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2021年12月28日
・中部国際空港は「日帰りヒコーキプロジェクト」の一環として、日帰りの飛行機利用で駐車場代が無料になるキャンペーンを実施している。年末年始を除く2022年3月24日までの間、日帰りでの飛行機利用を証明できる搭乗券、LINEクーポン、駐車券の提示で、普通車1日分の駐車場料金(1,600円)が無料になる。「日帰りヒコーキプロジェクト」は自動車や電車と同じように、飛行機を気軽に利用して欲しいという思いを込めており、公式ウェブサイトでは「日帰りヒコーキ」の体験記や、日帰りで行ける都市を紹介している。
2021年12月26日
・国土交通省は2022年度政府予算案で、中部国際空港に231億円の財政投融資を盛り込むことを決定した。開港までの整備に要した政府保証債の返済借り換え主な用途で、新型コロナウイルスの影響で航空・空港需要が低下し、厳しい経営化に置かれている空港会社の資金繰りを支援する。予算案では空港施設の老朽化対策として、航空保安施設の更新などに9億円を計上。無線施設や発電施設の一部更新などを予定するほか、空港の脱炭素事業を進めるため、誘導路灯などのLED化事業には別途21億円の財政投融資を実施し、今年度の補正予算で対応する。
2021年12月24日
・中部国際空港会社が2021年11月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前年比208%増の4500人、国内線旅客数は1%増の31万5006人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比2%増の31万9506人となった。国際線のうち、日本人旅客は672%増の2100人、外国人訪日客は27%増の2400人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比160%増の130回、国内線が5%増の3788回。貨物取扱量は国際貨物が7%増の9267トン、国内貨物は15%減の840トンであった。給油量は30%増の2万6405キロリットル、構内営業売上高は1%減の4億1400万円。このうち、免税店での売り上げは207%増の1700万円となった。
2021年12月19日
・中部国際空港のプライオリティ・パス利用可能施設に、レストラン2軒が追加された。追加されたのは、第1ターミナル国際線出発制限エリア3階の「海膳空膳」と、「FLIGHT OF DREAMS」2階フードコート内の「Ethan Stowell Pizza & Pasta」。「海膳空膳」では、始発便から最終便までの間、メインを1品(うどん、ラーメン、どんぶり)、サイドを1品(枝豆、フライドポテト、唐揚げ、焼き鳥、味噌串カツ)を選べ、アルコールとソフトドリンクが60分飲み放題の3,400円のセットメニューを1回無料で利用できる。「イーサン・ストゥウェル ピザ&パスタ」では、午前10時から午後5時30分まで、選べるピザまたはパスタと、「本日のサラダ」、アルコールとソフトドリンク(コーヒー・紅茶を除く)が90分飲み放題の3,400円のセットメニューを1回無料で利用できる。時間帯によっては混雑によりレストランの座席制限を超えることがあり、利用が制限されることがある。
2021年12月18日
・中部国際空港が「島内従業員実態調査」の結果を発表した。調査は空港会社と愛知県企業庁が今年7月から10月にメールなどで実施した。それによると、今年7月時点で空港島の事業所で働く総従業員数は8,568人で、2005年の開港以来最少だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく、2017年7月の前回調査より16.5%減で、リーマン・ショック後で最低だった2011年3月も下回った。実際に空港内に出勤した「1日当たり従業員数」は同32.1%減の4,961人で、テレワークの浸透や一時帰休、社に籍を置いたままの出向者の増加に伴い、より大きな減少率となった。
2021年12月17日
・ANAとJALは2021年12月25日〜2022年1月4日の年末年始期間に中部国際空港を発着する国内線の予約状況を発表した。予約数はANAが7万700人、JALが2万5800人で、コロナ禍の前年と比べるとANAが7%減。JALは21年3月から中部―宮古・石垣線を運航しており51%増加した。出発便と到着便をあわせた旅客数は、新型コロナウイルスの感染が広がる前の2年前と比べANAが38%減、JALが31%減だった。また中部国際空港が年末年始の国際線の予約数について発表したが、ソウルやマニラなど6都市に28便の運航が予定されているものの、出発便と到着便があわせて2019年比99%減の2,130人であった。
2021年12月14日
・中部国際空港の第2滑走路整備に向け、愛知、三重、岐阜各県と地元経済団体などが名古屋市内で会合を開き、空港島内で現滑走路の東側に滑走路を新設し、新たな埋め立て地に設ける第2滑走路と合わせ空港の発着能力を1.5倍にする構想に合意した。構想では2022年度から約5年をかけて現滑走路の210メートル東にあるA誘導路を新滑走路に整備。2027年度の供用開始とともに、老朽化対策が課題となっている現滑走路の大規模補修に取りかかり、2本の滑走路を暫定的に運用する。2036年ごろまでに空港の西側を埋め立てた後、新たに滑走路を整備し、第2滑走路の供用開始とともに現滑走路は廃止する。東側と西側の滑走路の間隔は760メートルまで広がり、国の安全基準により、年間に認められる発着回数の限度が1.5倍へ向上する。会合後、大村知事は記者会見を開き、年明けにもパブリックコメントで構想についての意見を募る方針を明らかにした。
2021年12月13日
・中部国際空港会社は、12月23日に再開する複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」について、リニューアル後の概要を発表した。今回再開する「Flight Park(フライトパーク)」と呼ばれる1階エリアは、これまで入場料が必要な有料エリアだったが、航空や空港を学べる「展示エリア」と子供を対象とした「キッズエリア」の2エリアを整備し、地域の子育てや学習施設としての活用を目指す。空港エリアは、就航各社や物流事業者が寄贈したモデルプレーンと、レゴブロックで作られた中部空港の模型など、協賛品を展示。キッズエリアは、有料の「大型ネット遊具」と、無料のターザンロープ、サーキットなどを新設。787の真横に設置する大型ネット遊具は、雲をモチーフとしたもので、地上1.5メートルと6メートルの2層式トランポリンや、高さ5メートルのスライダーを設置する。このほか乳幼児向けコーナーとして、お絵かきボードやマグネットボード、ピタゴラ装置を用意し、知育としての活用も見込む。ミニチュアの管制塔を備え、空港らしさを演出する。
2021年12月12日
・国土交通省と愛知県などは、中部国際空港の現滑走路の東西に新たな滑走路を2本建設し、発着能力を現行の年間15万回から1.6倍の25万回に引き上げる方向で調整に入った。コロナ禍後の需要回復に備え、3大都市圏の国際空港で唯一、滑走路が1本しかない中部の運用能力を強化する。これまでは空港島の西側を埋め立てて1本を増設する構想だったが、まず27年にも現滑走路の東側に南北3300メートルの新滑走路を建設し、完成に合わせて現滑走路は運用を停止し、大規模改修を行う。その後は新滑走路を離陸専用、現滑走路を着陸専用にし、発着能力を現行の最大1.2倍に高める。西側には、将来の需要増に対応するため、元の構想に沿って埋め立てが終了する37年頃以降に3本目を建設する。3本目供用開始後に現滑走路を廃止して、東西の新滑走路2本の運用に切り替える。空港全体の発着能力は最終的に現行の1.6倍に高まる見込みとしている。
2021年12月10日
・名古屋鉄道は中部国際空港へのアクセス特急「ミュースカイ」を、年末年始繁忙期(12月24日〜1月3日)において通常ダイヤで運転すると発表した。新型コロナウイルス禍による空港利用者の減少に対応した運休を取りやめ、平日、土休日とも中部空港駅発着は1日63本となる。感染状況が落ち着き、旅客需要が増えるとの見込みによる。名鉄は昨年5月以降、イベント時を除いてミュースカイの運行を減らしており、現在の中部空港駅発着は平日37本、土休日29本に減便して運行している。
2021年12月 3日
・中部国際空港は2021年12月の国際線は週18便と、航空各社がこれまでの計画通り運航すると明らかにした。政府は日本に到着するすべての国際線の新規予約を一律停止するよう要請したが、2日に撤回した。新型コロナウイルスの「オミクロン株」への水際対策で外国人の入国が規制されているが、航空各社は混乱を避けるため運航本数を保つとみられる。中部からの国際線は新型コロナウイルスが流行する前の2019年12月に週459便だった。なお、2022年2月にはヘルシンキ線、3月にはフランクフルト線の再開が予定されている。
2021年11月27日
・中部国際空港会社が2021年10月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前年比128%増の3900人、国内線旅客数は前年とほぼ同じ26万7706人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数も前年とほぼ同じ27万1606人となった。国際線のうち、日本人旅客は809%増の1900人、外国人訪日客は33%増の2000人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比44%増の638回、国内線が16%増の3801回。貨物取扱量は国際貨物が1%減の9148トン、国内貨物は26%減の786トンであった。給油量は32%増の2万4991キロリットル、構内営業売上高は5%増の3億6200万円。このうち、免税店での売り上げは211%増の1700万円となった。
2021年11月26日
・中部国際空港は2021年11月27日から12月25日まで、第1ターミナル4階イベントプラザで「FLIGHT CHRISTMAS」を開催する。このイベントでは、全長4メートルのクリスマスツリーとともに、約70機の飛行機型オリジナルクラフト照明が天井から吊るされる。クリスマスツリーの裏には、特大サイズのフォトフレーム用意され、フォトフレーム内の椅子に座ると、ちょうどツリーと飛行機が入る画角になるという。また今回は、スマートフォンを使用するデジタルクイズスタンプラリーを展開し、クイズに正解すると、抽選で30名に飛行機型クラフト照明をプレゼントする。抽選に外れても、空港で使用できるクーポン券がもらえる。
2021年11月24日
・中部国際空港は2022年2月19日(土)、20日(日)の2日間、「第6回 航空ファンミーティング AIRLINE EXPO IN JAPAN」を開催する。2日間とも開催時間は10時から15時、会場はセントレアの第1ターミナル、4階イベントプラザ・3階特別待合室で、航空写真家のチャーリィ古庄さんが監修協力し、航空会社によるブース出展やイベントステージの催し、すでにアイディア募集が始まっている機内食企画、グッズマーケット、オリジナルグッズ販売などが予定されている。このうち機内食企画は、2022年1月5日(水)締切で、「セントレアから世界へ」をテーマにセントレアから世界へフライト中に食べることをイメージしたオリジナル機内食を一般募集している。
2021年11月20日
・中部国際空港は19日、2021年4〜9月期の連結決算を発表した。それによると、航空旅客は114万人と前年同期比58%増となったが、新型コロナウイルス禍前の19年の同じ時期と比べると84%減だった。路線を再開した国内線の旅客数だけでみると、56%増の112万人となり全体をけん引した。売上高は12%増の75億円で、最終損益が62億円の赤字(前年同期は94億円の赤字)となった。国内線を中心に運航を再開した路線が増えたことで、赤字幅は最も旅客数が低迷した前年同期より縮小したが、全体として新型コロナウイルス禍前の水準に届いておらず、厳しい状況が続いている。また、22年3月期通期の連結業績予想では売上高を21億円下方修正し、前期比11%増の168億円(前期は151億円)とした。最終損益は125億円の赤字(同179億円の赤字)と予想を据え置いた。
2021年11月18日
・名鉄バスは新型コロナウイルス感染拡大による需要減で運休している中部国際空港発着路線のうち、藤が丘線と豊田市線の2路線を11月20日から運行再開することを発表した。いずれも緊急事態宣言発出に伴い8月下旬から運休していた。藤が丘線は往復15便、豊田市線は往復14便での運行再開で、コロナ前の半分以下での再開となる。
2021年11月17日
・ANAは2022年元日に「初日の出フライト」を、羽田・成田・中部の国内3空港発着で実施する。中部国際空港発着は2018年以来4年ぶり6回目の開催で、B737-800で運航する。中部国際空港に午前4時35分〜5時20分に集合し、5時50分ごろに離陸。静岡県牧之原市付近上空で初日の出を迎え、富士山を望む遊覧飛行の後、午前7時50分ごろに着陸し解散する。機内ではおせち風弁当が配布されるほか、上級クラスではフィナンシェやデザートも用意する。記念品として搭乗証明書、飛行ルートカード、コロンバン オリジナルフールセック、ANAオリジナルココカフェ手付マグ、太陽を意味するラーデザインのANA FLYING HONU ハンドサニタイザーケースなどをプレゼントする。ANA Xが企画・販売し、11月22日午前10時まで受け付ける。
2021年11月16日
・JALは2021年12月11日に、ハワイ旅行を感じられるチャーター便を中部国際空港発着で運航する。年末年始に計画する中部−ホノルル線の臨時便運航を記念したもので、ハワイ風にアレンジした機内食なども用意する。チャーター便は国際線仕様のB737-800を使用し、集合は午後5時頃、出発は午後7時頃で、中部帰着はホノルル行きの臨時便が出発する午後10時頃を予定する。航路は山陽から九州、四国を巡る西ルートと、東北地方を巡る北ルートの2種類。出発時の天候によりどちらかに決定する。最少催行人員は100人で、抽選応募は11月17日午後11時59分まで受け付ける。
2021年11月11日
・ANAホールディングス傘下のLCCであるピーチアビエーションの森健明CEOは、新型コロナウイルス収束を前提に、中部国際空港を発着する初の国際線定期路線を検討していることを明らかにした。就航先の候補地としてソウル、台北、香港を挙げた。森CEOはコロナ禍の逆風下で就航した中部発着の国内線が、同社の既存路線と遜色ない6割程度の搭乗率を達成していることで手ごたえを得た。この盛り上がりがあれば、関西・成田と同じような考えかたで十分行けるのではないか。就航から1年近くで国際線に言及できるレベルになったと語った。
2021年11月10日
・フィンエアーは2022年夏期スケジュールに、日本路線を週40便運航する計画を発表した。羽田〜ヘルシンキ線を新たに開設し、日本の5都市6空港に就航する。羽田、成田、中部、関西〜ヘルシンキ線を1日1便、福岡〜ヘルシンキ線を週3便、千歳〜ヘルシンキ線を週2便を運航する。千歳〜ヘルシンキ線の夏期運航は初めてで、6月には関西〜ヘルシンキ線を1日2便に増便することを予定している。オーレ・オルヴェール最高商務責任者(CCO)は、「ヘルシンキのハブ空港を経由してヨーロッパとアジアを結ぶ、最高で持続可能な接続を提供するという継続的なコミットメントを示します」とコメントした。
2021年11月 5日
・中部国際空港を出発する国際航空貨物は、新型コロナウイルスの感染が広がって以降、貨物取扱量が流行前の19年の同じ月を4割ほど下回る水準が続いている。旅客便の運航が大きく減り、便数が比較的多い成田国際空港や関西国際空港に中部発の貨物が向かっている。19年には中部の国際線旅客便が月4千便を超えることもあったが、20年春以降は多くても月100便程度にとどまっていることが影響。国土交通省の国際航空貨物をめぐる調査によると、愛知県で発生した貨物のうち中部空港から輸出された比率は18年度に30%だったが、20年度は22%にとどまった。逆に愛知県から成田空港を経由する輸出比率は38%から54%に上がっており、桜美林大学の戸崎肇教授は「中部空港の存在意義を考えるのであれば、トヨタ自動車をはじめとした地元製造業が必要とする貨物路線の積極的な開拓が重要だ」と指摘している。
2021年11月 3日
・「シロノワール」などで人気の「コメダ珈琲店」が12月、中部国際空港に出店することが明らかになった。コメダが空港に出店するのは初めてで、出店先は第1ターミナル4階スカイタウン。セントレアで唯一、機内食を製造する「名古屋エアケータリング」がフランチャイズ店として運営し、午前11時までに飲み物を注文すると無料でトーストとゆで卵などを提供する名古屋名物「モーニング」も実施する。中部国際空港は2005年の開港以来、第1ターミナル4階に「名古屋めし」の有名店を誘致。ひつまぶし、きしめん、手羽先、台湾ラーメンなどが味わえたが、台湾ラーメンの元祖として知られる中華料理店「味仙」が6月の営業を最後に撤退していた。
2021年10月29日
・中部国際空港は10月29日、2021年冬スケジュールの期初計画を発表した。国際線旅客便は昨年比5便増となる週あたり17便で、タイ国際航空がバンコク線を週2便から4便に増便する。また、期間中、フィンエアーがヘルシンキ線を2022年2月に週2便で運航再開し、2022年夏スケでは週7便運航予定となっているほか、ルフトハンザドイツ航空がフランクフルト線を2022年3月より週3便で運航再開予定となっている。国内線旅客便は11月1日時点で1日62便で、昨年と同便となる。10月より5便増えるが、新型コロナウイルスが流行する前の19年11月の1日97便と比べるといまだ3割少なく、国際線に至っては19年11月の週455便と比べると、まだ4%にも満たない。
2021年10月28日
・中部国際空港は10月28日、改装中のボーイング787を展示する複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」について、12月23日に再開すると発表した。再開するのは、これまで有料だった「Flight Park」と呼ばれる1階エリアで、787の実機を展示し、航空や空港を学べる「展示エリア」と、0歳から12歳までの子供を対象として各種遊具を設置する「キッズエリア」の2コンテンツを整備する。リニューアル後は一部の遊具を除き、無料で開放し、地域の子育てや学習施設としての活用を目指すという。1階部分のリニューアルに合わせ、2階の商業エリア「Seattle Terrace」で新店舗の開業も予定している。
2021年10月26日
・中部国際空港会社が2021年9月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前年比158%増の2800人、国内線旅客数は17%減の15万5407人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比16%減の15万8207人となった。国際線のうち、日本人旅客は649%増の1400人、外国人訪日客は56%増の1400人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比279%増の547回、国内線が24%減の3232回。貨物取扱量は国際貨物が12%増の8999トン、国内貨物は17%減の721トンであった。給油量は43%増の2万3152キロリットル、構内営業売上高は16%減の2億1000万円。このうち、免税店での売り上げは342%増の1500万円となった。
同時に2021年度上期実績も発表され、国際線旅客数は前年同期比396%増の1万8119人、国内線旅客数は56%増の112万8159人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同期比58%増の114万6278人となった。国際線のうち、日本人旅客は2025%増の1万28人、外国人訪日客は151%増の7791人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年同期比673%増の549回、国内線が30%増の1万9631回。貨物取扱量は国際貨物が20%増の5万5364トン、国内貨物は8%減の4354トンであった。給油量は41%増の14万468キロリットル、構内営業売上高は48%増の14億468万円。このうち、免税店での売り上げは872%増の5400万円となった。
2021年10月25日
・ルフトハンザ・ドイツ航空は、中部〜フランクフルト線の運航を2022年2月28日から週3便で再開することを発表した。当初は夏スケジュール期間の運航再開を計画していたものの延期され、その後に今冬スケジュール期間の運休を発表していた。運航は中部発は火・木・日、フランクフルト発は月・水・土の週3便で、エアバスA340-300を使用する。フライトスケジュールは中部発のLH737便が、中部10:50発、フランクフルト15:25着。フランクフルト発のLH736便が、フランクフルト14:00発、中部翌09:25着となっている。
2021年10月23日
・愛知県は中部国際空港島で、空港利用者と空港島勤務者の移動手段を想定した自動運転の実証実験を実施すると発表した。使用する車両は、小型バス日野「ポンチョ」をベースに、先進モビリティが開発した自動運転システムを搭載する。空港内の制限区域、空港島総合物流地区それぞれを周回するルートで、2台の小型バス車両を同時運行することに加え、走行ルート上や車両内に設置した複数のカメラを5Gで映像を伝送し、複数車両の運行状況を遠隔管制室で一元的に監視する。空港内制限区域では、一部区間で運転席無人の運行を実施。実証実験では自動運転車両の試乗受付と車両乗車時、サーモカメラ付きの5G対応スマートフォンを用いた非接触で体温を測定し、自動運転車両の運行の省人化と安全の両立を目指す。実証実験は10月29日と11月1日から11月3日まで実施する。
2021年10月22日
・ANAホールディングス傘下のANAあきんどの名古屋支店は、名鉄グランドホテルが運営する中部国際空港セントレアホテルにコンセプトルーム「ANA ROOM」を開設すると発表した。名鉄グループホテルとANAグループの初コラボによるもので、同ホテル最上階11階のツインルームで、伊勢湾をバックに滑走路を離着陸する飛行機が眺められる。トヨタ紡織と開発したシートや機体から取り外した部品の展示、ANAのロゴマークや路線図の装飾、タイヤホイールから製作したテーブルなど、セスナのコックピットを再現したフライトシミュレーターも設置。夕食付きプランでは、ANAの機内カートでオリジナル機内食風メニューをルームサービスできる。特典として、オリジナルステッカーのほか、ビジネスクラスのアメニティをプレゼントする。料金は2名1室利用時、1名あたり17,000円から。朝食付きで、税・サービス料込み。10月22日午前10時から予約となっている。
2021年10月21日
・ANAは12月20日に、フランクフルト発中部国際空港行きの片道の臨時便を運航することを発表した。臨時便は新型コロナウイルス感染拡大で定期便が運休しているため、年末年始休暇のドイツから中部地方への帰国や、赴任の需要に対応するもので、ヨーロッパと中部を結ぶ直行便は今年4月のJALによるロンドン臨時便以来、8か月ふりとなる。中部〜フランクフルト線はコロナ禍前はルフトハンザ・ドイツ航空が定期便を運航していたが、再開時期は未定となっている。
2021年10月18日
・中部国際空港は10月18日、利用者に機内食メニューを考案してもらう「夢の機内食コンテスト」の一般公募を開始した。機内食コンテストは今回で2回目で、「セントレアから世界へ」をテーマに、エコノミークラスで提供される機内食が対象。募集期間は2022年1月5日までで、応募用紙を空港のウェブサイトの特設ページからダウンロードして印刷し、前菜と主菜で構成された機内食のイラストを描き、使用食材や味のイメージ、アピールポイントなどを添え、電子メールか郵送で応募する。機内食を作るのは名古屋エアケータリングで、1月上旬に同社の社員が書類審査し、1月中旬に利用者によるウェブサイトでの投票、1月下旬から2月上旬に実食による最終審査でメニューが決まる。最優秀賞に選ばれたメニューは、2022年2月開催予定の「第6回航空ファンミーティング “AIRLINE EXPO IN JAPAN”」で販売する。
2021年10月14日
・JALは10月14日、2021年12月から2022年1月までの国際線運航計画を発表した。年末年始はホノルル線で臨時便を設定し、羽田発着のほか運休中の関西・中部発着で運航する。中部発ホノルル行きの運航日は12月29日と1月3日で、ホノルル発中部行きは12月19日にも設定する。現地のクリスマス休暇、日本の年末年始休暇に帰国したいビジネス関係者や、ハワイで過ごしたい観光客の往復需要を見込んでいる。JAL中部支社によると、定期便の再開については、日米の出入国制限や帰国後の隔離の体制を見極めて前向きに検討したいが、現段階では時期は見通せないという。
2021年10月13日
・NearMe(ニアミー)は、中部国際空港と名古屋市・豊明市・東郷町・日進市・長久手市・尾張旭市を結ぶ相乗りシャトルサービス「スマートシャトル」の運行を開始した。料金は、名古屋市中川区・中村区・西区・北区・東区・千種区・守山区・名東区・港区・南区・緑区・と東郷町、日進市、長久手市、尾張旭市発着は3,980円、名古屋市熱田区・瑞穂区・中区・昭和区・天白区と豊明市発着は4,480円となる。小人料金は大人1名につき2名まで半額。予約は前日午後6時まで受け付ける。ニアミーの「スマートシャトル」は、利用者の行き先や到着希望時間をもとにマッチングを行い、最適なルートでドアツードアの移動を実現するもの。少人数で移動する場合には、タクシーを利用する場合よりも割安に移動できる。すでに、羽田空港、成田空港、関西国際空港、南紀白浜空港、福岡空港、那覇空港発着のサービスを展開している。
2021年10月 9日
・ピーチ・アビエーションは、2021年10月16日に中部国際空港で「未来のPeach博士は君だ!」と題した航空教室を開催する。ピーチの機長らが飛行機が飛ぶ仕組みなどを教えるイベントで、セントレアの子供向け会員制クラブ「セントレアキッズクラブ」の会員が参加する。当日は小学3年から6年までの約40人が参加する見込みで、募集はすでに締め切っている。ピーチからは山田理人機長や客室乗務員の山本友里恵さんらが参加。航空教室では、LCCについてや、飛行機が飛ぶ仕組みなどをレクチャーするほか、同社の中部路線上空からの見どころを紹介する。
2021年 9月25日
・中部国際空港会社が2021年8月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前月から300人減少し3300人、国内線旅客数は前年比46%増の26万2763人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比47%増の26万6063人であった。国際線のうち、日本人旅客は2000人、外国人訪日客は1300人となった。旅客便の発着回数は国際線が96回、国内線が3890回、国際線貨物便が264回。貨物取扱量は国際貨物が10%増の8032トン、国内貨物は25%減の720トン。給油量は23%増の2万4005キロリットル、構内営業売上高は31%増の3億2200万円で、うち免税店での売り上げは1100万円。来場者数は14%増の36万4000人、駐車場利用台数は29%増の5万2000台だった。
2021年 9月18日
・タイ国際航空は、2021/22年冬スケジュール(2021年10月31日〜2022年3月26日)の日本路線の運航計画を発表した。それによると、現在運休中の羽田〜バンコク線が2022年1月1日から運航再開、成田・関西・中部〜バンコク線が増便となることが明らかになった。中部発着のTG645/644便は週2便増となり、中部発が水木金日、バンコク発が水木金日の週4便となる。ただし、航空券を購入しても、タイ大使館にて入国許可証(COE)を取得できない場合、搭乗が不可となるとしている。
2021年 9月15日
・フィンエアーは、中部〜ヘルシンキ線を2022年2月に週2便で運航再開予定であることを発表した。現在、成田からヘルシンキ線を週3便運航しており、10月からは週4便に増便するほか、関西〜ヘルシンキ線を週3便で再開することを発表している。同社は中部〜ヘルシンキ線を冬スケジュール期間中に、福岡〜ヘルシキン線を2022年夏スケジュールから運航再開予定としていた。
2021年 9月14日
・中部国際空港は13日、空港の魅力創出や課題を解決するスタートアップを募集すると発表した。9月13日から10月29日まで、国内の起業後おおむね10年以内のスタートアップ企業を募集する。選考を経て2〜3社に絞った上で2022年4月以降、実証実験を実施する。同社がスタートアップと連携する取り組みは初めて。「旅客の満足度を高めるサービス」「移動や物流の効率化」「ゼロカーボンへの貢献」といった7つのテーマに沿うアイデアや技術を持った企業を募集する。
2021年 9月13日
・空港ラウンジ「プラザ・プレミアム・ラウンジ」を運営するプラザ・プレミアム・グループ(本社・香港)は、2022年度をめどに、中部国際空港にラウンジを新設すると発表した。プラザ・プレミアム・ラウンジは、保安検査場を通過後の第1ターミナル(T1)国際線出発エリアに、今年6月まであったスターアライアンスラウンジの跡地にオープンし、プラザ開業後は、制限エリアにあるラウンジが5か所となる。プラザ・プレミアム・グループは1998年の創立で、同年に香港とクアラルンプールの両国際空港に初めてのラウンジをオープン。現在は中国本土を始めとしたアジア各国や豪州、欧州、北米などでラウンジを展開している。中部国際空港会社によると、利用航空会社やサービス内容、営業時間などの詳細は後日発表するという。
2021年 9月12日
・中部国際空港は、第1ターミナル国内線出発制限エリアの女性トイレで、無料で生理用品を利用できるサービスを9月16日から開始する。オイテルが協力し、国内の空港で初めて生理用品が常備されたディスペンサー「OiTr(オイテル)」を、2か所のトイレの個室15か所に設置する。専用アプリをダウンロードし、ダウンロードしたスマートフォンをディスペンサー本体にかざすことで、2時間ごとに1枚の受け取りができる。利用状況や利用者からのアンケートをもとに、設置の拡充を含めた、適切で持続可能なサービスの検討に繋げていくとしている。
2021年 9月10日
・デルタ航空は、中部〜デトロイト線の臨時便を12月に運航すると発表した。年末年始の帰国需要によるもので、計2往復運航する。臨時便はデトロイト発12月11日と18日の土曜、中部発は13日と20日の月曜に設定する。運航スケジュールは共通で、中部行きDL95便はデトロイト15時55分発、中部翌17時25分着。デトロイト行きDL94便は中部16時25分発、デトロイト14時10分着。使用機材は定期便同様、エアバスA350-900(3クラス306席)を投入する。中部〜デトロイト線は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年3月15日から運休していたが、今年4月2日に週1便で再開。現在はエアバスA330-200(2クラス234席)で運航しているが、現地時間10月1日からA350に大型化することが発表されている。
2021年 9月 3日
・チャイナエアラインは、台北〜中部〜シカゴ線の貨物便を、9月8日から週2便に増便する。これまで運航していた土曜に加え、水曜を増便する。同社によると、北米向け貨物搭載スペースの安定供給に寄与し、特に自動車関連産業をはじめとする中部企業の利便性の向上が期待されるとしている。機材はボーイング747-400Fを使用する。
2021年 8月27日
・中部国際空港会社が2021年7月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は前月から900人増え3600人、国内線旅客数は前年比29%増の21万8633人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比31%増の22万2233人となった。国際線のうち、日本人旅客は2400人、外国人訪日客は1200人となった。旅客便の発着回数は国際線が101回、国内線が13%増の3136回。国際線貨物便が5%減の295回であった。貨物取扱量は国際貨物が17%増の9408トン、国内貨物は6%増の890トン。給油量は35%増の2万3459キロリットル、構内営業売上高は22%増の2億7700万円。このうち、免税店での売り上げは800万円に留まった。
2021年 8月25日
・ピーチ・アビエーションは、2021・2022年冬スケジュールが始まる10月31日から、中部発着の国内線を増便する。中部〜札幌/千歳線を1日2便から3便に、中部〜仙台線を1日1便から2便に、/中部〜沖縄/那覇線は1日1便から最大3便にそれぞれ増便する。増便となるのは、中部〜札幌/千歳線のMM463便とMM464便、中部〜仙台線のMM492便とMM493便、中部〜沖縄/那覇線のMM485便とMM486便。このうち、中部〜札幌/千歳線と中部〜沖縄/那覇線はANAとのコードシェア便となる。
2021年 8月24日
・ANAは2021・2022年冬スケで、中部国際空港と福岡空港を発着する国内線計10便を、LCCのピーチ・アビエーションに移管することを明らかにした。ANAホールディングスがグループ内のLCCに国内路線を移管するのは初めてで、新型コロナウイルス感染拡大で航空需要が低迷するなか、ビジネスよりも観光や帰省で早期に回復すると見込んで踏み切ったという。対象となるのは中部発着では札幌・新千歳便と沖縄・那覇便となる見込みで、空いたANA機材は需要が旺盛な貨物便に振り向けて効率的な運用につなげるとしている。
2021年 8月23日
・デルタ航空は2021年10月から、中部〜デトロイト線にエアバスA350-900を投入し、機材を大型化すると発表した。デトロイト発が現地時間10月1日から、中部発は3日からで、週1往復運航する。デルタ航空のA350-900の座席数は3クラス306席で、ビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」32席、プレミアムエコノミー「プレミアム・セレクト」48席、「コンフォートプラス」32席、エコノミー「メインキャビン」190席。現在運航中のエアバスA330-200と比較すると、提供座席数は約1.3倍、貨物搭載量は2倍に増える。フライトスケジュールはデトロイト発中部行きのDL95便が、デトロイト毎週金曜午後0時45分発、翌日午後3時中部着。中部発デトロイト行きのDL94便が、中部日曜午後0時45分発、同日午前11時45分デトロイト着となる。
2021年 8月16日
・ANAとJALの国内航空大手2社は、お盆期間(8月6日から15日までの10日間)の中部国際空港の利用実績を発表した。国内線の搭乗率は前年より上昇したものの、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の2019年と比べるとほぼ半分の水準にとどまった。搭乗率はANAが前年比22.4ポイント増の47.6%、JALが11.6ポイント増の40.1%。旅客数はANAが前年比55.3%増の5万4304人、JALは27.2%増の1万1474人だった。搭乗率はコロナ禍前の19年と比べANAは36.2ポイント、JALは47.7ポイントそれぞれ低かった。夏場の人気観光地である沖縄県で緊急事態宣言が出ていたほか、全国的な新規感染者の増加を受け、帰省や旅行を控える動きが続いたとみている。
2021年 8月14日
・ANAホールディングス傘下のANA X、ANA中部空港、ANAあきんどの3社は、セントレアを舞台としたオンラインツアーを9月11日に開催する。ツアーは1時間半で、セントレアでANAグループの空港地上支援業務を担うANA中部空港のスタッフが、小型機のハンドリングの様子を中心に出発するまでの業務などを紹介する。また、ビデオ会議システム「Zoom」を活用した質問コーナーを設ける。9月11日に2回開催。1回目は午前10時から午前11時30分まで、2回目は午後2時から午後3時30分まで。申し込みはいずれも9月9日まで。プランは視聴のみが1980円で、定員100人、最少催行人数30人。ANAオリジナルグッズ付きは2980円で、定員10人となる。オリジナルグッズは、飛行機に使用するオイル缶を整備士が加工した貯金箱とペーパークラフト、不織布製マスクとマスクケースのセットで、ツアー後1週間以内に送付する。
2021年 8月10日
・中部国際空港は空港内の社会見学を動画で体験できる「フライ・セントレア!〜社会見学動画サイト」を、同社の公式ウェブサイトに開設した。視聴時間は7〜12分で、平易な言葉で解説している。公開した動画は「空の玄関口セントレア」「飛行機にのろう」「セントレア24時〜働く人に密着」など6個。「世界とつながる物流」では、宅配便が航空輸送で届くまでを紹介し、空港内の検査を経て安心安全に届けられることを学ぶ。動画サイトは「セントレア社会見学」で検索できる。
2021年 8月 9日
・JALはインドネシア在留邦人の帰国のため、ジャカルタ発中部行きの特別便を8月15日に運航すると発表した。企業や団体に属さない個人や、個別の事情を有することから速やかな帰国を望む人向けに運航する。外国籍の人の利用は、日本国籍者の配偶者・子のうち、日本の在留資格・再入国許可か有効な査証を有する人に限定される。なお、入国後10日間の検疫所による指定待機場所は、中部国際空港周辺となる。特別便の便名はJL726便で、フライトスケジュールはジャカルタ21:55発、中部翌07:05着となっている。
2021年 8月 8日
・FDA(フジドリームエアラインズ)は中部国際空港の協力を得て、『FDAで行く!名古屋ふるさと探歩&中部国際空港探検ツアー』を実施する。このツアーは、午後2時頃県営名古屋空港を出発、名古屋市内上空を遊覧飛行したのち、中部国際空港に着陸。同空港では搭乗したままで、空港スタッフの案内による空港見学を行う。ドリームリフター(Dreamlifterの駐機場所や、ビジネスジェット格納庫付近を走行する。空港見学ののちは、再度、県営名古屋空港までフライトし午後3時40分頃着陸予定。運航日時は2021年8月22日(日)、出発・到着地は県営名古屋空港で、募集人数は80名(※定員に達し次第、募集終了となる)。使用機材はERJ175(84席)、旅行代金はペア2名利用で1名22,800円(税込)、1名(2席利用) で42,800円(税込)となっている。
2021年 8月 7日
・中部国際空港は、英国の航空業界専門格付会社SKYTRAX社が実施した国際空港評価「World Airport Awards 2021」において、「Regional Airport」、「Regional Airport Asia」ならびに「旅客数規模別」の3部門で世界第1位を獲得した。Regional Airport部門における第1位は7年連続、アジア地域のRegional Airpor Asiat部門では11年連続の1位となる。また、旅客数規模別部門においては、昨年までは1000万人〜2000万人規模で5年連続の第1位だったが、今回は200万人〜500万人規模での第1位となった。さらに今年新設された、新型コロナウイルス感染症対策が評価項目の「The COVID-19 Airport Excellence Awards」を受賞した。空港会社は引き続き利用するお客様へ感謝するととともに、今後も“チームセントレア”で空港の安全を保ち、お客様に安心して利用してもらえるよう、日々の努力を積み重ねていくとコメントしている。
2021年 7月31日
・ANAとJALの国内大手航空2社は、お盆期間(8月6日から15日までの10日間)の中部国際空港発着国内線の予約状況を発表した。それによると前年同期比でANAが53%減の5万3900人、JALが66%減の1万2900人で、ANAが14%増え、JALは10%減った。両社合計の予約数は約6万6800席、予約率は46.5%に留まった。予約数は5000席、予約率は18ポイント増加したが、コロナ禍前の19年比では予約数は半分以下、予約率は40ポイント減少した。夏場の人気観光地である沖縄県で緊急事態宣言がお盆期間も続くのに加え、首都圏などで感染者数が増えていることも旅行控えにつながっているもよう。出発のピークは両社とも8月7日、到着のピークは15日となっている。
2021年 7月30日
・中部国際空港会社は29日、2021年のお盆期間(8月6日から15日までの10日間)における中部国際空港を発着する国際線旅客便の予約状況について発表した。それによると国際線予約数は、出発旅客が700人、到着旅客が700人、 総数は1,400人で、コロナ前の2019年比で0.7%となった。期間中の合計便数は16便で、臨時・チャーター便の予定なし。運航路線は大韓航空・ソウル線、フィリピン航空・マニラ線、セブ パシフィック航空・マニラ線、タイ国際航空・バンコク線、シンガポール航空・シンガポール線、デルタ航空・デトロイト線で、昨年のフィリピン航空によるマニラ線3便からは大幅に増加した。
2021年 7月29日
・大韓航空は中部〜仁川線を、2021年9月1日から週2便に増便する。現在は土曜の週1便を運航しており、これに水曜の運航を追加する。中部発、仁川発ともに利用が可能で、仁川で乗り継ぎの利用もできる。フライトスケジュールは中部発のKE742便が、中部11:10発、仁川13:10着。仁川発のKE741便が仁川08:10発、中部10:00着となっている。使用機材はエアバスA330-300。
2021年 7月27日
・中部国際空港会社が2021年6月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は2700人、国内線旅客数は49%増の13万1875人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比51%増の13万4575人となった。国際線のうち、日本人旅客は1600人、外国人訪日客は1100人となった。旅客便の発着回数は国際線が74回、国内線が69%増の2814回。国際線貨物便が4%増の340回であった。貨物取扱量は国際貨物が24%増の9316トン、国内貨物は8%増の686トン。給油量は37%増の2万1899キロリットル、構内営業売上高は48%増の1億8700万円。このうち、免税店での売り上げは600万円に留まった。
2021年 7月 9日
・中部国際空港は8日、公式ホームページ内にオンラインショップを開いた。空港内の公式売店「SORAMONO」や、ボーイング787の初号機を展示する複合商業施設「フライト・オブ・ドリームズ」内の「ボーイングストア」で販売している限定品をはじめ、約50点を取り扱う。新型コロナウイルスの感染拡大で空港を訪れる人が大きく減少する中、「足を運ばなくても、セントレアらしさを感じてもらえる機会を提供しよう」と社員が発案した。販売する主な商品は、なぞの旅人フーぬいぐるみ(Mサイズ)(1,650円)、開港16周年ハンドタオル(500円)、FLIGHT OF DREAMS マグカップ ロゴ(1,375円)、ランウェイ刺繍タグ(770円)、セントレアフレンズグッズセット(3,000円)(いずれも税込み)など。各種クレジットカードで購入でき、10,000円以上の購入で送料無料となる。
2021年 6月25日
・中部国際空港会社が2021年5月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国際線旅客数は2800人、国内線旅客数は16万2159人で、航空旅客数は16万4959人となった。旅客便の発着回数は国際線は88回、国内線が3010回。貨物は国際貨物便が315回で、取扱量は9126トン、国内貨物は644トンであった。給油量は2万3179キロリットル、構内営業売上高は2億1300万円で、免税店は700万円、一般物販店が1億2300万円、飲食店が8300万円だった。
また、同時に2020年度の空港実績も発表され、国際線旅客数は1万9480人、国内線旅客数は199万6475人で、航空旅客数合計では201万5955人となった。航空機発着回数は4万1862回、給油量は23万351キロリットル。構内営業売上高は29億5800万円となった。
2021年 6月18日
・中部国際空港は6月17日、国際線旅客便の運航再開から1年を迎えた。現在の便数は最盛期の98%減となっているものの、各社とも再就航の動きがみられる。同空港の国際線旅客便は、新型コロナウイルス感染症の影響により2020年4月1日から全便を運休。6月17日にフィリピン航空がマニラ行きを運航し、2か月半ぶりに再開した。国際線がすべて運休となったのは、2005年2月の開港以来初めてだった。国際線旅客便が最も多かったのは2020年1月で、39社が42都市から週486往便を運航していた。現在は6社が5都市から週11往復運航。週あたりの便数は、フィリピン航空のマニラ線が4便、シンガポール航空のシンガポール線が3便、チャイナエアラインの台北線と、デルタ航空のデトロイト線、大韓航空とアシアナ航空のソウル(仁川)線がそれぞれ1便ずつとなっている。7月1日にはタイ国際航空がバンコク線を週2便で運航再開を予定している。
2021年 6月16日
・中部国際空港利用促進協議会は、小・中学生を対象に「飛行機・空・旅」をテーマとした「第3回セントレア空の絵コンテスト」を開催する。この絵画コンテストは、セントレアや飛行機を身近に感じてもらうことを目的に開催されるもので、 2018年から開催し、今年で3回目の開催となる。募集期間は2021年9月6日(月)必着、対象は小学生及び中学生で、募集テーマは飛行機・空・旅。八つ切りサイズ(縦横自由)以内の画用紙に、色鉛筆、クレヨン、絵の具、マジック、サインペンなどで自由に絵を描いて応募する。入選・受賞発表は11月頃の予定で、最優秀賞には九州または沖縄へのペア旅行をプレゼントされる。
2021年 6月11日
・ルフトハンザ・ドイツ航空は、中部〜フランクフルト線の運航再開を延期することを発表した。現在の計画では7月4日より運航再開を予定していたものの、6月上旬までに夏スケジュール期間中の航空券の販売を取りやめた。現段階では2021年10月31日から週5便での運航を予定している。フライトスケジュールは、中部発のLH737便が中部11月11日から月・火・木・土・日、中部10:50発、フランクフルト15:25着。フランクフルト発のLH736便が、フランクフルト10月31日から月・水・金・土・日、フランクフルト14:00発、中部翌09:25着となっている。
2021年 6月 9日
・中部国際空港はSDGsの一環として、滑走路周辺の緑地帯で発生する刈草を地元の農場で飼育されている牛の飼料や敷料といった資源として有効活用する取組みを開始することを発表した。これに先立ち、(有)エル・ファーム・サカキバラとの間で6月11日に覚書を締結する。これまで刈草については、常滑市から指定された廃棄物処理業者に処分を依頼していたが、資源循環の観点から有効活用することを検討し、地元の酪農事業者に活用を呼びかけたところ、半田市に牧場を持つ(有)エル・ファーム・サカキバラに牛の飼料や敷料として活用することとなった。また、敷料については、畜農連携により南知多町の農地で堆肥としても活用されるという。空港会社は環境にやさしい空港を目指しており、これからも循環型社会の構築及び持続可能な社会の実現(SDGs)に向けて、地元の皆様と連携し取り組んでいくとしている。
2021年 6月 8日
・フィリピン航空は、中部〜マニラ線を6月19日から週4便に増便する。現在運航している、月・水・金の週3便に、土曜の運航を加える。機材はエアバスA321を使用する。フライトスケジュールは、中部発のPR437便が毎週月水金土の14:00発、マニラ17:00着。マニラ発のPR438便が、毎週月水金土の08:05発、中部13:00着となっている。これにより、成田・関西〜マニラ線の週5便、福岡〜マニラ線の週3便、羽田〜マニラ線の週2便を合わせた、週19便を運航することになる。
2021年 6月 7日
・フィンエアーは羽田・関西・中部〜ヘルシンキ線の運航再開を、2021年9月に延期する事を正式発表した。以前までの発表では、2021年7月としていたが、4月に発表された本国向けのリリースでは、成田線以外には今夏運航しない計画としていたが、今回正式発表となった。これにより日本路線においては、成田〜ヘルシンキ線のみが週3便で継続運航予定となる。同社は今後需要の回復が予想される欧州エリアの夏のレジャー路線を中心に運航再開や増便を行っており、当面日本側の入国規制が敷かれることが予想される日本路線においては、今後も再開予定時期が延期となる可能性も考えられる。
2021年 6月 5日
・大村愛知県知事は4日、中部国際空港の第2滑走路実現に向け、赤羽国交相や二階幹事長らと会談を行い、同空港の機能強化の早期実現を要請した。中部国際空港の第2滑走路を巡っては、先月計290haを埋め立てる計画を県が承認し、この埋立地を第2滑走路の建設地として活用する動きが活発となっている。現在IATAが指定するレベル2以上の日本の混雑空港は、羽田・成田・関西・福岡・新千歳・中部の6空港となっているが、滑走路が1本だけなのは福岡と中部のみで、既に福岡空港は増設が決定していることから、今後中部国際空港も建設が決まると、日本のレベル2以上の全空港が滑走路を2本以上有することになる。
2021年 6月 4日
・タイ国際航空は6月3日、中部〜バンコク線を現地発の7月1日から再開すると発表した。2020年3月以来、1年4か月ぶりの旅客便再開となる。運航は木曜と日曜の週2往復で、フライトスケジュールは、中部発のTG645便が中部11:00発、バンコク15:00着。バンコク発のTG644便がバンコク00:05発、中部08:00着。機材は座席数は2クラス311席(ビジネス30席、エコノミー281席)のエアバスA350-900となっている。タイ国際航空は、2020年3月28日の運航を最後に中部〜バンコク線を運休。現在は旅客機で貨物のみを運ぶ貨物専用便を同路線で運航している。
2021年 6月 1日
・中部国際空港は31日、6月の運航計画を発表した。国内線の1日あたり運航本数は前月比34便減の45便なり、5月の1日あたり79便から急減する。愛知県などに発令されている新型コロナウイルスの緊急事態宣言が延長され、出張や旅行需要が落ち込むとの見方から減便が相次いだもので、昨年6月の同23便と比較すると2倍だが、コロナ禍前の19年6月の89便のほぼ半分になる。また、国際線の運航本数は同2便減の週11便に減少。5月まで週2便を運航していたフィリピンのセブ・パシフィック航空が6月の運航を取りやめたことによる。コロナ禍前の2019年6月は週431便だった。
2021年 5月28日
・中部国際空港会社は5月27日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて全社的にテレワーク環境を整備した結果、間接部門など在宅勤務が可能な部署で出社を抑え、出社率が約5割となっていることを明らかにした。中部国際空港の国際線と国内線を合わせた2020年度の総旅客数は、コロナ前の2019年度と比べて84.0%減の201万人に留まり、旅客需要が蒸発している。空港会社ではテレワークのほか、時差出勤や職場ごとのローテーション勤務などで出社人数を抑えており、ターミナルの案内所では、アバターを使ったリモート案内サービスの実証実験も進めている。
2021年 5月27日
・名古屋港でしゅんせつした土砂で中部国際空港沖を埋め立てる計画を巡り、事業者である国土交通省中部地方整備局が愛知県に出していた埋め立て申請を、愛知県が25日付で承認したことが分かった。空港の西側と南東側の計290ヘクタールを3800万立方メートルの土砂で埋め立てる計画で、2021年度にボーリング調査や護岸工事が始まる予定。第二滑走路となる見通しの西側は、幅480メートル、南北4270メートルを想定している。地元政財界は埋め立て地を第二滑走路として活用する構想で、埋め立て開始により実現に向けて大きく進展すると歓迎している。しかし埋め立て地を第二滑走路とするには、国が必要性を認めて事業計画を変更する必要があり、中部国際空港の利用客は現在、新型コロナウイルスの影響で激減しており、地元政財界はコロナが収束すれば観光客やビジネス客の利用が急回復するとみて、早期の事業化を国に求めていくとしている。
2021年 5月26日
・中部国際空港会社が2021年4月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線旅客数は2100人、国内線旅客数は206%増の19万7322人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比209%増の19万9422人となった。国際線のうち、日本人旅客は1000人、外国人訪日客は1100人となった。旅客便の発着回数は国際線が80回、国内線が43%増の3549回。国際線貨物便が2%増の381回であった。貨物取扱量は国際貨物が42%増の1万483トン、国内貨物は21%減の692トン。給油量は61%増の2万4775キロリットル、構内営業売上高は179%増の2億8100万円。このうち、免税店での売り上げは700万円に留まった。
2021年 5月16日
・ルフトハンザドイツ航空は、新型コロナウイルス感染拡大で運休中の中部〜フランクフルト線について、当初の2021年6月2日より運航再開する計画を、2021年7月3日(中部発は4日)に延期すると発表した。運航曜日・機材の変更はなく、エアバスA340-300での運航を予定している。同社の中部〜フランクフルト線の運航再開は、中部国際空港にとってヨーロッパにおけるパンデミック以降初めての欧州線の再開となるため、今後予定通り運航されることが期待されている。
2021年 5月15日
・中部国際空港は14日、2021年3月期の連結決算を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による航空需要の低迷で売上高が前期比77%減の151億円となり、純損益は2005年の開港以来最大となる179億円の赤字となった。コロナ前に旅客全体の半分を占めた国際線旅客数が前期比99.7%減の1万9000人まで減少。国内線を含めた全体の旅客数は84%減の201万人となり、離着陸料などからなる空港事業は62%減の113億円だった。商業事業も免税店収入が激減したことにより91.2%減の29億円まで落ち込んだ。2022年3月期においては、国際線旅客が40万人、全体の旅客数が450万人まで回復すると予想するが、純損益は125億円の赤字を見込んでいる。犬塚力社長は会見で、旅客数900万人で黒字化する経営体質を目標として掲げ、「コロナ前に商業事業の7割を占めた免税店収入がほぼ消失した。費用低減や収益向上で補うのは難しく、本格的な業績回復は国際線の回復が鍵になってくる」と述べた。
2021年 5月13日
・中部国際空港は、2050年までに二酸化炭素排出の実質ゼロを目指す「セントレア・ゼロカーボン2050宣言」を策定し発表した。セントレアはすでにコージェネレーションシステム導入、ターミナルビルに太陽光発電システム設置、水素エネルギー活用など、環境負荷低減に取り組んでおり、今回のゼロカーボン宣言で、CO2排出実質ゼロの実現を目指す取り組みを推進する。主な取り組みは、再生可能エネルギーの活用、空港施設の省エネルギー、エネルギー効率化、あいち・とこなめスーパーシティ構想の推進、車両のEV・FCV化、緑化活動の推進となっている。再生可能エネルギーの活用では、空港施設へ太陽光発電施設の導入、エアサイド用地などで太陽光発電施設の導入可能性を検討するほか、航空灯火・貨物上屋・事務棟など空港主要施設で100%LED化を実施し、省エネ機器への更新や社員や地域と連携した省エネ活動を実施する。
2021年 5月 4日
・チャイナエアラインは5月12日から、台北〜中部〜シカゴ線の貨物便を開設することを発表した。毎週水曜発で使用機材はB747-400F。チャイナエアラインは、B747-400Fを18機とB777-200Fを3機の計21機の貨物専用便を保有し、台北を拠点として貨物専用便を世界34拠点へ週100便以上運航している。フライトスケジュールは台北発のCI5128便が、台北08:00発、中部11:30着。同14:00発、アンカレッジ04:00着。同05:00発、シカゴ14:10着となっている。
2021年 5月 3日
・アシアナ航空は日本路線の運航計画の変更を発表した。変更前の計画では、5月3日から中部〜仁川線を週2便に増便する計画だったが、6月7日からに延期としたほか、関西〜仁川線は減便、福岡〜仁川線は5月末まで運休とした。新たな運航計画において中部線の5月は毎週金の週1便を継続。ただし5月7日は運休。6月は7日から変更前の計画通り月曜便を増便して週2便(月金)となる予定。
2021年 5月 1日
・中部国際空港は2021年7月16日(金)まで、「第16回セントレアフォトコンテスト」を開催する。空港や航空へのあこがれ、空の旅の素晴らしさを感じられる作品をテーマに、作品にセントレアとわかる特徴的な対象が写っていること(飛行機が写っていなくても可)、セントレアを離着陸する飛行機が写っていることのいずれかが条件。応募資格の制限はなく、撮影期間の条件は過去およそ3年分(2018年1月以降撮影分)と、コロナ禍以前の写真についても受け付ける。写真サイズについては今年から変更となり、A4サイズ(約210mm×297mm)のプリントのみ。また、1人10点まで応募可能で、イカロス出版の月刊エアライン編集部内コンテスト事務局へ直接作品を送付し、応募となる。優秀作品のうち上位12点は、2022年のセントレアカレンダーに採用される。なお、新型コロナウイルスの影響により応募要項は事前の予告なく変更する場合があるとしており、表彰式ならびに作品展示の実施については未定。
2021年 4月29日
・中部国際空港は2021年5月1日時点の運航計画を発表した。国内線は2021年夏スケ期初時点から17往復増の1日79往復を予定。大型連休期間のレジャーや帰省利用を見込み航空各社が増便した一方、東京や大阪などで緊急事態宣言が発令されたことにより当初想定より伸びが抑えられたとみられる。連休後は再び便数が減る見込みという。国際線は同1往復増の週13往復で、台北、マニラ、シンガポール、デトロイト便が運航される予定となっている。
2021年 4月26日
・中部国際空港会社が2021年3月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国際線旅客数は前年比97%減の2200人、国内線旅客数は18%減の22万6770人で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比33%減の22万8970人で過去最低となった。国際線のうち、日本人旅客は97%減の1100人、外国人訪日客は95%減の1100人となった。旅客便の発着回数は国際線が前年比90%減の88回、国内線が39%減の3134回。貨物取扱量は国際貨物が2%減の1万1925トン、国内貨物は42%減の847トンであった。給油量は27%減の2万4582キロリットル、構内営業売上高は29%減の3億4800万円。このうち、免税店での売り上げは96%減の500万円に留まった。
同時に2020年度実績も発表され、国際線が4月1日から全便運休し、 6月半ばに運航再開したものの、大幅な便数回復がなかったことから、航空旅客数の合計は前年度比84%減の201万5736人、国際線は99.7%減の1万9261人、国内線は69%減の199万6475人で過去最低。発着回数は国際線と国内線、貨物便すべてを合わせても、前年度比63%減4万1862回に留まり、過去最低となった。
2021年 4月25日
・中部国際空港は第1ターミナル4階フードコートとFLIGHT OF DREAMSの2階シアトルテラスの一部エリアに、リモートワークや休憩用フリースペース「SKY Share Space」を期間限定でオープンした。「SKY Share Space」エリアは使用料無料で、テーブル、座席だけでなく無料Wi-Fi、一部の座席にコンセントも用意されている。第1ターミナルではスカイデッキから近く、FLIGHT OF DREAMSでは展示されているボーイング787初号機を眺めることができ、休憩やリモートワークスペースとして飛行機を楽しみながら活用できる。利用可能な時間は、平日の10時から18時で、空港会社は利用する際のマスク着用と、利用者同士でのスペースのゆずりあいを求めている。
2021年 4月23日
・中部国際空港は23日、ゴールデンウイーク期間(4月29日(木・祝)〜5月5日(水・祝)の7日間)の同空港発着の国際線予約状況を発表した。それによると、旅客総数は710人で、昨年は運航便が1便もなかったため、一昨年との比較で99.5%減となった。内訳は出発旅客が同99.5%減の380人、到着旅客が同99.4%減の330人。期間中の合計便数は11便で、臨時便及びチャーター便の運航はない。行き先もソウル、マニラ、シンガポール、デトロイトの4都市のみとなった。
2021年 4月20日
・中部国際空港は2021年4月24日(土)と4月25日(日)、「CENTRAIR ALOHA Hula Festival 2021」を開催する。地元のフラダンサーが集結し、フラダンスやハワイアンバンドによる生演奏でハワイ気分を楽しめるイベントで、徳川家康と服部半蔵忍者隊もステージに登場する。イベントは徳川家康と服部半蔵忍者隊によるニンジャショーから始まり、ポリネシアンダンススタジオ「ティアオロ」など、様々な団体がパフォーマンスを披露する。また、小物づくりのワークショップやハワイアンアクセサリーを販売するほか、ゴールデンウィーク明けの5月9日(日)まで、第1ターミナル4階の海上楼では「ソーキそば」、フライト・オブ・ドリームズ2階のシアトルテラスの飲食店では「ゴーヤとカッテージチーズのチャンプルサラダ」、「パイナップルパフェ イタリアンジェラートのせ」などが提供される。
2021年 4月14日
・名鉄バスは2021年4月29日(木・祝)から5月9日(日)まで、中部国際空港発着の空港バス2路線を増便運行する。対象路線は中部国際空港〜豊田市線と中部国際空港〜藤が丘線で、豊田市線は通常空港行きが1日4便、空港発が1日3便ところ、空港行きを1日2便、空港発を1日3便を増便し1日6便運行する。追加便は空港着が10時49分と18時49分、空港発は11時45分、20時30分、22時5分。藤が丘線は通常1日4往復を期間中1日3往復を増便し7便の運行となる。追加便は空港着が8時35分、9時55分、17時25分、空港発が10時40分、18時、22時10分となっている。
2021年 4月11日
・中部国際空港の子供向け会員組織「セントレアキッズクラブ」は、2021年4月24日に滑走路見学ツアーを開催する。ANAの総2階建ての超大型機エアバスA380飛来を記念したもので、親子12組24人を無料招待する。滑走路見学ツアーは午前11時から午後1時30分までで、バスに乗車し滑走路のそばでA380を見学する。同クラブ会員のうち小学3年生から6年生までの親子12組24人が参加でき、4月9日から15日まで専用のウェブサイトで募集。応募者多数の場合は抽選となる。ANAは4月24日と25日に、A380「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」による遊覧飛行を計画。青い初号機(登録記号JA381A)を投入し、2日間とも正午ごろ出発して午後4時ごろに戻るスケジュールを予定している。
2021年 4月 9日
・名鉄とANAは2021年5月15日(土)、「『ANAミュースカイ号』で行くANAまるわかり日帰り親子ツアー in セントレア」を開催する。客室乗務員が貸切列車「ANAミュースカイ号」内で機内食をサービスし、セントレアで航空教室などを開く親子向けツアーで、参加条件は小学生1人と保護者1人の2人1組。募集人数は60組120人で、最少催行人数は40組80人となる。名鉄金山駅に午前11時45分頃集合し、貸切列車のANAミュースカイ号でセントレアへ向かう。車内では、客室乗務員が国内線プレミアムクラスの機内食を提供。セントレアでは航空教室を開くほか、普段は立ち入れない航空機が駐機しているランプエリアを貸切バスで見学する。旅行代金は2人1組2万400円で、4月10日午前10時から名鉄観光サービスのウェブサイトなどで販売する。今後、新型コロナウイルス感染再拡大で対象地域に緊急事態宣言が発令された場合は中止となる。
2021年 4月 6日
・アシアナ航空は日本路線の運航計画の変更を発表した。当初の計画では、4月5日から中部〜仁川線を週2便に増便する計画だったが、5月3日からに延期としたほか、関西〜仁川線は減便、福岡〜仁川線は4月末まで運休とした。新たな運航計画において中部線の4月は毎週金の週1便を継続。ただし4月5日と9日は運休。5月は3日から当初の計画通り月曜便を増便して週2便(月金)となる予定。
2021年 4月 2日
・JALは新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴う環境変化への対応として、2021年6月の路線便数計画と、臨時便の追加設定を決定したと発表した。セントレアへの臨時便では5月と7月にダラス〜中部線を1便ずつ、6月にロサンゼルス〜中部線を1便を設定する。臨時便はダラス発JL8013便が現地5月29日と7月17日で、ロサンゼルス発JL8063便が現地6月13日。セントレアの到着は翌日となる。フライトスケジュールはダラス発5月29日のJL8013便ダラス13:40発、中部翌17:50着。同7月17日のJL8013便がダラス13:55発、中部翌17:50着。6月13日のロサンゼルス発JL8063便がロサンゼルス14:25発、中部翌18:25着となっている。
2021年 3月28日
・中部国際空港は2021年夏スケジュールの運航計画を発表した。期間当初の国内線は、2020年冬スケと同じ1日62往復を予定。新型コロナウイルス感染拡大による第3波で運航が減った3月1日時点の1日38往復からは回復する。また、日本航空グループの日本トランスオーシャン航空が新規路線となる宮古線と、9年ぶりとなる石垣線を1日1往復ずつ運航する。国際線はソウル、台北、マニラ、シンガポールの4路線を運航するほか、4月4日からはデトロイト、6月2日からはフランクフルトへの定期便が再開される予定となっている。
2021年 3月27日
・中部国際空港は27日、28日の2日間、航空ファンミーティングの一環で、役目を終えた空港関連備品を中心に販売する「空港ジャンク市」を開催する。ジャンク市の開催は2012年以来で8度目、新型コロナウイルスの影響で空港から足が遠のく中、空港ならではの備品を販売して、あらためて幅広い世代に空港に親しんでもらおうと企画した。目玉はセントレアの滑走路の航空灯火関連備品や駐機場の番号表示灯。昨年2月の開港15周年を記念し、セントレアフレンズがデザインされたステージ用の看板も販売する。販売は両日とも午前10時から午後3時まで。
2021年 3月25日
・中部国際空港が2021年2月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線の旅客数は対前年比99%減となる1,900人、国内線の旅客数は対前年比80%減の100,085人となり、航空旅客数は対前年比88%の101,985人となった。旅客便の発着回数は国際線は84回、国内線が1,874回。貨物取扱量は国際貨物が16%減の10,772トン、国内貨物は52%減の701トンであった。給油量は56%減の1万9929キロリットル、構内営業売上高は87%減の2億1100万円、免税店は700万円、一般物販店での売り上げは76%減の1億2000万円、飲食店が74%減の8500万円となった。
2021年 3月23日
・中部国際空港のフランス料理店「アリスダイニング クイーンアリス」は、2021年4月1日(木)から営業を終了する5月9日(日)まで、16年間の感謝をこめた特別コースメニュー「QUEEN ALICE “THE FINAL”」を提供する。ランチ、ディナーともに「シェフおまかせコース」で、ランチはウェルカムドリンク、前菜、温前菜、魚料理、肉料理、デザートの6品で、ディナーには、スープ、お口直しの2品が追加された計8品のコースが提供される。コース代金は税・サービス料込で、ランチが5,000円、ディナーが10,000円。予約は来店希望日の3日前の16時まで受け付ける。なお、定休日は、祝日を除く水曜日となっている。
2021年 3月19日
・セブパシフィック航空は、2021年3月18日から4月18日まで、日本路線を運休することを発表した。同社は成田・中部〜マニラ線の2路線を運航していたが、フィリピン政府が新型コロナウイルスの変異種の蔓延を防ぐため、入国者数を1日1,500人に制限することを発表したことから、運休を決めたという。影響を受ける乗客には、手数料無料で3ヶ月以内の別便への振替、2年間有効のトラベル・ファンドへの払い戻し、全額返金のいずれかの対応を行う。
2021年 3月18日
・フィンエアーは、羽田・関西・中部〜ヘルシンキを2021年6月から運航する計画を発表した。当初の計画では、4月から各路線を運航再開する計画だったが延期となり、現時点では6月からの運航再開を予定している。これにより、当面は既存の成田〜ヘルシンキ線が週3便で継続運航となる。また、福岡線は夏スケジュールでの運休が決定したほか、札幌線は来冬スケジュールを含めた当面の運休を予定している。なお今後の新型コロナウィルス感染拡大による日本および欧州各国の状況により、上記運航計画に変更が生じる場合があるとしている。
2021年 3月17日
・名鉄バスは2021年3月19日(金)から、中部国際空港と県営名古屋空港を発着する空港バスの3路線の運行再開と、このうち1路線を経由便から直行便に変更することを発表した。セントレア発着では藤が丘、豊田市線の2路線を再開。セントレア/藤が丘線は1日4往復、セントレア/豊田市線は、豊田市発が1日4便、セントレア発が1日3便を運行する。ただし、利用状況を考慮し、豊田市内の停留所には停車せず、豊田市とセントレアを直行で結ぶ路線となり、所要時間は85分から69分に短縮される。県営名古屋空港発着では名古屋市線を再開。名古屋市内発が1日5便、名古屋空港発が1日4便で、このうち一部便は「あいち航空ミュージアム」を始点・終点として運行する。なお、3月9日(火)の時点で、セントレア/名古屋市内線は引き続き全便運休を継続することが決定している。
2021年 3月13日
・中部国際空港は、第5回航空ファンミーティング企画「あなたの機内食実現させます!」の最優秀作品を発表した。選ばれたのは県立瑞陵高校一年の岩田実紗さん(16歳)が考案した、ほぐした焼きさばと野菜をマヨネーズであえたサラダと、鶏そぼろといり卵で彩り鮮やかに仕上げ、鶏もも肉や野菜の照り焼きも盛った丼もの。応募総数は105点で、セントレアで機内食を製造する名古屋エアケータリング(NAC)の書類審査とウェブ投票で入賞作品3点を決め、NACや空港会社の関係者らが最終審査で、岩田さんを最優秀賞に選んだ。「見た目がきれいで食欲をそそる」「前菜、主菜のバランスが良い」と評価された。この機内食は、3月27日(土)と3月28日(日)の第5回航空ファンミーティングで1食税込1,500円で販売されるが事前予約が必要で、3月19日(金)まで申し込みを受け付ける。応募者多数の場合は抽選となる。
2021年 3月11日
・中部国際空港は2021年3月28日(日)、第5回「航空ファンミーティング」内の特別イベントとして「ジェットスター・ジャパン特別見学ツアー」を開催する。ジェットスターが発着する第2ターミナルと駐機中の機内の見学、記念撮影が楽しめる。見学ツアーは計3回で、親子向けが12時30分と12時45分、一般向けが13時にそれぞれ開始予定。定員は親子向けが各回6組12名、一般向けは12名と少人数で実施する。申し込みは3月17日(水)まで、応募者多数の場合は抽選となる。
2021年 3月 8日
・ANAは3月8日、総2階建ての超大型機エアバスA380「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」による遊覧飛行を、4月の週末に5回開催すると発表した。従来の成田発着に加え、関西と中部の両空港でも初めて実施する。「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ同機を普段投入しているハワイをイメージしたフライトで、いずれも青い初号機(登録記号JA381A)を投入する。中部は24日と25日に設定され、午前9時から午前10時30分までに集合後、正午ごろ出発して午後4時ごろに戻る。フライト時間は約3時間30分で、各クラスで機内食やモヒートなどのドリンクを用意する。中部発着の旅行代金は1人あたりファーストクラス席が11万2000円、ビジネスクラス席が窓側7万3000円、通路側6万8000円、プレミアムエコノミー席が窓側5万4000円、通路側4万9000円、エコノミークラス席が窓側4万9000円、窓側(翼の上)4万7000円、通路側4万4000円となる。いずれも3月12日午前10時まで受け付け、申し込み多数の場合は抽選となる。
2021年 3月 3日
・中部国際空港は2021年3月13日(土)と3月14日(日)、「セントレア空港音楽祭」を開催する。2011年から開催している恒例の音楽祭で、地域の学生オーケストラや、コーラス、マーチングバンドなどが登場する。当日は新型コロナウイルス感染拡大予防のため、会場となる第1ターミナル4階のイベントプラザに座席数限定で観覧エリアが設けられる。観覧は無料で、セントレアの公式YouTubeチャンネルでライブ配信を行うほか、アーカイブ配信でも観賞できる。
2021年 3月 1日
・2021年3月25から、中部国際空港と名古屋飛行場(小牧)のセントレアAPP,DEP,RDRの運用(周波数)が変更される。セントレアAPRは従来、南側からアプローチを担当していた121.050MHzと北側からのアプローチを担当していた119.175MHzが統合され、セントレアARPは119.175MHzのみとなる。また、セントレアRDRに新たに121.225MHzが追加され、通常時の名古屋飛行場のDEPとAPR誘導をRERの121.225MHzで運用する。これにより、中部国際空港へのAPRは119.175MHz、DEPは120.000MHz、名古屋飛行場はDEPとAPRをRDRが同時に受け持ち121.225MHzとなる。
2021年 2月28日
・JALは3月27日(土)に、春休みに親子連れなどで参加してもらうことを想定した企画として、日帰り周遊チャーター「空たび さくらフライト お空の上de航空教室」を実施すると発表した。成田発着と中部発着の2か所で実施し、機内ではパイロットが仕事内容を解説したり、事前に募集した質問などに答えるコーナーが用意される。中部発着では、フライト中のパイロットによる航空教室に加えて、搭乗口付近で整備士も航空教室を開催する予定となっている。使用機材はB737-800の国際線仕様機で、午後1時頃出発し、午後4時30分頃到着する。フライト時間は約3時間30分で機内食を提供する。抽選販売で、応募受付は26日から3月1日まで。中部は窓から横並び3席セット販売で、2人以上で受け付ける。
2021年 2月27日
・ルフトハンザ・ドイツ航空は、2021年6月2日(フランクフルト発)より中部〜フランクフルト線を再開させる計画であることが明らかになった。週3便の運航で、機材はエアバスA340-300を使用する計画。中部発着の長距離路線では、デルタ航空の中部〜デトロイト線の再開が発表されているが、同様にそれぞれの国でワクチンの接種が始まったことや、自動車業界などが好調でビジネス客の往来が見込まれることが再開の理由とみられる。フライトスケジュールは、中部発のLH737便が中部を毎週火木土09:55発、フランクフルト15:10着、フランクフルト発のLH736便がフランクフルト14:05発、中部翌08:30着。使用機材はエアバスA340-300。
2021年 2月26日
・エアアジア・ジャパンが、東京地方裁判所から破産手続き開始決定を2月24日に受けた。申請時の負債総額は217億円。エアアジア・ジャパンはセントレアを拠点とし、国内線は札幌、仙台、福岡、国際線は台北の計4路線を運航していた。新型コロナウイルス感染症の影響で運休が続き、9月22日に中部−札幌線を2往復運航したのが最後となった。国土交通省には10月5日に12月5日付で事業を廃止すると届け出て、11月17日に東京地方裁判所へ破産手続き開始の申し立てを行った。負債総額のうち、航空券の未返金は約3億7000万円だった。
2021年 2月25日
・中部国際空港が2021年 1月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線の旅客数は対前年比99%減となる3,400人、国内線の旅客数は対前年比75%減の127,397人となり、航空旅客数は対前年比88%の130,797人となった。旅客便の発着回数は国際線は96回、国内線が3,178回。貨物取扱量は国際貨物が37%減の8,346トン、国内貨物は37%減の868トンであった。給油量は60%減の2万3329キロリットル、構内営業売上高は94%減の2億2100万円、免税店は500万円、一般物販店での売り上げは83%減の1億3300万円、飲食店が83%減の8300万円となった。
2021年 2月23日
・中部国際空港は、「FLIGHT OF DREAMS」1階の有料エリア「FLIGHT PARK」の営業を3月31日をもって終了し、リニューアルすると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大などによる市場環境の変化を受け、デジタルコンテンツによる有料営業を終了する。終了するのは、「フライ ウィズ 787 ドリームライナー」、「ボーイング ファクトリー」、「奏でる!紙ヒコーキ場」、「お絵かきヒコーキ」、「エアラインスタジオ」、「歩いて集める飛行機図鑑」の各コンテンツで、リニューアル後も、ボーイング787の機内公開や、シアトル航空博物館ワークショップ、787シミュレーターは存続し、ボーイング787のスケールの大きさの体感とともに、「航空」や「空港」により一層親しみを持ってもらうための施設として生まれ変わるとしている。なお、4月以降も、1階のボーイングストア、2階と3階のシアトルテラスの営業は継続する。
2021年 2月20日
・デルタ航空が2021年4月から、中部〜デトロイト便を週1便で復活させることが明らかになった。路線は新型コロナウイルス感染拡大前は中部と北米を結ぶ唯一の定期便として運航。昨年3月から運休していた。日米両国でワクチン接種が始まっており、トヨタ自動車をはじめとする自動車産業も北米市場で復調していることから、両国間のビジネス面での往来需要が見込めると判断したとみられる。中部発着の北米便は、コロナ禍以降、JALとANAが駐在員帰任などのため臨時便を運航しているが、定期便の復活は初めてとなる。
2021年 2月18日
・中部国際空港は、開港日の2月17日(水)から昨年に引き続き、第2回「セントレアフレンズ人気投票」を開催する。セントレアオリジナルキャラクター全11体のうち、1位になったキャラクターは来年開港17周年のメインキャラクターとして空港を盛り上げる。今年の第2回「セントレアフレンズ人気投票」では、予選として2月17日(水)から3月7日(日)まで、全11体を対象にセントレア公式ホームページにて人気投票を行い、上位5位までに絞り込む。その後本選として3月12日(金)から3月27日(土)までは、予選を勝ち上がった上位5位を対象にWEB投票・SNS投票・リアル投票にて人気投票を募り、来年17周年を盛り上げる1位のキャラクターを決定する。投票結果は3月28日の航空ファンミーティング2日目のステージで発表する。
2021年 2月17日
・中部国際空港は2021年2月17日(水)、開港16周年を迎えた。コロナ禍のため従来のような開港記念イベントは開催せず、特設ページで新型コロナウイルスで大きな打撃を受けた2020年を振り返り、地域や利用者、関係者へ感謝を伝えるとともに、記念グッズを発売する。今回発売された開港16周年記念グッズは、空港オリジナルキャラクター「なぞの旅人 フー」と2020年のセントレアフレンズ人気投票で1位に輝いた「かもめちゃん」が描かれたハンドタオルや、マスキングテープ、ボールペン、クリアファイル、ステッカーなど。空港内の対象ショップで購入できるが、在庫限りの販売となる。
2021年 2月16日
・中部国際空港会社は、第1ターミナル2階の到着ロビーに設けている訪日外国人向け観光PR施設を3月末で閉鎖すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う訪日客激減により、昨年4月から休館していた。施設は中国や台湾の訪日客を中部9県に誘導する「昇龍道プロジェクト」に合わせて2012年にオープン。9県の観光パンフレットを並べ、説明のための職員を置いていた。 同社は、観光目的の訪日客の回復が当分見込めないことに加え、空港内にはJTBの運営する別の訪日客向け観光案内所などがあることから閉鎖の判断に至ったとしている。
2021年 2月 5日
・ANAは2月4日、3月末までの国際線運航計画の一部変更を発表した。このうち、3月に運航する欧米からの臨時便は5路線6便で、中部行きはすでに発表されていたロサンゼルス便とサンフランシスコに加え、シカゴ便とフランクフルト便を追加運航する。フライトスケジュールは、ロサンゼルス発のNH1931便が3月12日運航で、ロサンゼルス11:30発→中部翌日17:05着。サンフランシスコ発のNH1911便が3月20日運航で、サンフランシスコ13:00発、中部翌日16:55着。シカゴ発のNH1933便が3月13日運航で、シカゴ12:30発、中部翌日17:25着。フランクフルト発のNH1916便が3月14日と21日の運航で、フランクフルト18:00発、中部翌日13:30着。いずれもボーイング777-300ERで運航し、シカゴ発は4クラス250席仕様、シカゴ以外の3都市発は4クラス212席仕様を投入する。
2021年 2月 4日
・国土交通省中部地方整備局は、愛知県に中部国際空港沖を埋め立てる事業について承認願書を提出した。この事業は名古屋港の港湾施設を機能強化・機能維持のために発生する浚渫土砂を処分するために、新しい埋立地を整備するもので、事業主体の中部地方整備局は、関連する漁業者と補償交渉で合意した。埋立地の面積はおよそ294ヘクタールで、このうち18/36滑走路の沖合の西側230ヘクタールは15年、事業全体としては32年の期間を予定している。愛知県は書面の受理後、審査を経て3週間の告示・縦覧、内容審査、常滑市と関係行政機関の意見聴取を行い、承認する見通し。この埋め立て事業により、中部国際空港に2本目の滑走路整備を進める環境が整うことになる。
2021年 2月 3日
・新型コロナウイルス感染拡大により、自由な移動が制限される状況が続く中、名古屋市昭和区の鶴舞中央図書館では、セントレアに就航する国内線航空会社の機内誌を閲覧・貸出することにより、市民に旅行気分を感じてもらうとともに、魅力適菜都市へ行くことのできる航空路線があることを知ってもらうサービスを開始する。開始日はセントレアの開港日にちなんで2021年2月17日(水)からで、閲覧できるのは、ANA「翼の大国」、JAL「SKYWARD」、日本トランスオーシャン航空「Coralway」、スカイマーク「空の足跡」、アイベックスエアラインズ「IBEX SKY NAVI」、ソラシドエア「ソラタネ」、ジェットスター・ジャパン「JETSTAR MAGAZINE」、ピーチアビエーション「PEACH LIVE」の8社の機内誌。貸出方法は最新刊は館内閲覧のみで、バックナンバーは貸出可となっている。
2021年 2月 2日
・国土交通省中部地方整備局は、中部空港沖に計画している名古屋港のしゅんせつ土砂埋め立てについて、漁業者との間で補償交渉が合意したと明らかにした。埋め立て地の空港第2滑走路への利用を要望している愛知県や地元財界は「大きな弾みになる」と期待感を示した。埋め立て場所は空港島の西側(230ヘクタール)と南東(60ヘクタール)の2か所で、土砂量は約3800万立方メートル。今回の合意により、空港島の西・南東側の海上埋め立てが可能となるが、大村愛知県知事は記者会見で「西側の埋め立てが完成すれば、そこを活用して2本目滑走路に持っていきたい」と述べた。今後は中部地整局がボーリング調査を行うとともに、埋め立て承認手続きを県に申請する。県の承認までは約6か月を要する見通しで、計画では西側工事は約15年かかる予定。
2021年 2月 1日
・ANAはアメリカから中部地方への帰国需要に対応するため、ロサンゼルスとサンフランシスコから中部国際空港行きの臨時便を運航する。ロサンゼルス発は3月12日、サンフランシスコ発は3月20日に、いずれもボーイング777-300ERで運航する。このうち、ロサンゼルス発は新仕様機で、ファーストクラスは「The Suite」、ビジネスクラスは「The Room」のいずれも個室タイプの座席を設置している。サンフランシスコ発は旧仕様機となる。いずれも座席数は212席。フライトスケジュールは、3月12日ロサンゼルス発のNH1931便が、ロサンゼルス11:30発、中部翌17:05着。3月20日サンフランシスコ発のNH1911便が、サンフランシスコ13:00発、中部翌16:55着となっている。
2021年 1月31日
・チャイナエアラインは、2021年2月〜3月の日本路線の運航計画を更新した。2月の運航において台北〜成田・福岡・中部線を当初計画から減便する。今回更新された点は、2月の運航において成田線を月10往復から5往復へ減便、福岡・中部線を1往復減便するもので、中部発着のCI154/155便は、2月25日の運航を取りやめる。
2021年 1月30日
・JALは、新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴う環境変化への対応として、2021年2月1日〜2021年4月15日における国際線の減便・運休を追加決定したと発表した。中部国際空港発着関連では、中部地区と北米間で赴任・帰任する利用者の需要に対応するため、3月に中部〜ダラス間の臨時便を運航する。中部発のJL8014便が3月12日発で、フライトスケジュールは中部12:00発、ダラス08:30ダラス着。ダラス発のJL8013便は現地時間の3月13日と20日で、ダラス12:25発(20日は13:25発)、中部翌17:50着。使用機材はビジネスクラス52席、プレミアムエコノミークラス35席、エコノミークラス116席の計203席を配置した、ボーイング787-9を使用する。
2021年 1月29日
・中部国際空港利用促進協議会は、現在新型コロナウイルスの世界的な蔓延に伴う各国の入国制限等により、自由に海外旅行に行けない状況下において、自宅にいながらでも、海外旅行気分や旅のワクワク感を感じてもらおうと、オンライン上での旅の取り寄せサービス「おうちソクたび」を実施する。今回はセントレアから出発し、韓国の釜山への旅を設定。ツアーは誰でも閲覧できるが、ツアーに参加申し込みした人には、現地を旅していたら出会っていたであろう食べ物やお土産が事前に自宅に届き、配信当日は釜山からのライブ中継で旅行気分を楽しめる。また、名古屋観光コンベンションビューローと釜山広域市観光協会の友好提携16周年を記念し、韓国の魅力的な産品に加え、大韓航空やセントレアのオリジナルグッズなどもプレゼントされる。ツアーは2021年2月21日(日)の開催で、申し込みは2月2日(火)から、2月15日(月)までとなっている。
2021年 1月28日
・ソラシドエアは、2021年度路線便数計画を決定したことを発表した。2021年度路線便数計画については、新型コロナウイルスの影響による需要動向並びに更なる競争環境の激化等の事業環境の変化を踏まえ、収益性や生産性の向上を図るべく、羽田〜那覇線の新規開設、羽田〜石垣線の増便を行うが、いっぽうで、羽田〜宮崎線、羽田〜鹿児島線、中部〜那覇線、中部〜宮崎線、中部〜鹿児島線を減便する。中部国際空港発着の3路線は、いずれも前年度は1日2往復していたが、1日1往復に減便する。
2021年 1月27日
・名古屋税関中部空港税関支署が中部国際空港の2020年貿易概況を発表した。それによると、輸出額は前年比13.8%減の8,419億円で、コロナ禍で自動車の関連部品輸出が急減したことが響いた。輸出額減は2年連続で、地域別ではEU向けが35.4%減、米国向けが15%減と大幅に減ったのに対し、中国向けは前年並みの0.7%減に留まった。自動車の関連部品はEU向けが特に振るわなかった。輸入額は4年ぶりに減少し、前年比26.3%減の8,233億円。医薬品はEUからの輸入減が影響し、前年比51%減の772億円だった。地域別ではEUが48.5%減、中国が36.3%減、米国が5.1%減となった。
2021年 1月26日
・中部国際空港は2020年の航空旅客数が前年比72%減の381万人だったと発表した。これは過去最少だった2011年の877万人を大幅に下回り、9年ぶりに最少を更新した。新型コロナウイルス感染拡大で旅行や帰省、出張を自粛する動きが広がった影響を受けた。内訳は国内線が58%減の281万人、国際線が85%減の100万人だった。月別では前回の緊急事態宣言下の5月が3万人と最少で、前年同月比で97%減となった。半面、コロナの影響が本格化する前の1月は14%増の109万人。12月は77%減の24万人で、新型コロナの感染動向による大幅な需要変動が浮き彫りになった。2020年の免税店や物販、飲食で構成する売上高は81%減の81億円で、2009年の183億円を下回り、旅客数と同様に最低となった。
2021年 1月25日
・中部国際空港が2020年12月の空港利用実績の速報値を発表した。それによると、国際線の旅客数は対前年比99%減となる4,000人、国内線の旅客数は対前年比53%減の241,064人となり、航空旅客数は対前年比77%の245,064人となった。旅客便の発着回数は国際線は107回、国内線が3,921回となった。貨物取扱量は国際貨物が42%減の8,439トン、国内貨物は32%減の1,223トンであった。給油量は58%減の2万3815キロリットル、構内営業売上高は89%減の4億800万円、免税店は900万円、一般物販店での売り上げは71%減の2億5100万円、飲食店が72%減の1億4800万円となった。
2021年 1月23日
・JALグループの日本トランスオーシャン航空(JTA)は季節運航便として、本土と離島を結ぶ3路線を新規開設もしくは運航を再開する。中部国際空港発着では石垣線の運航再開と宮古線の新規開設で、2021年3月28日から4月4日までと4月29日から5月5日まで、7月1日から10月30日まで、それぞれ1日1便を運航する。フライトスケジュールは中部〜石垣線のJTA171便が中部08:00発、石垣11:35着、石垣発JTA172便が石垣12:15発、中部14:40着。中部〜宮古線のJTA135便が中部15:25発、宮古18:20着、宮古発JTA138便が宮古19:00発、中部21:15着となっている。
2021年 1月22日
・LCCのジェットスター・ジャパンは、新型コロナウイルスによる旅客減で2020・2021年冬スケジュールから運休している中部国際空港発着の札幌、鹿児島両線について、2021年夏スケジュール(2021年3月28日〜10月30日)も運休すると発表した。同社は2期連続で運休した場合のルールに従って国土交通省に両路線の廃止届を出したが、「撤退ではなく、来季の冬スケジュールの検討段階に入る際には需要動向を踏まえて運航を検討する」としている。ジェットスターは2021年夏スケジュールにおいて、中部発着路線として福岡、那覇の2路線を運航。同社は現在、中部国際空港の第2ターミナルを利用する唯一の航空会社となっている。
2021年 1月21日
・中部国際空港は21日、同空港最大の150席を誇る展望レストラン「アリスダイニング」が5月9日で営業を終えると発表した。アリスダイニングは、日本のフランス料理界を代表するフレンチシェフ、石鍋裕氏がプロデュースするレストランで、航空機や伊勢湾を間近に見られる優雅な眺望を売りとしていた。2005年2月の開業以来、600組以上が結婚式で利用してきたほか、国内外の賓客をもてなすニーズも高かったが、新型コロナウイルス下で空港の利用客が減っており、影響は2005年の開港以来の象徴だった飲食店の閉鎖にもつながった。後継店は現時点で未定という。閉店までの間、特別メニューを用意して営業する。営業時間は、ランチは午前11時から午後2時30分まで、ディナーは午後5時から8時まで。定休日は祝日を除く水曜。いずれも利用希望日の3日前午後4時までに予約が必要となる。
2021年 1月14日
・中部国際空港第1ターミナル4階スカイタウンのセントレア・オフィシャルショップ「SORA MONO(ソラモノ)」は、1月14日から24日まで店舗改装のため店舗での営業は休業し、4階イベントプラザにてワゴン販売を行う。販売時間は期間中10:00〜17:30で、各種カード、電子マネーでの支払いが可能。セントレアカード提示で5%OFF(ただし食品・セール品・書籍・一部商品は除く)となる。
2021年 1月 8日
・中日本航空と名古屋鉄道、ANAホールディングスは1月13日と14日、三重県との受託契約にもとづき、ヘリコプターを使って志摩市〜中部国際空港の飛行実験を行う。2日間の飛行実験は志摩スペイン村の敷地内を発着拠点に、中部国際空港を結ぶ直線約60Kmの洋上を各1往復する。ヘリの高度は300〜150mを予定し、所要時間は20分ほどを見込む。今回の飛行実験は「空飛ぶクルマ」の実現に向けた三重県の取り組みの一環で、伊勢志摩を拠点にルートを整備し、全国に先駆けて空飛ぶクルマの実証実験の誘致につなげるのが狙い。旅客便から空飛ぶクルマへの乗り継ぎを想定した空港内の誘導シミュレーションも実施する。
2021年 1月 7日
・中部国際空港は12月よりシンガポール航空が運航を再開したことを記念し、2021年2月12日までシンガポール航空ハッシュタグキャンペーンを開催する。キャンペーンはシンガポール航空の写真をセントレア公式SNSに投稿した中から、シンガポール航空オリジナルグッズをプレゼントするもので、@セントレア公式SNSアカウントをフォロー。ASNS(Facebook、Instagram、Twitter)にハッシュタグ「#おかえりSQ」を付けてセントレアで撮影されたシンガポール航空の写真を投稿。B投稿作品の中から抽選で27名にのシンガポール航空オリジナルグッズをプレゼント。さらに、SQ賞に選ばれた3名には「B787エアクラフトモデル」をプレゼントする。結果発表は2月下旬セントレア公式SNSで行う。
2021年 1月 6日
・中部国際空港、名古屋鉄道、NTTドコモなど4社は、「3密回避の観光の在り方」を検証する実証実験を1月8日から実施する。中部国際空港と愛知県内における名鉄グループの観光地などを対象として、割引クーポンやdポイント等のインセンティブを用意。同空港第1ターミナル国内線到着口で観光客に配布した上で、専用アプリで対象施設に関する情報等を提供し、観光客の移動を促す。クーポンの割引率は施設ごとに差を設け、割引率の異なる施設間で利用客数の増減率の比較など、インセンティブ付与による観光客の行動変容を検証。混雑状況に応じた観光客の分散に活かす。実施期間は2月14日まで。
2021年 1月 3日
・中部国際空港会社は3日、内勤事務の60代男性従業員が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたと発表した。男性が最後に出社したのは12月28日で、31日に軽いせきの症状が出たため、翌1月1日にPCR検査を受けたところ、2日に陽性判定を受けた。3日の時点で容体は安定しており、保健所の指示で療養している。空港利用者との業務上の接点はないという。同社は29日から3日までは年末年始で休業中だが、30日にPCR検査を受けた各務正人副社長が陽性判定を受けており、新型コロナ感染者は男性が2人目となった。