県営名古屋空港の「なう」をご紹介します。JALの経営破たんによるグループ会社「ジェイエア」の撤退、「FDA(フジドリームエアライン)」の拠点化を経て、小型コミューター空港として山あり谷ありの経過を歩んできた県営名古屋空港。そして2015年1月5日、名古屋空港に隣接する工場でのMRJ製造を踏まえ、新たに「三菱航空機」の本社が移転してきました。
 一時は国内線定期便絶滅の危惧さえあった県営名古屋空港でしたが、FDAの定期便による利用者数も年間70万人を超えました。加えてこれからMRJの製造が本格化すれば、納入前の試験飛行など今よりもさらに航空機の離発着が増え、ますます元気になっていってくれることでしょう。


★MRJのフライトラインが17番スポットから15番に代わったと思ったら・・・

  


 2016年12月3日、名古屋空港に行ってみると、三菱エプロンを囲うように土のう袋が置かれていました。


まるで三菱エプロンを包囲するかのように・・・


MRJがフライトラインに使っている16・17・18番スポットの向こうまで続いていました。


この日は御嶽山もきれいに見えました。噴煙も沈静化しているようです。


NOTAMをチェックしてみたところ、新しい情報が載っていました。


これが2017年2月17日までのもの。今回スポット1と2が小型機用に細分化されました。


そしてこちらが2月17日以降のもの。W8が使用可能になるようです。

 2016年12月3日(土)、めちゃくちゃいい天気でしたが、MRJの飛行試験もKC-767のフライトもなく、何とも静かな名古屋空港でした。この日展望デッキに着いてまず気になったのは、三菱エプロンを囲うように置かれた土のう。そういえば、今週行われたMRJの飛行試験のフライトラインが15番スポットになっていたことを思い出しました。

 帰宅してNOTAMをチェックしたところ、11月30日からの新たな情報が出ていました。スポット関係ではエプロン南端のスポット1と2が変更になっていました。そして三菱エプロンを囲うように置かれた土のうですが、来年2月17日以降はW8が使用可能になるようですので、おそらくその準備を行うための工事規制なのでしょう。




台湾からセレブなご一家を乗せて「N899CH」飛来

  


 2016年11月25日、セントレアAPRに聞き慣れないコールサイン「ノベンバー・エイトナイナーナイナー・チャーリーホテル(N899CH)」が交信してきました。

 着陸したのは午後0時53分、機体はガルフ?窓の形状が違う。これ何?

 あとで調べたら「ウェルズ・ファーゴ・ バンク・ノースウェスト」のボンバルディア「BD-700」でした。


ボンバルディアにもこんな機体があったのですね。

どこから飛んできたのか?

どんな人が乗っているのか気になります。


朝日航洋がハンドリングし、スポット「14D」に入りました。


 ウェルズ・ファーゴ・バンク・ノースウェストって、以前にも一度「N344RS」というガルフストリームが来たことがありました。

 降りてきたのはアジア系の女性3名。日本人ではなさそうです。

 あとから男性1名も降りました。4名家族でチャーターですか。リッチですね。


ようやく青空が戻って来たので、きれいな写真が撮れました。

台湾から「N889CH」飛来
  


 Flight Awareに飛行記録がありました。台北から飛んできていたのです。じゃあ、あの4名は台湾のお金持ちということなのでしょう。
 2016年11月25日(金)、MRJ2号機の試験飛行中に、珍しいビジネスジェットがやって来ました。機体は「ウェルズ・ファーゴ・バンク・ノースウェスト」所有の「ボンバルディア BD-700」という航空機でした。コールサインでもある「N899CH」という登録番号はアメリカ籍なのですが、この機体の飛行記録には台北を中心にアジアを飛び回っているものが残っていました。

 着陸した機体を見たとき、私はガルフストリームかと思ったのですが、あとで調べてこれがカナダ・ボンバルディアの「BD-700 Global Express」という機種であることがわかりました。あらためて見てみると、なるほど「CRJ700」などと似たシルエットであると思いましたね。それにしてもこんなビジネスジェットをチャーターして旅する台湾人って、どんなセレブなのでしょうね。




MRJ塗装工場建設現場最新情報

  


およそ1か月ぶりに塗装工場建設現場をウォッチしました。

 
 建物の破風部分が出来てきたので、外観がわかるようになってきました。

 
工場内部は3ブロックに分かれているようです。

 
こちらが向かっていちばん右側の内部。この先どんなふうになっていくのでしょう。

 2016年11月20日(日)、およそ1か月ぶりに塗装工場建設現場をウォッチしました。1か月前と比べると、工場正面の破風部分が出来始めていました。この建物は塗装工場と整備工場の合体工場のはずなので、3つに分かれている工場内部は塗装工場エリアと整備場エリアに分かれることになるようです。

 先にしゅん工した「最終組立工場」と比べると、奥行きが短い建物なので、その分、横幅が広く感じます。今後も1か月単位で定点観測を続け、この建物がどのように変わっていくのか見届けようと思います。




あいち航空ミュージアム建設現場最新情報

  


 エアポートウォーク駐車場の一角をバリケードで囲い、あいち航空ミュージアムの建設工事が始まりました。

 
 エアポートウォーク駐車場の滑走路寄りから見た風景。写真左の建物がエアポートウォークです。

 
これがミュージアムの全景とは思えませんので、今後拡張されていくのでしょう。

 
エアポートウォーク4階から見た風景。バリケードで囲われたエリアはかなり広いです。

 
 工事用バリケードに掲出されているあいち航空ミュージアムの完成予想図。

 
 展示イメージ図の中のMRJが全長35.8mなので、建物の大きさは横100m×奥行50〜60mくらいあると思います。
 あいち航空ミュージアムの建設工事が始まりました。場所はエアポートウォーク駐車場の北端。小型機エプロンのすぐ横。現在は縦横20mくらいの大きさの工事用仮囲いがあります。何だかこじんまりとしたものが出来てきたというのが率直な印象です。

 以前愛知県のHPに公開されていたミュージアムの展示イメージ図から推測すると、建物のサイズはこんなものではないと思います。この先、どのように工事が進んでいくのか、こちらも定点観測していこうと思います。




MRJ塗装工場建設現場最新情報

  


およそ1か月ぶりに塗装工場建設現場をウォッチしました。

 
 建物の鉄骨は西側に向かって伸びていました。しかし、奥行きはあまり大きな工場ではなさそうです。

 
まさかここまで建物は建設されないでしょう。

 2016年10月16日(日)、およそ1か月ぶりに塗装工場建設現場をウォッチしました。さすがに1か月経つと、工事の進捗がはっきりとわかりました。建物の鉄骨は敷地のいちばん西端方向へ伸びていました。

 塗装工場はどれほどの規模かわかっていませんが、ラインのように流れていくとは思えないので、奥行きはそれほどではないのではと思っているので、手前に残っている敷地はエプロンにのなるのではないかと想像しています。




静岡エアコミュータのサイテーション飛来

  

静岡エアコミュータのJA359Cがやって来ました。

駐機したのはFDA便が使用する12Cスポット。


それもそのはず、この機体はFDAの親会社「鈴与」などが保有しているのです。

 到着後、パイロットが自分で車止めを設置し・・・。

機体のチェックも自分たちでやっていました。


尾翼には「清水エスパルス」のマスコット「パルちゃん」が描かれています。


名古屋空港にはFDAのパイロットを迎えに来たようでした。記念撮影していましたよ。

 午後2時10分過ぎに到着したばかりなのに・・・。

もう午後2時50分にタクシーアウト。


おひとりのパイロットを迎えに来ただけなのでしょうか。リッチですね。


午後3時ちょうど、W-2からインターセクションDEPして行きました。


ディスティネーションはもちろん静岡です。

 2016年10月10日(月・祝) 、午後2時過ぎにコールサイン「JA359C」で飛行してきた機体が着陸しました。機体レジ番号を聞いただけではピンと来ませんでしたが、垂直尾翼に貼られている「清水エスパルス」のマスコット「パルちゃん」を見たとき、この機体がFDA関連のものであることを思い出しました。

 機体はFDAの親会社「鈴与」などが保有するもので、静岡エアコミュータが運航しています。この日は名古屋空港まで、1人のFDAパイロットを迎えにきたようでした。搭乗されたFDAのパイロットが何のために静岡に行くのかはわかりませんが、もしかしたらFDAのフライトシミュレーターは静岡空港にしかないそうなので、飛行機に乗って飛行訓練を受けに出発したのかもしれません。




トヨタ所有のガルフストリーム「N801TM」ランディング

  

 久しぶりにトヨタ所有のガルフストリーム「N801TM」のランディングに遭遇しました。

 それほど大きな機体ではないのですが、ウイングスパンが長いんですよね。


うわ、ランディングの瞬間が曇っちゃった!


この日はどんなVIPを乗せて来たのでしょうか。


うーん、このアングルから見るのが、いちばん主翼が長く見えます。

 名古屋空港では朝日航洋がハンドリングしているため、エアロアサヒのハンガー前へ向かます。

 ここがいつもの定位置なのですが、ちょうどプライベートジェットターミナルからの通路が邪魔なんです。

トヨタ所有のN801TMがランディング
  

 2016年10月2日(日)、お昼過ぎにトヨタ所有のガルフストリーム「N801TM」が飛んできました。名古屋空港ではそれほど珍しい機体ではありませんが、FDAと自衛隊、それにMRJ以外で飛行している機体としては最大級のビジネス機です。

 この日どこから戻って来たのかわかりませんが、この航空機に乗れるのはVIPの方だけでしょうね。トヨタ所有のプライベートジェットは、このN801TMのほかにもN803TMもあります。ただし、正確に書くとトヨタはトヨタでも、日本のトヨタ自動車ではなく、アメリカのトヨタモータースセールスらしいですけど。




ウエルズ・ファーゴ・バンク・ノースウエストのガルフストリーム

  


2016年10月9日の午後、名古屋空港にやってきたガルフストリーム550。


私はF-1日本GPに関係しているのかと思っていましたが、どうも関係ないようですね。

機首部分をアップで撮影。

リアエンジンがガルフストリームらしい。

 2016年10月9日( 日)午後、N344RSというアメリカ籍のガルフストリームが飛来しました。私はてっきり鈴鹿で開催されていたF-1日本GP関係なのかと思っていましたが、ネットの情報を総合すると、どうもF-1とは関係なさそう。

 この機体は関空から飛来したもので、丸2日間名古屋空港でお休みしたのち、10月11日に成田に向かって飛んで行きました。この機体は所有者の要望で航空便リアルタイム追跡に表示されません。いったいどんな人が利用しているのでしょうね。




★カナダ籍の珍しいPJ飛来

  

名古屋空港には初飛来となるC-GJPG。

ハンドリングが朝日航洋なので駐機場所はココ。


そのため、ビジネス機ターミナル北側の階段からがベストな撮影ポジションでした。


10月3日午後2時頃、岡山に向かって離陸するC-GJPG。

 2016年10月1日、名古屋空港にカナダ企業「グレート・パシフィック・キャピタル」が所有するファルコン900が飛来しました。登録レジはC-GJPG。日本に飛来したのも羽田に続いて2度目とか。展望デッキのマニアたちは、こいつがいつ出発するのか待っているようでした。

 結局離陸したのは3日で、行き先は岡山だったようですが、韓国から名古屋空港に飛んできて、次に向かったのが岡山ってどういうことだったのでしょうね。単に日本でのハンドリングをしたのが、名古屋空港ベースの朝日航洋だったからだけでしょうか。




MRJ用新駐機場建設現場最新情報

  


 2016年9月10日(土)、久しぶりに名古屋空港北端の「MRJ用新駐機場」建設現場に行ってきました。 すでに南半分の「その1工区」は完成しているようでした。


いちばん南端のみかんを輪切りにしたようなマークの場所は何をするところなのでしょう?


この先に「その2工区」があるのですが、こちらはまだ整地が終わったところでした。

 2016年9月10日(土)、久しぶりに駐機場建設工事現場を見てきました。駐機場南半分の「その1工区」はすでに完成しているようでした。このあたりは航空館boonや神明公園の展望台の正面なので、完成したMRJが駐機される頃には、なかなかすばらしい眺めになること間違いなしです。

 いっぽう北側の「その2工区」はまだ整地が終わった段階で、これから舗装工事やライン引き、照明塔設置などが行われることになります。ここに駐機するのは航空会社に引き渡される前の完成したMRJしかないわけです。整備するのにいくらかかったのかわかりませんが、それでも採算が取れるということは、ここの使用料は意外に高いということなのでしょう。




MRJ搬入通路建設現場最新情報

  

 
敷地内エプロンも完成したMRJ最終組立工場。


もういつでもここに完成したMRJを並べることができそうです。


そしてこれが空港制限エリアへのアクセス通路。すでに先日5号機が通りました。

門扉はすでに先回の際にも付いていましたね。

すごい頑丈な門扉が付いたものです。


道路から見た「MRJ最終組立工場」。そんなに厳重な外構ではありません。


こちらは塗装工場建設現場。思ったよりも小さな工場のようです。

 2016年8月20日(土)、 まさかこの未明に5号機が道路を渡るとは思ってもいませんでしたので、5号機のニュースは驚きそのものでした。ただ、最終組立工場も空港制限エリアへのアクセス通路もすでに完成しているので、飛行試験機とはいえ、MRJがここを通ることは普通のことだったのかもしれません。

 いっぽう、空港アクセス道路の北側で建設の続く「塗装工場」のほうは、鉄骨の半分ほどを組み上げたところです。最終組立工場建設の際と比べると、あと半年もすればこの建物も完成すると思われます。まだ量産機は飛行機のカタチになっていないはずなので、あと数か月後に、ANAに引き渡される量産初号機がここでANAカラーに塗られることになりそうです。




ドアラとライコウその2

  

 
W-7から北が閉鎖されている現在の名古屋空港誘導路。

 
ノータムですとこのように案内されています。閉鎖期間は2017年2月17日まで。


 そしてこれが「ILS Z RWY34」のチャート。ドアラは東山動物園の上空のようで、私はナゴヤドームのマスコットキャラクターのドアラからと思いましたが、どうも東山動物園の「コアラ」のことのようですね。

 
 こちらが「VOR A APR」のチャート。もともとチャートはアルファベット表記なので、ライコウではなく「RAIKO」なのですが、この位置は江南市の北にある「川島スポーツ公園」付近と思われます。やはり「ライコウ」の由来がわかりません。
  インターネットって便利ですね。チャートがカンタンにダウンロードできちゃうんです。さっそく名古屋空港の離着陸コースのチャートと、空港情報のノータムを入手しました。いちばん上の空港図面が閉鎖中の誘導路を案内したノータム。MRJが飛行試験のベースに使っている17番スポットもノータム上は閉鎖区域になっています。

 さて、空港チャートを入手した理由はもちろん、「ドアラとライコウ」について調べるため。まずはILS Zでファイナルする際の「ドアラ」ですが、予想通り空港手前6マイル付近にありました。ここは東山動物園の真上と思われるので、ドアラの正体は東山動物園の「コアラ」だったようです。コアラでもよかったのではないかと思いましたが、アルファベットのCはOと見間違える可能性があるので、あえてDにしたのかもしれませんね。

 もう1つのVOR Aでの「ライコウ」ですが、チャートの表記は「RAIKO」なので、正確には「ライコ」ですね。場所は江南市北部の木曽川沿いにある「川島スポーツ公園」付近と思われます。この付近にライコ(もしかして「ご来光」かな?)を連想させるものは見当たりません。私がこのあたりで「ご来光」から連想するものといえば、一番近くて「金華山」でしょうかね。




ドアラとライコウ?

  

 
FDAの朝便が全便出発したフィンガーコンコース。


以前立ち合いをしていた12Cへのラインも描かれました。

 2016年7月下旬、名古屋空港のIFRが変更になりました。SIDに関しては何が変わったのかわかりませんが、ホウバやモリツなどが「2」から「3」にチェンジ。ほかにはRW16使用時のIFRが「VOR DME アルファ アプローチ」から、IFRが「VOR アルファ アプローチ」に変更されました。これらは実際にフライトしないと、実際のところ何が変わったのかわからないのですけど、もう1つ大きな変化がありました。

 それは名古屋空港へのファイナルアプローチの際のポジションに「ドアラ」と「ライコウ」が加わったのです。ドアラはRW34使用時の「6DME」の代わりなので、おそらくドアラはナゴヤドームを意味するのでしょう。片やRW16使用時の「ライコウ」については、今のところ何を意味して命名されたのかわかりません。江南あたりでライコウを連想させるものとは・・・???




MRJ搬入通路建設現場最新情報

  

 
MRJ最終組立工場から空港制限エリア入るためのアクセス通路建設現場。


道路は半分ずつ閉鎖してコンクリート舗装が行われています。

すでにすごく頑丈そうな門扉が付きました。

門扉は北側への片開きのようです。


そしてこれが門扉の中。現在は通路中央部分のコンクリート舗装が完了したところ。

 MRJ最終組立工場側を見ています。工場はすでに稼働しているとのことですが、ひっそりとしています。

 ここは最終組立工場の南側。外周道路からのアクセス道路ができるのでしょうか。

 2016年8月7日(日)、久しぶりに最終組立工場から空港エプロンへのアクセス通路建設現場を確認しました。すでに門扉が取り付けられており、完成時の全容が見えてきました。空港エプロンへの通路は現在中央部分のコンクリート舗装が完了したところですので、半分が完成したといっていいでしょう。

 MRJが横断する道路は、現在半分を通行止めにしながらコンクリート舗装が進められています。近くにあった工事用看板を見たら、道路工事の工期は9月末になっていましたので、空港エプロンへの通路建設もまもなく完成するのでしょう。今のところ、ここにMRJ横断用の踏切らしきものが設置される気配はありません。




★中日新聞社の「おおたか2」

  


  これは中日新聞社の社有機JA01CP「おおたか2」です。いつも小型機スポットに駐機されているのですが、あまり飛行しているシーンに遭遇した記憶がありません。


調べてみたところ、リアジェットというメーカーの「Learjet 31A」という機種でした。


エンジンの音はセスナサイテーションと同じ甲高いカンジでした。

 2016年7月23日(土)、 展望デッキウォッチングをしていて、いつも小型機エプロンで出発準備しているだけの「JA01CP」の離陸シーンに遭遇しました。登録レジの最後2桁がCPなので、中日新聞社の社有機であることがすぐにわかりましたが、この機種が何なのかわからないのです。エンジン音はセスナサイテーションと同じなのですけど。

 自宅に戻って調べたところ、リアジェットというメーカーの「Learjet 31A」という機種でした。このサイズの航空機といったら、ほとんどセスナサイテーションなので、リアジェットというメーカーすら聞き覚えがありません。エンジンを機体後方にマウントしているので、まさにリアジェットですけどね。




MRJ用新駐機場建設現場最新情報

  


 2016年7月23日(土)、久しぶりに名古屋空港北端の「MRJ用新駐機場」建設現場に行ってきました。およそ3か月ぶりのウォッチングになります。


このあたりが大山川に近い新駐機場の南端。アスファルト舗装も始まっていました。


航空館boon北側の展望台から見た新駐機場。ここに完成したMRJが並ぶんですね。


造成工事はほぼ終わっているようなので、あとは舗装を行うと完成でしょうか。

 2016年7月23日(土)、久しぶりに駐機場建設工事現場を見てきました。先回来たのが2016年4月23日でしたので、ちょうど3か月ぶりということになります。3か月経ったので先回見た時と大きく変化していました。造成工事はほぼ終了しているようでしたので、まもなく舗装工事が本格化することでしょう。

 この新駐機場建設に伴い、名古屋空港の誘導路は北側の2本が閉鎖されています。今まで季節はRW34を使用することが多かったので影響はほとんどありませんでしたが、北から南へ離着陸することになるこの時期、北側のW-9とW-8が閉鎖されていることで、離陸時の滑走距離が数百メートル短くなっています。

 FDA機は全く問題ありませんが、自衛隊がチャーターする隊員輸送用の大型旅客機の離陸には影響がありそうです。もしかしたら、滑走路を横断して自衛隊側の誘導路を通ってE-6から滑走路に進入し、フルレングスでDEPするかもしれませんね。




MRJ塗装工場建設現場最新情報

  


 今までの定点観測は最終組立工場が中心でしたが、エプロン部分の工事を除いては完成してしまったので、このアングルの写真を撮るのもそろそろ終了です。

 最終組立工場北側の道路横断部分。今のところ「踏切」ができる気配はありません。

 この日は門扉が開けられていました。エプロン部分の工事現場関係者が出入りしているのかも。

 
そしてこれが建物の一部鉄骨が立ち始めた「塗装工場」建設現場です。

 全容がよくわかりませんが、建物は1棟ではないのかもしれません。

 このプレハブはいったい何?工事用の仮設物にしてはずいぶんと立派なのです。

 塗装工場はどんな外観になるのでしょうね。立ち上がった鉄骨を見ると、屋根のコーナー部分が面取りされているようです。

 もう1つ気になったのは、今まで立体駐車場RF階から丸見えだった三菱重工小牧南工場が少し見えにくくなりそうなのです。

  最終組立工場の北側道路を隔てた敷地内に、「塗装工場」の鉄骨が建ち始めました。最終組立工場のほうは新聞などにも完成予想パースが載ったことがあったので、おおむねの最終形態が想像できましたが、塗装工場に関しては新聞報道もほとんどないので、どんなカタチの工場ができるのか、いまだに想像つきません。

 今わかっていることは、建設しているのは1棟ではないということです。確かにここは塗装工場とは言うものの、整備場のような施設も同時にできるはず。これから定点観測の目的はこちら側になります。鉄鋼造の建物はあっという間に大きくなっていくので、次に定点観測する際には、大きく姿を変えているかもしれませんね。




MRJ最終組立工場建設現場最新情報

  


 すでにしゅん工を迎え、そろそろ量産1号機の製造を開始するMRJ最終組立工場ですが、エプロン部分の工事はまだ続いています。

 
ここが最終組立工場敷地内でコンクリート舗装が終わっていないエリア。

そしてこの部分が私の注目の的。最終組立工場から空港エプロンへのアクセス通路建設現場。


最終組立工場側にはすでに門扉も完備しています。


こちらが道路を渡ったMRJが空港エプロンへ入るためのアクセス通路。


こんな狭い幅で通れるんだって、あらためて実感した次第です。

 2016年7月18日(月・祝)、久しぶりに最終組立工場定点観測を行いました。といってもチェックポイントは工場建物ではなく、最終組立工場から空港エプロンへのアクセス通路建設現場を見ること。場所は旧管制塔の駐車場跡地。現在この建物には愛知県航空対策課や国土交通省のMRJ型式認定審査部門が入っているので、完成したMRJの量産機が通るのはうってつけと言えます。

 最終組立工場で完成した機体は北側の空港アクセス道路を横断して塗装工場に行き、そこで発注したエアラインのカラーリングに塗装され、再び最終組立工場の敷地内を通って、今度は空港内道路を横断して空港エプロンへ入って行くことになるのだと思います。2年後にはここを世界中のエアラインのカラーリングを施されたMRJが通るのかと思うと、今からワクワクしてしまいます。




着々と進む名古屋空港の駐機場整備

  


 県営名古屋空港はMRJの量産に備えてあちこちで整備工事が行われていますが、既存の小型機エプロンでもラインを引き直して駐機スポットを増やしています。

 このあたりは以前自家用の小型機とヘリが駐機されていたスペースですが・・・

 再配置後はどのような使い方になるのでしょうかね。ちょっと気になっています。

こちらはフィンガーコンコース付近なのですが、こちらでもラインの下書きを行っていました。

 うーん、これは搭乗客が12Cスポットに向かうコースをラインで書くのでしょうかね。


このあたりはラインの引き直しだけですので、おそらくこれで整備は終了なのでしょう。

 2016年7月1日(金)、この日は朝から小型機エプロンでラインの引き直しが行われていました。目的は完成したMRJを一時保管するためのスポット整備の一環。このあたりに完成機を並べるとは思えませんが、MRJ最終組立工場からの搬入ルートになることがほほ確実です。

 ちょっと前までの名古屋空港は、小型機専用のコミューター空港という性格が強かったですが、現在はMRJを中心とした航空機産業の中核空港に変身しつつあるといったカンジです。今後どんな変貌をするのか、とても興味深く観察しています。




MRJ最終組立工場建設現場最新情報

  


 平成28年6月11日(土)、久しぶりにMRJ最終組立工場の定点観測を行いました。外構工事もかなり進んでいて、塗装工場へのアクセス通路部分も完成していました。


ここがMRJが道路を横断する部分。本当に踏切はできるのでしょうかね。

 
塗装工場側の建設現場。基礎工事が本格化していました。


こちらは最終組立工場の南側。コンクリート舗装もかなり進捗しました。


 そしてエアポートウォーク側を望む風景。気になっていた完成したMRJが空港制限エリアへ入って行くアクセス通路はどうなっかたというと・・・。


やっぱり想像したとおりでした。ここで道路を横断して空港敷地内に入って行くのですね。


 おまけです。立体駐車場屋上階から名古屋駅方面を見た風景。ささしまライブにも1棟高層ビルが建ち始めていました。超高層ビルは現在9棟になっていますね。
 2016年6月11日(土)、久しぶりに最終組立工場定点観測を行いました。このところあまり週末の天気がよくなかったことと、伊勢志摩サミットの飛来機追っかけなどで、1か月以上のブランクができました。それに最終組立工場自体は完成しているので、以前ほどは見た目の変化がなくなってしまったのです。

 先回からの大きな変化は塗装工場へ移動するための道路横断部が完成していました。道路の舗装も分厚いコンクリート舗装になりましたし、MRJが通行するための巨大な門扉もできました。これからは道路を挟んだ北側の塗装工場の建設工事が本格化することになります。

 もう1点、私が以前から気にしていた最終組立工場から空港敷地内へ向かうアクセス通路ですが、やはり想像していた通りで、旧管制塔ビルと中日新聞社のハンガーの間の駐車場だった場所で、工事が本格化していました。この道路自体が空港内の関係者専用道路なので、踏切だろうがゲートだろうが作るのは至ってカンタンなことです。




サミットが終わった翌日の名古屋空港

  


  2016年5月28日(土)、 サミットが終わった翌日のこの日まで名古屋空港の展望デッキが閉鎖されているため、1週間前と同様に神明公園に向かいました。

 おお、いたいたオスプレイ。

この日帰投するのでしょうか。

まずはU-4多用途支援機が出発。

2機飛来していましたが、出発したのは1機のみ。


この時間帯は使用滑走路がRW16だったので、KC-767の横を通過して行きました。


このガルフは機体左右で窓の数が違うのが特徴ですね。


 コールサインは「コスモ」、入間基地所属のU-4多用途支援機です。
 2016年5月28日(土)、伊勢志摩サミットが無事終了した翌日のこの日、私は先週に引き続き航空館Boonのある神明公園に向かいました。この日まで展望デッキが閉鎖されているからなのです。セントレアではすでにスカイデッキが解放されたというのに、こちら名古屋空港の展望デッキがまだ閉鎖されているということは、この日もそれなりの飛来機があるということの裏返しでもあります。

 午前8時30分に到着したときは、小牧基地はまだ静まり返っていました。しかし、神明公園には大勢の飛行機マニアが待っていました。みなさんの狙いは「オスプレイ」のようです。私ももちろんオスプレイは目的のひとつではありましたが、きっともっとすごい収穫があると信じて待つことにしたのです。


C-17A「グローブマスターV」飛来


午前9時40分頃、米軍のC-17A「グローブマスターV」(80056)がやって来ました。


 C-17Aはサミット開催前にオバマ大統領がセントレアからサミット会場までの移動に使用するヘリVH-3D「シーキング」を運んできたときにも飛来していましたので、今度はシーキングを回収しに来たのでしょう。


 C-17Aの垂直尾翼は機体付け根のほうが細く、頂部のほうに広がっていますね。

E-5誘導路から小牧基地に入って行きました。

真後ろから見たC-17A。輸送機独特の形状です。

ともかく大きな機体ですね。

どこに駐機するのかと注目していました。


駐機場所は何と小牧基地エプロンのど真ん中。


機体後方のカーゴドアが開きました。


スロープが降りてきて、搬入準備完了のようです。

 午前9時30分頃、セントレアAPRに「リーチ」というコールサインが聞こえてきました。私はすぐにそれがサミット関連のアメリカ軍のものであると思いましたが、リーチというコールサインを聞いたことがなかったので、「もしかしたらC-17Aかな?」くらいの気持ちで到着機を待っていました。

 神明公園に来たことがある方はご存知と思いますが、ここからは滑走路の南半分が見えません。JAXAの建物が視界を遮っているのです。そのため、この機体も着陸してJAXAの建物の横から突然現れました。初めてC-17の実機を見たのですが、機体形状こそ、C-130HやC-1に似ていますが、機体の大きさはそれらの比ではありません。

 着陸後航空管制隊の隊員から「E-5プリーズ」と指示を受けたものの、E-5がわからなかったのか何度も交信を行っていました。小牧基地に入ったのちC-17はどこに駐機するのだろうと思っていたところ、スポットに入ることなくエプロンのど真ん中にそのまま停止しました。ここで搬入作業を行うようです。


アメリカ海兵隊普天間基地所属の空中給油機「KC-130J」飛来


 午前9時50分頃、アメリカ海兵隊普天間基地所属の空中給油機「KC-130J」がやって来ました。


 C-130といえば小牧基地に配属されている馴染みの機体なのですが、このKC-130Jはエンジンのプロペラが6枚あるんです。

E-5誘導路から小牧基地に入って行きました。

飛来の目的は何だったのかな?


オスプレイといっしょに撮ると、これが小牧基地の写真には見えませんよね。


 小牧基地所属のキャメルとのツーショット。プロペラの枚数のほかにも外観の違いがありそうですが、それが何なのかわかりませんでした。
 午前9時50分頃、セントレアAPRにまたしても聞き慣れないコールサインの便がアクセスしてきました。その後名古屋空港の滑走路に姿を現したのは、アメリカ海兵隊普天間基地所属の空中給油機「KC-130J」だったのです。コールサインを正確には覚えていないのですが、ネットで調べたところ「スモウ」だったようです。スモウって何?もしかして日本の相撲からとられたのでしょうか?

 登録レジは「QD7925」。C-130といえば、ここ小牧基地にも配備されている輸送機で、この機体は空中給油用の装備を搭載しているようです。飛来の目的はC-17A「グローブマスターV」に搭載される大統領移動用ヘリ「シーキング」のためなのでしょう。KC-130Jがエプロンに移動中、駐留しているオスプレイの横を通り過ぎて行ったのですが、ここが小牧基地であることを忘れるほどの風景が広がりました。


マリーンワンになったヘリVH-3D「シーキング」を格納


 午前10時頃、「航空自衛隊小牧基地」と書かれたC-130H用ハンガーが開き、中からオバマ大統領が搭乗したヘリVH-3D「シーキング」が出てきました。

 すでにローターは外され、関連機材たちも梱包されていました。

 VH-3D「シーキング」を先頭して、C-17A(80056)の横までやって来ました。


まずは関連機材たちを搭載し、そのあとVH-3D「シーキング」をゆっくり移動させました。

VH-3Dが搬入口のすぐ手前までやって来ました。

そしてスロープに乗った後はゆっくりと機内へ。

実に慎重な作業が続きました。

そしてVH-3Dの姿は機内へ隠れてしまいました。


搬出入ハッチが閉じて出発準備完了です。

 C-17A「グローブマスターV」が到着してしばらくしてから、「航空自衛隊小牧基地」と書かれたC-130H用ハンガーの扉が開き、中からオバマ大統領が搭乗したヘリVH-3D「シーキング」が出てきました。すでにローターは外され、長旅に出る準備は終わっているようでした。

 ローターが外されたVH-3D「シーキング」は梱包された機材たちといっしょに隊列になっていました。そして隊列はC-17A「グローブマスターV」の搬入口付近までやって来て、少しずつ機内への搭載が始まりました。ヘリ本体が機内に入って行ったのは作業開始から45分ほど経った午前10時45分。ゆっくりとゆっくりと機内に搭載されていきました。


2機目のC-17Aが飛来しKC-130Jが離陸


午前11時17分、2機目のC-17A「グローブマスターV」(80168)が飛来しました。


1機目ともども横田がベースのようです。


C-130HやC-1に見慣れているせいか、C-17Aがすごく大きく見えます。


機体斜め前方を走るのが「FOLLOW ME CAR」です。


今度の機体は管制塔の前付近に止まりました。


2機のC-17Aと5機のオスプレイが揃った小牧基地。


2機目のC-17Aの到着と入れ替わるようにして、KC-130Jがエアボーン。


ディスティネーションは「普天間」。


米軍基地のある地域にお住まいの方は、こんなのが毎日離着陸してるんですね。

 1機目のC-17A「グローブマスターV」にVH-3D「シーキング」を格納し終えた頃、2機目のC-17A(80168)が飛来しました。VH-3D「シーキング」は予備機も合わせ2機あったんですね。つまりあとから飛来したC-17Aがもう1機のVH-3D「シーキング」を回収しに来たわけです。1人の大統領が来日しただけで、これほどの規模の準備とあと片付けが行われたのですね。

 2機目のC-17Aは管制塔の正面付近に駐機されました。ここで再びVH-3D「シーキング」の積み込み作業が見られるわけです。そしてC-17Aが到着したのと入れ替わるように普天間から飛来していたKC-130Jがエアボーンしました。この機体の飛来目的はC-17AへVH-3Dを積み込むためと思っていたのですが、2機目の積み込み作業の前に離陸してしまったので、もしかしたら別の目的があったのかもしれません。


2機目のC-17AにもVH-3D「シーキング」搭載完了

2機目のC-17A(80168)のリアハッチが開きました。

そして折りたたまれたスロープが広がり始めました。

何とも独特な構造になっていますね。

これで積み込み準備完了。


2機目のVH-3D「シーキング」が出てきました。


1機目のときと同じ段取りで、C-17Aの中に格納されて行きました。

そしてスロープが格納されていきます。

スロープを格納したのちハッチが閉まり出しました。


そしてハッチが全閉になり積載作業完了。

 2機目のC-17A(80168)は私たちのいる神明公園に近い位置に駐機していたので、今度はVH-3D「シーキング」の積み込み作業がよく見えました。C-17AにVH-3Dを搭載するのは今回が初めてではないのでしょうが、それにしても見事な格納作業でした。

 このあとC-17Aはナゴヤデリバリーと交信し、フライトプランの承認を受けたのです。ディスティネーションは「横田」。もしかしたら本土まで直行するのかと思いましたが、残念ながら横田にいったん着陸するようです。横田から先のフライトについては、私たちが知ることはできないのでしょうね。


コールサイン「ドラゴン」でオスプレイが出発


お昼過ぎになって、オスプレイたちが動き出しました。

まず最初にタクシーアウトしたのは05号機。

コールサインは「ドラゴン01」。

 ところがナゴヤGNDに「トラブル」と告げて、戻って来てしまいました。

 ローターを立てて左のローターにはしごをかけて点検開始。原因は何でしょう?


続いて02号機が出発しましたがこちらもトラブル発生。


結局最初にタクシーアウトしたのは11号機で、コールサインは「ドラゴン02」。


E-2からインターセクションDEP。離陸方式は航空機のようなカンジですね。

ギアを格納しローターがチルトし始めました。

いやーオスプレイって、不思議な乗り物ですね。


ローターが前方へチルトするに従いスピードが上がっていくようです。

コールサイン「ドラゴン」でオスプレイ離陸@
  

 2機のC-17Aの格納作業が終了したのはお昼を過ぎた頃。私はエアポートウォークのアピタへお昼ごはんでも買い出しに行こうかと思っていたのですが、タイミング悪くオスプレイがナゴヤデリバリーに岩国までのプライトプランの承認を受けてしまいました。もうお昼ごはんどころではありません。本日のメインイベントとでも言うべき、オスプレイが離陸するのです。

 最初にタクシーアウトしたのは05号機でした。コールサインは「ドラゴン01」。ところが動き出した直後にナゴヤGNDに「トラブル」と告げて、元の場所まで戻ってしまいました。何だかいやな予感がするなか、次に動き出したのは02号機。ところが2号機もトラブルと告げてキャンセルしてしまいました。もしや今日は全機フライトキャンセル?」なんて、最悪なことも考えてしまいました。

 しかし、コールサイン「ドラゴン02」でタクシーアウトした11号機は、トラブルを起こすことなくE-2からインターセクションDEPを敢行。ヘリというよりは飛行機のような離陸コースでエアボーン。私たちの前でローターを前方にチルトしながら飛び去って行きました。


残るオスプレイも次々にエアボーン


残るオスプレイは3機。次に出発するのはいったん出発をキャンセルした05号機のようです。

コールサイン「ドラゴン」でオスプレイ離陸A
  

 このとき2機のC-17Aのうち、先に到着した前方の「80056」が動き出しました。

 出発するのでなく、どうやら駐機している場所を移動するだけのようです。


移動させた理由はわかりませんが、おかげでこちらを向いてくれました。

そして02号機がタクシーアウト。

今度は問題なく出発できそうです。


位置を移動したC-17Aの横を通過する02号機。


 コールサインが「ドラゴン○○」だったのか正確に記憶していませんでしたが、E-2からインターセクションDEPしました。


11号機とほぼ同じようにエアボーン。


ギアを格納しローターがチルトし始めました。

 ローターの向きはよく見ていないとわからないくらいゆっくりと変化していきます。

 そしてパイロットの個性なのか、さきほどの11号機よりも回転速度は速い気がします。


ローターが前方へチルトするに従いスピードが上がっていきますね。

コールサイン「ドラゴン」でオスプレイ離陸B
  

  残るオスプレイは3機。一時はトラブル連続でどうなることかと思いましたが、どちらも大したトラブルではなかったようです。今回は5機が離陸するということで、写真とビデオを交互に撮影することにしました。次に出発したのはいったんキャンセルした05号機。残念ながらコールサインを正確に覚えていなかったので、05号機以降が「ドラゴン○○」で飛行したのか正確なことが記述できません。

 5機のオスプレイの離陸シーンを見ていて思ったのは、ローターのチルト速度はいつも同じではないということ。つまりローターの向きを変える速度はパイロットが決められるということです。これが初期の墜落事故につながったのかもしれませんが、今回の5機に関しては極端に早くチルトした機体はありませんでした。

 伊勢志摩サミットのおかげで展望デッキが閉鎖になったりと、困ったこともありましたが、こうして普段はまず飛来することのないオスプレイが5機もやって来たこと。C-17A「グローブマスターV」やVH-3D「シーキング」が見られたことなど、プラスに働いたことも多かったです。


2機のC-17A「グローブマスターV」もエアボーンし撤収作業終了


午後2時を回ったところで、あとから到着したC-17A(80168)がタクシーアウト。

コールサインは「リーチ367」。

ディスティネーションは「横田」でした。


想像していたよりもずっと短い滑走距離でエアボーン。


 日本のC-1もかなり短い滑走距離で離陸できるので、貨物機にとって短い滑走距離での離陸性能は必須条件なのかもしれません。

 飛行騒音もC-1よりもずっと静かでした。

ライトターンして飛び去って行きました。

コールサイン「リーチ368」でC-17A離陸
  

  この日は完全にお昼ごはんを食べそびれてしまいました。オスプレイが飛び去ったのは午後1時過ぎで、残っていたC-17A「グローブマスターV」が離陸したのは午後2時過ぎだったのです。オスプレイは神明公園の丘の上で撮影しましたが、C-17A「グローブマスターV」の離陸は航空館boonの展望デッキで撮ろうと決めました。

 2機のC-17A「グローブマスターV」は順次タクシーアウト。何とE-2からのインターセクションDEPをリクエストしたのです。これには驚きました。私が航空館boonの展望デッキに移動したのは、実はC-17Aの滑走距離が長いと思ったからなのです。

 先に出発したのはあとから到着した「80168」で、コールサインは「リーチ367」、続いて途中で駐機位置を変更した先に到着していた「80056」でした。2機ともほぼ同じ滑走距離でエアボーン。重そうな機体なのに、短い滑走距離で軽々と上昇して行きました。

 これで伊勢志摩サミット関連で小牧基地に飛来していた米軍機はすべていなくなり、普段の小牧基地の風景に戻りました。




名古屋空港も展望デッキが閉鎖に

  


  2016年5月20日(金)からサミットが終了するまでの1週間、名古屋空港の展望デッキも閉鎖中です。

エレベーターは動いていました。

コインロッカーも使用中止になっています。


  試しにエレベーターに乗って3階に行ってみると、ここで規制されていました。3階で利用できるのは喫煙コーナーと多機能トイレのみです。
  伊勢志摩サミットがいよいよ今週の26日と27日に開催されます。これに伴い名古屋空港でも展望デッキの閉鎖とコインロッカー使用中止措置がとられています。コインロッカー使用中止の影響はどれほどかわかりませんが、展望デッキ閉鎖は飛行機マニアのみでなく、知人の見送りに来た人にも影響があります。

 名古屋空港でも警戒レベルを上げているわけですが、それに合わせるかのように米軍の新型ヘリ「オスプレイ」が飛来するなど、小牧基地を併設しているゆえの特別な機体がやって来ているので、展望デッキ閉鎖がちょっぴり憎らしく感じます。




★小牧基地にオスプレイがやって来た!

  


  2016年5月21日(土)、前日に飛来したオスプレイを見るため、名古屋空港の北側にある神明公園にやって来ました。


  いました、いました、オスプレイが5機。


 小牧基地のエプロンがやけに広々としていると思ったら、主であるC-130Hたちが北端に追いやられていました。

 おお、ローターが上を向きましたよ。

 いよいよ出発するようです。

オスプレイ@
  


 午前11時、オバマ大統領の乗る予定の米軍ヘリを先頭に、3機のオスプレイとともに5機編隊で出発しました。

これがオバマ大統領が乗るヘリ「VH-3D」。

3機のオスプレイもゲットしましたよ。

何とも独特なフォルムです。

機体種別はやはりヘリなんでしょうね。


 5機編隊はこののちレフトターンして、セントレアに向かって飛んで行きました。

オスプレイA
  

 2016年5月21日(土)、前日から名古屋空港の展望デッキが閉鎖されてしまたっため、この日はどうしようと思っていたところ、前日にオスプレイが飛来したというニュースを見て、神明公園にオスプレイが飛び立つところを見に行こうと決めました。

 私は余裕を見て午前8時半に到着しましが、すでに大勢の飛行機マニアがやって来ていました。到着したときは5機のオスプレイのローターは正面を向いていました。しばらくしてアンチコリジョンライトが点灯すると、ローターが上向きに回転しました、。そして午前10時30分過ぎ、ついにローターが回りだしたのです。

 動き出したのは午前11時ジャストでした。サミット会場に移動する際にオバマ大統領が乗る予定のヘリVH-3D「シーキング」を先頭に、3機のオスプレイが続きました。5機の米軍編隊は離陸後レフトターンしてセントレアに向かいました。




セントレアへ向かうドリームリフターが上空通過

  


  この時期になるとセントレアの使用滑走路がRW18となることが多くなるため、名古屋空港上空を通過してファイナルアプローチする便が増えます。


  この日のドリームリフターもお昼過ぎに名古屋空港上空を通過して行きました。ただ、ちょっぴり南側を通ったので、やや逆光ぎみなカンジになってしまいました。

 先回目撃したときはやや北側を通過して行ったのでよかったのですけどね。

 こればっかしはどうしようもありません。でも、こんな低く飛んで行くのが見れるだけでもラッキー♪


こちらは2週間前のもの。こんなに写りに差が出るんですよ〜。

 2016年5月14日(土)、 ほとんど収穫のなかったこの日でしたが、ボーイング社が所有するB787の部品運搬用ジャンボ機「B747LCF」通称「ドリームリフター」が上空を通過して行きました。

 この季節のセントレアは名古屋空港よりも南風の発生率が高いらしく、名古屋空港の使用滑走路がRW34のときでも、セントレアはRW18ということがあります。この日もセントレアの使用滑走路がRW18になり、名古屋空港上空をドリームリフターが通過して行ったわけです。

 欲を言うともう少し北側を通過して行ってくれると、もっとフレアな写真が撮れるのですけどね。こればっかしはどうしようもありません。




名古屋空港ベースのガルフストリーム「N801TM」ランディング

  


 休日のこの日、展望デッキに着いて間もなく、トヨタ自動車の社有機「N801TM」がランディング。どこから飛んできたのでしょうか。


 このガルフストリーム機ですが、機体の長さに対して主翼が長く、垂直尾翼に取り付けられた水平尾翼もすごく大きいのです。だから何となくアンバランスに見えます。

 名古屋空港をベースにしているプライベートジェットの中で最大のサイズです。

 登録レジからもわかるように、アメリカ国籍ではありますが、トヨタ自動車の社有機なんです。


朝日航洋前の15番スポットに戻って来ました。


この機体は朝日航洋がハンドリングを行っているのです。

 2016年5月14日(土)、この日、MRJの2号機が地上を転がるのではとの期待を込めて名古屋空港に向かいましたが、残念ながらハンガーから出てくることはありませんでした。小牧基地の訓練も休日だったので、FDAのターンアラウンド時間以外は静かな名古屋空港でした。

 そんな中で数少ない収穫だったののは、朝日航洋がハンドリングしているガルフストリーム機「N801TM」が戻ってきたことでした。この機体は登録籍こそアメリカですが、所有しているのは日本のトヨタ自動車。トヨタのVIPが海外出張する際に飛行しているのでしょうか。詳しいことはわかりません。




久しぶりに航空館Boonの展望デッキへ

  

 駐機場整備工事現場を視察したあと、久しぶりに航空館Boonの展望デッキに寄ってみました。

 このJAXAの建物さえなければ、三菱エプロンと滑走路が見渡せるのですけどね。


 JAXAと三菱ハンガーのすき間から、わずかですが三菱エプロンで行われているMRJのエンジン燃焼試験が見えます。


そしてほぼ正面に空中給油機KC-767の駐機場とハンガーが広がっています。


先日、タッチアンドゴーとミストアプローチを飽きるほど魅せてくれた1号機と・・・。


4号機です。2機は微妙に色が違うのですが、写真になるとわかりづらいですね。

 2016年4月23日(土)、駐機場整備工事現場を視察したのち、神明公園の丘と航空館Boonに立ち寄りました。このあたりは名古屋空港に定期便が就航していた当時はまだ田んぼでした。あの頃今のような丘やBoonの展望デッキがあったら、すごくいい「上がり」の写真が撮れたことでしょう。

 現在はJAXAの建物が邪魔で滑走路を見渡すことができませんが、離陸機の「上がり」を撮影するにはいいポジションです。それと、ほぼ正面にKC-767の駐機スポットとハンガーが見えるので、KC-767の地上作業をウォッチするのに適しています。それとJAXAと三菱ハンガーのわずかのすき間から、MRJの試験風景を見ることができます。


航空館Boon展望デッキからの上がり撮影


展望デッキに着いて間もなく、トヨタ自動車の社有機「N803TM」がエアボーンして行きました。

 こいつはいつもフルレングスで離陸するので、もっと手前で上がってしまうのかと思っていたのですが・・・。

 燃料搭載量が多かったのか、意外に長くローリングしてくれました。


JAXAの建物さえなければ、もっといい離陸機撮影スポットなのですけどね。


 FDAの午前のターンアラウンドの離陸機も撮影しました。まずはパープルの6号機。W‐2からのインターセクションDEPだと、Boonの展望デッキは絶好のポイントになります。


 続いてちょっと太陽が陰ってしまいましたが、ドリームレッドの1号機。同じインターセクションDEPでも離陸重量によって、上昇位置は微妙に異なります。


 そしてフルレングスでエアボーンしたイエローの7号機。フルレングスのわりにはローリングが長かったので、上がりきるまえに捉えることができました。

たまには「上がり」の写真撮影もいいものです。

青空にイエローのカラーリングは映えますね。


 MRJもこのくらいローリングしてからエアボーンしてくれると、ここからでも撮影する気になるのですけどね。今の状態だともっとずっと手前で上がってしまっています。


この写真を撮りながら、昨年11月11日のMRJ初飛行のときのことを思い出していました。

 2016年4月23日(土)、この日、航空館boonに到着したのは午前10時半だったので、ちょうどFDAの午前のターンアラウンドの離陸機を撮影できる時間帯でした。その前にトヨタ自動車の社有機「N803TM」がエアボーン。フルレングスだったのでもっと手前で上がってしまうのかと思っていたら、意外に滑走距離が長くて助かりました。

 そしてFDAの午前便の出発時間となり、定刻午前10時55分発の373便新潟行きのパープルの6号機、午前11時25分発343便高知行きのドリームレッドの1号機、それに午前11時40分発363便青森行きのイエローの8号機を撮影しました。残念ながらこの日の353便花巻行きは運休でした。

 373便と343便はW‐2からのインターセクションDEPだったので心配していませんでしたが、363便はW-1からのフルレングスだったのでもっと手前で上がってしまうのかと思っていたところ、さきほどのN803TM同様に、意外に長く走ってくれたので、結構いい写真が撮れました。




MRJ用新駐機場建設現場最新情報

  


 2016年4月23日(土)、久しぶりに名古屋空港制限エリアの北西に建設中の「新駐機場」工事現場の進捗状況を視察してきました。


 先回来た時と大きな変化はありませんでしたが、道路際の用水路はほぼ完成していました。


数年後には大山川からここまでの間に、完成したMRJが並ぶことになるのですね。

 建設工事現場北端の看板。工期は6月末になっていますが、これがどの範囲のものかは不明。

 その横にある「工事案内板」。この中に工事略図があるので撮影してみました。


 うーん、白っぽくてはっきり写りませんでした。これでわかったのは「その1工区」と「その2工区」があるということくらいでしょうか。
 2016年4月23日(土)、久しぶりに駐機場建設工事現場を見てきました。先回来た時と大きな進捗は感じられませんでしたが、道路際の用水路はほぼ完成。現在は造成工事の真っ最中といったところでしょう。

 駐機場整備工事は名古屋空港北端で行われていて、安全確保のためにW-8誘導路とW-9誘導路を閉鎖して行われているのです。展望デッキからではちょっと遠いので見に来てみたのですが、RW16使用時にフルレングスでローリングするときはどうするのかなぁってのが気になっていたのです。

 FDAが使っているERJ170と175は手前のW-7からのインターセクションDEPで何の問題もないでしょう。小牧基地の自衛隊機は基地側に誘導路があるので問題なし。フルレングスが必要なのは朝日航洋が運航するビジネスジェット機と、三菱重工が行う戦闘機のテスト飛行でしょうかね。もしかしたら、W-7から滑走路を横断してE-5へ入って、小牧基地側の誘導路を通るのでしょうか。




MRJ最終組立工場建設現場最新情報

  


工場の大きな扉にロゴマークが入りました。


こちらが向かって左端のMRJロゴと垂直尾翼マーク。

 
英語だとハンガーなんですね。ハンガーって整備場というイメージですが・・・。


エプロン部分の舗装工事はようやく7割くらい完成でしょうか。


 ここは塗装工場と行き来するための道路横断部分。アスファルトをめくって、コンクリート舗装に替えるようです。


ついに塗装工場も工事が始まりました。


これは最終組立工場の裏側です。資材はすべてここから入れるのでしょう。


 肝心のMRJはというと、1号機は初期フェーズを終了して再び改修中、2号機は現在、連日のようにエンジン燃焼試験を行っています。2号機が大空へ舞い上がるのもまもなくとのことです。

2号機がエンジン燃焼試験
  

 2016年4月23日(土)、恒例の最終組立工場定点観測を行いました。先週末は名古屋空港に来ていないので、2週間ぶりとなりました。といっても実はX-2ステルス実証機の初飛行を見るために、空港自体には来ていたのですけど。

 2週間前に始まっていたゲート扉へのペインティングが完成していました。ロゴマークやMRJカラーの垂直尾翼が描かれると、いっぺんにそれらくし見えてきました。それに英語で書かれた「FINAL ASSEMBLY HANGER」というのがカッコいいです。

 道路を挟んだ隣地では、いよいよ塗装工場の建設が始まっていまました。そしてその塗装工場と行き来するために横断する道路部分の舗装が剥がされ、コンクリートで強化する工事中でした。いくらMRJが小型旅客機だとと言っても、アスファルト舗装のままでは耐えられないようです。




ターミナルビル1階レストラン「つばさ亭」完成

  


  名古屋空港ターミナルビルの改修工事で、最後まで残っていた1階部分の工事が、2016年4月21日をもって完了しました。


新たしくなったレストランの名前は「つばさ亭」。


 なかなかユニークな構造ですよ。正面はちゃんとした店側構えですが、側面はこのようにオープンなんです。

 そしてつばさ亭と出入口の間に喫煙ルームができましたが・・・。

 ただし、空港関係者は使用禁止のようです。バスやタクシーの運転手は空港関係者でしょうか?


到着出口の側壁に設けられた「ツーリスト・インフォメーション」。

 2016年4月21日(木)、ターミナルビル改修工事で最後まで残っていた1階レストランが完成し、長かった改修工事が終了しました。1階レストランは今までの洋食店風から一転し、和食レストランのような佇まいにになりました。

 ただ、それはエントランスだけのことで、以前と同じように食券を購入して自分で取りにいくカフェテリア方式はそのまま。それに、私たちがよく利用する展望デッキに上がるエレベーターホール寄りの壁は腰高までしかなく、オープンエアーな雰囲気に仕上がっていました。

これで三菱航空機本社がやって来たことに伴うターミナルビルの改修工事は完了したわけですが、1日の利用者数2000人足らずのコミューター空港なので仕方ありませんけど、昔の名古屋空港の賑わいを知っているものにとっては、やや物足りなさを感じますね。




MRJ最終組立工場建設現場最新情報

  


 2016年3月にしゅん工した「三菱重工MRJ最終組立工場」。現在は主に空港へのアクセス通路のコンクリ−ト舗装が行われています。


 工場正面の巨大ゲート扉にMRJカラーが施され始めました。


 これはペイントではなく、ステッカーシートを順次貼り付けているようです。


現在の工事の中心がココ。やはり私の想像は当たっていたようです。


 旧管制塔ビルと中日本航空ハンガーの間に、工場からのアクセスルートができるようですね。


こちらは反対側の塗装工場へのルートとなる部分。


 これから道路を横断する部分の舗装工事が行われるのでしょう。仮設道路が作られていました。


  連日、三菱エプロンでは飛行試験2号機のエンジン燃焼試験が行われています。


  2号機もそろそろ地上走行試験を行ってほしいです。

 2016年4月10日(日)、休日の名古屋空港にやって来ました。この日も三菱エプロンに飛行試験2号機が出ていて、エンジン燃焼試験を行う準備をしていました。しかしまだすぐにエンジンを回す雰囲気ではなかったので、立体駐車場に昇ってMRJ最終組立工場の進捗を確認してみました。

 といっても工場自体はすでに3月にしゅん工していて、現在はエプロンやアクセスルートの整備が行われている最中です。また、この週末から工場正面の巨大なゲート扉に、MRJカラーが施され始めました。まだほんの一部しかできていませんでしたが、完成した際には相当大きなものになりそうです。




★見慣れないガルフストリ−ム機「N989JC」

  


2016年2月27日(土)、朝日航洋前のエプロンに、見慣れないガルフ機がいました。

 名古屋空港でハンドリングしているのはいつもと同じ朝日航洋。

 午前9時ちょっと前、ナゴヤDELからフライトプランの承認を受けました。IFRは名古屋VOR-TACまで。


エンジンをかけた直後、結構な量の白煙が出ていました。


 この機体ですが、羽田ベ−スの「N989JC」で、所有は「Johnson Controls Real Estate Holding Inc」となっています。


プライベ−トジェットというと、ガルフストリームかサイテ−ションのどちらかですね。


午前9時14分、比較的短いロ−リングでロ−テ−ションを開始。


名古屋空港に飛来した理由は何だったのでしょうか?

 2016年2月27日(土)、前日にMRJが7度目の飛行試験を行ってしまったので、連日の飛行はないだろうと思って名古屋空港展望デッキにやって来ました。それでも20名ほどのマニアが三菱重工からMRJやX-2が出て来るのを待っていました。

 この日は目ぼしい試験は行われそうにないものの、見慣れないガルフストリームが1機、朝日航洋前のエプロンに駐機していました。帰宅後調べてみたところ、羽田ベ−スの「N989JC」で、所有は「Johnson Controls Real Estate Holding Inc」となっていました。




MRJ最終組立工場建設現場最新情報

  


 まもなくしゅん工を迎える「三菱重工MRJ最終組立工場」。工場の建物自体はすでに完成しているようで、現在は主にエプロンのコンクリ−ト舗装が行われています。

 エプロン中央部分は完了し、現在工事車両の駐車場に使用している部分に取り掛かろうとしています。

 こちらは塗装工場側へのアクセス通路部分。ゲ−ト扉用のレ−ルが敷設されました。


 そのゲ−ト扉用レ−ル前から見た現在の工場建設現場。このあたりの目隠しフェンスはすでに外されネットフェンスになっているので工事現場がよく見えます。

 レ−ルはここで分断されているので、交差点に沿うようにL字型で扉が設置されるようです。

 こちらが北側の道路を横断する部分。歩道はこれだけの長さを嵩下げするのでしょうか。


  こちらが工場敷地南端側。私が空港制限エリア内へのアクセスル−トになると思っている場所です。道路工事も本格化してきました。

 現在歩道の付け替えが行われているため、最終的に空港内道路がどんな形状になるのかわかりません。

 名古屋空港は「MRJ製造拠点空港」として、大きく存在を替えることになりますね。

 2016年2月27日(土)、休日の名古屋空港にやって来ました。休日は小牧基地の訓練が行われていないので、とても穏やかな空港になっています。期待していたMRJの飛行試験も今週は24日と26日に2回行われてしまったので、残念ながら今週も休日フライトはありませんでした。

 そこで「MRJ最終組立工場」の定点観測を行いました。工場建物自体はほぼ完成しているため、遠くから見た風景は何も変わりません。現在行われているのは主に工場敷地内のエプロン舗装です。展望デッキから見るMRJはそれなりに大きく見えますが、こうして工場前のエプロンを眺めてみると、ここを通れる程度のサイズなんだ、意外に小さいなって感じますね。




DASのガルフストリームJA8431がペリカンみたいになった

  


 名古屋空港では常連のDAS(ダイヤモンドエアサービス)のJA8431ですが、機体下部に何か黒いものをぶら下げてきました。

 三菱エプロンはMRJが使っているので、こちらにやって来るようです。

 L1ドア開けっ放しで引っ張ってきたんですね。こすることはないのでしょうけど、何か不安定に見えます。


 15番スポットで給油を済ませ、タクシーアウトしました。ぶら下げている黒い物体には「JAXA」の文字が見えます。いったい何なのでしょうね。


W-1からフルレングスで軽々とローテーションしエアボーンして行きました。


いつもながら第2エンジンから黒煙を吐いて飛び去って行きました。

 三菱重工には数機の社有機があります。昨年11月のMRJ初飛行の際に随伴機を務めた2機が有名になりましたが、このガルフストリームも名古屋空港では常連です。正確にいうと三菱重工の子会社「ダイヤモンドエアサービス(DAS)」」が所有・運航しているようですが、DAS自体が小牧南工場内にあるので、三菱の社有機と言っていいと思います。

 このガルフストリームの登録レジは「JA84314」で、この日は機体下部に黒いものをぶら下げて、トーイングされて出てきました。よく見ると「JAXA」の文字が見えますので、JAXAの実験の一環なのでしょう。JAXAも「飛翔」を持っているのに、どうしてDASに実験を委託したのでしょう?




MRJ用新駐機場建設現場最新情報

  


 名古屋空港制限エリアの北西に建設中の「新駐機場」工事現場の進捗状況を視察してきました。


 最近展望デッキにいると、眼下の道路を工事用トラックがガンガン走っているので、もっともっと進んでいるのかと思いましが、先回見た時とそれほど大きな違いはありませんでした。


航空館boon南側の小高い丘から見た建設現場。ここに将来はMRJが並ぶんです。

MRJ初飛行で一躍全国区になった「神明公園」。

そして展望台。ここからの眺めが変わりますね。


これが神明公園の展望台から見た新駐機場建設現場。


そしてここが新駐機場の北端です。ここまでのエリアに7機駐機できるそうです。

 今までずい分と北端にあると思っていた「NAGOYA VOR-TAC」。新駐機場のすぐ横です。

 工事エリア付近の誘導路が閉鎖されていました。ここはW-9誘導路。

 これがW-8誘導路部分。つまり滑走路北側のW-8とW-9が閉鎖になっているようです。

 そしてW-7のすぐ北側で、W誘導路が閉鎖されていました。RW16使用時はどうするのでしょう?

 最近展望デッキで飛行機を見ていると、眼下の制限エリア内道路を工事用トラックがガンガン走って行くのがよく見えます。本来はグラハン作業車や給油用タンクローリー車などが走る道路なのですが、今は工事用車両のほうが多く走行しています。まだ、新駐機場工事エリアに外側の道路から直接出入りできる通路ができていないのでしょう。

 先回チェックしたのが、昨年12月に入ってすぐの頃だったので、ほぼ3か月ぶりに視察に向かいましたが、まだ造成工事中といったところでした。ただ、新駐機場建設といっても、しょせん舗装工事をするだけのことなので、造成工事さえ済んでしまえば、あとは舗装工事して標識立てるだけとも言えますけど。




MRJ最終組立工場から空港エプロンへはどこから搬入するの?

  


 ほぼ完成したMRJ最終組立工場。シックな色使いで周囲とも調和しています。現在の私の興味の中心は、完成したMRJを空港エプロンに搬入するためのアクセス通路はどこにできるかです。


 前述したとおり、三菱重工小牧南工場側にはそんな通路を設置する場所はなさそうなのです。私が見る限りではありますが、現在道路改修工事を行っていて、県の航空対策課の入る旧管制塔ビルの駐車場部分ではないかと想像しています。


 道路を挟んだ体面にあった貯蔵庫のような建物も壊しています。もしこれが私の想像通りだとすると、旧内際アクセス道路にMRJが横断するための踏切でも設置するのでしょうか。


 一部の場所で工事用の目隠し塀が外され始め、周囲の道路からも工場を見られるようになっていました。

 すぐ近くに立つと工場の大きさがより際立ちますね。私が立っているのがMRJが道路を横断する場所。

 MRJロゴマーク入りの歩道橋。やはり隣の敷地に建設する塗装工場との間の専用橋のようです。


こちらが道路北側の敷地。整地も終わりいよいよ着工間近といったカンジです。


 建築計画概要の看板を見ると、「塗装工場/重整備格納庫」と書いてあります。こちらの工場の建築面積は6,852平方メートルとなっています。
 名古屋空港ではMRJ量産を見越した関連工事があちこちで行われています。最初に着工した「最終組立工場」はほぼ完成しました。現在は建物の内装工事と外構工事が続いており、一部の場所で工事用の目隠し塀が外され始めたので、工場周辺道路の歩道を歩いていても、建設現場が見れるようになってきました。

 MRJ最終組立工場は国道41号線からのアクセス道路を挟んで、南北に2棟建設されることは明らかになっていて、完成したMRJが工場間を移動するため道路横断部に専用信号と踏切のような施設ができると報道されています。しかし、肝心の空港エプロンに搬入するためのルートは、私の知りうる限りでは公表されていないはずなのです。

 立体駐車場屋上から三菱重工小牧南工場を見る限りでは、小牧南工場側へ入るスペースはなさそう。残るは空港エプロンと工場間の道路を横断して搬入する通路を建設するという可能性です。現在それらしい道路工事が行われているのは、旧管制塔で現在は愛知県航空対策課の入るビルの駐車場部分。もしここが私の予想通りだとすると、数年後には完成した機体を目の前で見られるかもしれません。




★3階展望デッキ前室エリア改修工事終了

  

 エレベーターホールやトイレ方面から見た展望デッキの前室全景。もう少しイスを増やしてもよさそうです。

 MRJのキャビンモックアップがなくなってから広々としていましたが、工事が終わり余計にそう感じます。


ちょっと前まではMRJのPRポスターがあった部分に、新たに2つの扉ができました。


 こちらは元「名古屋空港航空宇宙館」のあったエリア。今は三菱航空機本社の事務スペースになってしまいました。「名機百選」ももうありません。

 扉はICカードによるオートロックになっていますが、平日見ていると三菱航空機社員が頻繁に出入りしています。何だか私たちがおじゃま虫みたいです。

 そしてこちらが展望デッキの出入口。このような位置関係なので、3階部分は三菱航空機本社の事務スペースにしてほしくなかったです。

 エレベーターや階段から展望デッキに出る通路を、三菱航空機本社スペースと分離してほしいです。

 「NAGOYA」の下が三菱航空機本社の一部になった部分で、ずっとブラインドが下りています。

 県営名古屋空港は2年ほど前からあちこちで工事が続いています。初めは立体駐車場の建設から始まり、続いてターミナルビル1階部分の改装が行われました。ちょうど1年前に三菱航空機本社がターミナルビルの2階部分に移転してきて落ち着くかと思いきや、続けざまに今度は3階部分の改修に入っていました。

 館内を歩いて点検していたターミナルビル会社のおじさんに「何の工事ですか?」聞いてみたところ、「三菱航空機が3階にも入るそうだよ、2階だけじゃ狭いんだって」と教えてくれました。改修工事と言っても所詮内装工事をしているだけなので、工期はそれほどかかりませんでした。元航空宇宙館だったエリアは昨年暮れには三菱航空機本社の一部に模様替えされ、1月末には展望デッキと反対側で行われていた工事も終了しました。

 これでようやく工事による騒音と工事用仮囲いによる狭さからは解放されますが、以前にも増して3階展望デッキ前室で三菱航空機の社員の人たちと交錯するようになってしまいました。私たちがそう感じているのですから、仕事に来ている三菱航空機社員の人たちは私たちがじゃまだと思います。彼らと動線が交差しないように分離してほしいです。




MRJ最終組立工場建設現場最新情報

  


建物自体はほぼ完成しました。現在は外構と内装工事が中心です。


これが工場内部の写真です。オレンジ色のパネルが目立つデザインですね。

 建物正面南側のアプローチ部分。かなり分厚いコンクリートで舗装中です。

 こちらが北側部分。この日は大きな扉が閉まっていました。アプローチの舗装の進捗は同じくらいです。


 以前からずっと気になっているのは、完成したMRJをどこから空港エプロンに搬入するかです。現在の三菱重工小牧南工場側には接続通路を建設するスペースは見当たりません。となると、残るはこのあたりしかないのですが・・・。

 この日はちょうど工場正面壁に「三菱重工」の文字の横に三菱マークが付けられているところでした。

 まずは台座となるひし形を3つ固定しました。ひし形の中には固定用の補強材が見えます。

 そして赤いひし形を1つずつかぶせていきます。最初は頂部のひし形。

 続いて右下のひし形。うん、一気に三菱らしくなってきましたね。

 そして左下の最後の1枚をかぶせて「スリ−ダイヤ」の完成。

 最後に丁寧にクリーニングしていました。プロの仕事ですね。


私、決して三菱の回し者ではありませんよ〜(^_^;)。
素直に「画竜点睛」に居合わせたという気分でした。


ロゴマークと付くと、建物が完成に近づいたと感じますね。

 MRJの飛行試験再開は来週の27日くらいではないかと思っていますが、その前に最終組立工場建設現場をウォッチしてきました。外観はすでに暮れにはほぼ完成していましたので、見た目には大きな変化はありません。現在の工事の中心は「外構」に移っているといったところです。

 この日、私が建物の撮影を開始した時とほぼ同じタイミングで、建物正面側の「三菱」のロゴマークである「スリーダイヤ」を取り付け始めました。じっと見ているようなものではないのかもしれませんが、何だか「画竜点睛」に居合わせたようなの気分でした。私は個人的な三菱との接点がない人間なので、逆に新鮮に見えたのかもしれません。




★名古屋空港で
映画かドラマのロケが行われていました

  


 2016年1月16日(土)、展望デッキの前室通路部分で、突然公衆電話の設置が始まりました。


  それもダイヤル式の古い公衆電話機で、電話線もつながっていません。設置しているのも専門業者ではなく「大道具さん」みたいな人。

 この日、名古屋空港でドラマか映画のロケが行われたようです。

 用意された電話帳は昭和50年代の東京都のもの。どんなシチュエーションに使われるのでしょうね。

 2016年1月16日(土)、いつものように名古屋空港展望デッキにやって来ていました。その際、展望デッキ前室通路部分に古いダイヤル式の公衆電話機が用意されているのを見つけました。そして舞台の大道具さんのような方が、汚れた電話機やスタンドを清掃していました。そしてスタンドにはこれまた古い電話帳が用意されました。見ると昭和50年4月の「東京都版」でした。

 帰り際に大道具さんのような方に声をかけてみたのですが、「何かの撮影みたいですね」と軽くはぐらかされてしまいました。私は撮影しているシーンを目撃していませんので、どんなシーンを撮影したのか、それが映画なのかドラマなのかわかりませんが、昭和50年の東京が舞台であることは間違いありません。ということは「羽田空港」での1シーンなのかもしれませんね。




エプロンでNHKがテレビ番組撮影?

  

 14Aスポットに駐機中の6号機を撮影していたとき、TVカメラが撮影しているのを発見。

 何を撮影しているのかとウォッチしてみると、飛行機ではなくこちらを撮影しているみたいなのです。


  3名のうち、向かって右端は空港関係者で、左の2名が撮影スタッフ。3名はエプロン内を移動しながら、展望デッキを中心に撮影していました。


何を撮っているのか、どこのTV局なのか、ちょっと気になっていました。


 撮影が終了し戻ってくるときに、カメラマンの助手さんでしょうか、彼女のショルダーストラップに「NHK」の腕章が見えました。NHKだったんだ〜。
 それにしても彼女、すごくかわいいんです。こんなかわいい助手付きのNHKカメラマンがうらやましい限りです。でも、これ以上彼女のお顔はお見せできませんよ(^O^)。
 2016年1月16日(土)、14Aスポットに駐機中の6号機を撮影していたときのことです。エプロンで記念撮影している搭乗客の横に、大型三脚を立てて撮影しているカメラマン一行を見つけました。見た目はTVカメラのようで、正月休み期間でもないし、こんな時期に何を撮影しているのだろう?どこのTV局なんだろう?と興味が湧いてしまいました。

 しばらくウォッチしてみると、カメラはこちら展望デッキを向いているじゃないですか。もしかしたら搭乗客はすでに撮影し終えて、飛行機を見ている私たちを撮影していたのかもしれません。いったいどこのTV局なんだろうと思って見ていたのですが、撮影が終了し戻ってくるときに、カメラマンの助手でしょうか、女性のショルダーに「NHK」の腕章が見えました。どんな番組になるのか、私はどんなふうに映っているのか、実に興味があります。




★新年早々ツイテないJA201M

  


 2016年1月3日のできごとです、午後のターンアラウンドをウォッチしているとき、「JA201M」というレジのハイパー機が小型機エプロンから出発して行きました。


  ところがW-2から滑走路に進入したあと管制塔に、「ギアに異常があるかもしれないのでエプロンに戻る」と交信してきました。

 戻って来る途中でタイヤを注目していたのですが、右リアタイヤがパンクしていました。どうしてパンクしたのでしょうね。 

  この「JA201M」は松本空港をベースにしている個人所有のハイパー機で、名古屋空港を出発するところだったのです。


  このあとどうなったのか見届けていませんが、愛知県のパトロール車がエプロン上に異物が落ちていないかはチェックしていたようです。
 2016年の新年早々、この小型機のオーナーはお気の毒でした。何が原因でタイヤがパンクしたのかわかりませんが、バーストではなかったので、誘導路か滑走路に落ちていた異物を踏んでパンクしたと考えるのが自然です。

 ハイパー機くらいの小型機になると、タイヤの直径は幼児用自転車並み。本当に小さなタイヤなんです。アウェイでのトラブルの場合、どうやって修理するのかわかりませんが、名古屋空港には中日本航空があるので、整備士さえ準備できれば代わりの新品タイヤくらいはありそうですね。

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