にフリートとして残すのでしょうかね。ならばなぜ4号機と同じ色にしたのか。もしかしたら売却してしまうのではないかと、ちょっと気になっているのです。
 平成28年6月13日(月)午後、ブラジルから11号機がやって来ます。マルチカラーコンセプトのFDAが11号機に施した色は何と4号機と同じ「グリーン」でした。4号機は松本市の観光大使を務めているそうなので、同じグリーンにした11号機がその役目を引き継ぐとのこと。つまり11号機は4号機の代わりではないのでしょうか。

 4号機はFDAの保有機材の中で唯一の中古機。おまけに定員数の少ないERJ170.。うわさでは4号機はあまり調子がよくないそうなので、このまま売却されてしまうのではと思っているのです。FDAの鈴木与平会長が、全機をERJ175に統一すると述べたことがありましたので、私は最初にリタイヤするのが中古機であった4号機になるのではと思っています。



ゴールドの9号機がネーミングライツ


 岩手県とネーミングライツ契約を締結し、ゴールドの9号機が「黄金の國、いわて」号と命名されました。


 岩手県が黄金の国なのかどうか私にはわかりませんが、花巻便路線維持のため、スポンサーを兼ねているのではないでしょうか。

こちらがポートサイド側。

 そしてスターボードサイド側です。


エアボーンする9号機。この距離になってしまうと、何が書いてあるのかわからないですね。

 伊勢志摩サミットの飛来機とMRJ2号機の初飛行を掲載していて、9号機のネーミングライツをご紹介するのが遅くなりました。2016年5月21日(土) にいわて花巻空港で岩手県による9号機のネーミングライツ「黄金の圀、いわて。」の命名式が行われました。

 このロゴに描かれているのは岩手県のマスコットキャラクター「そばっち」とのことです。岩手県についてあまり知らない私には初耳でしたが、岩手県は「黄金の國、いわて」をイメージコピーに様々な情報発信を行っているそうです。今後も就航地の自治体によるネーミングライツが続くといいですね。



すれ違いだったこの日の金と銀

 シルバーの10号機は午前9時09分、ほぼ定刻通りに福岡からの300便で到着。

 この筋に入ると午前午後ともほかの便のターンアラウンドとずれた時間で運用されるのです。

 そして福岡からの300便が使用するスポットは決まって「12B」です。

 この日は金と銀のツーショットは撮影できないことが確定しちゃいました。


午前9時35分、ネクストの381便山形行きとして出発準備完了。

 午前9時40分、オンタイムでタクシーアウト。
 

 福岡からの朝便ができて、手持無沙汰は少なくなりましたね。


W-2からのインターセクションDEPでエアボーン。


次に戻ってくるのはお昼過ぎ。またまたほかの便たちとはずれるんです。

 9号機はそれから1時間後の午前10時47分、福岡からの302便で到着。

 金と銀のツーショットとはなりませんでしたか、2機とも撮影することはできました。

 W-5誘導路から滑走路を離れてフィンガーコンコースのスポットを目指します。

 302便が到着する時間帯は、午前のターンアラウンドの真っ最中なので賑やかです。


2016年夏スケでよく使うようになった12Aスポットに到着。


次は午前11時13分に花巻行きの353便でタクシーアウト。


小型機がランディングしてきたため、W-1からのフルレングスでエアボーン。


9号機が次に戻ってくるのは午後2時10分。午後もすれ違いなんです。

 2016年5月14日(土)、前日にMRJの1号機が初期フェーズ後の改修を行ったのちの初飛行を行ったので、この日は2号機が地上を転がらないかと期待してやって来たのですが、残念ながらその期待は見事に裏切られました。

 休日の展望デッキで見られる機体は限られているので、FDAの午前のターンアラウンドをウォッチングすることにしました。願わくばゴールドの9号機とシルバーの10号機が仲良く並んだシーンを収めたいのですが、これまたなかなかそううまくはいかないのです。

 この日の9号機は301便福岡行きとして出発していたので、名古屋空港に戻ってくるのは午前10時45分。ところが10号機が福岡のナイトステイ便で午前9時10分に到着してしまうために、1日中入れ違いになる日だったのです。できれば12Aと12B又は14Aと14Bに並ぶ2機を収めたいところなんですけどね・・・(^_^;)。


それは整備さんの業務では・・・・

この日、9号機と10号機をウォッチしていて気になったことがありました。

 それはSASのグラハンさんが、通常FDAの整備さんが行っている航空機のモニターを行っていたこと。

 その間整備さんはというと、機体前方で静観していました。どういうこと?


これは新鮮なシーンだったですよ。

 そしてもう1人のグラハンさんがやって来て前輪の車止めを外しました。

 機体のモニターに使ったケーブルを足で踏んでしまったのか、グラハンさん歩きにくそうでした。


 全員そろってのお見送りです。が、よく見るといちばん手前のグラハンさんは、まだモニターケーブルと悪戦苦闘しているようです(^O^)。


今度は12Aスポットからの9号機の出発シーン。

 やはりグラハンさんが整備さんに代わって、航空機のモニターをしていました。これはどういうこと? 

 先日も整備さんが車止めを外して手を振るシーンを見ましたし、もしかして相互交流研修でしょうか。

 午前のターンアラウンド便をウォッチングしていて、また不思議なシーンに遭遇しました。それは今までならFDAの整備さんが行っていた出発前の航空機のモニター業務をSASのグラハンさんが行っていたのです。

 先日もこの全く逆なシーンを見かけました。それは出発前の車止めをFDAの整備さんが外して、整備さんがパイロットに手を振って出発準備完了を伝えていたこと。今回はその全く逆。まさかSASのグラハンさんが航空機のモニタリングをするとは思いもしませんでしたからね。

 これってもしかしたら、SASのグラハンさんとFDAの整備さんによる「相互交流研修」なのかなと思っちゃいましたよ。真相はわかりませんが、なかなかレアなシーンを見ることができました。



ゴールデンウイークある日のひとコマ

2016年4月30日(土)、前日の強風は収まりいい天気になりました。
私は午前のターンアラウンドに合わせて、展望デッキにやって来ました。

手前が新潟行き373便で奥が305便福岡行き。

シルバーの10号機が輝きながら出発。


2016年夏スケでは、305便で飛んでいくと夕方まで戻って来ません。
というわけで、この日の10号機はこれで見納めになりました。


 続いてパープルの6号機が出発準備に入ったのですが、蛇腹の幌を外したのちもSASのグラハンさんたちが何だか手持無沙汰で待っているのです。

 定刻になっても出発しません。SASのグラハンさんたちも何だか心配そうに待っています。

 わかりました!搭乗予定最後の1名様をお待ちしていていたのですね。

 2016年4月30日(土)、週末恒例の展望デッキにやって来ました。ゴールデンウイーク期間中は三菱重工の戦闘機飛行テストも行われないし、小牧基地の訓練も基本的にはなし。だからあまり期待せずにやって来たのですが、まさかのMRJ1号機に出会えるラッキーに恵まれたので、それだけでやって来た価値があったというものです。

 この日はFDAの午前のターンアラウンドに合わせてやって来たのですが、すでに352便と362便は到着していました。この日の352便にはシルバーの10号機、362便にはパープルの6号機が使用されていて、それぞれ次の便に向けて出発準備中でした。

 シルバーの10号機は定刻通りに福岡行き305便として動き出したものの、パープルの6号機は時間を過ぎても動き出しませんでした。どうしたのかなと思っていたところ、乗客を探す案内放送が流れました。搭乗予定の1人がまだ搭乗を済ませていなかったのです。

 しばらくしてグラホさんが1人の乗客を連れて走って行くのが見えました。大した遅れではありませんでしたが、多くの方が利用されるこの時期は、余裕をもって行動したいものですね。


ちょっと気になった整備さんの動き

この日、私が気になったことがありました。

 それはFDAの整備さんがひとりで出発の最終準備を行っているのを見かけたからなのです。

 従来ならこの業務はSASのグラハンさんが行っていたのです。


整備さんひとりに見送られたパープルの6号機が無事に出発していきました。


続いては午後の山形行き385便ですが、この便も整備さんがひとりで対応するようです。

 やはりひとりで車止めを外し・・・

右手を上げてパイロットに合図を送りました。


 いやー、FDAの整備さんは機体のチェックをするのが業務で、このようなことはSASのグランドハンドリングスタッフの仕事だと思っていました。

 すべての便で整備さんが対応しているのかは確認できていませんが・・・。

 何となく私には腑に落ちないことがあるのです。
  

 それはこの便に限って言えば、2名のSASのグラハンさんが近くにいたからなのです。

 彼らとてさぼっているわけではないでしょうから、業務分担範囲が変わったと見るべきでしょう。

 午前のターンアラウンド便をウォッチングしていて、以前と違うシーンに遭遇しました。それは今までならSASのグラハンさんが行っていた、前輪の車止めを外してパイロットに出発準備完了合図を送る業務を、FDAの整備さんがひとりでやっていたのです。私は「便数が増えてSASのグラハンさんの人手が足りていないのだろうか」と思って見ていたのです。

 この日、出発していったすべての便を見たわけではないので、全便が整備さんの担当になったのかは確認していませんが、午後のターンアラウンドでは近くにグラハンさんが2名いたにも関わらず、やはりFDAの整備さんがひとりで車止めを外して、コクピットのパイロットに合図を送ったのです。

 詳しいことはわかりませんが、前輪の車止めを外した瞬間からフライト時間にカウントされると聞いたこともあるので、整備さんが出発の合図を出すようになったのは、もしかしたら安全基準上の兼ね合いなのかもしれません。



しつこくシルバーメタリックの10号機を追いかけてみました

先回はピーカンで撮影したら反射がすごかったので、今度は少し薄曇りの日に撮影してみました。

 これでも機体側面に太陽が当たる向きになると、やはり白っぽく光ってしまいます。

 ただ、このくらいの太陽光線だと「銀色(シルバー)」を実感できますね。


いやー、銀色って写真に捉えるのが実に難しいですね。


 しかし、バリバリに反射した先回のピーカン時のものよりは、
今回のほうが断然いいカンジです。

 シルバーメタリックの10号機を追いかけ中です。機体に当たる太陽光線の量によって、写真になったときの反射に大きな違いが出ることが確認できました。結論から言うと、少し薄曇りの晴れの日が、このメタリックシルバーを撮影するのに最も向いているということになりました。

 ゴールドの9号機とシルバーの10号機で何が違うかというと、シルバーの10号機はエプロンのコンクリート舗装の色とも似ているのです。そのためコントラストをつけようと思えば、ピーカンの日を狙うべきですし、太陽光の反射を抑えるためには曇天のほうがいいわけです。まあ、そうはいっても、お日さまはいつも同じ場所にあるわけではないので、何回も撮って、気に入ったものを残すということになるのでしょうね。



ゴールドの9号機とシルバーの10号機の短時間ツーショット


 2016年3月30日午前10時08分、いわて花巻からのFDA352便でメタリックシルバー10号機が戻って来ました。

 午前中のターンアラウンドの中では最初に戻ってきたので、スポットはまだガラガラの状態でしたが・・・。

 意表をついて、今まで日中のターンアラウンドではほとんど使っていなかった14Aスポットに。


 ほぼオンタイムでの到着だったので、予定通りのスポットということなのでしょう。2016年夏スケからは、スポットの運用が変わるのでしょうかね。


 そして午前10時42分、福岡からのFDA302便で、ゴールドの9号機が戻って来ました。


滑走路上ゆっくり進む9号機と14Aスポットで出発準備中のシルバーの10号機。


W誘導路を進むゴールドの9号機。シルバーの10号機は出発準備完了。


 ゴールドの9号機は従前あまり使われなかった12Aスポットに入りました。てっきり私は13スポットに入るものとばかり思っていましたが、おかげでゴールドの9号機とシルバーの10号機がご対面することとなりました。

 それからわずか3分後の午前10時46分、シルバーの10号機が定刻10時40分発の福岡行きFDA305便としてタクシーアウト。

 9号機と10号機がご対面していたのはほんの3分間だけでした。シルバーの10号機が定刻に出発していたら、もしかしたら実現しなかったかも・・・。


  タクシーアウトした10号機がW誘導路を南に進み、今度は駐機中の9号機と反対向きで対峙しました。このあと名古屋空港の使用滑走路がRW16に替わったので、ランウエイチェンジがもう少し早く行われていたら、このシーンもなかったかもしれません。


 午前10時49分、W-1からのフルレングスでエアボーンする10号機。気のせいか10号機のフルレングスDEP比率が高い気がします。もしかしたら、展望デッキで見ている私たちへのサービスでしょうか。
 2016年3月30日(木)、平日のこの日、私は3月中に使わないと腐ってしまう有給休暇を1つでも消化しようと、休暇をとって名古屋空港にやって来ていました。目的はもしかしたらX-2の初飛行があるのではとの期待と、MRJの飛行試験を見るため、それにシルバーの10号機を再び撮影することでした。

 X-2とMRJには見事に裏切られました。X-2の初飛行は4月にずれ込むかもとの情報があったので仕方ないとしても、最近は平日にほぼ毎日のように飛んでいるMRJにまで裏切られるとは思いもしませんでした。残りのシルバーの10号機を撮影する目的は十分に果たすことができました。

 今はFDAがウェブサイトで使用機材を公開しているので、自宅にいながらどの便に何号機が使われえるのかを知ることができます。この日の10号機は朝いちばんに花巻まで往復し、その後福岡に飛んで行って夕方まで戻らない運用でした。そのため午前のターンアラウンドのみしか撮影できないことまでは調べてありました。実はゴールドの9号機はノーマークだったのです。

 福岡からのFDA302便に9号機が使用されているのを知ったのは、機体が目視確認できてからのことでした。「ということはゴールドの9号機とシルバーの10号機がツーショットで撮れる!」と思ったのです。そこで2機が交差するシーンを撮影することにしました。今回は12Aと14Aに向かい合って駐機しましたが、そのうちには12Aと12Bか、14Aと14Bに2機が並んで駐機するシーンもゲットできることでしょう。楽しみがひとつ増えました♪



シルバーメタリックの10号機は太陽の反射がハンパない


 私が想像していたよりも、10号機のシルバーメタリックは写真撮影が難しいです。ともかくボディに光が当たると、その部分が光って飛んでしまうのです。

14Bスポットからのタクシーアウトでチェックしてみましょう。


 静止状態では光っていた機体上部が、この位置までくると光らなくなりました。


また機首部分から白く光り出し始めました。


そして反対向きになったところで、再び機体上部が白く光ってしまいました。

このくらいの角度だと再び光らなくなり・・・。

機体全体がグレーっぽく見えます。


 そうなんです、太陽が当たると白く光ってしまうのに、白く光らないとグレーに見えるのです。


なかなかやっかいなカラーリングになりましたね。


ゴールドの9号機と比べても、圧倒的にこちらのほうが光ります。


  それでも曇天で輝かない機体では物足りないと思うので、ある程度の反射は写し込んだほうがいいという結論になりました。
 10号機のシルバーメタリックは結構やっかいですね。太陽光線の反射が強いと機体上部に白い帯が写っちゃうし、太陽が当たらないと何だかグレーっぽく写ってしまうのです。メタリック塗装というのはそういうものではありますが、この10号機のシルバーメタリックは、航空機の塗装としてはかなりレアなものと言えそうです。

 今回撮影したのは午後2時過ぎなので、もっと太陽の位置が低ければ、機体に当たる角度も違うでしょう。しかし、名古屋空港の展望デッキにおいては、午前中は基本的に逆光ですし、夕方近くなるとターミナルビルでエプロンが陰ってしまいます。さて、10号機にはどんな太陽光線を当てるのがいいのか、しばらく研究してみようと思います。



9号機が2度のロ−アプロ−チ・・・機体のチェックかな?

 2016年2月24日、珍しく朝から9号機が15Dスポットに駐機されていました。

 午前9時10分、KCC行きのフライトプランの承認を受けて出発。IFRで名古屋空港まで戻って来るようです。


午前9時20分、W-1からフルレングスでエアボーン。


 9号機が名古屋空港に戻ってきたのは午後0時45分でした。しかし着陸することなくロ−アプロ−チをリクエストしました。


 KC-767がよくトレ−ニングで行っているのと同じように、滑走路上空をロ−パスして行きました。


 パイロットトレ−ニングのタッチ&ゴ−はよく見ましたが、FDA機のロ−アプロ−チを見たのは初めてかもしれません。


 それから15分後の午後1時、シミュ−レテッドILSでアプローチし、再びロ−アプロ−チに入りました。


今度はかなり低空を飛行し、滑走路上空をロ−パスして行きました。ギアも出しっ放しでした。

空港を通過したあたりで上昇を開始。

右タ−ンののちフルストップをリクエスト。


午後1時30分、およそ4時間のフライトを行いランディング。


 着陸後、滑走路上でロ−スピ−ドタクシングをリクエスト。この日の9号機は機体チェックを行っていたのかもしれません。その向こう側をコ−ルサイン「コビー61」で出発したKC-767が通過して行きました。


ナゴヤGNDと交信し、スポット12Cへ戻って来ました。

 おや、よく見ると前輪の横から何か出ています。

 これは非常用の風力発電機でしたっけ。


最近はほとんど使用されていない12Cスポットに入りました。

 2016年2月24日、この日は「X-2」ステルス実証機の地上走行とMRJの6度目の試験飛行が行われましたが、それ以外にもFDAの9号機が珍しいフライトを見せてくれました。

 午前9時過ぎにコ−ルサイン「JA09FJ(ジュリエット・アルファ・ゼロナイナ−・フォックスロット・ジュリエット)」でデリバリ−からフライトプランの承認を受けて出発。およそ3時間後に戻って来ましたが、着陸することなくロ−アプロ−チをリクエスト。KC-767ではよく見るロ−アプロ−チですが、FDAの機体がするのを見たのはこれが初かもしれません。

 空港上空をロ−パスしたのち、いったんどこかに飛び去って行きました。そして今後は「シミュレ−テッドILS」でファイナルし、再びロ−アプロ−チをリクエスト。今度はあまり上昇することなく滑走路上空をロ−パスして行きました。2度目のロ−パスはかなり高度を下げて飛行して行きました。

 着陸したのは午後1時15分でした。ここでもナゴヤTWRに「ロ−スピ−ドタクシ−」をリクエストして、止まりそうな速度で滑走路を走行。スポットに戻って来る際、機体がこちらを向いたとき、機首部分に見慣れないものが見えたのです。これはエンジンが停止したときに使用する「風力発電機」だと思います。この日の9号機はどんな目的のフライトだったのか知りたいですね。



雨上がりの水たまりに映った4号機がきれいでした


 午後0時30分、種子島から戻ってきた4号機。ちょうど雨が降った直後だったので、鏡とまではいきませんが、水たまりに映った機体がきれいでした。

 2016年2月9日(火)、本当にならこの日は、MRJ飛行試験再開という記念すべき日になるはずでしたが、残念ながら天候不順で翌日に延期になってしまいました。雨は朝から断続的に降り、特にお昼頃に降った雨がいちばん多い降水量でした。

 その際の雨水がエプロン部分に水たまりを作り、W誘導路を走行する機体がきれいに映っていました。滑走路や誘導路は特殊舗装が施されているため雨水はほとんど溜まりませんが、エプロンはコンクリート舗装の部分が多く、すぐに水たまりができるのです。



種子島行きの特別便がありました


展望デッキに到着してエプロンを見ると、最近使っていない12Cスポットに1号機がいました。

 何だろうと思ってモニターを見たら、種子島行きの特別便であることがわかりました。

 キャプテンとコ・パイさんが飛行機に向かいます。この便のコ・パイさんは某女性パイロットですね。

 おや、機体点検をコ・パイさんである彼女がやってる。必ずしもキャプテンの仕事ではないのですね。

 それともこれって機長試験ための練習? ちょっと考え過ぎかなぁ〜(^_^;)。


 出発15分前になったところで、搭乗客がやってきました。みなさんご年配の方ばかりで、おまけに旅行会社のツアーご一行のようでした。だから特別便なんですね。


整備さんがモニタリングしながら、出発5分前になったところでエンジンスタート。

 整備さんの中には無線タイプのものを使っている方もいますが、有線のほうが主流のようです。

 オンタイムで車止めが外され、整備さんが使っていた接続コードも外されました。

 整備さんの「出発OK」の合図が出ました。

グラハンさんの「OK」サインでタクシングをリクエスト。


キャプテンとコ・パイさんがふたりとも手を振ってくれました。


 フルレングスを期待しましたが、残念ながらW-2からのインターセクションDEPでした。飛行距離が長いのでもっと長く滑走するかと思いましたが、意外に早くエアボーンしました。


種子島ですか・・・どんなツアーなのでしょうね。

 2016年2月6日(土)、いつものように午前8時過ぎに名古屋空港展望デッキにやって来ました。この時間はいつもなら午前8時30分発の福岡行き303便用の1機のみが残っているのですが、この日はもう1機、ドリームレッドの1号機が最近使っていない「スポット12C」にいたのです。

 すぐに前室のモニターを確認してみると、午前9時発の種子島行きであることがわかりました。この便は「特別便」となっていたので、旅行会社による貸切チャーターなのでしょう。搭乗時間になってやってきたツアー客を見てみると、みなさんなかなりのご年配の方々。私は種子島に何があるのか全くわかりませんが、きっとご年配の方々が懐かしい何かがあるのでしょうね。



「ミスパイロット」OJTスタート


 福岡からFDA302便で戻ってきた1号機。この302便と管制塔やカンパニーレディオでの無線交信で、今まで聞いたことがない女性の声が聞こえてきていました。


 カメラをコクピットにズームアップしてみると、おお!コ・パイ席に見慣れない女性の姿が・・・。もしや先日お見かけした「ミスパイロット」じゃありませんか。ということはいよいよ「OJT」が始まったのですね。

 幸運なことに朝の福岡までの1往復だけで、パイロット3名が交替しました。その中にやはりあの「ミスパイロット」がいました。

 真ん中が機長で、左がコ・パイ(副操縦士)さん。コ・パイさんは上の写真でも後方の補助席に座っているのが見えます。


 これからFDAの無線交信を聞く楽しみが1つ増えました。もちろん彼女が乗務している便をウォッチするためです。ガンバレ「ミスパイロット」さん(^O^)。
 FDAのP訓「ミスパイロット」のOJTが始まったようです。パイロット訓練生のOJTでは、実際に操縦席に座って操縦かんを握ります。もちろん座るのはコ・パイ(副操縦士)席ですが、操縦ライセンスを持っていなくても定期便の操縦をさせることが、法律で認められているのです。まあ、私たちが自動車運転免許をとる際に、仮免で公道を走るのと同じかもしれませんが、乗客を乗せた定期便て訓練しちゃうところがすごいところです。

 パイロット訓練生のOJTで、何時間空を飛ぶのかわかりませんが、まもなく彼女の制服上着の袖に、「3本ライン」が入ることでしょう。男性中心のパイロットの世界にあって、 自社養成の女性パイロットが誕生するのはほんとうに喜ばしいことです。きっと仲間の男性パイロットたちも同じことを想っているのではないでしょうか。



福岡行きFDA303便が14Aスポットから出発


 2016年1月7日から、名古屋空港発の朝便は1便減って5便になりました。福岡でのナイトステイが始まったからです。この日、午前8時まで展望デッキが凍結で閉鎖されていたので、出発便が見られたのは展望デッキがオープンになった午前8時15分以降でした。


 残っていたのは定刻午前8時30分発の福岡行きFDA303便のみ。それも通常よく303便が出発する12Cスポットではなく、14Aスポットだったのです。


 この日どうして303便が14Aスポットに駐機しているのかはわかりませんが、レアな光景だったので撮影しておくことにしたのです。それを知ってか知らずかエプロンでは、記念撮影する女性たちの姿が目立ちました。


  午前8時32分、前輪の車止めが外され出発準備完了。

 整備さんが歩きながら右手を上げて「出発OK」の合図を送ります。

 それをグラハンスタッフが見て、右手を上げてパイロットに伝えます。

 パイロットが地上スタッフたちに合図を送ると、地上スタッフ全員が頭を下げて応えます。

 そして出発して行く航空機に向かって、全員で手を振ってお見送りです。


  14Aスポットからは左転回で出発。6号機の機体に朝日が当たり、すみれ色が美しく輝きました。


 この日の303便はW-1からのフルレングスでローリングし、展望デッキのほぼ正面でリフトオフしました。
 FDAの冬スケが2016年1月7日から変更になったので、名古屋空港でナイトステイする機体は1機減って5機になりました。前述したとおり福岡でのナイトステイが始まったからで、朝便からなくなったのは熊本便。その熊本便は福岡発の300便の折り返しで、午前9時40分に出発することになったのです。

 2016年1月16日(土)、この日は午前8時過ぎまで展望デッキが凍結のために閉鎖されていました。私が到着したのは午前8時ちょっと前でしたが、見る限りではすでに展望デッキの凍結はなくなっているようでした。私は係員を呼ぶため、自動ドアのすぐ前に立って防犯用センサーを遮り、管理室に信号を送って知らせました。予想どおり空港職員がやってきて展望デッキを点検。私の思惑通り、展望デッキをオープンさせてくれました。

 この時点でエプロンに残っていたのは定刻午前8時30分発の福岡行きFDA303便のみ。それも日頃よく見る12Cスポットではなく、14Aスポットに駐機していたのです。14Aスポットは12Cスポット同様に、日中のターンアラウンドでは使用されないスポットなので、私は303便をウォッチすることにしたのです。



福岡からFDA300便到着


 2016年1月7日から運航を開始した福岡でナイトステイして朝いちばん便として飛行してきたFDA300便。この日はティーグリーンの8号機が使用されていました。

  今までは午前8時30分に福岡行きFDA303便が出発すると、午前10時15分に北九州からのFDA402便が戻って来るまで発着が全くなかったので・・・

 新しいスケジュールになって、定刻午前9時10分に福岡からFDA300便が戻って来るようになったので、展望デッキでの手持ち無沙汰が軽減されました。


  同じことがグラハンスタッフや整備さんにも言えるのかもしれませんね。また、今後保有機数が増えて、ターンアラウンド先でナイトステイが増えることになると、このような時間帯の便が増えるかもしれません。


 その代りと言っては何ですが、今までのターンアラウンドでは同時間帯に3〜4機が戻ってきていたので、1機だけがポツリと駐機していると、ちょっと物足りなさを感じます。

 午前9時40分、次便としての出発準備が完了し、整備さんのOKサインがでました。

 そして定刻どおり、9時40分発の熊本行きFDA321便として出発して行きました。


 熊本まで1往復して戻ってくるのが午後0時55分。午後のターンアラウンドでもほかの便よりも一足先に名古屋空港に戻り、そして再び出発して行くことになります。
 FDAの2015年冬スケが2016年1月7日から変更になりました。福岡でのナイトステイが始まったのです。これは従来の名古屋と静岡だけのナイトステイでは、折り返しの復路便の始発が午前9時台になってしまうことへ対応したもので、福岡発名古屋行きの早朝便を要望する声に対応したものだそうです。

 私が撮影したのは2016年1月11日で、この日はティーグリーンの8号機が使用されていました。定刻よりも10分早い午前9時ちょうどに福岡から到着。何名の搭乗客だったかはわかりませんが、従前のダイヤよりも2時間近く早く名古屋に到着できるようになりましたので、利便性が向上したことは間違いありません。

 この福岡からのFDA300便で到着した機体は、名古屋空港での30分のショートストップののち、今度は定刻午前9時40分発の熊本行きFDA321便として出発して行きます。そのため、従前のように4機が次々に戻ってきて仲良く駐機する光景が見られなくなったのが残念です。



松本行きの臨時便がありました


2016年1月11日(月・祝)、臨時の「松本行き」FDA5301便が運航されました。


  この便、要は松本発着のチャーター便に使用する機材を、フェリーとせずに臨時便にしたもの。名古屋から松本への臨時便に、いったい何名が搭乗したのでしょう?

 定刻どおりに「車止め」が外され、整備さんの出発「OK」サインが出ました。

 いいですね〜、12Cスポットからの出発はパイロットに手を振ると応えてくれます。


 松本市のゆるキャラ「アルプちゃん」のステッカーが貼られたグリーンの4号機が松本に向かって出発です。


軽いことは予想はしていましたが、予想以上に軽そうにエアボーンして行きました。

 2016年1月11日(月・祝)、3連休の最終日のこの日、私は名古屋空港展望デッキにやって来ました。到着したのは午前8時30分を少し回ったところで、ちょうど定刻午前8時30分発の福岡行きFDA303便がエアボーンした直後でした。

 この日は松本空港発着のチャーター便が運航される日だったのですが、名古屋から松本までのフェリー便を「臨時便」として運航していました。FDAは以前にも出雲や山形へ同じようにフェリー便を旅客扱いして飛んだことがありましたが、ANAやJALといった大手航空会社が、フェリー便を旅客便とするなんて聞いたことがありません 。

 確かに客室乗務員も乗っているのですから、フェリー便とせずに1名でもお客さんを運んだほうが、会社としては得な気がします。ただ、どのくらいの宣伝をしたのか、実際に何名搭乗したのか、ちょっと気になりました。そのくらい軽々とエアボーンして行きました。



FDAの「ミスパイロット」


それは2016年1月3日に午後のターンアラウンドを撮影しているとき偶然発見しました。

 FDA344便として戻ってきたティーグリーンの8号機に向かうパイロット2名。ちょっと待った!左側を歩く女性パイロットの袖にラインがない。ということは彼女はP訓ですね。P訓とは「パイロット訓練生」のことです。

 うん?右側の男性パイロットの袖のラインは3本。つまり彼はコ・パイ(副操縦士)さんです。ということはキャプテンだけが交替せずに、再び乗務するということなのでしょう。


 2年ほど前にフジテレビが放映した「堀北真希」主演ドラマ「ミスパイロット」を思い出しました。あのドラマ、てっきり「斎藤工」演ずる教官とのラブストーリーかと思いきや、「彼女は空に恋をした」のサブタイトルどおり、すばらしいお話でしたよね。


 あれれ〜、彼女は操縦席にはいないです。ということはまだ操縦訓練(OJT)を始める前ということなのでしょう。写真ではわかりませんが、キャプテン後方の補助席に座っていました。


定刻14時10分発のFDA307便福岡行きはフルレングスでエアボーンして行きました。


貴方の袖に3本ラインが入る日を、陰ながら応援していますよ〜。
ミスパイロットさん♪

 最近、FDAのパイロットが増えたと思います。これはきっと10号機導入に合わせて増員しているのだと思いますが、さらに11号機を前倒してこの夏にも導入することを明らかにしましたので、さらに必要な乗務員数は増えることになります。

 2016年1月3日(日)、この日は宮古からのチャーター便があったので、午後のターンアラウンドも同時に撮影することにしたのです。宮古チャーターについては前述したとおりで、普段は日中使わない14Aスポットに駐機しました。そのこちら側14Bスポットには高知から戻ったティーグリーンの8号機がいました。

 この8号機の交代乗務要員として向かう男女のパイロット。よく見ると女性の袖にラインがないのです。つまり彼女は「P訓」、パイロット訓練生なのです。私が展望デッキで見てきた限りでは、FDAのP訓を見たのは彼女が初めて。私はそのとき数年前にフジテレビが放映した堀北真希主演のドラマ「ミスパイロット」を思い出してしまいました。

 あのドラマは恋愛ドラマなのかと思いきや、堀北真希演ずる主人公が真剣にパイロットを目指すど根性ドラマだったのです。FDA版「ミスパイロット」とも言える彼女が、早く袖に3本ラインが入って、操縦席に座れるようになってほしいです。



宮古チャーター到着便が「14Aスポット」に

 2016年1月3日(日)、正月休みの最終日のこの日、宮古からのチャーター便が運航されました。

 定刻から10分遅れの午後1時40分、チャーター専用となった感のあるグリーンの4号機が戻ってきました。


最近、グリーンの4号機を見る機会が減っていたので、久しぶりの再開になりました。


 宮古からのチャーター便が入ったのは、普段の日中はほとんど使わない14Aスポット。そして、となりの14Bスポットにはティーグリーンの号機が到着していました。4号機と8号機が並ぶのを見るのも久しぶりです。

 あれ?到着した4号機にクルーが乗り込みます。ということはまた出発するということですね。

 その後、4号機のパイロットがナゴヤDELと交信し、「宮古」までのフライトプランの承認を受けました。


さきほど宮古から戻ったばかりなのに、もう1回宮古に向かうのですね。


 帰宅して調べたところ、この日、宮古からのチャーター便は名古屋行きと静岡行きの2便が運航されることになっていたのです。


フェリー便ということもあって、W-2から軽々とエアボーンして行きました。

 2016年になりました。今年の正月休みは曜日の並びが悪く、1月3日までがお休みという人が多かったと思います。その1月3日に今年初めての名古屋空港展望デッキにやって来ました。特に目的があったわけではなかったので、到着してディスプレイに目をやると、「宮古」からのチャーター便があることに気づきました。そこで宮古チャーター便をウォッチすることにしたのです。

 宮古からのからのチャーター便はFDA5114便で運航されました。到着は定刻よりも10分遅れの午後1時40分。着陸後向かったスポットは、普段の日中はほとんど使われない「14A」でした。この日はとなりの14Bスポットに熊本から戻ったティーグリーンの8号機が入ってたので、緑系の2機が並んだ光景を見ることができました。

 私はてっきりこの日の4号機の運航はこれで終了と思っていたのですが、再びクルーが乗り込んだのです。無線交信を聞いていると、何と再び宮古に向かうのです。帰宅して調べたところ、この日宮古発のチャーター便は名古屋行きと静岡行きの2便があったのです。名古屋から宮古まではフェリー便での運航。ちょっともったいない気もしますね。




★FDA保有全11機ご紹介♪

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)

リペイントされよみがえったコーポレートカラーの1号機

 
リペイントされて、2015年1月24日から通常運用に戻ったドリームレッドの1号機。

1号機ランディング
  

 リペイント前のつやけしのようだった状態からすると、とてもきれいになっていたのですが・・・

 ただ、光線の当たり方によっては、「赤」というよりも、「朱色」に見えてしまいます。

1号機のタクシーバック    1号機のスポットイン
  

 
 W-1からフルレングスでエアボーンする1号機。フルレングスだと展望デッキのほぼ正面で離陸して行きます。フルレングスでの離陸率は3分の1くらいでしょうか。

1号機のテイクオフ
  

 
 今までは褪色してピンクの3号機と見間違えることがありましたが、今度はオレンジの5号機と見間違える可能性が出てきましたね。

1号機のスポットアウト
  

これがリペイント前の褪色著しかった頃の1号機。ほんとひどかったです。

 FDAが自社のフェイスブックで、1号機のリペイントを発表したのは、2015年になったすぐの1月9日のことでした。それから2週間後の2015年1月24日、リペイントが終了し、この日から路線へ投入することが掲載されました。

 私がはじめてリペイント後の1号機を見たのはそれから5日後の1月29日でした。実は1月25日の日曜日にも名古屋空港を訪れていて、その際にも1号機が名古屋空港発着路線に入っていたのですが、頭の中からすっかり抜け落ちていたのです。

 1月29日は午前8時発のFDA321便「熊本行き」にアサインされていたので、折り返しの午前11時20着、FDA322便の到着を待ちました。舞い降りてきた1号機は、3号機とも5号機とも見間違えそうな、とても明るいレッドに見えました。タクシングして13番スポットに到着後、次の13時20分発の322便になるまで約2時間その姿を見ることができました。

 今までの1号機は「クリアコート」がされていなかったために、風雨にさらされて褪色が進んだとのことです。今度はしっかりとコーティングされましたので、今のままの色合いをずっと保ち続けてくれることでしょう。
  

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)

1号機と同時期デビューのライトブルーの2号機

1号機と同時にデリバリーした「ライトブルー」の2号機。

ライトブルーの2号機ランディング    ライトブルーの2号機スポットイン
  

 FDAの整備ハンガーから、トーイングカーで牽引されてきた2号機。

 フィンガーコンコース先端の13番スポットに、マーシャラーの誘導で駐機する2号機。

ライトブルーの2号機タクシーアウト@    ライトブルーの2号機タクシーアウトA
  

RW16でエアボーンするライトブルーの2号機。

ライトブルーの2号機テイクオフ@    ライトブルーの2号機テイクオフA
  

 ライトブルーの2号機も1号機とほぼ同じ運用です。ただ、気のせいかもしれませんが、1号機よりは名古屋空港路線に入る率が高いような気がします。2号機のカラーですが、現在7機あるFDAのフリートの中で、いちばん地味な存在ですね。個人的にはもう少し青くてもよかったのではないかと感じます。

 先日行われたFDAの鈴木社長の記者会見で、まずは自社フリートをERJ175への機材統一を挙げておられたため、近い将来、ERJ170としてのライトブルー機は見られなくなるかもしれません。それは1号機・4号機にも言えることですが・・・。
  

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)

まる子ちゃんがついたピンクの3号機

3号機はFDA初の長胴型のERJ175。機体カラーは「ピンク」です。

ピンクの3号機ランディング    ピンクの3号機14Bへスポットイン
  

 展望デッキからいちばん近い14Bからタクシングする3号機。地上右転回はコ・パイさんが担当。

 これが3号機のまる子ちゃんのステッカー。「ちびまる子ちゃんランド」の宣伝ですね。

RW16でエアボーンするピンクの3号機。後方は小牧基地の消防車。

ピンクの3号機エンジンスタート    ピンクの3号機タクシーアウト    ピンクの3号機テイクオフ
  

 ピンクの3号機は、FDA初の長胴型ERJ175です。前述しましたが、ERJ175たちは日中のターンアラウンド便でおなじみの機体ですので、比較的容易に撮影できる機体の1機です。その気になれば、1日に3回でも4回でも撮影できます。

 3号機の特徴は何と言っても「ちびまる子ちゃんランド」のステッカーです。小さなお子さんなどは、この3号機に乗れると喜ぶのではないでしょうか。
   

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)

アルプちゃんが目印グリーンの4号機

4号機のカラーは「エメラルドグリーン」といったほうがイメージに合います。

グリーンの4号機ランディング    グリーンの4号機スポットイン
  

 私の大好きなグリーンの4号機。日中の名古屋空港定期便に入る回数が少ないのが難点。

 4号機は「松本市」がスポンサーをしていて、ゆるキャラ「アルプちゃん」がペイントされています。

グリーンの4号機タクシーアウト@    グリーンの4号機タクシーアウトA
  

小牧基地をバックにエアボーンするグリーンの4号機。

グリーンの4号機タクシーアウト    グリーンの4号機テイクオフ@    グリーンの4号機テイクオフA
  

 グリーンの4号機は、FDAで初の中古機のようです。あまり詳しい経緯はわかりませんが、先に導入したピンクの3号機が長胴型のERJ175ですので、当初からの導入予定機ではなかったのでしょう。

 導入の経緯は別として、私はFDAのマルチカラー機の中で、この4号機のグリーンは大好きな1機です。それほど濃くもなく、また色褪せもあまりないきれいなグリーンだからです。4号機と比べると2号機の褪色はかなりひどいですね。
  

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)

ちょっと地味な存在のオレンジの5号機

オレンジ色の機体カラーリングがひときわ目立つ5号機です。

オレンジの5号機ランディング    オレンジの5号機タクシング
  

 ターミナルビル屋上にある名古屋空港のサイン「NAGOYA」のシルエットとコラボしてみました。

 展望デッキの送迎者に手を振るキャプテンとコ・パイさん。

オレンジの5号機タクシーアウト@    オレンジの5号機タクシーアウトA
  

御岳をバックに離陸シーンを撮影しましたが、
逆光状態での御岳写し込みはこれが限界です。

オレンジの5号機テイクオフ
  

 オレンジの5号機も名古屋空港で頻繁にお目にかかれる機体です。5号機以降の機体には、一切スポンサーのロゴステッカーがありません。FDAの戦略に変化があったのかもしれませんね。

 個人的な好みを言うと、私はFDAのマルチカラー機の中では、あまり好きなカラーではありません。多分、オレンジという色自体が、飛行機に合わないのだと思います。
  

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)

パープルというよりはすみれ色の6号機

パープル色の美しい機体カラーリングの6号機です。

 ターンアラウンド後、機体のチェックを受ける6号機。短時間での機体チェックは大変です。

 出発準備完了、マーシャラーの合図でタクシングを開始します。

パープルの6号機ランディング    パープルの6号機スポットイン
  

6号機はパープルというよりは「すみれ色」でしょうか。
私はこの6号機はいい色だと思います。

パープルの6号機タクシーアウト    パープルの6号機テイクオフ
  

 6号機は「パープル」ということになっていますが、私にはパープルには見えません。しいて言うなら、青紫つまり「すみれ色」ではないでしょうかね。しかし、マルチカラー機に「すみれ色」はおかしいですから、やはりパープルなのでしょう。

 とは言え、実にきれいな色です。コントラストもはっきりしていますので、写真撮影にもとてもGoodなカラーリングです。私はこのパープルの6号機は好きなカラーのうちの1機です。
  

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)

きれいなイエローの7号機

2013年7月1日にブラジルからフェリーされ、
7月6日から定期便に投入されたイエローの7号機。

イエローの7号機ランディング    イエローの7号機タクシング
  

 7号機も定員84名の長胴型ERJ175、レジはJA07FJです。
 

 7号機には燃費向上のオプションパッケージが装備されたそうですが、ホイールキャップらしきもの以外は、6号機までとの違いがわかりません。

イエローの7号機出発準備完了    イエローの7号機超小回りタクシング
  

7号機は機体が新しいこともあって、展望デッキでは今でも人気があります。

イエローの7号機テイクオフ@    イエローの7号機テイクオフA
  

 イエローの7号機は、私が名古屋空港でFDAを追いかけるようになってから、FDAに投入された新造機です。今まで6機の保有機が1日中、休むことなく飛び続けてきたFDAでしたから、これで少しは機体に余裕ができたはずです。

 今回の7号機投入で青森への朝便1往復が追加されましたが、青森まで往復した機体はその日は定期便運航はなし。機体整備やチャーター便運航、それにパイロット訓練などに使用される見込みです。
  

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)

私の大好きなティーグリーンの8号機

2014年3月3日にデリバリーされた8号機。
名古屋空港では3月9日から運用が始まりました。

ティーグリーンの8号機ランディング    ティーグリーンの8号機タクシング
  

今回も公募で選ばれたカラーリングですが、
なかなかみなさん、いい色を選びましたね♪

ティーグリーンの8号機スポットイン    ティーグリーンの8号機12Aスポット到着
  

 初日に何とグリーンの4号機とのツーショットが実現。FDA名古屋のスタッフみなさんの粋な計らいにカンシャ!

 フィンガーコンコース先端の13番スポットに到着し、グランドスタッフの出迎えを受ける8号機。
   

ティーグリーンの8号機タクシーアウト
  

雪山をバックにすると、ティーグリーンの美しさがひときわ映えます。

ティーグリーンの8号機テイクオフ
  

 2014年3月3日、FDAに8機目のERJがやってきました。これで予備の1機もできて、機材面での不安はなくなりました。8号機は3月8日に静岡発福岡行きで運用が開始されたので、翌日には名古屋にやってくるだろうと、翌3月9日(日)の早朝、名古屋空港に出かけました。

 名古屋空港に着いて展望デッキに上がってみると、私の期待どおり、6機のカラフルな機体の中に8号機の姿がありました。そして何と、グリーンの4号機の横に8号機がステイしているじゃありませんか。きっとこれは、FDA名古屋のスタッフの粋な計らいだったのでしょう。
  

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機(シルバー)   11号機(グリーン)

レイクド・ウイングチップの付いたゴールドの9号機

2015年3月23日にデリバリーされた9号機。
FDAのマルチカラー初のメタリック塗装機です。

9号機のランディング
  

今までの原色系とは一線を画したカラーリングです。

9号機のスポットイン@    9号機のスポットインA
  

 青森行きFDA363便として出発準備中の9号機。メタリック塗装が光り輝いています。

 これが9号機の外観上の特徴である、大型のレイクド・ウイングチップ。

9号機のタクシーアウト@    9号機のタクシーアウトA    9号機のタクシーアウトB
  

午後の順光を浴びて、RW34のフルレングスでエアボーンする9号機。

9号機のRW34ディパーチュア    9号機のRW16ディパーチュア
  

FDA機で初めてフライトレーダー24に表示されるようなった9号機。
できればほかの8機にも「ADS-B OUT」を搭載してほしいです。

 2015年3月23日、ブラジルからはるばる名古屋空港までフェリーされてきた9号機。特徴は燃費を5.5%改善する「フューエル・バーン・インプルーブメント(パッケージ2)」が装備されたこと、主翼端のウイングレットが大型化した「レイクドウイングチップ」となり、全幅が従来より2.65メートル広がり、28.65メートルになったことでしょう。

 9号機にはGPS情報を基に位置情報や高度、速度などを送信する装置「ADS-B OUT」を搭載しているので、フライトレーダー24に表示されます。そこで、フライトレーダー24で朝いちばんにどの路線で飛んでいったか確認しておけば、その日1日はどの路線で運航されるか把握することが可能になりました。
    

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)

2016年3月に加わったシルバーの10号機

 2016年3月に加わった最新の10号機のカラーリングはシルバーでした。

 9号機がゴールドだったので、大方の人は次はシルバーだと思っていたでしょう。

オプション仕様はゴールドの9号機と同じのようです。

シルバーの10号機のランディング
  

FDAもついにフリート数が二ケタになりましたね。

エンジンは全機同じものが付いています。

 シルバーに白文字は太陽光線によって光ってしまいます。

 曇り空だと映えないし、写真撮影には難しい色と言えますね。

午後の順光に輝くシルバーの10号機。

スポットでの撮影はやはり「14B」がいちばんでしょう。

 14Bからタクシーアウトする10号機。パイロットさん、ちゃんと手を振ってくれます。

 これが曇天だと、きっとエプロンのコンクリートと混じってしまうのではないでしょうか。

シルバーの10号機のタクシーアウト
  

W-1からのフルレングスでエアボーン。

晴天にメタリックシルバーが実に映えます。

シルバーの10号機のテイクオフ
  

 2016年3月9日、ブラジルから地球を半周飛んで名古屋空港までフェリーされてきた10号機。外観やオプションパーツは9号機と同じ。主翼端の「レイクドウイングチップ」が従来機との大きな見た目の違いです。FDAは今回も「何色キャンペーン」を実施しましたが、大方の人は9号機がゴールドだったので、次の10号機はシルバーだろうと思っていたことでしょう。

 私が初めて10号機を見たのは、3月13日に開催された「小牧基地オープンベース」のときでした。しかし、あの日はブルーインパルスの飛行展示あり、KC-767の機内展示ありと、10号機を撮影している余裕がなかったのです。その後ようやく休日に10号機がアサインされる日がやって来たので、私のホームページに加えることにしました。
    

1号機(ドリームレッド)   2号機(ライトブルー)   3号機(ピンク)   4号機(グリーン)
5号機(オレンジ)   6号機(パープル)   7号機(イエロー)   8号機(ティーグリーン)
9号機(ゴールド)   10号機( シルバー)   11号機(グリーン)

2016年6月に加わったグリーンの11号機

 2016年6月13日にFDAが確定発注していた最終の11号機がやって来ました。

 カラーリングは何と何と4号機と同じグリーンだったのです。これにはさすがに驚かされました。

今まで全機違うカラーリングを施してきたFDAで、初めて同じ色の機体が誕生したのです。

そのためやや新鮮味に欠ける存在になってしまいました。

グリーンの11号機ランディング
  

 機体のスペックは9号機以降全く同じ仕様になっています。私には「11」がかわいく見えます。

 エンジンは全機同じものが付いていますので、カウルは4号機のものが流用できそうです。

 遠くから見て4号機と見分ける手段のひとつがこの「レイクドウイングチップ」。

 11号機をもって確定発注分が全機デリバリーされたわけですが、オプション契約を行使するでしょうか。

グリーン好きの私にはうれしい1機なのですが、やはり気になるのは4号機の処遇です。

 まもなく4号機から松本親善大使「アルプちゃん」のマークが引き継がれるそうです。

 そのためこの状態での機体写真は、今のうちオンリーかもしれませんね。

フルレングスでエアボーンする11号機。

グリーン好きの私にはうってつけの1機になりそうです。

グリーンの11号機テイクオフ
 

 2016年6月13日、ブラジルから地球を半周飛んで名古屋空港までフェリーされてきた最新の11号機。11号機はFDAフリートの中で、初めて同じ機体色を施されました。外観やオプションパーツは9号機・10号機と同じ。主翼端の「レイクドウイングチップ」と機体の長さの違いが4号機との見分け方になります。

 11号機をもってFDAが確定発注していた全機がデリバリーされたことになります。今後フリート数を増やすことはしばらくなさそうなので、仮にオプション契約を行使して12号機以降を購入する場合は、いよいよERJ170をERJ175に置き換えることになるのでしょう。それと4号機の処遇がどうしても気になってしまいます。




FDA338便のファーストフライト搭乗証明書


 引き出しを整理していたら、FDAの搭乗証明書が出てきました。


 以前、会社の同僚からもらったもので、FDA338便のファーストフライト搭乗証明書です。搭乗券がないので空欄なのが残念・・・。

 名古屋−熊本便が就航した当時は、保有機材はまだ5号機までしかなかったのですね。

 台紙の裏側です。ご覧のとおり、結構高級感があります。
 

 付属の解説用紙です。自分で台紙に貼り付けて完成させます。本当は左下に自分の搭乗券を貼るのです。

 引き出しの中から、レアなお宝が出てきたので、みなさんにご紹介することにしました。これは会社の同僚の奥さんの故郷が熊本で、偶然帰省先から戻るときに初便に搭乗されたようです。

 このファーストフライト搭乗証明ですが、結構しっかりとした厚紙の台紙でできています。台紙のサイズは見開きA4です。証明書には搭乗日や便名のほかに、社長のサインも入っています。

 いちばん好感が持てたのが、左上に貼る写真です。ポストカードではなく、普通の写真プリントが付属されていました。当日もこのグリーンの4号機がアサインされていたのかどうかまでは聞いていませんでしたが・・・。

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