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じるち
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こんにちは。
たいへんお久しぶりです。一昨日の21時過ぎに帰宅しまして、昨日は丸一日ゆっくりしていました。本当に久しぶりの一人旅をしてきたところ、やはり若い頃とは違ってかなりの疲れがたまっていました。疲れそのものは悪性のものではなかったですが、昨日は休んでいたい気分でした。体調はとてもよかったです。調子は非常に良好、食べるものも食べる量も十分に気を付けて無理がないようにしていました。どうしてもいろいろ食べてみたり試したくなるものですが、そこは8日間の旅程でのバランスをとっていました。
今回、洛陽と揚州という古都を巡ってきて、日本の奈良時代の文化に繋がった様々な文物や風景、土地を観てきました。一人旅ではこの点が最大限になります。昔の感覚が戻りました。泊まったホテルやいろいろな場所で現地のみなさんにいろいろと親切にしていただいて、そういう人々との触れ合いのところでも新しい経験が多かったです。また、交通機関や商業施設など現地の状況、集う人々の様子、周辺環境や天候などたいへん多くの学習機会になりました。このような街歩きから得られる情報は記憶に残ります。
さて、そういう中で日本と中国との間でおお揉めに揉めているところです。高市首相は後先考えずに何でも言ってしまって少々想像力が欠如しているというリスクがあるところで、中国の大阪総領事がまたきわめて無礼で恥ずかしい発言をぶち上げて、もう両者どうにも動けないところでしょう。ちょっと前にオーストラリアやデンマークも中国とかなりやりあってたいへんなことがありましたけど、あの中国政府の反応はこれまでの経緯から十分に予見できるわけですから、いいかげん高市氏も学習していなかったのかと。外交において何でも言いたいことを言ってやるぞ、という姿勢で臨んでいたら中国に限らずともあちこちで衝突してしまってリスクを負ってしまい結局国益に害を与えかねません。韓国相手なんかも細心の注意がいるでしょう。何を言っても突破できるのは最強のアメリカぐらいです。日本は経済規模で既に中国の5分の1、GDP規模ではインドに抜かれて5位に転落する見込みです。円の価値は低迷を続けて、なんと一人当たりGDPではスペインにも抜かれるというところまで至ってしまいました。さらに財政拡張政策で底が見えません。米の価格は上昇一方のところ、2万円を配るとか。もう国内のマネジメントで手一杯のはずでしょう。
そんなところで、来年1月にはトランプが北京を訪問して習近平と会います。アメリカは今まさにこの準備に取り掛かっているところで、トランプは高市首相を直接助けるような発言をすることはひとつもなく、見て見ぬフリな状況です。これで米中がさらに接近したら本当にどうするつもりなのか、最悪のケースは日本の孤立化でしょう。
どうしても今の日本のように国力が年々低落してくると、内向き化が進んで、周りが見えなくなっていきます。非常に懸念される状況です。
そして、中国政府も相変わらずです。中国共産党の特権階級がすべてを牛耳る中にあって、中国人民から選ばれた存在でもなく、なんでもやり放題言い放題です。中国と台湾との関係について、ぼくとしてはこれはもう中華民族の問題なので勝手にやらせておいたらいいと思います。我々には関係ないところです。なんで日本人の一部が高市氏を含めてそんなに台湾に肩入れしたいのか。台湾が本当に独立国になるという意志があるとしたら、中華民国という国号の変更を検討し始めるでしょうし、それこそ台北故宮博物院にある中国大陸由来の貴重な文物をすべて返還するぐらいの動きになるでしょう。大陸と台湾との関係は複雑に絡みあっているので部外者は関わらないでおくほうがいいのです。
万が一のアメリカの支援、そんなものまったくあてになりません。トランプを見ていたらよくわかりますし、ウクライナの状況がまたこのことをよく示しています。
まあ、それでも日本の旅行市場にとって、中国人のウエイトを下げても運営できる収益をあげていけるという形に調整していくには良い機会になるでしょう。確かに少々中国人に依存しすぎでした。島根県の人口にも匹敵しようとする在日中国人の数があるところで、滞在資格をより適切な形にすることはこれも国益というところでは重要だと思います。タワマンをはじめ不動産の見境ない取得の実態も懸念されるところです。
そして何よりも日本の国力を経済力を強くしなければなりません。最終的には落ち目な国は自己選択の幅がどんどんなくなっていく、これは間違いありません。
ということで、今回は洛陽・揚州を楽しみつつ、また一方であいかわらずの中国政府の姿を観ていて、複雑怪奇な中国を実感していました。
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Date: 2025/11/24/16:38:28
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Tanjima
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じるちさん、こんばんは
たった10日間お話していないだけなのに、たいへんお久しぶりと思っていただけることが本当にうれしい限りです。8日間の中国旅行はいかがでしたか。じるちさんが中国に行かれている間に日中間には新たな軋轢が発生し、今後の不安要素となりました。ただ、私は今回のことを高市内閣の失敗とも思いませんし、かえって良かったのではと思っていますよ。
中国という国は私がえらそうに言うまでもなく、じるちさんのほうがよくご存知のとおりで共産党の独裁国です。今回はその独裁者に付け入るスキを与えてしまったという見方もありますが、逆に今までの政権が忖度して下に見られてきたのを払拭するいい機会ではないでしょうかね。おまけに国内あちこちでオーバーツーリズムが問題になっていたのですから、ある意味ちょうどいい機会ではないかと思う次第です。
私は自民党支持者でもなければ高市さんが好きで仕方ないわけでもありませんが、閉塞する国内経済や海外と山積する問題をっ踏まえると、このへんで一度、日本をぶっ壊すくらいの思い切った政策変更をしてもいいと思うようになりました。少なくとも悪いことばかりやっている連立政党や役に立たない野党よりはずっといいと思います。
それはさておき、じるちさんの中国レポを楽しみにしていますので、今後お時間のある際に、私の知らないほんとうの中国を教えてくださいね。
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Date: 2025/11/24/17:13:36
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じるち
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中国が隣国であり、国際的に影響力ある大国であり、古代から現代までさまざまな面で関係してきたことから、中国との関係をマネジメントできるということは日本政府が国政を運営していくための必要事項です。プラスもマイナスも影響が大きすぎるところですから、国益を第一に対応してもらいたいと思います。
さて、今回は日数が比較的長かったことがありますので、個別に時系列でご紹介していきます。
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Date: 2025/11/24/18:26:59
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じるち
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今回、初めてLCCを利用しました。春秋航空の南京便です。これにした理由は洛陽に最も接近出来て毎日飛んでいるから、とこれだけです。
簡素な関空第2ターミナル、もうちょっとなんとかならないのかという感想です。
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Date: 2025/11/24/18:30:45
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じるち
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中国路線に乗るときはいつも右舷の窓側にしています。景色がよく見えるからです。今回、とてもよく晴れていまして、こんな感じで明石海峡大橋がよく見えました。
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Date: 2025/11/24/18:32:48
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じるち
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上海の真上を飛びました。今、どうでしょう、東アジア最大の都市でしょうか。こんなふうに眺めたのは初めてでした。
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Date: 2025/11/24/18:34:27
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じるち
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南京の空港から地下鉄で高速鉄道駅の南京南駅へ。ここから上海から来る西安北行きの高速列車に乗りました。中国では列車到着前までは階上の待合エリアで待機して、列車到着15分前に改札が開いてホームに降りるシステムになっています。この駅は高速鉄道専用で10面20線ぐらいはありました。中国全土に向けて数分おきに高速列車が発着しています。
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Date: 2025/11/24/18:38:10
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じるち
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今回、1等席を利用しました。日本の新幹線のグリーン車に相当します。南京から洛陽まで約4時間20分、約13,000円ぐらいです。車内はとても清潔で快適、ちょうど洛陽のひとつ前の鄭州東駅でほとんどの人か降りてしまって、こんなふうに遠慮なく写真をとれました。中国の高速鉄道は開業して今年で17年目、設備が新しく軌道がしっかりしているため揺れなどはほぼなく、乗り心地は良好です。北陸新幹線の金沢前後の開通区間の感じに近いです。
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Date: 2025/11/24/18:46:04
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Tanjima
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さっそく中国旅行のレポを開始いただきありがとうございます。春秋航空を利用されましたか。関空の2タミも体験できてよかったのではありませんか。やはり自分で使ってみないことには、本当の良し悪しはわかりませんからね。関空の使用滑走路は年中安定しているので、じるちさんのように明石海峡大橋などをご覧になりたいときは、機体右側「スターボードサイド」の座席がいいというわけですね。
南京市は名古屋市の姉妹都市でして、定期的な交流も続いていました。ただ、今回の件とは別に前市長が「いわゆる南京大虐殺はなかったのでは」との持論を展開して以来、姉妹都市としての交流が停滞してしまいました。ただ、こちらは市長が替わったので過去の話になっているかもしれませんけどね。
中国の高速列車駅はどこも広々としていますね。10面20線ぐらいですか。なかなかの規模と思います。南京に限らず中国の都市は人口が多いですからね。南京から洛陽まで約4時間20分ですか。東京から博多や新函館北斗までより遠いようですね。1等席ということもあって、座席が大きくて座り心地がよさそうです。足踏みペタルが見えるので、座席は日本と同じ回転式のようですね。
引き続きよろしくお願いいたします。
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Date: 2025/11/24/20:04:48
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じるち
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こちらが龍門石窟という中国四大石窟でもかなり有名な場所です。このように岩肌に約400年の歳月をかけて、北魏の時代から掘られ始めたそうです。全部で2000以上の石仏があるとか。真ん中の廬舎那仏は奈良の大仏よりも少し大きいぐらいで、奈良の大仏のモデルになったとも言われています。
それにしても混雑でした。天気は青空が眩しい一日となりました。
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Date: 2025/11/24/20:58:05
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じるち
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龍門石窟と同じエリアに中国国民党を率いた蒋介石の別荘があります。抗日戦争が激しい頃のことです。会議室には今も青天白日旗、今も中華民国・台湾の旗ですね、これがしっかりと飾られていました。こうしたところからも中国大陸と台湾との複雑な関係が透けてきます。
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Date: 2025/11/24/21:02:10
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じるち
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西暦67年にインドから伝わった仏教がこの地に中国で初めての寺院として置かれました。中国一の古刹です。西安へ向かう途中の空海も立ち寄っていまして、空海像も置かれています。古代の息吹を感じます。
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Date: 2025/11/24/21:05:04
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じるち
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洛陽の街の中心部にある巨大ショッピングセンターです。ユニクロもしっかり出店していてお客さんがよく入っていました。ユニクロはこのように街の有名なショッピングセンターの、それも入口横の場所を常に確保しています。
ユニクロは優衣庫(ヨウ イー クー)と書きます。音と文字の意味との合成です。
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Date: 2025/11/24/21:09:01
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じるち
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真ん中にあるピリ辛の豚肉唐辛子炒めに蒸し餃子とジャガイモの千切り炒めです。非常に美味しかったです。最近の街中のチェーン店ではクセのあるような味付けはほぼなくて、昔に比べると格段に食べやすくなりました。特にこの蒸し餃子は日本人なら誰でも好む味だと思います。また、店員さんも若い人ばかりでとても親切でした。全部で約1,600円です。
ひとまずこれで2日目までです。続きは次の週末にご紹介します。
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Date: 2025/11/24/21:14:30
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Tanjima
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ありがとうございます。中華人民共和国の歴史は短いですが、中国には4000年の歴史がありますからね。中華人民共和国と中華民国の関係は隣国である私たちにはわかりにくいです。昔は政治的な背景で台湾に就航するナショナルフラッグキャリアは別会社を作ったくらいですからね。
洛陽のショッピングセンターですが、ユニクロのほかにもセフォラやH&M、URがありますね。NAYUKIって何だろうと思って調べたところ、飲茶チェーンのようですね。
じるちさんは中国語が話せるので、中国での行動も安心ですね。きっと私などがウロウロしていると、いいカモがやってきたと思われることでしょう。またこの続きをよろしくお願いいたします。
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Date: 2025/11/24/21:23:41
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じるち
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こちらはあの関羽のお墓です。洛陽にあるんです。関羽は関帝廟というところで、華僑・華人が多い世界各地の街でお祀りされているのですが、ここがその本家ということになります。日本だと神戸と横浜に廟があります。
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Date: 2025/11/30/08:31:44
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じるち
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こんな感じです。中国のバスは日本人にとってとても使いやすい乗り物だと思います。漢字は中国の簡体字という書体ですが、軽くメモしておいて、そして車内では次のバス停のお知らせが表示されますので、心配ありません。中国のバスは乗り降りがなくても必ずバス停に停車して通過することがないことも助かります。そして安いです。洛陽だと1乗車22円、或いは33円です。
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Date: 2025/11/30/08:35:22
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じるち
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どこの都市へ行ってもこんな感じの開発エリアがあります。再開発ではなくて何もなかったところを新しく開発していったようなところです。とにかく広くて移動するのに困ります。今はもう開発が一巡したのと足下の景気悪化で、ここでは新たな建設はほとんどない様子でした。
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Date: 2025/11/30/08:38:11
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じるち
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洛陽第一門ということで、麗景門という城壁の一部の大きな門がありまして、ここに登ってみました。約880円です。昔はこのような城壁ですべての街が囲まれていました。旧市街を少し離れた周辺はだいたいが高層住宅です。あま香港の火事になったやつと同じようなデザインです。この門はかつてここまで入り込んでいた日本陸軍が敗戦時に武装解除された場所なんだそうです。なんでこんなところまで攻めていったのか。
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Date: 2025/11/30/08:43:38
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じるち
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隋と唐の時代、洛陽はこのような感じだったようです。発掘結果からの模型です。隋の首都は洛陽、唐の時はメインが西都の長安、洛陽は東都という2首都制でした。なるほど、日本から遣隋使や遣唐使たちがここに来て、この街を目にして、自分のところにもこんなものを作ってみたいと思った心理がわかった気がしました。まずは飛鳥に近い藤原京でこれにトライしてみたわけです。
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Date: 2025/11/30/08:48:44
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Tanjima
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こんにちは
四日市から帰ってきました。今日は往復とも近鉄の急行を利用しました。四日市の報告はこのあとで。
中国の続編紹介、ありがとうございます。洛陽の関羽のお墓の写真を拝見していて、長崎の孔子廟を思い出しました。もちろん長崎は関羽のお墓ではありませんけどね。バス停の案内は確かに降車する停留所の漢字を憶えておけば、読めなくても何とかなりそうです。1乗車が22円か33円ですか。安いですね。
洛陽城は確かに遣唐使や遣隋使たちがこの風景を見たら、自分の故郷にもこうして整然と区画された町を作ってみたいと思っても不思議ないですね。日本との違いは塔の屋根が丸いことでしょうか。
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Date: 2025/11/30/15:29:50
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じるち
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おかえりなさい、今日は急行で往復されましたか。
さて、これは洛陽の至る所に復元されている隋・唐風の建物です。日本でも平城宮の復元やってますが、あんな感じです。この屋根の形は奈良とそっくり。なるほどなぁ、と思いました。
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Date: 2025/11/30/15:50:54
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じるち
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文字の変遷です。今でも実印とかに使ってそうです。
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Date: 2025/11/30/15:52:25
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じるち
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今、中国の主要な博物館は無料になっています。通常、事前予約制ですが、外国人であることを伝えてパスポートを見せるとその場で入れてくれます。だいたいが巨大な建物でして、窓越しの高層住宅が見事でした。ここは杭州から洛陽を経由して北京まで、大運河をテーマにした展示になっています。見ごたえある展示でした。
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Date: 2025/11/30/15:55:49
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じるち
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お昼に食べた豚の角煮が美味しすぎました。3時間ぐらい煮込んでいるということです。もうトロトロになっていまして、それで余分な脂が落ちていて、最近のお店は妙なクセもなく、絶妙の醤油味で納得の味です。これでだいたい1,000円ぐらい、まあそれにしても食べ物が美味いです。
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Date: 2025/11/30/15:59:15
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じるち
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洛陽では中国風の民宿に泊まりました。朝ごはん付きで1泊、7,000円程度でした。部屋は50平方メートルと広々としていて、快適も快適です。民宿だとスタッフの人とお話ししていろいろと教えてもらえたので助かりました。人と人との交流こそ旅の愉しみです。
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Date: 2025/11/30/16:04:32
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Tanjima
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引き続きありがとうございます。
中国にはなかなか行く機会がないですし、ましてや洛陽ともなるとなかなかハードル高いですので、とても参考になります。洛陽の復元建築物は奈良に通じるものがありますね。
そして古い町と近代高層ビル群の不釣り合いともいえる風景が中国でもありますね。ただ、中国の不動産バブルはすでにはじけたと言われていますので、いくら社会主義共和国といっても今後は超高層マンション建設はペースが鈍るんじゃないでしょうか。煮豚がめちゃくちゃおいしそうです。
中国で民宿に泊まれるのは、中国語が話せるじるちさんならではでしょう。
四日市の報告はスレッドを分けてさせていただきますね。
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Date: 2025/11/30/16:33:48
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じるち
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洛陽で丸3日間を過ごして、次の街である揚州へ移動です。河南省から江蘇省へ何百キロも離れているところへ向かいました。この日はほぼ移動だけの一日。まあ、中国の高速鉄道をいろいろな角度から楽しむという目的は達成できました。
これは洛陽龍門駅から乗った列車のビジネスクラス席です。向かって奥の左側のシートでした。至れり尽くせりのサービス。次の駅である鄭州東駅までこれに乗って、鄭州東駅で乗り換えました。
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Date: 2025/11/30/20:53:43
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じるち
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この駅は河南省の省都の高速鉄道専用駅で、こんな感じの巨大な、空港のような場所です。駅の中になんでも揃っていて不自由しません。16面32線がすべて高速鉄道の発着となっていて、ここは中国最大級の分岐点だそうでして、四方八方へ通じています。
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Date: 2025/11/30/20:56:45
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じるち
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こんな感じで各方面へ数分おきに出ています。ここから中国国内全土へ移動することが可能です。国内線の飛行機みたいなもんだと考えていただければそれが最も正しい理解です。
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Date: 2025/11/30/20:59:28
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じるち
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外に目を遣るとこんな感じです。駅は開発エリアに位置しています。左側に見えるビルは工事をしているようでしたが、高速鉄道沿線でも工事が停止したままの建物がはっきりとわかる程度にありました。だいたいが建てすぎです。巨大なオフィスビルもそこらじゅうにありまして、床が埋まっているのかどうか怪しいと思います。
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Date: 2025/11/30/21:03:01
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じるち
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揚州に到着しました。洛陽に比べるずいぶん明るい印象の街でして、駅前もこんな感じですっきりした感じです。なかなかスマートな感じのところに来たなぁというのが印象でした。
ここからはタクシーでホテルへ直行、中国の高速鉄道はこれで終了、長い時間乗っていたので何もかもが新鮮で飽きることがなかったです。
揚州からは後半戦、続きは来週と致します。
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Date: 2025/11/30/21:06:53
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Tanjima
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中国の高速鉄道は上海や北京でのものはYouTubeなどでも時折目にしますが、今回じるちさんが乗車された洛陽から揚州というのは初めて見た気がします。駅はまさに空港ですね。
人口がめらぼうに多い中国ですので、国内各地にそれ相応の駅や空港があるのでしょう。日本からの直行便が飛んでいない都市は、日本国内からはなかなかわかりにくいものです。ひとつわからないのはそれだけの距離があるなら、空のネットワークを整備したほうがいいような気がするのですが、中国はそれをしないのですね。
今、Googleマップでじるちさんがここまで移動してきた都市とルートをチェックしましたが、揚州は近くに南京などの都市がありますが、洛陽はもう少し西の西安くらいしか就航都市がなさそうですね。あと理由がよくわかりませんが、Googleマップで公共交通機関ルート表示ができないようです。情報が公開されていないのでしょうかね。
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Date: 2025/11/30/21:27:23
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じるち
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揚州には移動日を除いて丸二日の滞在でした。人口400万人程度と江蘇省の中では比較的小さい都市ですが、隋の時代からの古都として栄え、今も生活水準の高さを肌感覚で感じます。
ここは大明寺という唐の頃からの名刹で、鑑真和上が住職を務めていたお寺です。遣唐使で訪れた日本の僧に請われてここから日本行きを決意したところでした。このような唐招提寺に似せた鑑真紀念堂があります。鑑真和上の功績を称えています。
今回、どうしても訪ねたかった場所に到達できました。
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Date: 2025/12/06/15:11:19
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じるち
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中国では昔から登高遠望と言います。漢詩の場面によく出でくるシーンです。創建の頃に李白や杜甫も登ったという塔の上から揚州を遠望しました。眼下は痩西湖という揚州第一の景勝地となっています。
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Date: 2025/12/06/15:14:22
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じるち
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痩西湖の後に訪れた中国大運河博物館。洛陽の大運河博物館に続けて2つ目の運河の博物館です。こちらは運河の出発地となります。外国との交流の中で阿倍仲麻呂のことが紹介されていました。科挙にも合格した秀栄、国立図書館の館長になっていたようです。鑑真と一緒に日本に向かおうとして果たせずとなりました。
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Date: 2025/12/06/15:18:34
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じるち
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大運河博物館の屋上からです。中国の空気がきれいになったのでこのような景色を楽しめるようになりました。20年前は見ることがなかったです。博物館と同時に建てられた塔がありまして、内部はレストランやセミナールームになっていました。
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Date: 2025/12/06/15:21:24
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じるち
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中国の炒飯と言えば揚州炒飯です。これも今回の揚州訪問の目的の一つ、本場の味を堪能させていただきました。とにかく美味しい。まあこんな美味しい炒飯を食べたことはなかったです。これでだいたい1,200円ぐらいになりますが、地元で人気のこのお店は入れ代わり立ち代わりのお客さんです。これ以外にもスープも神がかったような味でした。とにかく揚州料理はサッパリしたものが多くて我々日本人の口にはピッタリです。
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Date: 2025/12/06/15:24:54
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Tanjima
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こんにちは 引き続きありがとうございます。
いよいよ揚州ですね。中国では人口400万都市が小さい部類になってしまうのですね。それがまずもって驚きです。大明寺の写真を見てすぐにわかりましたよ。鑑真紀念堂はほんと唐招提寺にそっくりです。鑑真和上はほんとうにすごい人だったんですね。
私はイデオロギーにもあまり関心がないですし、ほかの国のことをとやかく言うのも好きじゃないですが、もし中国が今でも王朝だったら、そこまで極端でなくても、共産党の一党支配の国じゃなかったらどんなにすばらしかったかと思うことがあります。そうなっていたら台湾との問題もなかったでしょうしね。
最後の揚州炒飯はパラパラごはんでおいしそうです。鍋と火力の勝利でしょう。ただ中国で1200円とは、結構高級料理なのではないかと思いました。
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Date: 2025/12/06/16:16:20
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じるち
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揚州には隋の皇帝煬帝のお墓があります。あの聖徳太子が小野妹子を遣隋使として派遣して国書を渡して怒らせたという逸話があるあの人です。煬帝はもともと洛陽にいましたが、揚州をとても気に入ってまして、揚州で長く過ごしていました。最後は揚州で部下に殺されてしまってそのまま葬られた、その場所に行ってきました。
そのような場所だからなのかわかりませんが、煬帝の陵墓の周辺は高級住宅街のようでして、こんな感じの一戸建てがいっぱい並んでいるところでした。集合住宅が圧倒的に多い中国の都市にあって、こんなものもあるのかという感じでした。かなり広いお宅です。
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Date: 2025/12/07/16:52:05
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じるち
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揚州には早茶という習慣がありまして、このような点心を朝ごはんに食べます。ここは140年以上続く老舗でして、たいへん美味しいものをいただきました。香港や広州の飲茶とはまた違いますが、こちらのほうが歴史は古いとのことです。揚州の食べ物はしっかりした味がありつつもあっさりしたものが多く、「美食之都」と呼ばれるのにも納得です。
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Date: 2025/12/07/16:56:15
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じるち
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早茶をした後で繁華街へ歩いていくのに路地裏を通ってみました。ここは中国の街なのかと驚くほどきれいに掃除されていました。街によっては一歩裏に入ると雑然としたところが多いというのは中国の実態なのですが、揚州の様子はまるで異なります。
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Date: 2025/12/07/16:59:44
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じるち
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ファミリーマートです。今、揚州で店舗を拡大している感じでした。ところどころで見かけました。日本の品物もたくさんあります。ここで中国ののど飴を買いまして、漢方が効いているのかなかなかよかったです。
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Date: 2025/12/07/17:02:22
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じるち
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揚州最後の夜はこの一番大きなショッピングモールです。ここでも揚州炒飯を食べました。ここのお店でもうなるほどの美味しさでした。まあ、それにしてもなんでもあります。中国の都市生活者としては、あまり景気がよくなか中で、いったん落ち着くべきところに落ち着いた生活の形なのでしょう。
実質最終日はこのように街歩きをしてみました。
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Date: 2025/12/07/17:05:28
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Tanjima
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いよいよ実質の最終日ですか。揚州というと「世界美食都市」として有名なほか、奈良市と友好都市提携しているんでしたっけ。あまり世界史に強くありませんが、遣隋使や遣唐使が最初に上陸した街でしたよね。奈良に住むじるちさんが訪れたくなるのもうなづけます。
ただ、ここも文化大革命のせいなのか、その時代を忍ぶ風景は残っていないようですね。現代の中国人たちが祖国の古い町並みを求めて、奈良や京都にやって来るという話を聞いたことがあります。現代に中国4000年の歴史が残っていたら、きっと国のあちこちに奈良や京都以上の歴史的建造物がたくさんあったんでしょうね。
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Date: 2025/12/07/20:21:49
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じるち
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滞在8日目、いよいよ帰る日になりました。この日にしたのは揚州から大阪への直行便が運航している曜日だったから、それだけです。デイリーの運航ではないためこのようになってしまいました。それでも直接帰ることができるというのは便利です。
揚州ではここに見えるシャングリラホテルに泊まりまして、お昼のチェックアウトまですぐ近くにある揚州博物館と揚州中国彫板印刷博物館を観てきました。
印刷を生み出した土地なんだそうです。
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Date: 2025/12/07/21:16:22
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じるち
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まさに遣隋使と遣唐使が上陸した場所でした。難波の津を出て遠路はるばる、よくこれを往復したものだと思います。
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Date: 2025/12/07/21:18:06
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じるち
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本当に偉大な鑑真は揚州が生んだ大スターの存在です。今回、あらためてこの方がやり遂げたことの意味を実感した次第です。
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Date: 2025/12/07/21:19:43
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じるち
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こんなに大勢のメンバーで海を渡っていたとは驚きです。あらためて。我々がよく知っている名前が何人もいます。空海も最澄も行って帰って来れて運がよかったです。
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Date: 2025/12/07/21:22:02
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じるち
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窓から水面が輝いていました。長江につながるところのどこかではないかと想像しています。中国と悶着を起こしたややこしいタイミングにはなりましたが、こちらの旅程は順調に、現地でもできるだけ人と交流するようにつとめて、訪問地のテーマも含めてなかなか得難い機会となりました。そして食べ物が美味しすぎました。
次回は西安(長安)をじっくり見て回りたいと思っています。
中国というところは現地に行ってみないとわからないことばっかりの場所です。本当に百聞は一見に如かずという見本のようなところです。
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Date: 2025/12/07/21:28:09
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Tanjima
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じるちさんのおかげで、なかなか行けない・見れない北京や上海ではない中国を知ることができました。ほんとうは自分の足で歩いて感じるほうがいいに決まっていますが、なかなかそうはいかないので、とても参考になりました。ありがとうございました。
次回は西安ですか。西安は日本からの直行便がたくさん飛んでいる都市ですので、今回よりは航空便のハードルは低そうです。
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Date: 2025/12/07/21:38:15
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じるち
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8日間の行程を1日5枚の写真を選んでお伝えしました。今、日本と中国との関係が騒がしい時期だからこそ、このように私人の目で見た景色に意味があると思います。ネットに錯綜する情報は実に適当なものです。また、これは中国に限ったものでもありません。
Tanjimaさんからいただいたコメントの中で、まさに中国が共産党一党独裁でなかったらという例えがありました。本当にこれには意味があると思います。文化大革命で破壊された古代の遺産についてもそうです。中国には法隆寺や唐招提寺に見合うお寺は現存しておらず、古くても明の時代からというものがほとんど、日本の室町時代くらいのものです。本来、中国のソフトパワーは巨大です。
そして、中国も経済成長が明らかに停滞してきて、これと並行して強権化する共産党にあって、なかなか思い通りにはならなくなるでしょう。
他方でぼくはこのようにも考えています。つまり、中国共産党が諸外国に対して傍若無人で、ある意味でよかったと。仮に中国が物分かりがよくて、台湾とも平和的に台湾人が納得する形で、また香港を痛めつけるようなこともなく、チベットを労わるとか、このような国家運営を行って中華陣営の総力が上がっていったとしたら、東アジアでもう日本の居場所はなくなっていたと思います。こうなるとアメリカは日本に対して今以上に関心を持たなくなりますし、日本の経済力が低落する状況では日本は間違いなく放置されていたことでしょう。中国が暴れてくれるおかげで日本の立ち位置がなんとか維持されているのだと。このように逆説的に考えると日本は中国共産党に感謝しなければならないぐらいです。
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Date: 2025/12/08/11:24:26
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