2024年 4月24日
中部国際空港会社が2024年3月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると国際線旅客数は前年比155%増の38万6300人、国内線旅客数は2%減の53万4214人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比33%増の92万514人となった。国際線のうち、日本人旅客は168%増の17万1500人、外国人訪日客は144%増の21万3400人、通過客は1273%増の1400人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比170%増の2230回、国内線が5%減の4539回。貨物取扱量は国際貨物が20%増の1万1905トン、国内貨物は2%減の812トンであった。給油量は27%増の3万9136キロリットル、構内営業売上高は102%増の21億8900万円。このうち、免税店での売り上げは237%増の10億6400万円となった。
 同時に2023年度実績も発表され、航空旅客数は国際線が前年度比290%増の322万4460人、国内線は15%増の595万7583人、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比53%増の918万2043人となり、国内線がコロナ禍前の過去最高だった19年度の水準まで回復したため7割まで回復したが、国際線は便数が20年1月の3割程度に低迷していることから5割に留まった。発着回数は国際線旅客便が前年比244%増の2万190回、国内線旅客便が1%減の5万5455回、国際線貨物便が24%増の5655回となった。

2024年 4月20日
中部国際空港は19日、ゴールデンウイーク期間(4月27日〜5月6日)の国際線旅客便の予約状況を発表した。出発便と到着便の合計は前年から85%増えて10万950人と大幅に増加したが、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年比では49%減だった。内訳は出発旅客数が84%増の4万9903人、到着旅客数は85%増の5万1047人で、期間中の国際線の出発便数は346便で前年からおよそ2倍になった。行き先別では台湾・香港が最も多く1万5882人、次いで韓国が1万2491人。ピークは出発が27日、到着が5月6日となっている。また、ANAとJALが同日発表した中部発着の国内線予約数は、ANAが前年比3%増の7万145人、JALが6%増の3万1042人となっている。JALによると、中部と沖縄方面を結ぶ便が好調に推移しているという。

2024年 4月19日
中部国際空港は19日、小学生らを対象とした社会見学の受け入れを再開すると発表した。社会見学はボーイング787-8の飛行試験初号機「ZA001」(登録記号N787BA)を展示する空港内の複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」を活用し、1階の教育施設「Flight Park(フライトパーク)」で再開する。空港会社職員が空港と飛行機について30分間講話し、終了後は各校で自由見学できる。対象となるのは小学校3年生から6年生の児童と、特別支援学校・学級の児童・生徒。5月と6月、9〜11月、2月の平日105日間を、学校行事に限り受け付ける。定員は1回100人で、1日200人まで参加できる。

2024年 4月18日
中部国際空港は18日、英国SKYTRAX社が実施する顧客サービスに関する最新の国際空港評価において、「Regional Airport」部門で10年連続世界第1位、「Regional Airport in Asia」部門で14年連続第1位を獲得致したと発表した。今回の評価は、100以上の国籍の空港利用者が参加した空港顧客満足度調査により決定されており、セントレアは特に、従来より評価されていた清潔さに加え、障害がある利用者や配慮の必要な利用者にも使いやすい施設という点において評価が高かった。空港会社の犬塚社長は、「セントレアをご利用いただく全てのお客様に感謝を申し上げるとともに、今後も“チームセントレア”で空港の安全を保ち、お客様に安心してご利用いただけるよう、日々の努力を積み重ねてまいります」とコメントした。

2024年 4月13日
中部国際空港は2024年4月9日から「航空灯火」の販売を開始した。販売されている航空灯火は、実際にセントレアで使用され、航空機ブラストによる破損などで交換・廃棄される予定だったもの。2月に開催された「航空ファンミーティング」でも販売されたが、今回はその一部を継続販売するものでなくなり次第終了となる。販売されている商品と価格は、誘導路の淵を示す灯火である「誘導路灯(TEDL)」一式が33,000円、埋込型灯器の発光を担っていた部品である「埋込型航空灯火プリズム」が550円、航空機に駐機位置を示す灯火の発光部分の一部である「駐機位置指示灯(VDGS)」のLED基板が2,200円、同VDGSの検知システムモーターが3,300円などとなっている。

2024年 4月10日
フィンエアーは2025年夏スケジュールに、成田〜ヘルシンキ線を1日1往復、中部〜ヘルシンキ線を週3往復に増便する計画を発表した。現在は羽田〜ヘルシンキ線を1日1往復、成田〜ヘルシンキ線を週6往復、関西〜ヘルシンキ線を週5往復を運航しており、5月31日から中部〜ヘルシンキ線を週2往復で再開し、2024年夏スケジュールには4路線を最大で週20往復を運航する。2024・25年冬スケジュールでは、現段階で成田〜ヘルシンキ線を週4往復、関西〜ヘルシンキ線を週3往復に減便し、中部〜ヘルシンキ線は運休する見通しで、羽田〜ヘルシンキ線の運航は現状を維持するとしている。

2024年 4月 7日
Uber(ウーバー)は、中部国際空港でUberアプリを活用したタクシー配車サービス「Uber Taxi」の提供を開始した。乗車地点は、第1ターミナルのアクセスプラザ2階、第2ターミナルのタクシー乗り場の2か所。利用者はUberアプリで配車依頼が可能となり、到着時刻の共有、GPS追跡、同乗者との割り勘、過去の乗車履歴の確認などの機能を活用することができる。

2024年 4月 5日
中部国際空港はFDAの中部〜出雲線の就航を記念し、同路線の利用者に「世界の山ちゃんセントレア店」で名古屋名物の「手羽先」1人前(5本)をプレゼントする「はじめましてセントレアキャンペーン」を実施する。7月31日までの実施で、LINEの友だち登録とクーポンを取得のうえ、搭乗券の提示が必要となる。各月先着250名限定。また、中部発便では出雲空港の総合案内所で搭乗券を提示することで、玉造温泉の温泉水を使用した「姫ラボ石けん」を各月先着250名限定にプレゼントする。

2024年 4月 4日
中部国際空港は日帰りの飛行機利用で駐車場代が無料になるキャンペーンを、4月8日から6月28日まで継続実施すると発表した。日帰りでの飛行機利用を証明できる搭乗券、駐車券を第1ターミナル利用者はアクセスプラザ、第2ターミナル利用者はフライト・オブ・ドリームズの案内所で提示すると、普通車1日分の駐車場料金(最大1,600円)が無料になる。対象駐車場は中部国際空港が運営するP1〜P4駐車場。平日のみが対象で、4月27日から5月6日までは対象外となる。

2024年 3月30日
国交省中部運輸局、中部経済連合会、名古屋商工会議所など官民4組織は、中部国際空港の利用促進を呼び掛ける新事業「セントレア利用宣言」を4月に始めると発表した。新事業では海外出張のうち、中部国際空港を利用する目標割合を各企業に宣言してもらい、目標を達成すると運輸局長が表彰する。発表の会見には4組織の関係者が揃い、空港会社の犬塚社長は「ビジネスでの需要が国際線復活に向けたきっかけになる」と強調。運輸局の金子正志局長は「復便はインバウンド需要にもつながる」と述べた。

2024年 3月28日
三重交通は四日市と中部国際空港を結ぶ高速バス「四日市中部国際空港線」と、大阪を結ぶ「四日市大阪高速線」を4月から運休する。四日市中部国際空港線は、1998年に四日市〜名古屋空港で運行を開始し、2005年の中部国際空港開港時に路線を変更。四日市市新正の新正車庫を起点に、近鉄四日市駅などを通って中部国際空港まで1時間半程度で結んでいた。19年までは1日8・5往復していたが、新型コロナ拡大後の22年12月から1日3往復している。同社によると、運休は運転手不足や新型コロナの5類移行後も利用客が伸びなかったこと、両路線とも鉄道など他の交通手段があることが理由で、同社は「特に空港線は利便性が高く非常に魅力的な路線だが、乗務員不足の解消見通しが立っていない」としている。

2024年 3月25日
中部国際空港会社が2024年2月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると国際線旅客数は前年比166%増の33万9000人、国内線旅客数は3%増の45万4005人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は39%増の79万3005人となった。国際線のうち、日本人旅客は150%増の10万8600人、外国人訪日客は180%増の22万9400人。旅客便の発着回数は国際線が前年比189%増の2084回、国内線は前年とほぼ同じ4191回。貨物取扱量は国際貨物が3%増の9623トン、国内貨物は2%増の718トン。給油量は29%増の3万5384キロリットル、構内営業売上高は131%増の21億6800万円。このうち、免税店での売り上げは281%増の11億8100万円となった。来場者数は37%増の103万2000人、駐車場利用台数は26%増の11万台であった。

2024年 3月20日
中部国際空港は3月19日、障がい者が出発前に気持ちを落ち着かせる「カームダウン・クールダウンスペース」を、LCC専用の第2ターミナル(T2)にも設置すると発表した。自閉症者などが出発前にパニック状態になった場合、他者からの視線が遮られた場所で気分を静めてから出発できるようにするスペースで、3月26日から国内線と国際線に1か所ずつ設ける。いずれも保安検査通過後の制限エリアに設置し、予約不要かつ無料で利用できる。カームダウン・クールダウンスペースには岐阜県産の木材をを使用し、岐阜県立森林文化アカデミーのワークショップで提案されたものベースとして、製造は岐阜県高山市の飛騨産業が手掛けたという。

2024年 3月17日
ユナイテッド航空は5月7日から、中部〜グアム線を減便することを明らかにした。現在は中部を午前に出発しグアムに午後到着する昼便を毎日運航し、月・水・木・日曜は中部を夜出発し、グアムに深夜に到着する夜便を加え1日2往復、計週11往復している。減便となるのは中部発の夜便で、同日からは昼便のみの1日1往復の運航となる。機材はボーイング737-800を使用する。運航を継続するUA136/137便のフライトスケジュールは、中部発のUA136便が中部11:30発、グアム16:00着。グアム発のUA137便がグアム07:25発、中部10:15着となっている。

2024年 3月15日
シンガポール航空は3月14日、名古屋就航35周年を記念したキャンペーンを始めると発表した。シンガポール航空は1989年10月30日に名古屋空港へ就航。当時は福岡を経由し、ボーイング747-200で週3往復運航していた。1996年6月からは1日1往復のデイリー運航を開始し、中部国際空港が開港した2005年2月には名古屋空港から移転した。キャンペーン運賃は中部発シンガポール行きと、シンガポール以遠の17都市を対象に、エコノミーとビジネスの両クラスでプロモーション運賃を設定、3月21日に発売開始し3月27日までの1週間販売する。シンガポール行きはエコノミーが5万260円から、ビジネスが17万1860円からで、搭乗期間は2024年10月1日から2025年3月17日までとなっている。

2024年 3月14日
中国東方航空は2024年夏スケジュール期間において、中部〜上海線を段階的に1日4往復に増便すると発表した。2024年夏スケ期初の3月31日からは、MU719/720便を週4往復から1日1往復のデイリー運航に増便する、また、4月23日(中部発は翌日)からMU291/292便を1日1往復のデイリー運航で再開し、4月26日(同)からMU229/230便を1日1往復のデイリー運航で新規就航する。同路線は2023年5月18日から約3年3か月ぶりに週2往復で運航を再開し、同8月1日から週5往復、同8月18日から1日1往復、同10月5日から週10往復、2024年2月26日から週11往復に増便していた。グループの上海航空の1日1往復を合わせると、1日5往復体制で運航することになる。

2024年 3月13日
中部国際空港は2024年3月12日、ベトナムで22の空港を運営するベトナム空港公社(ACV)との間で、2024年3月10日に姉妹空港提携を締結したことを発表した。この姉妹空港提携は日本とベトナムにおける強力かつ多岐にわたる2国間のパートナーシップを礎に、お客様サービス・顧客体験を最優先に、航空サービスの水準向上、観光の促進、そして日本の中心に位置する中部地方と、ベトナムの北部から南部地域にわたる各都市とのつながりを強化することを目的とする。この姉妹空港提携の最初の取り組みとして、両社の経営陣が共同でフバイ国際空港(フエ)を訪問し、新規路線の開設およびサービス品質の改善に向け、意見交換を行ったことを明らかにした。中部国際空港の姉妹空港提携は、2005年2月のドイツ・ミュンヘン国際空港に続き2例目となる。

2024年 3月12日
ベトナム航空は3月11日、2024年夏スケジュール(3月31日から10月26日)の日本路線計画を発表した。ホーチミン〜成田線とハノイ〜福岡線を減便するものの、運航中の10路線を継続し週60往復運航する。中部発着路線ではハノイ〜中部線が1日1往復のデイリー運航、ホーチミン〜中部線が週5往復の運航を継続する。フライトスケジュールはハノイ〜中部線は毎日運航で、ハノイ発VN346便がハノイ00:15発、中部06:55着。中部発のVN347便が中部09:30発、ハノイ12:45着。ホーチミン〜中部線は月水木土日の週5往復運航で、ホーチミン発のVN340便がホーチミン00:05発、中部07:30着。中部発のVN341便が中部09:00発、ホーチミン12:45着となっている。

2024年 3月 8日
春秋航空は2024年4月27日より、中部〜上海線を1日1往復のデイリー運航に増便する計画であることが明らかになった。既に増便分の予約の受付を開始している。現在同社の中部〜上海線は、水曜日・金曜日・日曜日の週3便の運航となっているが、4月27日から残る曜日の運航分を追加してデイリー化する。フライトスケジュールは上海発の9C8601便が上海11:00発、中部14:25着。中部発の9C8602便が中部15:25発、上海17:15着となっている。

2024年 3月 5日
中部国際空港は3月16日(土)と17日(日)の2日間、セントレア定番のハワイイベント「空フラHAWAII」を開催する。東海地方のハラウによる華やかなステージパフォーマンスに、可愛いハワイアン雑貨やアパレルなどが並ぶハワイアンショップが多数登場する。出店ショップは、ピックザハワイ/クウレイハワイ/ハレクーアイレア/アミナコレクション/ククイ/リノリノアロハ/ラニカイハワイ/ナニプア/マリーズ/ラブアロハ/マハロ/マウオアフ/ホククラフト/ハワイアンパラダイスコーヒー/エンゼルズバイザシー/ハウピア。開催場所は第1ターミナル4階「イベントプラザ」で、時間は両日とも9:45〜19:00。観覧は無料。

2024年 3月 4日
JALは2024年春より、「JAL SMART AIRPORT」を中部・大分・熊本・鹿児島空港に順次展開する。「JAL SMART AIRPORT」は事前チェックイン不要、保安検査へ直行、預け荷物のセルフ化、手荷物検査の待ち時間短縮など、空港での手続きを簡略化して搭乗までの時間を短縮するサービスで、今回の展開では、バーコードリーダーと計量器が一体化した新たな手荷物引換証発行機を、日本で初めて導入する。また、自動チェックイン機と手荷物引換証発行機を使いやすい導線に配置することで、チェックインおよび手荷物預けの待ち時間を大幅に短縮。さらに、チェックインカウンターの刷新を行い、洗練されたデザインやデジタルサイネージにより手続き情報を分かりやすく表示するとともに、接客窓口として「Special Assistanceカウンター」を設置し、利便性向上を目指すとしている。「JAL SMART AIRPORT」は今回の4空港と対応済みの羽田・伊丹・新千歳・福岡・那覇空港とあわせて9空港になる。

2024年 2月27日
大韓航空は2月26日、2024年夏スケジュール(2024年3月31日から10月26日)期間における日本路線の運航計画を発表した。それによると、2023-2024年冬スケジュール期間に再開した地方路線も概ね継続し、日本各地から17路線を週197往復運航する。中部発着便はソウルから1日2往復、釜山から同1往復の計1日3往復を運航。フライトスケジュールは仁川〜中部便が仁川発のKE741便が仁川10:45発、中部12:40着、KE743便が仁川19:05発、中部21:05着。中部発はKE744便が中部09:15発、仁川11:20着。KE742便が中部13:50発、仁川15:45着。釜山〜中部便は釜山発のKE2133便が釜山13:00発、中部14:25着、中部発のKE2134便が中部15:25発、釜山17:00着となっている。

2024年 2月26日
中部国際空港会社が2024年1月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると国際線旅客数は前年比159%増の32万8100人、国内線旅客数は3%増の42万961人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は40%増の74万9061人となった。国際線のうち、日本人旅客は182%増の10万5300人、外国人訪日客は151%増の22万1400人。旅客便の発着回数は国際線が前年比168%増の2201回、国内線が3%減の4454回。貨物取扱量は国際貨物が14%増の8841トン、国内貨物は2%減の663トン。給油量は24%増の3万7148キロリットル、構内営業売上高は96%増の19億7600万円。このうち、免税店での売り上げは217%増の10億3700万円となった。来場者数は29%増の98万9000人、駐車場利用台数は17%増の10万5000台であった。

2024年 2月20日
JALは2月19日、ボーイング767-300ERを改修した貨物専用機ボーイング767-300BCFの運航を開始した。2月19日に運航を開始したのは成田〜台北〜中部〜仁川〜成田線で、2号機導入後の3月1日からは成田〜中部〜上海〜成田線にも就航する。2025年度には3機体制とし、将来的には国内線でも運航して稼働率を高め、貨物積載率の最大化を図る。また、顧客ニーズに応じてチャーター便や臨時便も設定するという。貨物専用機の導入はJALにとって約13年ぶりとなり、保有する27機(うちリース11機)のボーイング767-300ERのうち、3機を767-300BCFに改修して使用する。

2024年 2月19日
エアアジアグループのタイエアアジアは、中部国際空港と広島空港からバンコク/ドンムアン線の開設を検討していることが明らかになった。同社CEOが明らかにしたもので、福岡、那覇に続く日本の就航地として中部と広島が候補であるとし、今後路線の需要予測などに取り掛かるとしている。就航に際しては、航続距離の問題があることから、今後導入予定のエアバスA321LRを使用することを想定しているとし、路線開設は機材受領のタイミングなども影響するものと考えられる。同CEOは日本がタイ人にとって最も魅力的な旅行先であるとしており、今後も日本路線に注力する姿勢を示しているという。

2024年 2月17日
中国東方航空は中部〜上海線を、2月26日から週11往復に増便すると発表した。現在は木・土・日曜のみ1日2往復、それ以外は1日1往復の週10往復を運航しており、増便となるのは月曜のMU720/719便で、ビジネスクラス8席とエコノミークラス148席の計156席を配置したエアバスA320で運航する。増便分のフライトスケジュールは、中部発のMU720便が中部17:00発、上海18:55着、上海発のMU719便が上海11:55発、中部16:00着となっている。

2024年 2月16日
中部国際空港会社は2月16日、17日の両日、誘導路を転用した新滑走路の増設計画に関連し、パネル展示による地元説明会を常滑市市民会館で開催する。説明する内容は環境アセスメント法に基づいて作成した「準備書」で、大気質や騒音、振動、陸生動物などへの影響評価の結果や、昨年1月に公開した「方法書」に寄せられた234件の意見への会社側の見解をまとめたもの。16日は18時〜20時、17日は9時30分から11時30分に開催。1階展示室にパネルを並べ、説明員が常駐する。準備書は空港会社と県庁、常滑市役所で3月8日まで縦覧しているほか、空港会社ホームページで公表している。

2024年 2月15日
JALは2月14日、運休中の中部〜上海(浦東)線を2024年夏スケジュール期初の3月31日から、週5往復で運航再開すると発表した。する。同路線は2020年3月の運休以来、4年ぶりの再開となる。月曜と金曜を除く週5往復で、現時点で7月11日まで運航するとしている。フライトスケジュールは、上海行きJL883便が中部10:10発、上海12:00着。中部行きJL884便はが上海14:00発、中部17:30着。機材はボーイング737-800(2クラス144席:ビジネス12席、エコノミー132席)を使用。これによりJALの中部空港発着の国際線はホノルル線が週4往復、天津線が週2往復、上海線の週5往復の計3路線となる。

2024年 2月14日
台湾のスターラックス航空は、台北〜中部線の機材を期間限定で大型化すると発表した。2024年夏スケジュール期初の3月31日から5月31日まで、エアバスA330-900(A330neo)を投入し、デイリー運航の週7往復を運航する。A330neoの座席数はビジネスクラス28席とエコノミークラス269席の計297席で、現在のA321neo(ビジネス8席、エコノミー180席の計188席)から期間限定で大型化する。期間中のうち4月7日のみA321neoで運航し、6月1日以降もA321neoへ戻す見通しという。フライトスケジュールは台北発のJX838便が台北14:40発、中部18:30着。中部発のJX839便が中部19:30発、台北21:35着となっている。

2024年 2月13日
中部国際空港会社は空港でのハンドリング業務や保安検査、警備などを担う空港内事業者による合同採用説明・選考会を2月25日に開催する。2024年新卒や第2新卒、経験者などの求職者を対象とし、参加企業はANA中部空港、ドリームスカイ名古屋、スイスポートジャパン、全日警、名古屋エアケータリング、ピュアライン、マイナミ空港サービス、エーシーオー、ライジングサンセキュリティーサービス、KAFCO、一般財団法人・航空保安協会、中部スカイサポート、東海警備保障、中部国際空港旅客サービス、中部国際空港会社の計15社。空港会社のウェブサイトからの事前予約が必要で、受付は午後0時45分から、時間は午後1時から午後5時までで入退場自由。3社以上訪問した人には先着順でセントレアの商品券とグッズをプレゼントする。同社による合同説明会は、昨年の3月20日、12月19日に続いて3度目となる。

2024年 2月10日
愛知県警は9日、中部国際空港空港島の地盤が不均等に沈む不同沈下の影響で、中部空港署庁舎に傾きが出たため、2024年度末にも、空港第2ターミナル内に庁舎を一時移転すると明らかにした。地震で現庁舎が倒壊する可能性は低いとしながらも「可能な限り危険を回避する」としている。県警によると、署は鉄筋コンクリート造り4階建てで、空港開港の2005年に供用を開始したが、11年ごろから駐車場の陥没や、建物同士の接合部に隙間ができるなど影響が顕在化、庁舎は0.16度傾いているという。県企業庁は埋め立て地の特性として沈下は起こり得るが、具体的な原因の検証は難しいとしている。

2024年 2月 8日
中国国際航空グループの深セン航空は、深セン〜中部線を2024年夏スケジュール初日となる3月31日に開設すると発表した。1日1往復のデイリー運航となる。深セン航空は新型コロナウイルス感染拡大前には中部から無錫線を1日1往復、南通線を週4往復就航していたが、現在は2路線とも運航していない。中部〜深セン間は春秋航空が運航していたが、現在は運休が続いている。フライトスケジュールは深セン発のZH8053便が深セン12:45発、中部17:50着。中部発のZH8054便が中部18:50発、深セン22:30着となっている。使用機材はエアバスA320。

2024年 2月 7日
丸紅の子会社「丸紅エアロスペース」と「新明和工業」は2月6日、中部国際空港でビジネスジェット(BJ)の整備事業を開始すると発表した。両社で新会社「JAMS(ジャムス)」を月内に設立し、4月から事業を始める。対象機材は「ガルフストリームG650ER」などの大型BJのほか、中型機の「セスナ・サイテーション」シリーズ、小型機の「ホンダジェット」で、中部国際空港の格納庫で整備する。JAMSの西川社長はBJ整備の現状について、羽田空港は飛来数が多いもののBJ用の格納庫を設置できないこと、近隣の成田空港は24時間運用できないと説明し、中部国際空港は格納庫の設置が可能なことや、24時間運用できる優位性があることから拠点としたという。中部国際空港会社の犬塚力社長によると、BJの発着回数は2023年夏ごろから大幅に増加し、今年度は過去最高となる見通しで、「BJの受け入れを積極的に進めていきたい。新会社設立はありがたいお話だ」と謝意を示した。

2024年 2月 3日
シンガポール航空は現在週5往復で運航している中部〜シンガポール線を、3月4日から1日1往復のデイリー運航に増便する。現在は月・水・金・土・日曜の週5往復を運航しており、これに火・木曜の運航を追加しデイリー化する。機材はボーイング787-10を使用。中部〜シンガポール路線は、シンガポール航空のみが運航しており、同じスターアライアンスのANAとのコードシェアも実施している。フライトスケジュールは中部発のSQ671便が、中部10:20発、シンガポール16:15着。シンガポール発のSQ672便が、シンガポール01:20発、中部08:30着といずれも変更なし。

2024年 2月 2日
中部国際空港株式会社とイオンモール常滑は2月1日、セントレア〜イオンモール常滑間の無料シャトルバスの運行を、2024年3月31日(日)をもって終了すると発表した。両社は「長期間にわたり利用していただき、誠にありがとうございます」とのコメントを発表し、今後は公共交通機関を利用するよう案内している。

2024年 2月 1日
中部国際空港は2月10日と11日の2日間、開港19周年を記念し、「セントレア空港音楽祭2024」を開催する。プロアマ問わず様々なアーティストがジャンルを越えて登場し、セントレアに彩りを添える。2月10日(土)の総合司会は東海ラジオアナウンサーの源石和輝で、出演アーティストはスギテツ、名古屋ヴィルトゥオーゼン、あきいちこ、かおさんと仲間たち、TOHO MARCHING BAND、MRKTS.(マーケッツ)、愛知産業大学工業高校マーチングバンド部、Centrair Music Circle “A.I.R.”で開催時間は11:00〜16:30。2月11日(日)の総合司会はタレント兼ミュージシャンの河原龍夫で、出演アーティストはケン・バルディス/高橋誠/伊藤昌司、神谷茂良&津軽三味線 宙(わいん) 加藤佑典/佐久間翔太/加藤弘治、Ha-san & AMY BAND、リバーサイド・ストンパーズ、渡辺美香・河原龍夫・日本介助犬協会 介助犬PRステージ、名古屋芸術大学 iCANDY、フリーヒルズジャズオーケストラ、聖霊中学・高校オーケストラ部で開催時間は11:00〜16:50。場所は第1ターミナル4階「ベントプラザ」で、空港ピアノ「ひこうピ」は、2月10日(土)10:00〜2月11日(日)17:00までの間、公開中止となる。

2024年 1月31日
中部国際空港は第1・第2ターミナルを結ぶ無料連絡バスに、水素で動く燃料電池バスを導入し、30日に運行を始めた。車種はトヨタの「SORA」で79人乗り。これまでディーゼルバスを走らせていた早朝から深夜までの運行時間のうち、午前5時35分から午後2時の便を燃料電池バスに置き替える。空港で燃料電池バスを走らせるのは関西国際空港に次いで全国2例目となり、空港会社によると、年間でおおむね20トンのCO2削減につながる見込み。空港会社の犬塚社長は「連絡バスは1日に600人強が利用しており、お客さまとともに脱炭素化に取り組みたい」と述べた。

2024年 1月27日
名古屋税関中部空港税関支署は、2023年の中部国際空港の貿易概況を発表した。それによると輸出額はアジア向けの半導体をはじめとする電子部品の減少などで、前年比8.5%減の1兆2080億円となり3年ぶりに減少した。輸入額は欧米向けの航空機や自動車などのエンジン部品が増え、円安も影響し前年比6.2%の1兆785億円と2年連続で増加となった。輸出額と輸入額の差引きは3年連続の輸出超過となった。

2024年 1月26日
中部国際空港会社が2023年12月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると国際線旅客数は前年比198%増の32万5900人、国内線旅客数は2%減の45万2240人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は36%増の77万8140人となった。国際線のうち、日本人旅客は227%増の11万2300人、外国人訪日客は185%増の21万3000人。旅客便の発着回数は国際線が前年比192%増の2073回、国内線が6%減の4492回。貨物取扱量は国際貨物が5%減の1万734トン、国内貨物は1%減の993トン。給油量は13%増の3万9964キロリットル、構内営業売上高は94%増の21億300万円。このうち、免税店での売り上げは228%増の10億2500万円となった。来場者数は29%増の104万2000人、駐車場利用台数は17%増の11万台であった。

2024年 1月24日
名古屋鉄道と国内大手航空各社は、中部国際空港利用者の手荷物を名鉄名古屋駅近くのメンズ館1階「名鉄商店」で預かり、目的地の空港へ直送する実証実験を実施する。実証期間は2月の数日間となる見通しで、中部〜新千歳便の利用者が対象となる。ウェブチェックインなどで事前に手続きを済ませ、空港での待ち時間を解消する「オフエアポートチェックイン」の一環で、利用者は空港到着後チェックインカウンターに立ち寄ることなく飛行機に乗り、新千歳空港で手荷物を受取る。札幌市内から中部国際空港へ向かう場合、札幌駅で荷物を預け、中部国際空港で受け取ることができる。航空業界では新型コロナウイルスで落ち込んだ航空需要が回復し、チェックイン業務などを担うグランドスタッフの人手不足が深刻化しており、事前に手荷物を預かり手続きを済ませることができれば、空港での業務軽減にもつながると期待している。

2024年 1月23日
国土交通省中部空港事務所と中部国際空港会社は、1月2日に羽田空港でJAL機と海保機が衝突、炎上した事故を受け、国土交通省が9日にまとめた対策に基づき滑走路の誤進入防止に向けて、5分野で緊急着手した。滑走路と誘導路の境、進入手前の路面に施している12か所の黄色の停止位置標識を、パイロットの注意をひきやすいように高輝度の塗料で塗り替えた。事故があった羽田C滑走路に続き、中部では14日未明に実施した。管制塔では誤進入があった際に知らせるモニターを設置していたが、17日から画面を監視する担当者を常時配置する運用に改めた。さらに離陸順をパイロットにあらかじめ伝達するのは15日に中止。また、パイロットと管制官による緊急会議を近く開催して、管制用語の改善など両者の交信内容を検討するとしている。

2024年 1月16日
FDAは1月16日、2024年夏スケジュール初日の3月31日から、中部〜出雲線を就航すると発表した。中部国際空港発着路線は2023年3月に開設した高知線に次いで2路線目となり、中部国際空港から出雲空港への路線は2005年2月17日の同空港開港以来これが初。中部〜出雲線は1日1往復の運航で、県営名古屋〜出雲線を合わせると、1日3往復で名古屋と出雲を結ぶことになる。運航スケジュールは今後決定する。使用機材はエンブラエルのERJ170又はERJ175。

2024年 1月15日
中部国際空港は2024年2月17日(土)・18日(日)の2日間、「第8回航空ファンミーティング」を開催する。2017年から定期的に開催されているイベントで今回で8回目となる。イベント監修として航空写真家のチャーリィ古庄氏を迎え、航空各社や関係会社の協力のもと開催される。開催時間は両日とも10時から15時で、会場は第1ターミナル4階イベントプラザ及び3階特別待合室。イベントプラザではチャーリィ古庄氏が参加するトークショーなどのステージイベントを開催するほか、各社がブースを出展し様々な催しが行われる。3階特別待合室では航空ファン自身がブースを出展し、航空グッズ販売やレアグッズの展示を行うこともできる。1月19日(金)までの事前申し込みが必要で、出展費用は無料となっている。

2024年 1月13日
名古屋出入国在留管理局中部空港支署は、12月22日から1月3日までの年末年始期間の中部国際空港利用による出入国者数を発表した。それによると出国者が8万6720人、入国者が6万8860人で、出国と入国を合わせた総数は15万5580人となった。前年比では175%と大幅増となったが、新型コロナウイルス感染症流行前の2019年末から20年始の56%に留まった。出国者の行き先別では韓国が最多の2万2400人で、台湾、中国、香港、フィリピンと続いた。

2024年 1月10日
JALとANAは9日、中部国際空港における年末年始期間(12月28日から1月3日)の搭乗実績を発表した、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行された影響で旅行や帰省の動きが活発化し、JALは国内線・国際線とも前年実績を上回ったが、ANAは路線廃止が影響し減少した。JALの旅客数は国内線は前年度比6.1%増の2万5082人、国際線が約2.6倍の1675人だった。しかし、コロナ禍前の19年度比では国内線は1.5%減まで回復したが、国際線は82.1%減に留まった。ANAは国内線のみの運航で、旅客数は前年度比5.0%減の5万9260人だった。出発のピークは両社とも12月30日で、到着のピークはJALが12月29日、ANAは1月3日だった。

2024年 1月 5日
チャイナエアラインは、2024年3月2日より中部〜台北線を段階的に増便する計画であることが明らかになった。現在同路線はCI150/151便が週7便のデイリー運航となっているが、3月2日からはCI154/155便の運航を週4便(火水土日)追加して週11便体制とする。また2024年夏スケジュール開始と共にデイリー運航として、同路線をダブルデイリー化する予定となっている。増便となるCI154/155便のフライトスケジュールは、台北発のCI154便が台北07:30発、中部11:20着。中部発のCI155便が中部12:20発、台北14:30発。使用機材はボーイング737-800又はエアバスA330-300となっている。

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