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2011年12月31日
・韓国のLCC(格安航空会社)済州航空は、2012年3月から仁川と中部を結ぶ路線を就航することを明らかにした。同社は中部空港初のLCC定期路線となる金浦−中部線を昨年3月に就航しており、中部発着路線では2番目の路線となる。使用機種は金浦線と同じ定員180人乗りのB737−800を使用する。
2011年12月27日
・名古屋税関中部空港税関支署は、中部空港11月の貿易概況の速報値を発表した。それによると輸出額は584億円と前年同月比1%の微増に留まったが、輸入額は604億円となり9%の高い伸びを記録した。輸入額は6ヶ月連続のプラスで、輸入額と輸出額の差は20億円となり、7ヶ月連続で輸入超過となった。輸入額と輸出額を合計した輸出入総額は同5%増の1188億円であった。
2011年12月23日
・政府の総合特別区域制度の「国際戦略総合特区」に愛知、岐阜両県などが共同で申請した「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」が指定を受けた。指定を受けたのは愛知県と県内8市町村、岐阜県と各務原市で、大手重工メーカーの航空宇宙部門の主要拠点や中部国際空港、県営名古屋空港、名古屋大学などがある。政府は中部の航空宇宙産業を特区に指定した背景について、自動車に続く次世代産業として育成し、「技術立国・日本」の成長・発展をけん引することを目指すとしている。愛知県の大村知事はB787やMRJといったプロジェクトの進展に裏打ちされており、目標が明確なことなどが評価されたとコメントした。
2011年12月20日
・FDA(フジドーリムエアラインズ)の鈴木社長が新潟空港で記者会見し、来年3月25日から県営名古屋−新潟間に定期便を開設する方針を明らかにした。現時点で便数は未定だが、来年1月中旬にも国土交通省に届出する予定。鈴木社長は日航路線の継承という意味で積極的に就航を検討している。地域と地域の架け橋になりたいと抱負を述べた。実現すれば同社の県営名古屋空港発着路線は、福岡、熊本、青森、花巻に続く5路線目となる。
2011年12月15日
・中部国際空港会社は、年末年始繁忙期(12月22日〜来年1月9日)の国際線利用予想を発表した。それによると出入国者数は前年同期比7・9%増の22万6100人で、4年ぶりに前年同期比でプラスになる見通しという。出国のピークは29、30日でともに8700人。入国のピークは来年1月3日の8900人と予想している。行き先別では韓国がトップで同13%増の2万6900人、2番目が台湾・香港の2万2100人、3番目が東南アジア2万人の順となっている。期間中に出発する国際線便数は、前年同期5便減の737便の予定。
2011年12月14日
・中部国際空港会社が2011年11月の航空利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前年同月比6%増の36万6100人となり、2ヶ月連続で前年実績を上回った。国内線も同1%増の38万3754人となり、航空旅客数全体で同3%増の74万9854人となった。発着回数は国際線旅客便が同3%増の2248回、国内線旅客便が同6%増の4142回であった。
2011年12月11日
・ニュージーランド航空は2012年1月25日から中部、福岡、鹿児島空港からオークランドへのチャーター便を運航する。運航便数は中部4便、福岡2便、鹿児島1便を予定しており、中部への運航日は出発が2012年1月25日、2月1日、8日、15日、到着が2月1日、8日、15日、22日となっている。フライトスケジュールは未定だが、到着便が午後3時〜4時頃、出発は午後5時〜6時頃を予定している。使用機材は座席数230席のB767-300ER。
2011年12月10日
・中国国際航空は2012年3月25日から始まる2012年夏スケジュールから、中部−北京便を週4便増便し、週11便とすることを明らかにした。増便されるのは毎週月水金日で、中部に午後0時10分着に到着し、午後1時10分に出発する。現在運航しているデイリーの中部−北京便のダイヤは日本からは使いやすい時間帯だが、今回増便されるのは北京から中部に来るのに使いやすい時間帯となっている。
2011年12月 7日
・名古屋税関中部空港税関支署は、中部空港の11月分の貨物取扱量の速報値を発表した。それによると総取扱量は前年同月比11.2%増の1万948トンとなり、5ヶ月ぶりにプラスになった。輸出量を中心とする積込量は同28.7%増の5411トンで、5ヶ月ぶりのプラス、輸入量を中心とする取卸量は同6.2%増の5537トンで2ヶ月連続のプラスとなった。積込量と取卸量がともにプラスになったのは1年4ヶ月ぶり。
2011年12月 3日
・FDA(フジドリームエアラインズ)の内山副社長は、県営名古屋空港を同社の拠点空港と位置付けることを表明した。内山副社長は基本的には本拠地は名古屋で、今後も増便や路線の新設などを進めていく。来年1月には新たな路線計画を発表したいと述べた。また、一地域に2空港が並立することは、経済効率上マイナスとの見方があることに対し、世界的に大都市には国際線用とローカル線用に複数の空港がある。利便性からも名古屋空港は必要と主張した。
2011年12月 2日
・中部国際空港会社と航空会社などが連携して、台湾の台北、高雄から旅行会社とメディアを招聘し、中部地域の視察旅行と意見交換会を実施する。中部地域の冬の観光の魅力をアピールし、中部空港を利用した商品造成を訴えることで、台湾から中部地域へのさらなる需要開拓を目指す。今回の招聘事業には台湾のチャイナエアラインとエバー航空の2社が航空会社として参加する。
2011年12月 1日
・ANAは中部−香港線の就航を記念し発売した「エコ割名古屋=香港スペシャル」運賃を、2012年3月31日まで追加設定した。今回追加するのは、2012年3月31日に中部を出発分までで、販売期間は12月1日から2012年1月31日まで。ただし、12月28日から2012年1月2日までの年末年始繁忙期は対象外となっている。
2011年11月30日
・中部国際空港会社が2011年12月の国際線旅客便の運航便数を発表した。それによると当初は週262便となり、全年度の冬スケジュールの12月ピーク時との比較で9便減となる。しかし、デルタ航空が中部−ホノルル線を12月11日から16日まで週1便増便し週5便、12月27日からは2便増便し週7便で運航するほか、中部−マニラ線とデトロイト線を12月20日から2012年1月15日まで週2便増便し週7便で運航する。また、2012年1月1日からはタイ国際航空が中部−バンコク線を週1便増便し週11便で運航する計画という。
2011年11月29日
・地元自治体と経済団体で構成する中部国際空港二本目滑走路建設促進期成同盟会は、民主党陳情要請対策本部を訪ね、中部空港の整備に関する要望活動を実施した。要望内容は国際競争力の強化に不可欠な完全24時間化の早期実現及び空港利用者の利便性向上のためのアクセスの充実。将来の姿を見据え、国が主体となって必要な調査検討を行うことや、地域を挙げて取組んでいる航空需要拡大に対し、国も全面的に支援することなども加えられている。
2011年11月28日
・FDA(フジドリームエアラインズ)の鈴木社長は、東日本大震災の復興支援の一環として5月と7月に就航した県営名古屋空港といわて花巻空港、青森空港を結ぶ2路線について、国土交通省が要請した1年の期限を過ぎても運航を継続する考えを表明した。鈴木社長によると、就航から約半年経過したが利用状況は期待通りで、普通、東北便は冬場は若干需要が落ちるが、思ったよりニーズが根強い。2路線は国交省から「1年限定で」との要望があったが、東北の復興のために5年、10年にわたり飛ぶ必要がある。地元知事からも続けてほしいと要望を受けており、年内には国交省に延長を求める陳情書を提出するつもりだという。
2011年11月26日
・名古屋税関中部空港税関支署が10月の中部空港貿易概況の速報値を発表した。それによると、輸出額が前年同月比2.2%増の601億円となり、6ヶ月ぶりに前年実績を上回った。また輸入額も同9.0%増の607億円で、こちらは5ヶ月連続で前年実績を上回った。
2011年11月25日
・ANAは中部−沖縄線を2月から3月の一定期間、現在の1日4往復から5往復に増便すると発表した。学生が春休みの旅行シーズンを迎えることや、観光需要の増加を見込んでいるという。増便は2月10日からで2月中は毎週月金土日のみとし、3月1日から24日までは毎日5往復運航する。
2011年11月20日
・県営名古屋空港協議会と名古屋空港ビルディングは、FDAが12月2日から6号機を新規導入するのを記念して、同空港1階ロビーでセレモニーやコンサートなど関連イベントを開催することを明らかにした。記念事業は午後1時からの式典に続き、名古屋芸大生によるコンサート、事前募集の一般向けにFDAの格納庫と機体の見学会、展望デッキ及び名機100選の特別解放を行うほか、現在開催中の「6号機は何色」クイズの抽選会を開催する。なお、FDAの6号機の初フライトは、翌12月3日からの予定。
2011年11月19日
・全日空系の旅行会社ANAセールスは12月19日から、押切もえさんがプロデュースする香港ツアー「旅ドキスペシャル香港『押切もえCHANCE
IN HONGKONG」を発売する。同社は昨年11月から、「ANAの旅でなりたい自分になる」をテーマに、押切もえさんとのプロジェクトを展開しており、今回の企画はその第3弾。今回は10月30日に就航した中部−香港線を利用したツアーで、押切もえさんは11月上旬に香港のスパやショッピングを視察し、「なりたい自分になる」エッセンスを盛り込んだ。発売に先立ち、12月1日にはプロモーションの一環として、名古屋市の関係諸官庁、旅行会社などを表敬訪問するほか、テレビやラジオ、新聞などメディアプロモーションも計画している。
2011年11月18日
・中部国際空港会社は、2012年3月期通期の連結最終損益が2億円の赤字になるとの見通しを明らかにした。前期は10億円の黒字で、最終赤字は2年ぶり。航空旅客数は緩やかに回復傾向にあるが、東日本大震災による期初の現象を補いきれず、前期比4%減を見込んだという。売上高は同3%減の414億円となる見通しで、航空旅客数も同4%減の885万人に留まり、2005年の開港以来最低の水準に落ち込むとしている。
2011年11月17日
・中部国際空港会社は2011年4〜9月期の連結決算を発表した。それによると売上高は前年同期比6%減の204億円となり、純利益は92%減の7500万円に減少した。航空旅客数は同11%減の435万人と落ち込み、空港事業が同9%減、商業施設が同2%の減少となったが、2008年3月期〜2011年3月期に実施したコスト圧縮が功を奏して最終黒字は確保した。
2011年11月16日
・中部国際空港会社が10月の航空利用者数の速報値を発表した。それによると国際線と国内線を合計した航空旅客数は前年同月比4%増の83万3034人となり1年ぶりにプラスに転じた。内訳は国内線が同5%増の44万4734人、国際線も同3%増の38万8300人となり、単独でもそれぞれ11ヶ月ぶりに前年実績を上回った。貨物取扱量は国内線が同13%減の2360トンで7ヶ月連続のマイナス、国際線も同2%減の1万741トンと4カ月連続のマイナス。発着回数は国際線旅客便が同1%減の2361回、国内線旅客数が同7%増の4553回となった。
2011年11月13日
・中部空港は世界227の空港の中から、顧客サービスが優れていると継続して評価された14の「エクセレントエアポート」に選ばれたことを発表した。エクセレントエアポートとは、国際空港評議会(ACI)が顧客サービスの品質向上を目的に新設した評価制度で、空港利用者に顧客満足度についてのアンケート調査をし、過去5年間連続で5位以内に入賞した空港が認定基準となっている。中部空港で評価が高いのはトイレの清潔さで、今年は温水洗浄便座を大幅に増やしたという。また、多機能トイレの引き戸が重いとの要望を受け、金具を交換して扉を開けやすいように改良したなど、利用者の意見が活かされたことが評価されたと分析している。
2011年11月12日
・FDA(フジドリームエアラインズ)は、2012年3月から県営名古屋−新潟間に定期便の就航を検討していることを明らかにした。FDAは現在、国内10路線を運航しており、県営名古屋空港からは、岩手の花巻や福岡など4空港に定期便を就航させている。12月にさらに1機を追加し計6機での運航となるため、2012年夏ダイヤが始まる来年の3月25日から、新規路線への就航や路線見直しを実施しているという。FDAは県営名古屋空港は名古屋駅から約10キロなのに対し、中部空港は約35キロと遠く、県営名古屋空港を利用していたビジネス客が他の交通手段に流れているとし、路線就航で需要を取り込めるとの考えを示している。
2011年11月11日
・ANA名古屋支店は中部空港発着の2011年4月〜9月期実績を発表した。それによると東日本大震災の影響で、国内線旅客数は前年同期比7.7%減の150万8882人で、開港以来最低となった。供給座席数に対する利用率も9.6ポイント減少し、56.0%であった。国際線旅客数も同10.1%減の7万4313人で、利用率は同11.3ポイント減少し70.2%と落ち込んだ。ANA名古屋支店によると8月以降は前年並みに戻ってきているとし、10月の国内線利用率の速報値では前年同月比2%増の66%と上昇しているという。
2011年11月10日
・セントレアキッズクラブは冬休みプレミアムイベントとして、「冬休み航空教室inセントレア」を開催する。コースはA・Bの2種類があり、Aコースは「運航の安全を支える計器着陸誘導システムと災害に備える空港消防車両」で、セントレアの計器着陸誘導システム(ILS)の仕組みをプロがわかりやすく解説するほか、空港消防隊員の説明により空港大型消防車も見学。Bコースは「航空機・ロケット工場と運航の安全を支える航空灯火」で、三菱重工業飛島工場で、各種の航空機やH-IIBロケットなどの製造工程を見学、セントレアでは航空灯火を見学する。
開催日時は2011年12月26日(月)、Aコースが9:45〜12:10、Bコースが13:50〜18:45の予定で、募集人数はAコースが40名、Bコースはキッズクラブ会員と2等親以内の成人の保護者の同伴が必要で、20組40名となっている。参加費用は無料。
2011年11月 9日
・ポルトガルの国際線チャーター会社「ルズエアー」は、11月から3ヶ月間に運航を予定していた日本−ホノルル間のチャーター便21便の運航を中止した。当初使用予定だったハイフライ航空のエアバスA340-300のエンジンにトラブルが発生し、修理に約2ヶ月かかるためという。代替として21便全てをデルタ航空によるチャーター便で運航する予定で、国土交通省に認可申請中という。代替となるデルタ航空の機材はエアバスA330-300で、ビジネスクラス34席、プレミアムエコノミー29席、エコノミークラス232席の計295席の予定。
2011年11月 2日
・大韓航空は、中部空港では初となるフォワーダーチャーターの貨物便を運航すると発表した。11月4日と6日にボジョレーヌーボー輸送でインチョン空港から飛来する貨物専用機2機の復路便を、荷主11社がシェアしてフォワーダーチャーター便として運航する。中部国際空港会社も国際貨物定期便による貨物輸送不足を補うため、今回のフォワーダーチャーター便を歓迎し、今後も積極的に貨物スペースの拡大に取り組むという。
2011年11月 1日
・FDA(フジドリ−ムエアライズ)は、一部路線を対象とした機内サービスを充実した。内容はコモのパンを早朝に提供する「モーニング・クロワッサン」と、11月30日までの期間限定の機内サービスとしてサッポロ飲料天然炭酸水「ゲロシュタイナー」の提供の追加。県営名古屋空港発着路線での対象は、モーニング・クロワッサンが福岡線の早朝2便と熊本線1便、ゲロシュタイナーが福岡線4便と熊本線1便となっている。
2011年10月30日
・中部国際空港会社は、施設内で電気自動車(EV)の導入に向けた実証実験を11月に実施すると発表した。制限エリアでの業務に実際に使って、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)の利用にあたっての課題を調べる。対象となるEVは三菱自動車の「i―MiEV」、トヨタ自動車「プリウスプラグインハイブリッド」、豊田合成の改造EVなど5台で、業務に支障が出ないような充電設備の場所や能力などをテーマにして調査する。空港内の事業者が11月2〜18日に2〜3日間ほど使い、実験後にアンケートで意見を募り検討材料とする。
2011年10月29日
・中部国際空港会社は30日から始まる2011年国際線冬スケジュールを発表した。それによると旅客便が週263便、貨物便が週16便、合わせて週279便で、前年期初比7便増となり、2年ぶりにプラスでスタートすることになった。増減の内訳はルフトハンザがフランクフルト線を就航以来初めて通期でデイリー運航するほか、ANAがデイリー運航の上海線を運休する一方、香港線にデイリーで就航。大韓航空の済州線が1便減、エバー航空の台北線が1便増、デルタ航空のホノルル線が3便減、サイパン線が運休、フィンエアーのヘルシンキ線が2便減などとなっている。
2011年10月28日
・名古屋税関中部空港税関支署が、9月の貿易概況の速報値を発表した。それによると、輸入額は前年同月比25%増の617億円と、4ヶ月連続で増加したが、輸出額は同10%減の574億円と、5ヶ月連続で減少した。輸出入総額は同5%増1191億円となり、4ヶ月連続で増加したが、5ヶ月連続で輸入超過となった。
2011年10月27日
・中部国際空港会社は「セントレアオリジナルカレンダー2012」を販売する。オンラインショップ「セントレアモール」では10月28日から先行販売し、11月1日からはセントレアおみやげ館などでの一般販売も始まる。セントレアオリジナルカレンダーは月刊エアラインと共同で開催したセントレアフォトコンテストの入賞作品12点が各月を飾っている。オンラインショップ以外での販売場所は、セントレアおみやげ館のほか、成田空港近くの航空科学博物館、東京・市ヶ谷ののりものクラブ、福岡空港でも販売を予定している。販売数は限定500部となっている。
2011年10月19日
・中部国際空港会社は、2011年9月の旅客利用実績の速報値を発表した。それによると国内線と国際線を合わせた総旅客数は前年同月比6%減の77万9975人で、内訳は国内線が同5%減41万4675人、国際線が同7%減の36万5300人であった。旅客便発着回数は国内線が同8%減の4149回、国際線が同11%減の2229回となった。
また、同時に発表された2011年4月から9月末までの上半期旅客数は、同11%減の435万9161人で、内訳は国内線が同11%減の225万1694人、国際線が同10%減の210万7467人。旅客便発着回数は国内線が同6%減の2万5503回、国際線が同8%減の1万3683回となった。
2011年10月18日
・中部国際空港会社は従業員向けの防災マニュアルに、東海・東南海・南海の3連動地震を想定した初動対応、情報伝達の仕組みや避難経路を盛り込み、緊急時に空港で働く約9000人の従業員らが素早く対応できるように周知徹底する。従来あった災害時の行動指針をより詳細にしたうえ、新たに津波対策を加えた。旅客ターミナルビルや立体駐車場など建物の高さも詳しく記し、津波の危険がある際の避難場所を常に確認できるようにした。
2011年10月16日
・JA2012国際航空宇宙展事務局は、10月21日(金)に中部空港に飛来するANAのB787ドリームライナーを撮影するアマチュアカメラマン5名を募集している。選ばれたカメラマンには滑走路海側の立ち入り制限区域から撮影してもらい、写真は2012年に愛知県の3会場で開催されるJA2012国際航空宇宙展の告知などに使用する。参加希望者は10月18日午前中までに、JA2012国際航空宇宙展事務局へeメールで必要事項を送信する。審査の結果、該当者が5名以上の場合は抽選となり、当選者本人には電話かeメールで連絡される。
2011年10月15日
・中部国際空港会社は今年度、荷主企業に向けた新しい助成制度を創設して国際航空貨物の誘致に取り組むことを明らかにした。従来も地元経済団体などでつくる同空港利用促進協議会が中心となって、さまざまな利用促進プログラムを用意していたが、今年1年は荷主に対し、協議会が無条件で貨物1キロあたり5円の協力金に加え、前年に比べた航空貨物の増送量に同額の1キロ5円を協力金として提供するという。
2011年10月14日
・愛知県企業庁が誘致を進める中部空港対岸部に、米国系で会員制の大型小売店を世界展開する「コストコホールセール」が出店することが決まった。同社は日本国内で9店舗を展開しているが東海地区にはなく、今回が第1号となる。今回コストコが出店を決めた前島には既に大型商業施設イオンモールも出店を決めており、前島に東海地区最大規模の商業集積地が誕生することになった。
2011年10月12日
・ANAはB787ドリームライナーの乗員慣熟フライトのダイヤを発表した。フライトは10月12日から10月23日までの12日間実施し、計72フライトを行う予定。フライト区間は国内線の商業初飛行を予定している羽田−岡山間をはじめ、関西発着を中心に、岡山、広島間を往復する計画。発着する空港は、羽田、関西、岡山、広島の4空港のほかに、10月21日に中部空港にフライトを行う予定で、当日は羽田空港を午前9時25分に出発し、中部には午前10時25分に到着、11番スポットに駐機する。中部の出発は午後5時30分で関西に向かう。中部空港ではメディア関係者に新型機の機内見学などを実施するという。
2011年10月11日
・名古屋税関中部空港税関支署は、9月の中部空港の貨物取扱量の速報値を発表した。積込と取卸を合わせた総取扱量は前年同月比14.1%減の9511トンで、3ヶ月連続でマイナスとなった。輸出量を中心とする積込量は同13.3%減の4404トンで3ヶ月連続のマイナス、輸入量を中心とする取卸量は同14.8%減の5107トンで2ヶ月連続のマイナスとなった。
2011年10月10日
・FDA(フジドリームエアラインズ)は、今年の12月から同社6機目の航空機を新規導入することを明らかにした。現在はどの路線に投入するか未定とのことだが、県営名古屋空港発着の既存路線や新潟への新規路線就航を軸に検討しているという。導入するのは3号機・5号機と同じエンブラエルのERJ175(84席)で、すでにカラーリングは決まっているが、どの色なのかを当てるキャンペーンを同社のホームページで行う予定。
2011年10月 9日
・中部空港では滑走路を間近に見られる「セントレアまるわかりツアー滑走路見学コース」の参加者が15万人に達したのを記念して、抽選で12月24日に開催する3回(各10組20人)に計30組60人を無料で招待する。内容は、昨年8月にリニューアルした有料の「セントレアまるわかりツアー滑走路見学コース」と同じ。特別バスに乗車して滑走路の外周の制限地域を巡るコースで、普段は立ち入ることのできない滑走路脇で離着陸する航空機などを撮影できる。応募は同空港のウェブサイトからオンラインで受け付けている。締め切りは11月11日11時までとなっている。
2011年10月 8日
・ベトナム航空は10月30日の冬期スケジュールから、日本路線の便名900番台から300番台に変更する。中部発着便については、中部発月水金のホーチミン行きがVN969便からVN341便に、中部発火木土日のハノイ行きがVN967便からVN347便に変更される。
2011年10月 7日
・ベトナム航空は10月10日(祝)に、中部空港4階イベントプラザで「ハロー・ベトナム」イベントを開催する。民族舞踊ショーやアオザイのファッションショーを開催するほか、CBCラジオのアナウンサーによるミニトークショーも予定している。イベントでは中部−ホーチミン線の往復航空券やオリジナルグッズが当たる抽選会や、ノンラー(管笠)の絵付け体験行われる予定。
2011年10月 5日
・トルコ航空のムトゥル東京支社長は日本路線の増強策として、2012年から2013年までに中部空港への就航を検討していることを明らかにした。すでにトルコ航空本社でも、就航に向けた調査、具体的な詰めを進めているという。中部線には関西線に使用しているエアバスA330を使用する予定で、便数はデイリーではなく、週2便か週3便などで就航後、増便を検討する方針で、将来的には成田線や関西線と同じくデイリー運航を目指すとしている。
2011年10月 1日
・県営名古屋空港直行バスを運行しているあおい交通は、10月のダイヤ改正で名古屋空港発勝川駅行きのバス運行本数を、現在の1日10本から18本に、勝川駅発名古屋空港行きを現在の1日9本から17本に増便する。名古屋空港はジェイエア撤退後需要が減少し、あおい交通もバス運行本数の見直しを余儀なくされていたが、FDAが福岡線に就航、熊本、岩手、青森へと路線数を順次拡大。それに合わせて同社のバス乗車率も、前年同月比で4月が50%だったものが、6月に60%、7月に73%、8月には77%まで回復した。
2011年 9月30日
・中部国際空港会社の川上博社長は28日の定例会見で、2011年度下期の見通しについて、円高に伴う海外渡航の増加もあり、10年度下期実績を上回る見込みであることを明らかにした。旅客数は東日本大震災の影響で4月に22%減まで落ち込んだものの、最終的には前年並みに持ち直すとみているという。ただ、通期実績は厳しい状況で、減収減益は避けられない見込みであることも明らかにした。
2011年 9月29日
・中部国際空港会社が、国際線が2011年冬スケジュールに移行する10月の旅客便の運航見込みを発表した。それによると旅客便の合計便数は10月1日時点では週271便だが、エバー航空が台北線を週5便から週3便に2便減便するほか、デルタ航空がホノルル線を週7便から週4便に3便減、フィンエアーがヘルシンキ線を週7便から週5便に2便減便するため、計7便減の週264便となる予定。このほか、定期チャーター便としてスカイキングが運航しているフライ・ミクロネシアのサイパン線も、現在の週5便から週2便となる。
2011年 9月28日
・JALは中部−ホノルル線の機材を、需要に応じて通常のB767−300ER(237席)からB777−200ER(302席)に大型化し供給座席数を増やす措置を取っているが、2011年冬スケジュールでも一部日程で実施することを明らかにした。対象期間は以下のとおり。
2011年10月11日〜20日、23〜29日、10月30日〜11月3日、11月14日〜2012年1月3日(ただし11月20、21、30日、12月1、5、6、16、17、26、27日は対象外)。
2011年 9月27日
・ガルーダ・インドネシア航空は9月30日から10月4日まで、中部国際空港利用促進協議会や中部国際空港会社などと協力し、インドネシアのジャカルタとバンドンで訪日旅行を誘致するための観光セミナーと商談会を開催する。期間中、10月1日はバンドン、10月3日はジャカルタで、中部地域を紹介するプレゼンテーションを実施するほか、商談会も開催する。同航空は2009年からインドネシアから中部地域への訪日客誘致と中部国際空港の利用促進を目的に、当イベントの開催を続けている。
2011年 9月23日
・JTA(日本トランスオーシャン航空)は、中部−石垣直行便を来年3月25日から運休すると発表した。JTAは沖縄発着路線をめぐる競争環境は新規航空会社の参入により、急激な変化が生じているとして、今回の運休を、環境の変化に対応し、安定的に利益を確保できる企業体質の構築を図る施策の一環と説明している。中部−石垣直行便は2009年2月に開設、利用実績は2008年度が1万4000人(利用率78.3%)、2009年度が5万9200人(同57.0%)、2010年度が7万8600人(同65.7%)、2011年度(4〜8月間)が3万5000人(同71.9%)と推移していた。
2011年 9月20日
・ニュージーランド航空は2011年11月18日から、名古屋−関西空港間の無料リムジンバスの運行を再開することを明らかにした。東日本大震災後に無料リムジンバスを運休していた。利用できるのは関空発着のニュージーランド航空便の搭乗者で、バスの運行時間は関空発着の時刻により異なる。利用するには旅行会社又はニュージーランド航空コールセンターで、利用日の10日前までに予約が必要となっている。
2011年 9月19日
・防災科学技術研究所と岐阜大学の合同研究チームが、最大級の台風が襲来した場合の影響をシミュレーションした。それによると、伊勢湾では通常に比べ潮位が最大で5.6m上昇する恐れがあるとしている。研究チームはさらに、気候変動に関する政府間パネルの温暖化予測のデータを使って、台風の強大化が進む今世紀末も試算した。それによると、通常の潮位に比べ伊勢湾で6.9m高くなる可能性があることが判明。その場合は中部空港で滑走路などが水没する恐れがあるとし、壊滅的な状況に陥ることが懸念されると指摘した。
2011年 9月18日
・中部国際空港会社が2011年8月の利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比3%減の91万875人となり、東日本大震災発生後に続いていた需要の減少幅が回復基調となった。内訳は国際線旅客数が同4%減の42万7200人で、3月から4ヶ月連続で2桁の減少が続いていたが、7月は同7%減と1桁台まで回復し、8月はさらに同4%減と減少幅を縮めた。国内線旅客数も同2%減の49万1557人と減少幅が回復傾向にある。発着回数は国際線が同7%減の2422回、国内線はほぼ前年並みの4712回となった。
2011年 9月17日
・タイ国際航空は2011年冬スケジュールにおける、日本路線の増便を発表した。それによると11月16日から関西を夕刻に出発する関西−バンコク線(TG627/626便)を週3便で新規就航、また、2012年1月6日から、現在週3便で運航している中部を夕刻に出発する中部−バンコク線(TG647/646便)を1便増の週4便(月木金土)に増便。中部−バンコク線は週7便の午前中と合わせ週11便となる。
2011年 9月16日
・中部空港は9月17日から「沖縄 宮崎 南国物産展inセントレア」を開催する。中部空港と結ばれている地域の産物を集めた、同空港の人気イベントの1つ。今回は沖縄そばの実演販売が初登場するほか、宮崎県が発祥の地とされる辛いラーメン「辛麺」も並ぶという。会場は空港旅客ターミナルビル4階のイベントプラザで、期間は9月25日まで。
2011年 9月15日
・愛知県は中部空港島内の県企業庁用地に、非鉄金属メーカー「山寿セラミックス」が研究開発と製造の拠点を設けることになったことを発表した。県企業庁によると、13日に同社と事業用地約3600平方メートルの借地権設定契約を締結。空港島内は物流企業の割合が高く、製造業が進出するのは初となる。
2011年 9月14日
・ルフトハンザ・ドイツ航空は、2011年10月30日からの冬期スケジュールにおいても、中部−フランクフルト線のデイリー運航を継続することを明らかにした。同社はリーマン・ショックによる需要減少により、2008年度冬期スケジュールから同線を週5便に減便していたが、今年の夏期スケジュールからデイリー運航に戻していた。使用する機種は今までどおりA340−300又はA340−600となっている。
2011年 9月10日
・キャセイパシフィック航空は10月30日から始まる冬期スケジュールで、すべての日本路線の運航を再開することを明らかにした。キャセイパシフィック航空は東日本大震災後の需要の減少を受けて、一部路線の運休措置をとっていた。中部線ではCX535便とCX536便が一部日程の運休措置をとってきたが、10月30日からは完全復便する。キャセイパシフィック航空によると、日本線の需要は6月以降徐々に回復しており、今後の需要回復に期待しているという。
2011年 9月 9日
・名古屋商工会議所と愛知県の幹部が定例懇談会を開催し、名商から高橋会頭ら11人、愛知県からは大村愛知県知事ら10人が出席した。会談では中部空港の利用促進や2本目滑走路の導入、広域幹線道路の拡充などについて話し合われ、今回が初参加となった大村知事は2本目滑走路について「前向きに取り組みたい」などと応じたという。
2011年 9月 8日
・中部国際空港・関連問題を考えるネットワークは名古屋市内で第7回総会を開き、中部空港の第二滑走路など、今後の愛知県のあり方について論議した。その中で大村愛知県知事は「第二滑走路を建設しようとしている。無駄な事業をやめさせよう」と訴えたほか、日本共産党の林元愛知県議が、昨年の羽田空港の4本目滑走路、新国際線ターミナル開業による中部空港の地位低下、東日本大震災の教訓から中部空港やりんくう都市用地の地震・津波対策の見直しが迫られるなど、愛知県の空港をめぐる問題は変化してきていると指摘した。このほかにも参加者からは、空港利用者が低迷しているので、西知多道路などの新たなアクセス道路は必要ないなどの意見が相次いだ。
2011年 9月 4日
・空の日、空の日旬間を記念して、県営名古屋空港をベースに航空事業を手がけるセコ・インターナショナルが、9月17日から19日、23日から25日の6日間、おトクな価格でヘリコプター遊覧飛行ができる「お得!納得!乗っ得!空の日記念ヘリコプター遊覧飛行」を開催する。開催日の午前10時から午後4時まで、大人4500円、こども4000円でフライトできるほか、家族3名が搭乗できるファミリーパックを1万円で販売する。事前予約は行わず、先着順に受付する。同社はまた、名古屋空港に隣接するエアポートウォーク名古屋で、8月30日から10月31日まで実機の展示などを行う。
2011年 9月 3日
・県営名古屋空港は空の日イベントとして、10月8日に「歩こう!巡ろう!空港こども探検隊」を開催する。同空港の滑走路の約200メートルを歩く滑走路ウォークでは、午前と午後に各回50組100名、空港内をバスに乗って巡るツアーでは、午前と午後で各40組80名を募集している。この2つのイベントに参加すると小型機やヘリコプターの機体見学ができる。また、イベント当日には、通常は公開していない日本の航空史を飾る「名機百選」を公開するほか、名古屋市消防航空隊と愛知県防災航空隊の訓練飛行、就航地の特産品フェアを開催する。
2011年 9月 2日
・中部空港は9月10日(土)に、「空の日エアポートフェスタ」を開催する。当日はANAが「東北応援マルシェ」として、宮城、岩手、福島からの地域産品を販売するほか、モデルが古い新品の機内アイテムを販売し、震災の義援金にする。JALはブースで紙飛行機づくりや色塗りで遊べるほか、チアリーディング「J★Cheers」が出演するステージを予定している。
2011年 9月 1日
・ANAは10月30日から新規就航する中部−香港線のフライトスケジュールを発表した。中部発のNH1191便が中部9:30発−香港13:20着、香港発のNH1192便が香港14:10発−中部18:45着。使用機材はB737−700で、ビジネスクラス8席+エコノミークラス112席の計120席となっている。
2011年 8月31日
・デルタ航空は9月7日から、中部−デトロイト線とマニラ線を、週6便から週5便に減便する。9月5日までは木曜日を除き運航しているが、9月7日から火、木は運航しない。ただし、年末年始繁忙期となる12月22日から1月16日までは、デイリー運航を予定している。使用機種はB747-400で変更はない。
2011年 8月29日
・イオンモールは中部空港対岸部(前島)に出店を計画している「イオンモール常滑(仮称)」を、2014年春に開業すると発表した。同社は09年秋に開業する計画で08年9月に愛知県と約20ヘクタールの借地契約を結んだが、米リーマン・ショック以降、経済情勢が悪化したことで開業時期を延期していた。海岸線という立地を活かして釣り店やバーベキュー施設を計画するなど、遊びと憩いを提供するほか、テナントも地元の野菜、魚介類などの販売施設、家具のアウトレット店、ホームセンターなどを計画しているという。
2011年 8月28日
・愛知県は県営名古屋空港の2010年度の収支差が2億9300万円となり、2年連続の黒字となったことを明らかにした。JALの撤退やターミナルビルの使用料減免措置で8000万円の減収となったが、補修費支出などを抑えて黒字を確保したという。収入が14億1000万円に対し、支出は11億1700万円であった。
2011年 8月27日
・県営名古屋空港の地元2市1町(春日井、小牧、豊山)の首長は、地域航空会社FDA(フジドリームエアラインズ)の就航路線拡大を受け、岩手、青森、福岡、熊本の4県を手分けしてトップセールスに回ることを明らかにした。就航先の自治体や商工団体などを訪れ、就航路線の維持や利用促進に係る協力などについて意見交換を行うという。
2011年 8月26日
・名古屋入国管理局中部空港支署は、中部空港の夏期繁忙期(11日〜21日)の出入国者数の速報値を発表した。出国者は前年同期比3%増の8万900人となり、円高の進行や節電対策で夏季休暇を長くする企業が増えたことで、アジア方面中心に海外旅行者が増えたとみられる。行き先別では香港を除く中国が1万8200人でトップ、続いて韓国の1万7800人、台湾の8700人となっている。一方入国者数は同3%減の7万8800人に留まった。同支署では長期滞在目的で入国する外国人が減っているためではとみている。
2011年 8月25日
・ANAは10月30日からはじまる冬スケジュールで、中部−香港間に定期路線を1日1往復で新規開設することを明らかにした。ANAによると中部空港を国内線と国際線を中継するハブ空港として強化したい考えで、香港へは国内地方空港からの直行便が少なく、東北などからの乗り継ぎ客が見込めると判断したという。香港には手堅いビジネス需要があり、70%以上の搭乗率が期待できるとしている。使用機材はB737−700の予定。また、現在運航している中部−上海線は、冬スケジュールにおける上海空港の発着枠の関係で休止となる。
2011年 8月24日
・JALとANAは夏の繁忙期(8月12日から21日)の中部空港発着路線の利用旅客数を発表した。国際線はANAが前年同期比1.5%増の5326人、JALは座席数を大幅に減らしたため、同30.9%減の1万3198人となった。どちらの航空会社も全路線で搭乗率が90%前後と高水準を維持した。国内線はANAが同3.1%増の13万727人、JALは同4.6%減の3万4928人であった。
2011年 8月23日
・アシアナ航空は中部−仁川間を週1便で運航している貨物定期便を、9月21日から週2便に増便すると発表した。増便されるのは水曜日の午前便で、使用機材はB747−400F。中部を午前に出発するため、仁川で積み替えることでヨーロッパやアジアの主要都市に同日接続が可能となる。
2011年 8月14日
・日本航空技術協会と日本航空機操縦士協会は、10月23日に中部空港の大阪航空局中部空港事務所会議室で航空教室「夢は叶うYes
I
Can」を開催する。航空業界への就職を目指す高校生、専門学校生、大学生を対象に、パイロット、整備士、客室乗務員など航空会社や空港で働く先輩たちが仕事を紹介し、意見交換やグループ・ミーティングを行う。参加費は無料。定員は100名で先着順となっていて、定員に達し次第、締め切りになる。
2011年 8月12日
・中部国際空港会社が7月の航空旅客数の速報値を発表した。それによると国内線と国際線を合わせた総旅客数は前年同月比7%減の75万4700人であった。9ヶ月連続のマイナスとなったが、減少幅は6月の14%減と比べ縮小した。内訳は国内線が同6%減の39万3200人で15ヶ月連続のマイナス、国際線は同7%減の36万1500人でいずれも縮小傾向にあると分析している。
2011年 8月10日
・中部空港の2本目滑走路の早期実現を要望している、愛知県や地元経済団体などで構成する建設促進期成同盟は9日、民主党の陳情要請対応本部などを訪れ、3大都市圏が一体になって国の中枢機能を支えるため、同空港の機能拡充に関する調査を実施するように要望した。このほか、社会資本整備の重点計画を見直す中で、空港の完全24時間化の早期実現を位置づけることと、航空需要拡大に国も全面支援することなども要望した。
2011年 8月 7日
・中部国際空港会社はお盆休み期間(8月12日〜21日)の国際線予約状況を発表した。それによると出発客は昨年同期比4.9%増の7万700人と2年連続で増加した。到着客を合わせた総数も同2.5%増の14万3500人と前年同期を上回った。出発のピークは13日、到着のピークが18日でそれぞれ8000人。行き先別では韓国が同18.1%増の1万7000人でトップで、昨年上海万博開催でトップだった中国が同11.6%減の1万2900人に留まった。
2011年 8月 6日
・名古屋税関中部空港税関支署が7月の貨物取扱量の速報値を発表した。それによると、輸入などの取り卸し量が前年同月比5%増の5238トンとなり、11ヶ月ぶりに増加した。このうち輸入が5188トンとなり、同9%増加したことが貢献した。輸出などの積み込み量は同6%減の4257トンと、2ヶ月ぶりに減少した。輸出が同3%減の4205トンに留まったことが影響した。取り卸しと積み込みを合計した総取扱量は9495トンと前年同月比で微減だった。
2011年 8月 4日
・フィンエアーは2011年10月29日以降の冬スケジュールから、中部−ヘルシンキ線を夏ダイヤの毎日(週7便)運航から週5便に減便する計画を明らかにした。9月までは毎日運航し、10月第3週から中部発水曜日がなくなり週6便となる。さらに10月30日からは同土曜日の運航がなくなって週5便になる。機材はA330−300で変更はない。なお、2012年夏スケジュールでは再び週7便で運航する計画。
2011年 8月 3日
・FDA(フジドリームエアラインズ)が8月から県営名古屋−青森線で1日1往復の定期運航を始めたことを受け、大村愛知県知事が3日、青森県の三村知事を表敬訪問した。大村知事は会談後、記者会見で「1日1往復と言わず、複数便となるよう需要を拡大し、青森と愛知のパイプが太くなることを期待したい」と語った。FDAによると、7月の同路線の平均搭乗率は84%だったという。
2011年 8月 2日
・大村愛知県知事は、愛知県の観光PRと中部空港のエアポートセールスのため、9日から中国と韓国を訪問すると発表した。日程は12日までの4日間で、東日本大震災の影響で愛知県を訪れる外国人観光客が減少していることを受け、愛知県の安全性をPRするとともに、中部空港への新規路線就航や増便を働きかける。中国では中部国際空港会社の川上社長とともに北京を訪れ、中国国際航空や政府機関などに増便や誘客の拡大を要請する予定。
2011年 8月 1日
・中部国際空港会社は8月5日から7日の3日間、ハワイの文化に楽しみながら触れられる「Do
HAWAI'I 2011 Aloha Hawai'i Nei Festival in
セントレア」を開催する。ハワイ州観光局が後援し、現地のミュージシャンを招くハワイアンライブや、フラダンスショーを開催するほか、ハワイアンショッピングコーナーなどを企画。また、日替わりでハワイアングッズの手作り体験ができるコーナーも用意する。
2011年 7月30日
・JALは中部−ホノルル線の予約が好調なことから、7月20日から8月21日までB777−200ERに機材を大型化して対応しているが、10月11日から10月20日、10月23日から10月29日の期間もB777−200ERで運航する計画を明らかにした。これにより1便あたりの座席数は、通常運航のB767−300ERの237席から302席に増加する。
2011年 7月28日
・FDA(フジドリームエアラインズ)は、県営名古屋空港から8月1日以降1日1往復で運航する青森線と花巻線を、1日2便に増便する検討をしていることを明らかにした。それに伴い6機目の旅客機の導入も検討しているという。県営名古屋−花巻線は5月21日、同青森線は7月2日に運航を開始、現在は隔日や不定期運航となっているが、8月1日からはそれぞれ1日1往復に拡充する。両路線とも採算ラインとしている搭乗率65%を上回り、70〜80%となっているという。
2011年 7月27日
・FDA(フジドリームエアラインズ)は7月から午後6時30分以降にフライトする便を対象に、機内で「サッポロプレミアムアルコールフリー」の機内サービスを開始したが、8月1日からさらに対象便を拡大することを発表した。このプレミアムアルコールフリーは、アルコール0%のビールテイスト飲料で、20歳以上の搭乗客を対象に提供本数に達した時点で終了する。8月1日以降の対象便はFDA149便(静岡発福岡行き)、FDA148便(福岡発静岡行き)、FDA307便、FDA309便(県営名古屋発福岡行き)、FDA308便、FDA310便(福岡発県営名古屋行き)、FDA337便(県営名古屋発熊本行き)、FDA338便(熊本発県営名古屋行き)の計8便となる。
2011年 7月26日
・名古屋税関中部空港支署が2011年上半期の中部空港の貿易額の速報値を発表した。それによると、輸出貿易額は前年同期比7.8%の3449億円に留まり、上期ベースでは2年ぶりに前年実績を下回った。中でも輸出の主力であるアジア向けの半導体などの電子部品が同24.9%減の745億円と大幅に減少したことが影響した。一方、輸入貿易額は同14.4%増の3439億円で、2年連続で前年を上回った。増加が顕著だったのは中国からのスマートホンなどの通信機器で同3.5倍の369億円、医薬品も同35.7%増の436億円であった。
2011年 7月25日
・愛知県は2011年8月1日から8月31日までの1ヶ月間、県営名古屋空港の利用促進キャンペーンとイベントを開催する。期間中県営名古屋空港から出発する小学生以下の子供を対象に、先着3000名に空港のマスコットキャラクター「なごぴょん」をデザインしたオリジナル定規セットをプレゼントする。また、8月1日と8月12日には1階ロビーで、名古屋芸術大の学生たちによるコンサートを開催する。
2011年 7月14日
・中部国際空港会社が2011年6月の利用実績の速報値を発表した。それによると航空旅客総数は前年同月比14%減の66万3700人で、8ヶ月連続でマイナスとなった。内訳は国際線旅客数が同12%減の32万6700人で7ヶ月連続のマイナス、国内線旅客数が同15%減の33万7000人で14ヶ月連続のマイナスであった。航空機の発着回数は、国際線旅客便が同8%減の2213回、国内線旅客便は同9%減の4083回となった。
2011年 7月 8日
・中部空港で7月10日にB787「ドリームライナー」とB747LCF「ドリームリフター」との競演スケジュールが最終決定した。駐機スポットはB787が国際線27番でドリームリフターは隣の28番となった。このため、一般開放する臨時駐車場付近からフェンス越しに2機が並んで駐機する姿を見ることができる。ドリームリフターは午後4時過ぎに貨物の積み込みのため移動する予定で、2機の競演時間はB787が到着する午前7時30分頃から午後4時頃までの約8時間30分の予定。今回の競演は日本ではほぼ唯一の機会であるうえ、今回来日しているB787のレジ「N787EX」では、これが最初で最後となる。
2011年 7月 6日
・カリフォルニアのチャーター専門航空会社「スカイキング」は、8月11日から中部−サイパン間のプログラムチャーターを週5便で運航する。グアムを拠点とする地域航空会社「フライ・ミクロネシアdbaフライ・グアム」がオペレーションや予約、販売を担当。運航は「フライ・ミクロネシア」ブランドで実施する。運航日は月、水、木、金、日の週5便で、10月末運航分まで国土交通省に申請しており、その後も継続的に運航することで、定期便化へつなげたい考えという。使用機材はボーイング737−400で、ビジネスクラス12席、エコノミークラス132席の計144席。機内食ではチャモロ料理を提供する予定。フライトスケジュールは中部発の5K213便が、毎週月、水、木、金、日で中部11時55分発−サイパン16時25分着、サイパン発の5K212便がサイパン08時20分発−中部10時55分着となっている。
2011年 6月30日
・FDA(フジドリームエアラインズ)は今年の9月搭乗分から燃油サーチャージを徴収すると発表した。額の設定は2ヶ月ごとで、シンガポール市場の燃油価格の平均値から決定するという。ただし、2ヶ月間の平均が70米ドルを下回った場合は適用しないとしている。9月と10月の燃油サーチャージ額は片道800円、10月と12月は900円となっている。
2011年 6月29日
・中部国際空港会社は、ボーイング社の最新鋭機B787「ドリ−ムライナー」が、7月10日(日)に中部空港に飛来することを発表した。当日のフライトスケジュールは、羽田06:25発→中部07:30着、中部18:00発→シアトル18:45(現地時間)着となっている。駐機スポットは♯27を予定しているという。
2011年 6月28日
・中部国際空港会社は27日、コンチネンタル航空が5月から午後便を運休し、週7便に半減させていた同社のグアム便を7月15日から週14便に、デルタ航空のホノルル便も週
5便に減便していたが、同日から週7便に戻すことを明らかにした。
2011年 6月26日
・ボーイング社とANAは、同社の最新鋭旅客機B787「ドリームライナー」の中部空港への試験飛行を、7月8日に計画していることが明らかになった。B787は主翼など機体の35%が日本製で、三菱重工、富士重工、川崎重工の東海地区の工場が製造しており、新型機のデモフライトにふさわしいと判断された。同機は7月3日から羽田を拠点に伊丹、関西など4路線で試験飛行をし、7月9日に米シアトルに帰還することになっていて、中部へは7月8日に羽田から飛来する予定という。
2011年 6月25日
・名古屋税関中部空港税関支署が5月の貿易額の速報値を発表した。それによると、輸出入額は前年同月比11減の1072億円となり、3ヶ月ぶりに減少した。内訳は輸入額が同18%減の516億円、輸入額は同3%減の556億円であった。
2011年 6月24日
・ANAは東日本大震災によって運休または臨時便として限定していた仙台空港発着の定期便を、7月25日から全面再開することを明らかにした。中部発着便はアイベックスエアラインズとの共同運航を含め、1日6往復での運航となる。
2011年 6月16日
・中部国際空港会社は5月の旅客数の速報値を発表した。それによると、国内線と国際線を合わせた総旅客数が前年同月比17%減の65万8300人となり、5月単月では過去最低となったことがわかった。下落幅は東日本大震災直後の4月の同22%減よりも5ポイント回復したものの、依然として需要の低迷が続いている。内訳は国内線が同19%減の33万6700人、国際線が同14%減の32万1600人であった。
2011年 6月12日
・中部空港で6月16日〜7月18日まので間、立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」の体験ツアーを実施する。セグウェイの講習を手がけるミックスインクが期間中1日に4回開くもので、まず講師が安全な乗り方を教えたうえで、空港内でガイドを聞きながらの体験ツアーに入り、スカイデッキでの屋外走行も行われる。講習、体験ツアーを合わせて約60分間で、料金は3500円。ネット予約できるほか、空きがあれば空港でも申し込める16歳以上が参加でき、1回の定員は4人となっている。
2011年 6月10日
・アイベックスエアラインズは、7月1日から1日2往復の定期便を就航する予定だった中部−仙台線について、7月24日までの期間限定で1日1往復の臨時便として運航することを明らかにした。仙台空港の設備が東日本大震災で被災し、定期便の発着枠が確保できないことによるもので、7月25日以降は仙台空港の復旧状況をみて判断するとしている。
2011年 6月 9日
・JALは利用率が好調な中部−ホノルル線の機材を、夏休み期間限定で大型化することを明らかにした。同路線はJ東日本大震災の影響で4月こそ落ち込んだものの、5月以降は再び堅調に推移しており、平均搭乗率は90%台を維持しているという。6月、7月もほぼ満席に近い予約状況で推移、7月、8月はキャンセル待ちも発生しており、供給を上回る需要があるため大型化を決定したという。期間は7月20日から8月21日までで、B777-200ERを使用する。これにより、通常のB767-300ERからエコノミークラス、ビジネスクラス合わせて65席が増加する。ただし、7月27日、28日、8月4日、5日、8日、9日、10日の7日間と13日の復路についてはB767-300ERで運航する。
2011年 6月 3日
・地域航空会社FDA(フジドリームエアラインズ)は、経営拠点は静岡に残したまま、運航拠点を県営名古屋空港に移す方針を明らかにした。同社は名古屋空港に拠点を移すことで、利用料の減免が受けられることを理由に挙げ、拠点として集約することでコスト削減が図れると説明している。
2011年 6月 2日
・地域航空会社FDA(フジドリームエアラインズ)は、県営名古屋空港に到着する定期便を対象に、名古屋駅までのバス無料券を提供するなどの「空港アクセスキャンペーン」を開始した。期間は7月31日まで。対象は福岡、熊本、花巻、青森の各空港からの名古屋空港到着利用者対象とし、あおい交通の名古屋駅行きバス利用券2千円分を提供する。ただし、事前申請が必要となる。また、往復便の利用者にはレンタカーの3千円割引サービスも行う。
2011年 6月 1日
・地域航空会社FDA(フジドリームエアラインズ)は、県営名古屋空港と奄美大島の奄美空港を結ぶチャーター便を運航すると発表した。7月9日から31日の間の奇数日に運航する。航空券は個人客には直接販売せず、JTBや近畿日本ツーリストなど旅行会社がチャーター便を利用した旅行商品を発売する。
2011年 5月30日
・名古屋税関中部空港税関支署は、中部空港の4月分の貿易概況の速報値を発表した。それによると、輸出は前年同月比4.6%増の634億円で、4ヶ月ぶりに増加した。地域別ではEU向けが32.2%増と最も伸びが大きく、米国向けも8.5%増となった。輸入額は同9.5%増の510億円で、アジアからICなどの半導体部品が2.3倍の約60億円と、過去5年間で最高額を記録した。いっぽう中国からはスマートフォンの輸入が増えているが、開港以来最高額だった3月からは一転、マイナスに転じた。
2011年 5月28日
・愛知県は25日、2010年度の県営名古屋空港の旅客利用状況を発表した。それによると旅客数は前年度実績比8.4%の40万2853人、平均搭乗率は5.4ポイント低下し52.4%だった。県営名古屋空港はジェイエアが運航路線を段階的に減らし、今年3月26日で班全に撤退した。現在はFDAが一部の路線を引き継いで運航しているが、路線数が大幅に減少しているため、今年度は年間20万人程度に半減するのではと予測している。
2011年 5月27日
・地域航空会社FDA(フジドリームエアラインズ)は県営名古屋空港と青森空港を結ぶ路線を、7月2日に開設することを明らかにした。7月は2日、6日、8日、20日、22日、24日、26日、28日、30日の9日間のみ運航日を設定し、8月以降は毎日1往復運航する予定という。運賃は片道3万1800円で、復興支援のボランティアが5人以上で利用する場合、運賃をひとりあたり3000円割引く制度を設定する。
2011年 5月25日
・ANAは24日、同じスターアライアンスに加盟するアメリカのコンチネンタル航空とのコードシェアを拡大し、日本とグアムを結ぶ8路線を6月1日から対象に加えると発表した。中部発着便は中部発11時40分のCO970便がNH6746便、中部10時30分着のCO971便がNH6747便となる。
2011年 5月24日
・タイ国際航空のピヤサワット社長は23日、中部国際空港の川上社長を表敬訪問し、東日本大震災後、タイからの訪日訪問客が大幅に減少していることを伝えた。同社は中部−バンコク線を週10便運航しているが、震災後に不安をあおるような報道が目立ち、特にタイからの旅客数が影響を受けているという。4月の搭乗率は、中部発の午前便が約70%程度なのに対し、タイ人の利用が多い午後便が震災前の約70%から50%程度まで低下している。中部国際空港会社はバンコク便の増便を要望しているが、ピヤサワット社長は「現状では難しい。旅行者は日本を敬遠し中国などへ行くという人も多い」との現状を述べた。
2011年 5月19日
・地域航空会社FDA(フジドリームエアラインズ)が、県営名古屋空港から花巻・青森両空港への運航を今月21日以降に始めることを発表したが、国土交通省が就航期間を1年程度に限定するよう同社や県などの関係機関に要請していることが分かった。中部空港への一元化を進める中部経済連合会などは要請を容認する考えだが、FDAは運航を続ける方針で、愛知県もFDAの判断を尊重するという。
2011年 5月18日
・中部国際空港会社が、2011年3月期連結決算を発表した。それによると、最終損益が10億円の黒字(前期は27億円の赤字)に転換し、3期ぶりの黒字となった。商業事業が伸びたことやコスト削減も利益を押し上げた。同社は今期の業績予想は公表を見送ったが、東日本大震災により自動車をはじめ中部経済の低迷が予想され、前期を上回るのは難しいとの見方を明らかにしている。売上高は微増の425億円で3期ぶりの増収となったが、航空旅客数はJALの再建に伴う減便などが響き約921万人と0.5%減少、国際貨物取扱量も約11万5000トンと2.8%減った。空港事業は落ち込んだものの、アジア訪日客の購買が増えた免税店など商業事業の増加で補った形となった。
2011年 5月17日
・中部国際空港会社が2010年4月の旅客数の速報値を発表した。それによると国際線は前年比19%減の30万4800人、国内線も同25%減の277万7615人で、いずれも3月の実績(国際線:同6%減40万7600人、国内線:同21%減36万4280人)よりも下げ幅が拡大した。また、旅客便の発着回数は、国際線が同4%減の2256回、国内線も同8%減の4040回と減少した。
2011年 5月16日
・アシアナ航空は、中部−仁川間に貨物定期便を6月25日から週1便就航させることを明らかにした。同社は2008年12月まで同区間の貨物便を運航していた実績があり、今回2年半ぶりの復活となる。使用機材は最大45トン積載できるB767−300Fを使用。同社は中部から韓国向けだけでなく、北米やヨーロッパ向けの貨物の取り込みも図る方針という。フライトスケジュールは中部発(土)OZ195便が21:55発→仁川着(土)23:50、仁川(土)発のOZ196便が18:25発→中部着20:15となっている。
2011年 5月15日
・スカイマークは7月16日(土)から、中部−那覇線に深夜便を週6往復運航することを発表した。運航期間は7月16日から7月31日までで、運航は月曜日を除く火曜日から日曜日。フライトスケジュールは、中部発の559便が中部00:05発−那覇翌02:20着、那覇発の550便が那覇04:00発−中部06:00着となっている。
2011年 5月14日
・地域航空会社FDA(フジドリームエアラインズ)は県営名古屋空港と青森、花巻両空港を結ぶ定期便を就航すると発表した。花巻便は5月21日に就航し、6月11日までは土日のみの運航で、その後30日までは木曜日を加え週3便となる。青森便は7月に就航し、両路線とも8月から毎日1往復になる予定。花巻までの運賃は片道2万9800円で、青森便の詳細は今後詰めるとしている。各路線で年間約3万5000人の利用者を目指す。
2011年 5月13日
・名古屋税関中部空港税関支署は、4月の中部空港の貨物取扱量の速報値を発表した。輸出量に相当する積込量は前年同月比1%減の4628トンで9ヶ月連続のマイナス、輸入量に相当する取卸量は同11.8%減の4919トンで、8ヶ月連続のマイナスとなった。
2011年 5月12日
・名古屋入国管理局中部空港支局は、大型連休中(4月28日〜5月8日)の中部空港を利用した出入国者数の速報値を発表した。出入国者の総数は前年同期比8%減の11万7900人、出国者数は同6%減の5万7000人、入国者数同10%減の6万900人だった。行き先別では、韓国がトップで同5%増の1万3000人であった。今季から運航する2社がそろって増便したヨーロッパは、同62%増の4700人と大幅増となった。逆に前年より便数が減少したハワイ、台湾、香港は前年同期の6〜7割程度となり大きく減少した。
2011年 5月11日
・ANA名古屋支店は、中部空港発着路線を対象とした旅客実績を発表した。それによると、国内線は前年比3%増の317万人となり、5年ぶりに前年実績を上回った。沖縄便と仙台便の搭乗率が好調で、徳島便などの廃止路線分を吸収した。いっぽう国際線は上海便が冬スケジュールで運休したことから同16%減の13万人強に留まった。
2011年 5月10日
・JALとANAは大型連休期間中における、中部空港発着の利用実績を発表した。国内線はANAが前年比1.6%増の10万5810人とわずかに上回ったが、JALは経営再建に伴い機材を小型化したため、同27%減の2万8671人と大きく減少した。国際線はJALが同1万2000人と半減したほか、ANAも同2.8%減の4729人と減少した。
2011年 5月 3日
・ANAは中部空港から花巻空港へのチャーター便を、13日から計4便運航することを明らかにした。中部−花巻線はJALが運休して以来定期便がなく、同じく運休となった青森線と合わせ、地元自治体を中心に就航を要望する声が絶えない。これを受けてANAは、今回のチャーター便運航を機に、青森線と合わせて定期便の就航も検討したいとの意向を明らかにしている。
2011年 4月28日
・ANAは東日本大震災による需要減を受けて、中部−福岡線、那覇−石垣線、福岡−那覇線の3路線について、6月中に一部欠航することを明らかにした。中部−福岡線は現在すでに1日2往復の減便を実施しているが、6月末までの一部日程で最大2往復減便する。
2011年 4月27日
・名古屋税関中部空港税関支署は、2010年3月の中部空港の貿易概況速報値を発表した。輸出入を合わせた総額は約1296億円となり、10ヶ月ぶりに1200億円台を回復した。特に輸入貿易額は1年ぶりの600億円台で、中国からの輸入額が開港以来最高額を記録した。輸入貿易額は前年同月比1.9%増の629億円で4ヶ月連続のプラス。輸出貿易額は0.3%減の674億円で3ヶ月連続のマイナスとなった。しかし1月2月の2けたの減少幅に比べると減少率は小幅となった。
2011年 4月26日
・中部国際空港会社は、国際線貨物便の着陸料を8割値引きする新制度を導入すると発表した。新規就航便や増便、機体の大型化などの増加部分が割引対象となる。新制度の運用期間は2013年4月までの2年間で、値引きは最大で1年間適用される。国際線貨物便に対する着陸料の値下げは、2005年の開港以来2度目となる。2008年10月から2年間、増加分の着陸料を最大5割値引きしたが、便数が十分に回復しなかったため、今回値引き幅を拡大することになったという。
2011年 4月25日
・地域航空会社フジドリームエアラインズ(FDA)は県営名古屋空港発着2路線の、ゴールデンウイーク期間(4月28日〜5月8日)の予約状況を発表した。予約率は福岡線が55%、熊本線が55.8%で、直近と比較すると、福岡線は5ポイント、熊本線は10ポイント上昇しているという。特に連休前半の福岡線は満席か空席わずかの便が多く、九州方面路線では大震災の影響は少ないと分析している。
2011年 4月24日
・中部国際空港会社はゴールデンウイーク期間(4月28日〜5月8日)の国際線予約状況を発表した。予約総数は11万1000人で前年比15.4%減と大幅に減少した。東日本大震災が影響し、旅行を控える傾向にあるためと分析している。出国数は同13.5%減の5万2600人、入国者数は同17%減の5万8400人となっている。出発のピークは4月29日の8900人、到着は5月5日の7100人となっている。
2011年 4月23日
・キャセイパシフィック航空は東日本大震災による需要減に対応する減便を、6月30日まで延長することを明らかにした。中部発着便では4月28日(木)を除き、引き続きCX535便とCX536便を運休し、週14便体制を維持する。
2011年 4月22日
・愛知県は5月にもJALとFDAに対し、愛知県内と青森、花巻(岩手)の2空港を結ぶ路線の開設を要請することを明らかにした。愛知県は既にANAにも中部空港と青森、花巻2空港を結ぶ路線の開設を要請しており、ANAは要請を受ける形でチャーター便の運航を検討するとしているが、新たにJALとFDAにも要請することで、早期の路線確保を目指す方針。しかし、県営名古屋空港も選択肢に加えると2空港の一元化を求める中部空港側からの反発が予想されるほか、中部空港の競争力強化を求める経済界からも、県営名古屋空港とのすみ分けを懸念する声が強まることが予想される。そのため愛知県は東北路線の需要をJALとFDAに訴えるとともに、県営名古屋空港の活用についても中部経済界の理解を得たい考え。また、ANAとのチャーター便就航に関する協議も継続するとしている。
2011年 4月21日
・エティハド航空が運航する中部−北京−アブダビ線で、今まで区間利用ができなかった中部−北京間のみの利用が可能となった。中部−北京間は現在、中国国際航空と中国東方航空がそれぞれ週7便ずつ運航しているが、これにエティハド航空の週5便が加わることになる。中国国際航空と中国東方航空はいずれも中部発が午前便なのに対し、エティハド航空の中部発が午後9時40分発であることから、中部国際空港会社では利用者の利便性が向上すると期待している。
2011年 4月20日
・ANAは5月に中部空港と花巻、青森両空港を結ぶ路線でチャーター便を運航する方向で検討に入った。東日本大震災で被災した東北地方の復興支援策の一環で、2路線は昨年JALが路線を廃止したため、地元企業や自治体がANAに運航を要望していたもの。ANAは当面チャーター便で運航することを想定しているもようだが、自治体などには定期便や臨時便としての運航を要望する声が根強いという。
2011年 4月19日
・ANAは東日本大震災後運休していた中部−仙台線を、27日から再開することを明らかにした。震災前は1日5往復だったが、仙台空港の復旧が完全に終わっていないことから、当面は1日1往復のみの臨時便として運航する。フライトスケジュールは、中部発が午後2時05分、仙台発が午後0時30分となっている。使用機材は176人乗りのB737−700の予定。
2011年 4月18日
・中部国際空港会社が2010年度(2010年4月1日〜2011年3月31日)の航空利用概況を発表した。それによると国際線旅客数は前年比5%増の451万4190万人で、2007年度以来3年ぶりに増加した。上期は同12%増の234万7347人であったの対し、下期は同2%減の216万6843人と前年を割りこんだ。また、国内線旅客数は同5%減の469万6724人で、上期が同2%増の254万330人、下期が同9%減の215万6394人となった。旅客便発着回数は国際線が同1%増の2万8771回で3年ぶりに増加したが、国内線は同6%減の5万1178回と前年より大きく減少した。
2011年 4月17日
・チャイナエアラインは2011年5月3日から、中部−高雄線の運航スケジュールを変更する。4月30日までは火、金の運航のところ、5月3日から水、土に運航曜日を変更し、中部出発時間を遅らせる。5月3日からのフライトスケジュールは、CI153便が中部19:05発−高雄21:25着。CI152便が高雄14:00発−中部18:05着となっている。
2011年 4月16日
・中部国際空港会社は3月の航空旅客数の速報値を発表した。それによると、国内線と国際線を合わせた総数は、前年同月比14%減の77万1880人で、東日本大震災の影響で利用者数が大きく減少した。内訳は国内線旅客数が同21%減の36万4280人で、JALの路線縮小に加え、震災により仙台空港が閉鎖されたための運休が大きく影響した。国際線旅客数は同6%減の40万7600人であった。
2011年 4月15日
・ANAは東日本大震災による旅客数減少に対する減便措置を実施することを発表した。対象は国内線6路線と国際線2路線で、中部空港発着路線では1日12往復の福岡線を10往復に減便する。期間はゴールデンウイーク期間を除く4月18日から5月31日までの予定。
2011年 4月 8日
・中部国際空港利用促進協議会は、中部空港の貨物拡大に向けた2011年度の取り組みを発表した。中部空港発着の貨物便を新たに利用した荷主に、促進協力金として貨物1キロあたり5円を支払う制度を開始し、輸出入量を増やして既存便の拡大や新規就航を目指す方針。新制度は、既存の中国・上海便、香港便など、中部地方での潜在需要が見込める東アジアや東南アジアとの貨物便の利用が条件とり、他空港からの切り替えや新規で輸出入する貨物を対象とし、取り込みを図る。協力金は荷主1社につき輸出、輸入それぞれ100万円が上限で、期間は1年間。
2011年 4月 7日
・航空輸送産業専門の英国調査会社スカイトラックス社が実施した顧客サービスに関する国際空港評価で、中部空港が「ベスト・リージョナル・エアポート」のアジア部門1位に選ばれた。2位は関西空港、3位は羽田空港だった。リージョナル・エアポートとは首都以外に位置し、長距離路線のハブ空港でない空港を対象としている。アクセスの利便性や保安検査、乗り継ぎ、スタッフのサービス、案内表示、レストランなど39項目について、インターネット上で1134万人を対象に調査した。
2011年 4月 6日
・スカイマークは中部−仙台線を2012年4月に就航する計画を発表した。今回がスカイマークにとって初めての仙台空港への乗り入れで、中部空港路線以外にも新千歳線と神戸線も2012年3月に就航する。しかし、仙台空港は東日本大震災の被害を受け、現在定期便の運航を行っておらず、状況によっては就航延期の可能性もあるとしている。
2011年 4月 3日
・愛知県や中部国際空港会社、名古屋商工会議所などは、JALが運休した中部−花巻線と青森線の復活をJALに働きかけてきたが、今後は方向転換しANAに要望することになった。東日本大震災の被災地への復旧活動のため、中部から東北への航空網の拡充が必要だとしてANAに臨時路線の早期開設を依頼しており、それをきっかけに定期路線の復活につなげたいとしている。
2011年 4月 2日
・スカイマークは2月1日に就航したばかりの、中部−羽田線と茨城線を5月末で廃止することを明らかにした。それぞれ1日1往復運航していたが、利用率低迷により、わずか4か月で運航を取りやめることとなった。いっぽう、6月1日からは中部−那覇線を1日2往復で就航する。中部を午前7時40分と午後6時10分に出発する。
2011年 4月 1日
・名古屋税関中部空港税関支署は、2011年2月の中部空港の貿易概況の速報値を発表した。それによると、輸出入総額は前年同月比1.6%減の988億円で、21カ月ぶりに1000億円台を割り込んだ。輸出額は11.2%減の508億円と大幅に減少したことが主な原因で、品目別では、半導体など電子部品が同35・2%減と落ち込みが大きかった。輸入額は同11.2%増の480億円と増加した。欧州からの医薬品が同77.7%増だったほか、半導体など電子部品が前年に比べて3.7倍と、東南アジアからの集積回路の増加傾向が続いているという。
2011年 3月31日
・キャセイパシフィック航空は4月1日から4月15日までの間、日本−香港間路線を減便すると発表した。成田線では成田発CX501便、CX521便、香港発CX524便、CX520便を欠航。羽田線は香港発CX542便を欠航する。関空線では関空発CX567便を欠航。中部線でも中部発CX535便、香港発CX536便を欠航する。キャセイパシフィック航空はこれらの便が運休しても、香港−東京ではデイリーで4便、東京−香港間では同5便があり、関空線でもデイリーで香港行きが3便、関空行が4便、中部にもデイリー2便があるとしている。
2011年 3月30日
・スカイマークは茨城空港発着の全3路線を、3月30日〜4月3日間運休すると発表した。運休するのは茨城−神戸、札幌、中部の3路線で、保有する全18機のエンジンの洗浄や部品点検のための運休」説明している。4月4日以降の運航体制は未定で、点検結果などを基に判断するという。対象となる便を予約している場合は、手数料なしで利用便の変更や払い戻しに応じるという。
2011年 3月22日
・JALグループのJTA(日本トランスオーシャン航空)は、2011年4月1日から5月31日までの期間、中部−那覇線で「JTA美ら美ら沖縄キャンペーン」を開催する。期間中に対象旅行会社のツアーで、JTAの中部発那覇行きJTA255便、JTA257便に搭乗すると、JTAオリジナルの琉球MY箸セット、沖縄そばクーポン、BLUE SKY・Coralway空港売店500円クーポンの3つの特典をもれなくプレゼントする。対象旅行会社はJTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、阪急交通社、沖縄ツーリスト、名鉄観光、JUMBO TOURS、オリオンツアー、J−TRIPの9社となっている。
2011年 3月19日
・ルフトハンザ・ドイツ航空とエティハド航空は、3月22日までとしていた日本路線の運航スケジュールの変更を、ルフトハンザ・ドイツ航空は日本発3月29日まで、エティハド航空は3月26日まで延長することを明らかにした。この間の中部発着の定期便はいずれも運休し、便名は成田発着便の便名を使用する。
2011年 3月18日
・ルフトハンザ・ドイツ航空は、東日本大震災の影響から、成田路線の発着空港を変更する。3月16日から22日の日本出発分まで、成田−フランクフルト線は中部発着に、成田−ミュンヘン線は関空発着に変更する。同社のホームページでは、「十分な座席数を確保するため」とだけ説明しているが、危険が高まっている地域に乗務員や乗客を行かせたくないのが主な理由ではと推測している。中部空港に変更されるフライトスケジュールはLH710便がフランクフルト13時30分発−中部翌11時00分着、LH711便が中部12時00分発−フランクフルト19時25分着となっている。使用機材はエアバスA340−600。
2011年 3月17日
・エティハド航空は東日本大震災の影響から、3月17日から3月22日までの間、アブダビ−成田線を中部経由で運航することを明らかにした。その間は本来の中部線であるEY889便と888便は欠航となる。中部空港では中部の旅客の搭乗と降機のほか、乗務員交代と給油を実施、成田発着の旅客は機内待機となる。フライトスケジュールはEY871便が成田(月・火・木・土・日)20時50分発→中部22時05分着、中部23時20分発→アブダビ翌06時40分着、EY878便がアブダビ(月・火・木・土・日)01時00分発→15時30分着、中部16時45分発→成田18時00分着。
2011年 3月16日
・中部国際空港会社は2月の航空旅客数の速報値を発表した。それによると、国内線と国際線を合わせた総数は、前年同月比7%減の69万3880人で、4ヶ月連続の前年割れとなった。発着回数は3871回であった。内訳は国内線旅客数が同10%減の34万8080人、国際線旅客数が同3%減の34万5800人であった。
2011年 3月15日
・ANAは東北地方太平洋沖地震によって仙台空港が閉鎖され、中部−仙台線を運休していることに伴い、近隣の代替空港である福島へ1日2便の運航を開始した。フライトスケジュールは中部発が午前7時30分と午前10時30分、福島発が午後12時と午後8時40分となっている。期間は未定だが、当面の間運航する予定。
2011年 3月12日
・知多つばめタクシーは、中部空港から名古屋市中心部の主要ホテルまでを結ぶ深夜発の定額乗合ジャンボタクシーの運行を開始した。スカイマークが2月から、中部空港への深夜到着便を就航させたのを受けての対応で、中部空港に午後11時から翌午前1時までに到着する便の乗客を対象とし、航空機の到着が遅れた場合も対応するという。9人乗りハイエースを使用し、名古屋市中区まで約1時間30分で運行する。料金は大人1人4500円(高速道路料金含む)となっている。利用するには予約が必要で、利用日の1か月前から2日前の午後7時までに、電話などで申し込む。
2011年 3月11日
・スカイマークは2月に就航した中部空港と羽田、札幌、茨城空港を結ぶ定期路線の1ヶ月間の搭乗率を発表した。中部−札幌線の搭乗率は50.0%、中部−茨城線は43.8%だったが、中部−羽田線は7.0%であった。羽田線は名古屋圏と羽田を結ぶ定期路線としては29年ぶりの復活だったが、深夜便であることが影響し、低空飛行のスタートとなった。2月に運航した計56便の乗客数は689人で、1便平均の乗客数は約12人にとどまった。
2011年 3月 8日
・中部空港は4月1日から駐車場に新料金体系を導入し、6日目以降の駐車料金を無料にすることを明らかにした。これまで予約駐車場限定で実施してきた「6日目以降加算無料」のキャンペーンを、予約の有無にかかわらず全ての駐車場に通常料金体系として適用する。駐車期間が5日を超える場合、6日以降分の料金加算がなくなり一律7500円の定額となる。国内の主要空港で長期間の駐車料金を一部無料にするのは中部空港が初めて。新料金は同日0時出庫分から適用される。
2011年 3月 5日
・豊山町は県営名古屋空港の利用促進のため、町民を対象に航空運賃の助成制度を新年度から始めると発表した。対象となるのはFDAが運航する福岡線と熊本線で、片道大人3000円、子ども(3歳以上12歳未満)1500円を助成。チケットの半券を持参して申請すれば、役場が現金を振り込むという。予算枠は240万円で大人400回分だが、利用者が多く予算不足になれば、補正予算も検討するという。
2011年 3月 3日
・国土交通省中部運輸局は、旅客便の貨物室を有効活用するための「小型航空コンテナ」の開発と運用をめざして、中部空港の輸出貨物を対象に実証実験を開始すると発表した。3月2日の貨物ピックアップから3月7日の海外配送までの5日間が実験期間。キャセイパシフィック航空の旅客便で中部空港から香港経由でアムステルダムまで運ぶ。中部空港への直行フレイターが減る中、旅客便の貨物室を使ったトランジット輸送でも、貨物直行便並みのスピードと輸送品質が得られることを証明したいという。
2011年 3月 2日
・中部国際空港会社は、名古屋グランパスとタイアップし、「セントレアまるわかりツアー 滑走路見学コース」と「名古屋グランパスの試合観戦」を1日で楽しめる、「まるっと1DAYプラン」を実施する。まるっと1DAYプランは貸切バスでセントレアに行き、滑走路見学ツアーに参加。その後、豊田スタジアムにて名古屋グランパスの試合観戦をするもの。試合前には選手のウォーミングアップを間近で見られるピッチサイド見学もある。開催日は2011年5月21日(土)、定員80名(最小催行人数30名)、料金はカテゴリー3(試合観戦時
指定席)7,500円(大人、中学生以下とも)、カテゴリー4(試合観戦時
ゾーン指定)大人6,980円、中学生以下5,500円などとなっている。
2011年 3月 1日
・中国東方航空は、中部−上海路線の一部を深センまで延伸させると発表した。3月27日から上海を経由する形で、中部と深センを結ぶ路線を毎日1便の週7便運航する。現在1日3便ある中部−上海線のうち、MU719便とMU720便を延長するもの。中部−深セン便の就航は、2008年3月に中国南方航空が廃止して以来、約3年ぶりとなる。使用機材はエアバスA320で、座席数はビジネスクラス8席とエコノミークラス148席。運航スケジュールは、中部を午後4時に出発、上海を経由して深センに午後11時30分到着。復路は深センを午前8時5分に出発、午後3時5分に中部に到着する。
2011年 2月28日
・名古屋税関中部空港税関支署が、中部空港1月の輸出入額の速報値を発表した。輸出額と輸入額を合計した総額は、前年同月比3.2%増の1079億円で、前年実績を上回ったのは2ヶ月連続。内訳は輸出額が12%減の520億円と2ヶ月ぶりのマイナス。輸入額は22.9%増の559億円と2ヶ月連続のプラス。中部空港は製造業が集積する中部地方の貿易の玄関口であるため、輸出が輸入を上回る「輸出超過」が基本で、単月で輸入超過になるのは、リーマン・ショック後に輸出が激減した2008年12月〜2009年3月以来となった。
2011年 2月27日
・今年の9月18日に中部国際空港周辺で行われるトライアスロンの国際大会「アイアンマン70・3セントレア常滑ジャパン」の実行委員会が、3月1日正午から出場選手を募集する。アイアンマン70・3は、通常のアイアンマンレースの半分の水泳1.9km、自転車90km、長距離走21kmの計113kmで競う。一般枠660人、海外居住枠200人、常滑市民枠30人など計1000人を募集する。参加費4万2000円で、応募用件は18歳以上で、過去にトライアスロン大会で完走した経験があることとなっている。
2011年 2月26日
・中国貨運航空は中部−上海間に新規就航する貨物便の就航日を、3月1日から3月27日に変更すると発表した。同社によると、航空会社が一斉に夏スケジュールに変更する27日にしたほうが、貨物の収集を含め円滑に事業を立ち上げられると判断したという。
2011年 2月25日
・デルタ航空は中部−ホノルル線を一時運休することを明らかにした。運休は4月初旬から6月中旬までの短期的なもので、6月中旬に週5便で運航を再開し、7月中旬から週7便に戻すという。しかし、ゴールデンウイーク期間に旅行先として人気が高いホノルル便の本数が半減するため、ハワイ旅行を計画しても予約が取れない旅客が出てくる可能性がある。一時運休は、好調な欧州路線に対応するデルタ航空の機材繰りが理由とされている。同じくホノルル線を運航するJALが、5月18日以降に臨時便を計11本運航することをすでに明らかにしたが、臨時便やチャーター便をゴールデンウイークに設定するのか、航空各社の動向が注目される。
2011年 2月24日
・JALは週7便を運航している中部−ホノルル便に、臨時便を運航すると発表した。運航されるのは中部発5月18日から6月27日にかけてで、計11便を設定する。観光需要の高まりなどで、同期間にホノルル便の供給座席数が不足する可能性があるとみて、臨時便を運航し需要を取込み収益拡大を目指すという。臨時便はどれも4泊6日の旅行商品が企画しやすい日程で組まれる見通し。JALのホノルル便は搭乗率が9割程度と好調な路線で、繁忙期に臨時便を設定することはよくあるが、それ以外の時期に運航する臨時便は珍しいという。
2011年 2月23日
・中部国際空港会社は、国内線で運航される100席以下の小型機を対象とした運用改善策の実施と、着陸料割引制度の導入を発表した。今までは中、大型機が利便性の高い発着スポットを利用しており、小型機は徒歩やバスで最大約1キロの移動が必要だった。今回の改善で、小型機は保安検査場に近く搭乗時間が短い発着スポットを利用できるようになり、乗客の利便性が向上する。また、4月からは小型ジェット機の新規就航や増便を対象に、2年間着陸料を現行の5分の1に値下げする特別割引制度を導入。7月からアイベックスエアラインズが仙台、大分路線の就航を表明しており、これが運用改善後、割引制度導入の初の事例となる。
2011年 2月22日
・中部国際空港会社は、世界の空港の運営会社などで構成する「国際空港評議会(ACI)」が実施した2010年の顧客満足度評価で、「500万人〜1500万人クラス」の50空港中2位にランクされたと発表した。前年の4位から上昇したほか、規模を問わない全153空港中でも11位となった。顧客満足度評価は、チェックインカウンターでの待ち時間や職員の接客態度など34項目について、ACIが国際線旅客者にアンケート調査して実施している。同クラスの1位はインドのハイデラバード空港で、全体の1位は韓国のインチョン空港だった。
2011年 2月21日
・FDA(フジドリームエアラインズ)は、5月1日、2日、5日に県営名古屋−青森間に6便のチャーター便を運航する。同路線はJALによる2011年夏ダイヤからの路線復活が見送られたが、今回のチャーター便運航は定期便復活の実績作りになると期待されている。JALは「中部空港から県営名古屋空港に路線を移管、機体を小型化すれば採算はとれる」としてきたが、愛知県などとの調整がつかず、路線復活は見送られていた。このため愛知県はFDAとも協議を始めており、チャーター便の実現は定期便に向けた実績づくりになるとみられる。FDAは夏と秋にもチャーター便も検討しているという。
2011年 2月20日
・ボートレースとこなめ(常滑競艇)を運営する常滑市は、中部空港アクセスプラザにボートレースの小規模場外発売場「オラレセントレア」(仮称)を今年9月に開設すると発表した。「オラレ」は、ボートレース振興会が建設して、レース施行者に3年間無償貸与するもので、空港への設置は全国で初めてという。計画ではアクセスプラザ1階の高速バス乗り場近くに鉄骨平屋建て255平方メートルの建物を建設し、自動発払機3台やレース中継テレビなどを設置する。常滑市の直営で、午前7時半から午後9時まで常滑競艇を中心に最大4場分までの舟券を発売。約1億5000万円の工事費はボートレース振興会が負担する。
2011年 2月19日
・中部国際空港会社の川上社長は、開港6周年にあたる17日の会見で空港の現状について、「国際線が回復し、国内線の便数減も底を打ち、反転攻勢の手応えがある。小型機への対応を始め、次の成長の基盤を進めたい」と述べた。また、2011年3月期の連結決算の純損益は、JALを始めとした路線縮小の影響が大きいものの、1月までは想定内に収まっていることを明らかにし、2、3月が堅調ならば3年連続の赤字が避けられる見通しであることを明らかにした。
2011年 2月18日
・日本航空系のJALツアーズは、JALの国内線で活躍してきたエアバスA300−600Rが2011年3月26日をもって退役するのを記念し、3月12日(土)と13日(日)の2日間で構成する搭乗ツアーを発売した。ツアーは3月12日に羽田空港の格納庫で同機の撮影をするなどのイベントを開催、13日に羽田空港から中部空港への回航便を使用し、2時間程度の周遊飛行を楽しむ予定。また、夕食懇親会、セントレア滑走路見学バス、帰りのバスなどのオプショナルツアーも設定した。
2011年 2月17日
・中部航空宇宙技術センターは、次世代航空機の素材となる炭素繊維複合材を産官学連携で研究する「ナショナル・コンポジットセンター(NCC)」を名古屋大学に設置する方向で最終調整に入ったことを明らかにした。軽量で強度に優れた炭素繊維複合材は、米ボーイング社の最新鋭旅客機B787でも使用され、今後、利用範囲が自動車などの分野にも広がる見通しで、各国が開発を競っている。今月中に発足する設立準備会には東レなどの素材メーカーのほか、三菱重工業、トヨタ自動車、名古屋大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが参加する見通しとなっている。
2011年 2月16日
・名鉄観光サービスは大韓航空と連携して、今年のゴールデンウイークにグアム5日間のツアー商品を発売することを明らかにした。計画では大韓航空が中部空港で通常夜間駐機しているソウル線用のB747を利用し、4月29日の午後10時過ぎに中部を出発、5月3日の午前7時過ぎに到着する。料金は大人14万4800円から、子供は半額の7万2400円からだが、名鉄観光の創立50周年を記念し、2歳未満の幼児は特別に50円にするという。
2011年 2月15日
・中部国際空港会社は100席以下の小型ジェット機の着陸料を、現在の5分の1程度の水準に引き下げる方針を固めた。値下げによる国内線ネットワークの拡充で、国内線と国際線の乗り継ぎのよさをPRし、国際線ネットワークの拡大につなげたいとの狙い。値下げ後の着陸料は1回1万円前後となり、中部空港で現在プロペラ機に対して設定している水準とほぼ同額にする見通し。この結果、中部空港の小型ジェット機の着陸料は県営名古屋空港の実質的な着陸料よりも安くなる公算が大きい。昨年問題になった県営名古屋空港への路線移管は受け入れられないとの同社の立場から、今回の決断が行われたものとみられる。
2011年 2月14日
・中部国際空港会社が2011年1月の航空旅客数の速報値を発表した。国内線と国際線を合わせた旅客数全体では、前年同月比6%減の67万4548人となった。内訳は国内線が同11%減の31万8348人となり、2ヶ月連続で月間ベースの過去最低を更新した。ANAが徳島線と米子線を運休したことのほか、大雪の影響で計13便が運休したことも影響した。国際線は同1%減の35万6200人と微減であった。旅客便の発着回数は国内線が同
13%減の3953回、国際線が同4%増の2387回だった。
2011年 2月12日
・中部国際空港会社は11日、旅客ターミナルビル1階ウェルカムガーデンに、「戦国」「侍」をテーマに中部の武将観光をPRする「中部武将館 SAMURAI LAB.」をオープンさせた。長篠合戦図屏風や信長、秀吉、家康の甲冑のレプリカ、火縄銃などを常設展示するほか、「姫」をテーマにした企画展示、人気アクションゲーム「戦国BASARA」の体験コーナーなどがある。また、歴史関係の本や歴史漫画を集めたライブラリーカフェ(1時間400円のフリードリンク制)や甲冑試着・写真撮影サービス(2000円)、戦国武将グッズ販売コーナーもある。
2011年 2月11日
・航空機の中古部品などを販売するセントレアジャンク市が、中部空港の第2セントレアビル4階会議室で11日に開催される。今回は開港6周年を記念した催しで、中部国際空港会社をはじめ、JALやANAなどが協賛出品する。前回のジャンク市では開場5分で売り切れた機内食配膳用ミールカートや、計器類、操縦かん、プロペラ、ドアレバー、機内食用食器、航空地図、ステッカーなどが販売予定となっている。また、空港施設のジャンク品として、停止線灯、接地帯灯など航空灯火関連部品を販売する予定となっている。
2011年 2月10日
・県営名古屋空港からの全路線撤退する日本航空系のジェイエアに代わり、新たに就航したFDA(フジドリームエアラインズ)のPRのため、東海各地を行脚している「空の路ひろめ隊」が9日、美濃加茂市、可児市、土岐市、恵那市などを訪問し、旅客機をモデルにした同空港のマスコットキャラクター「なごぴょん」を従えて協力を依頼した。美濃加茂市を訪れたFDAの内山拓郎副社長は、「FDAの認知度はまだ低い。苦戦しているが協力をお願いしたい」と依頼。同隊は岐阜、長野、愛知の3県で計62自治体を回り、PRを続ける予定という。
2011年 2月 5日
・中部での航空・空港のあり方を研究する財団法人「中部空港調査会」は、3月31日付けで解散し、中部の地域整備や産業振興に関わる調査研究をする「中部産業・地域活性センター」に統合することを明らかにした。中部空港調査会は、中部空港の開港を目指して1985年に設立。空港候補地の選定や調査などを実施した。開港後は中部空港の活用についての提言や環境調査を行ってきた。
2011年 2月 3日
・トヨタ自動車は、社員が海外出張する際の航空機のビジネスクラス利用を一部解禁した。トヨタ関係者によると、利用が解禁されるのは、片道10時間以上かかる北米や欧州への出張で、1ヶ月以内に2回以上、該当地域への海外出張をする場合に限られる。以前は東アジアなどを除き、海外出張では原則ビジネスクラスを利用していたが、リーマン・ショック後の業績悪化を受け、2008年12月から原則禁止していた。また、年間約2万人いた海外出張者数も半数ほどに減らしていた。ほかの企業もトヨタにならって出張費を抑制したため、旅行業界に打撃を与えていた。
2011年 2月 2日
・中国貨運航空は、3月1日から中部−上海(浦東)線の運航を、月曜日を除く週6便で開始することを明らかにした。フライトスケジュールは中部発のCK243便が月除く毎日、中部11:40発→13:10上海着、上海発のCK244便が月除く毎日、上海07:00発→10:10中部着となっている。使用機材はA300F。
2011年 2月 1日
・名古屋税関中部空港税関支署が、2010年の中部空港の貿易概況の速報値を発表した。それによると輸出入額は前年比12・4%増の1兆3656億円だった。中部空港の輸出入額が前年を上回ったのは3年ぶり。しかし、直近のピークだった2007年の2兆2214億円と比較すると、まだ6割強の水準に留まっており、本格的な回復までにはまだ時間がかかると分析している。内訳は輸出額が同16%増の7405億円、輸入額は同8%増の6251億円であった。
2011年 1月31日
・中部国際空港利用促進協議会は、今年度から新たに新設した「新たな需要創造及びビジネスモデル構築プラン」に、昨年10月末までの第2回公募を踏まえ、3件を支援対象事業としたと発表した。「新たな需要創造及びビジネスモデル構築プラン」は、今年度に新設した支援メニューで、セントレア発着便の利用を促進し、かつ中部地域の発展に寄与する新しい航空貨物の需要創造や国際物流に関する新たなビジネスモデルの構築に対して、事業経費の2分の1(最大100万円)を上限として支援するもの。選定された事業名と企業は以下のとおり。
「輸入小口宅配貨物のセントレア集約」:(株)シージェイネットワークス及び(株)日立物流
「セントレア発上海向け航空貨物のエクスプレス・サービス」:日本通運(株)
「搭載方法の工夫とプロモーション実施による鉢物の輸出量拡大」:豊明花き(株)
2011年 1月29日
・JALのグループ会社ジェイエアは、愛知県豊山町の県営名古屋空港内にある本社を、3月に大阪府池田市の伊丹空港近隣ビルに移転すると正式発表した。JALグループの路線再編により、3月26日で県営名古屋空港から完全撤退するため、大阪への移転を決めた。同社の従業員のうち、パイロットや客室乗務員ら300人はすでに伊丹空港に配置換えになっていた。ジェイエアは広島にあった本社を、2005年2月の中部国際空港開港に伴い、小型機専用空港となった県営名古屋空港に移転していた。
2011年 1月28日
・中部国際空港会社が2011年2月の旅客便の計画便数を発表した。国際線旅客便は11月時点の計画と比較して10便増の週268便となる見込みで、中国東方航空が南京線を運休したものの、デルタ航空がホノルル線を週7便で就航、サイパン線を週3便で再開したほか、フィンエアーが1便増の週5便としたことによる。前年のピーク時と比較しても2便増となり、JALの運休・減便を他社が増便して補填したかたちとなった。国内線旅客便は1日あたり68便で、前年から8便の減少。スカイマークとANAが新路線開設や増便をするものの、JALが13便減となったことが響いた。
2011年 1月27日
・FDA(フジドリームエアラインズ)は26日、県営名古屋−熊本線をを3月27日に開設すると発表した。1日2往復で撤退するJALの路線を引き継ぐ。県営名古屋発着便は昨年10月の福岡線に次いで2路線目となる。フライトスケジュールは中部発が午前8時30分と午後5時45分、熊本発が午後2時15分と午後7時35分となっている。
2011年 1月26日
・スカイマークの西久保社長は24日、沖縄県の上原副知事を訪ね、6月1日から中部−那覇便を運航することを明らかにした。1日2往復し、普通座席177席のB737−800を使用するとしている。
2011年 1月25日
・アイベックスエアラインズは、7月1日からANAと共同運航する中部発着路線のフライトスケジュールを発表した。中部−仙台線は中部発午前11時25分と午後2時55分、中部着が午後2時20分と午後5時55分、大分線は中部発午前8時5分と午後6時25分、中部着が午前10時55分と午後9時15分となっている。
2011年 1月22日
・JALは中部空港と沖縄を結ぶ路線の運航を、子会社のJTA(日本トランスオーシャン航空)に移管すると発表した。移管に伴い3月27日から始まる夏スケジュールから、中部−沖縄便の機材を現在の380席ある大型機から150人乗りの小型機に替え、1日2便から4便に増便する。供給座席数は現在の約80%になるため、利用率を向上させて採算性を高めたいとしている。
2011年 1月21日
・国土交通省は、関西空港と中部空港に就航する中国の航空会社の路線について、両国間で合意した便数を超える運航を暫定的に認可すると発表した。中国との間の旅客便数を増やし、日本への中国人観光客の増加を促すのが狙いという。現在、関西と中部への中国便発着枠は現在週189往復で、既に枠いっぱいに就航している。日本は中国に対してオープンスカイ(航空自由化)を求めてきたが、協議は進んでいない。今回の対応について、期限は設けないという。
2011年 1月20日
・ANAは2011年度の運航計画を発表した。中部空港発着では3月27日から始まる夏ダイヤから、熊本便を1日2往復から3往復へ、秋田便を1日1便を2便へ増便する。仙台便と大分便は減便又は運休とするが、その分はアイベックスが就航する便をコードシェアすることで充当するため、仙台便は現在の5往復から6往復に増便される。また10年度途中から増便した札幌便、沖縄便、松山便などは便数増のままとする。
2011年 1月19日
・JALは運休した中部−花巻線と青森線の県営名古屋空港に移しての運航再開を、3月下旬からの新ダイヤでは実施しない方針を明らかにした。その理由として「愛知県内で合意が整わない」との見解を示したという。これを受けた関係自治体は、今後はANAへ運航を要請するなどして、早期の路線復活を目指す方針で、静岡空港を拠点とする地域航空会社FDA(フジドリームエアラインズ)にも運航を働き掛けるという。
2011年 1月18日
・中部国際空港会社は「セントレアキッズクラブ・プレミアムイベント第3弾」を発表した。今回は会員から希望の多かった飛行機に乗って空を旅する「セントレアから飛行機に乗って空の魅力を学ぶ1泊2日のツアー」を実施。中部発着のANA便で仙台に飛び、仙台空港・航空大学校・航空保安大学校・航空自衛隊松島基地を訪問するほか、中部空港内のANAステーションコントロールセンター見学など、普段は絶対に見られない施設を訪れる。開催日は2011年3月24日(木)〜3月25日(金)の1泊2日で、キッズクラブ会員とその保護者2人様1組ペアで参加する。募集人数は17組34名(最少催行人数15組30名)、参加費は2名合計で62,600円となっている。
2011年 1月16日
・アイベックスエアラインズは、2011年7月から中部空港発着路線を開設することを発表した。開設するのは中部−仙台線と、中部−大分線で、どちらも1日2往復し、業務提携しているANAと共同運航する方針という。使用する航空機は、6月に導入するカナダ・ボンバルディア社の70人乗りCRJ700。小型機による定期便の就航は、大・中型機を想定した設計の中部空港では初となる。アイベックスエアラインズはコンピューターソフト会社「日本デジタル研究所」の子会社で、今回機材増に合わせて事業を拡大する上で、中部で需要が見込めると判断したという。
2011年 1月15日
・FDA(フジドリームエアラインズ)は県営名古屋−福岡線に21日から、新割引運賃「F0ドリーム」を設定すると発表した。新割引運賃は従来の最安運賃1万4800円よりも安い1万2500円から1万3500円とし、新幹線の名古屋−博多間の最安運賃1万4000円よりも安く設定した。搭乗日の7日前までに予約・購入することが条件で、販売座席数には制限がある。
2011年 1月14日
・中部空港は2010年12月の航空旅客数の速報値を発表した。それによると、国際線が前年同月比3%減の33万2600人、国内線が同3%減の32万2634人。旅客便発着回数は、国際線が同1%増の2298回、国内線が同11%減の4138回であった。2010年通年では国際線が前年比5%増の455万3192人、国内線は同3%減の486万8686人。旅客便発着回数では、国際線が同3%減の2万8560回、国内線は同4%減の5万559回となった。
2011年 1月12日
・名古屋税関中部空港支署が10日、2010年の中部空港貨物取扱量の速報値を発表した。輸出入の総取扱量は、対前年比10.3%増の11万9674トンとなり、4年ぶりに前年実績を上回った。しかし、同空港のピークだった2006年と比較すると5割弱しかなく、現在就航している国際定期貨物便数が週14便程度に減少していることから、伸びは小さなものに留まっている。内訳は輸出に相当する積込量が同11.8%増の5万7736トン、輸入にあたる取卸量が同8.9%増の6万1938トンであった。
2011年 1月10日
・県営名古屋空港を発着するFDA(フジドリームエアラインズ)の利用促進のため、春日井市、小牧市、豊山町2市1町は、FDAの宣伝隊を結成して近隣の岐阜、長野両県内を行脚する。FDAが運航する名古屋−福岡線の昨年12月時点の平均搭乗率は40%強で、採算ラインである60%を割り込んでいることによるもの。同便をコードシェアしているJAL便の座席は順調に売れていることからFDAの知名度不足が原因とし、県営名古屋空港周辺の2市1町が同社のPRを行うことになった。
2011年 1月 9日
・名古屋入国管理局中部空港支局は、中部空港の年末年始繁忙期(12月23日〜1月5日)の出入国者数の速報値を発表した。それによると出国者と入国者を合計した旅客総数は、前年比7%減の15万6900人と、4年連続で減少となった。同支局は正月休みが短かったことや、沖縄・尖閣諸島沖の漁船衝突事件で、中国が敬遠されたことなどが影響したとみている。内訳は出国者数が同4%減の8万1100人、入国者数が同10%減の7万5800人であった。渡航先別では韓国1万7900人、中国1万3400人、台湾9300人となっており、ベトナムが60%、インドネシアが30%増加し、中国は19%、タイは18%減少した。
2011年 1月 8日
・FDA(フジドリームエアラインズ)は、会社更生中のJALが撤退を決めている県営名古屋−熊本線を引継いで運航する方向で検討していることを明らかにした。運航開始はJALが撤退する3月27日からとする方針で、今月末までに国土交通省に届出する見通し。FDAは地域に密着し、大手と競合しない路線で生き残ることを目指しており、FDAの鈴木社長は県営名古屋空港の路線拡大に意欲を示している。また、すでにJALの撤退後に開設した県営名古屋−福岡線についても、1日5往復から6往復へ増便したい方針という。
2011年 1月 7日
・ANAとJALの国内大手航空2社は、年末年始繁忙期(2010年12月23日〜2011年1月5日)の中部空港発着便の利用実績を発表した。国内線はANAが前年同期比7%増の12万6719人と増加したが、JALは同11%減の3万9177人と減少した。国際線はANAが同23%減の3178人、JALが同42%減の1万4451人と、いずれも大きく減少した。また、県営名古屋空港を発着するFDA(フジドリームエアランズ)も名古屋−福岡線の利用実績を発表した。同便は昨年10月末に就航したため前年比較データがないが、利用者数は6000人で、平均搭乗率は53%であった。